はじめに 3 |
第1部 材科学の基礎 15 |
第1章 ようこそ材料科学の世界へ 16 |
1-1 飛行機と材料 16 |
1-2 物質の三態-状態図 19 |
1-3 ジュラルミンの正体 21 |
1-4 歴史に初めて登場した材料 22 |
1-5 青銅器時代 25 |
1-6 鉄器時代から中世へ 26 |
1-7 磁石としての鉄 29 |
1-8 原子論と近代科学の誕生 30 |
1-9 古典物理学の確立と原子 32 |
1-10 量子論と原子の構造 35 |
1-11 量子力学の誕生 40 |
第2章 物資の構造 44 |
2-1 科学結合と電子 44 |
2-2 原子の配列はどのように決められたか? 50 |
2-3 団体中の原子配列と結晶の記述 51 |
2-4 電気はどのように流れるか? 56 |
2-5 ミクロ組織 61 |
2-6 結晶の欠陥と粒界 63 |
2-7 相変態と状態図 67 |
2-8 状態図とミクロ組織 70 |
2-9 多彩な非平衡状態とアモルファス 76 |
2-10 アモルファスと金属ガラス 78 |
2-11 材料の強度 81 |
2-12 材料とは 86 |
第2部 社会基盤を作る材料 89 |
第3章 鉄鋼材料 90 |
3-1 鉄の星-地球 90 |
3-2 鉄と社会との関わり 91 |
3-3 物質としての鉄 92 |
3-4 構造用金属材料に必要な特性とは? 94 |
3-5 金属強化の原理 97 |
3-6 鉄鋼材料の強度特性とは? 100 |
3-7 最近の鉄鋼材料の開発 105 |
3-8 これからの鉄鋼研究に求められること 114 |
第4章 非鉄金属 121 |
4-1 多彩な合金群 121 |
4-2 アルミニウムと時効析出合金 122 |
4-3 銅合金とスピノーグル分解 129 |
4-4 ニッケル合金と耐熱特性 132 |
4-5 新金属として期待されるチタン 136 |
4-6 マグネシウム合金と軽量性 142 |
4-7 クロムと耐食性 144 |
4-8 責金属と触媒特性 148 |
4-9 高温材料としての高融点金属 150 |
4-10 最後に 153 |
第5章 セラミックス 155 |
5-1 セラミックスとは 155 |
5-2 CVDによるエンジニアリング・セラミックスの開発 158 |
5-3 CVDによる変形する軟らかい セラミックス-Ti3SiC2の開発 162 |
5-4 レーザーCVDによる多量の 気孔を含むジルコニア膜の開発 163 |
第6章 バルク金属ガラス 172 |
6-1 結晶構造金属とランダム構造金属 172 |
6-2 アモルファス金属の開発の経緯 173 |
6-3 バルクガラス金属の開発の経緯 174 |
6-4 バルク金属ガラスの組成の特徴 175 |
6-5 バルク金属ガラス構造の特徴 178 |
6-6 バルク金属ガラス形成とその多元化効果 179 |
6-7 バルク金属ガラスの諸特性 182 |
6-8 バルク金属ガラスの応用 189 |
6-9 結晶および 準結晶分散バルク金属ガラス 200 |
6-10 おわりに 200 |
第3部 エネルギー、環境、情報分野の基盤を作る材料 203 |
第7章 高効率の太陽電池を目指して 204 |
7-1 太陽電池の必要性とSi多結晶の役割 204 |
7-2 Siバルク多結晶の成長メカリズム 210 |
7-3 Siバルク多結晶の結晶成長 223 |
7-4 Siバルク多結晶の太陽電池 228 |
7-5 将来への展望 236 |
第8章 燃料電池と水素貯蔵材料 241 |
8-1 燃料電池の概要 242 |
8-2 水素貯蔵技術の重要性 245 |
8-3 水素エネルギー研究の「今」をどう捉えるか 258 |
第9章 環境材料としての光触媒 260 |
9-1 触媒とは 262 |
9-2 光触媒とは 263 |
9-3 本多-藤嶋効果 266 |
9-4 光触媒のメカニズム 270 |
9-5 二酸化チタン 272 |
9-6 TiO2光触媒の機能はどのようにして決まるか 275 |
9-7 超親水性 279 |
9-8 Ti02のコーティング方法 281 |
9-9 TiO2光触媒の評価方法 284 |
9-10 TiO2の可視光応答性 287 |
9-11 TiO2光触媒の将来 290 |
第10章 磁性材料とエレクトロニクス |
10-1 磁性体 293 |
10-2 磁気の起源 293 |
10-3 磁性体の種類 295 |
10-4 磁気記録 301 |
10-5 磁性薄漠 305 |
10-6 スピンエレクトロニクス 308 |
10-7 おわりに 315 |
第11章 新しい電気伝導材料-有機物質 316 |
11-1 有機物質の構造-分子とその積み重なり 317 |
11-2 有機物質に電気を流す 321 |
11-3 物性研究の舞台としての分子性導体 325 |
11-4 きれいな金属 327 |
11-5 強相関電子系としての有機伝導帯 330 |
11-6 分子性導体に現れる金属-絶縁体転位-モット転位 331 |
11-7 分子性物質から電子機能性材料へ 339 |
11-8 有機発光素子 339 |
11-9 有機トランジスター 342 |
11-10 有機物質、分子性物質の材料研究の将来 344 |
おわりに 346 |
参考図書 350 |
執筆者紹介 356 |
さくいん 359 |