はじめに 1 |
1章 生物多様性とは何か 13 |
1.1 生物多様性を考える 14 |
1.2 生物多様性の三つの側面 16 |
種多様性 18 |
遺伝的多様性 23 |
生態的多様性 27 |
閑話休題:知っていること、知らないこと 29 |
2章 生物多様性と人間生活 33 |
2.1 遺伝子資源としての生物多様性 33 |
2.2 人間環境を支える生物多様性 33 |
2.3 生物多様性の利用 41 |
閑話休題:恐竜化石が語ること、コケシノブが語ること 45 |
3章 生物多様性と生命科学 49 |
3.1 生物の進化と多様性-生命の特性としての生物の多様化 50 |
3.2 生きているとはどういうことかを究める 55 |
系統はどこまで解明できるか 57 |
不可知論か、解明することへの期待か 58 |
3.3 生物多様性の科学のこれから 61 |
4章 生物多様性の危機-絶滅危惧種が教えてくれるもの 65 |
4.1 絶滅危惧種の現状を診断する 65 |
4.2 絶滅危惧種が頻発する 71 |
4.3 絶滅危惧種を保全する 76 |
絶滅危惧種を知る(調査) 76 |
絶滅危惧種を護る(保全) 79 |
自生地保全 79 |
施設内保全 80 |
絶滅危惧種の貴重さを認識する(普及活動) 82 |
閑話休題:生命の畏敬を生物多様性から考える 84 |
5章 日本列島開発の歴史 91 |
5.1 日本列島の自然 91 |
5.2 文明が育てた植物たち 94 |
5.3 日本列島の自然と人間 97 |
6章 里山で生物多様性を見る-日本人の自然観 101 |
6.1 里山は日本人のこころ 101 |
日本列島の開発の特性 102 |
人里・里山・奥山 104 |
鎮守の杜 106 |
6.2 里山が荒廃する 109 |
奥山に生きる野生動物 112 |
里山の明日のために 114 |
7章 生物多様性条約と日本-生物多様性国家戦略から生物多様性基本法へ 119 |
7.1 生物多様性国家戦略が整う 119 |
7.2 第三次生物多様性国家戦略 123 |
7.3 二〇一〇年の生物多様性 126 |
生物多様性との調和ある共存のために 127 |
8章 生物多様性の生-生命系を生きる 129 |
8.1 生き物の年齢を数える 129 |
個体の年齢 129 |
生命の年齢 133 |
からだの年齢 136 |
生命体を構成する物質の年齢 141 |
生き物の年齢 142 |
8.2 生物圏を生きる 145 |
永遠の生命と生物多様性 145 |
個体の生存と生態系 147 |
人と直接の関係をもつ生き物たち148 |
間接的な関係性 154 |
生命の歴史と生態系の歴史 155 |
細胞の生、多細胞の個体の生、そして生命系の生 157 |
8.3 生命系の生-固体より上のレベルの生を生きる 159 |
系統-すべての生物種は親戚関係にある 159 |
個体発生と系統発生 163 |
生命系 167 |
ガイアとビオヒストリー(生命誌) 169 |
9章 生物多様性の持続的利用-人と自然の共生 173 |
9.1 人は環境に営為を及ぼす 173 |
自然と人為・人工 174 |
新石器時代の日本列島 176 |
9.2 人と自然の共生 177 |
自然破壊 179 |
自然保護 181 |
環境保全 183 |
9.3 持続性の科学 186 |
生物多様性の持続的利用 186 |
地球の持続的発展 188 |
科学の発展と科学的知見の普及 189 |
閑話休題:共生の科学と技術 191 |
10章 生物多様性を博物館で考える 193 |
10.1 学習と教育 194 |
生涯学習と生涯教育 196 |
言葉の定義 196 |
教育と学習 198 |
学ぶと習う 200 |
学校教育と生涯学習 203 |
知育以外の学校教育 205 |
10.2 どのように学ぶか 208 |
科学するのは誰か 208 |
科学を学ぶ 210 |
学んだことを起点に思考する 212 |
科学する歓び 213 |
生涯学び続ける 214 |
10.3 生涯学習 220 |
日本の博員物館 220 |
学校と博物館 220 |
博物館法 225 |
生涯学習と生物多様性 226 |
閑話休題:ひとはくの試み、成果 229 |
参考文献 233 |