推薦のことば iii |
本シリーズの読者のみなさまへ iv |
はじめに v |
第1章 量子力学のはじまり 1 |
1.1 量子論の起こり 1 |
1.2 光の粒子性 6 |
第2章 量子条件とド・ブロイ波 14 |
2.1 量子条件の発見 14 |
2.2 量子条件の一般化 19 |
2.3 ド・ブロイの考え 21 |
2.4 不確定性原理I 25 |
第3章 シュレーディンガー方程式と波動関数 30 |
3.1 粒子性と波動性 30 |
3.3 ド・ブロイ波の波動方程式-1次元シュレーディンガー方程式 32 |
3.3 波動関数の確率解釈 38 |
3.4 古典論との関係-エーレンフェストの定理 41 |
第4章 運動量空間と不確定性原理 46 |
4.1 運動量空間での波動関数 46 |
4.2 不確定性原理II 50 |
4.3 波束の運動 52 |
第5章 演算子と固有関数 60 |
5.1 演算子の性質 60 |
5.2 固有値と固有関数 63 |
5.3 交換関係と不確定性 69 |
第6章 1次元系の粒子I-井戸型ポテンシャル 74 |
6.1 井戸型ポテンシャル-無限に深い場合 74 |
6.2 井戸型ポテンシャル-有限な深さの場合 78 |
6.3 2原子分子モデル 84 |
第7章 1次元系の粒子II-反射と透過 92 |
7.1 箱型ポテンシャルによる反射と透過 92 |
7.2 透過率の近似的表式と一般の山型ポテンシャル 96 |
7.3 トンネル効果の応用 98 |
第8章 1次元系の粒子III-デルタ関数ポテンシャルと周期ポテンシャル 104 |
8.1 デルタ関数型ポテンシャルによる粒子の束縛と散乱 104 |
8.2 1次元周期ポテンシャル-クローニッヒ-ペニーモデル 106 |
第9章 1次元調和振動子 116 |
9.1 1次元調和振動子 116 |
9.2 調和振動子の演算子による扱い 125 |
9.3 調和振動子の波動関数 129 |
第10章 中心力場内の粒子I-シュレーディンガー方程式の変数分離 133 |
10.1 3次元極座標でのシュレーディンガー方程式 133 |
10.2 球面調和関数 137 |
10.3 軌道角運動量演算子 144 |
第11章 中心力場内の粒子II-動径方向の方程式と水素原子 150 |
11.1 動径方向のシュレーディンガー方程式 150 |
11.2 水素原子の量子力学 154 |
第12章 電磁場中の荷電粒子 164 |
12.1 ラグランジアンとハミルトニアン 164 |
12.2 電磁場中の荷電粒子の運動 168 |
12.3 ゲージ変換と量子力学 170 |
12.4 磁場中の荷電粒子 173 |
12 5 アハロノフ-ボーム効果 175 |
12.6 正常ゼーマン効果 179 |
付録 ストークスの定理 184 |
章末問題解答 188 |
まえがき v |
第1章 量子力学の構成 1 |
1.1 古典力学と物理量 1 |
1.2 量子力学と物理量 2 |
1.3 ベクトルとしての波動関数 5 |
1.4 ブラ・ベクトルとケット・ベクトル 7 |
1.5 座標表示と運動量表示 10 |
1.6 シュレーディンガー描像とハイゼンベルク描像 13 |
第2章 角運動量Ⅰ 18 |
2.1 空間における変位と運動量 18 |
2.2 時間についての変位とエネルギー 19 |
2.3 対称性と保存量 21 |
2.4 空間回転と角運動量 23 |
2.5 スピン角運動量 27 |
第3章 角運動量Ⅱ 33 |
3.1 交換関係の一般化 33 |
3.2 角運動量J 34 |
3.3 角運動量演算子の行列による表示 39 |
3.4 スピン1/2の場合 42 |
3.5 2つの角運動量の合成 46 |
3.6 粒子の同一性と対称化,反対称化 49 |
3.7 ボソンとフェルミオン 52 |
第4章 時間によらない摂動 55 |
4.1 縮退のない場合 55 |
4.2 縮退のある場合 60 |
第5章 時間に依存する摂動 73 |
5.1 時間に依存する摂動の扱い方 73 |
5.2 有限時間だけ働く摂動 78 |
5.3 t → ∞ で一定値になる摂動 79 |
5.4 周期的な摂動 82 |
5.5 H0 が連続スペクトルを含む場合 85 |
5.6 周期的摂動による離散的状態から連続的状態への遷移 86 |
5.7 断熱的な摂動による連続スペクトル間の遷移 91 |
第6章 準古典近似(WKB 近似) 93 |
6.1 シュレーディンガー方程式の古典極限 93 |
6.2 準古典近似(WKB 近似) 94 |
6.3 接続の規則 97 |
6.4 ボーア‐ゾンマーフェルトの量子化条件 103 |
6.5 ポテンシャル障壁の透過 105 |
第7章 散乱問題Ⅰ 113 |
7.1 2粒子系のシュレーディンガー方程式の変数分離 113 |
7.2 中心対称場の中の運動 116 |
7.3 球面波 120 |
7.4 弾性散乱の問題 125 |
第8章 散乱問題Ⅱ 132 |
8.1 ボルン近似 132 |
8.2 低速粒子の散乱 145 |
8.3 共鳴散乱 150 |
第9章 経路積分法 156 |
9.1 経路積分のイメージ 156 |
9.2 シュレーディンガー方程式から経路積分表示へ 157 |
9.3 古典力学への移行 163 |
9.4 ファインマン核の計算 165 |
9.5 波動関数とエネルギー準位 169 |
9.6 3次元系 172 |
第10章 経路積分法における近似法 176 |
10.1 摂動論 176 |
10.2 準古典近似(WKB 近似) 183 |
章末問題解答 192 |