はじめに 3 |
第1章 一筋の道の延長上にはさまざまな道的空間が連なっている 7 |
1 道の形態のいろいろ 8 |
一筋の道 |
ニュータウンの道 |
庇のある道 |
私道 |
地下街 |
複合商業ビルのなかの通路 |
法律と道 |
2 道を利用するさまざまな形態 24 |
自動販売機 |
アンデスの街路市 |
京都の街路市 |
移動商 |
カフェテラス |
利用規制 |
モール(遊歩道) |
第2章 古来、道は空地であった 41 |
1 江戸の街路 |
平安京の街路 |
占拠される都大路 |
近世諸都市の街路 |
江戸の街路 |
2 江戸の街路規制 |
牛馬や車輌の通行 |
振り売りや露店商 |
道にはみ出す商品 |
小建築物による占用 |
家々の庇 |
道路の占用許可 |
火災時の街路 |
街路の整備 |
外国使節の来朝 |
3 空地としての街路の性格 |
町と街路 |
街路管理の主体 |
町の庭としての街路 |
江戸の街路と現代都市の街路 |
第3章 空地は集住のための装置である 77 |
1 原初的集落の空間構成 78 |
縄文集落 |
集落をシンボライズする空地 |
円形空地の意味と役割 |
住居に付属する空地 |
2 都市──連鎖する集落 88 |
バリ島の二つの集落 |
通行のための専用空間 |
中世都市の街区 |
空地性をもつ街路 |
第4章 都市に人びとが参集する空間が確立した 103 |
1 人びとをひきつける空地 104 |
祭祀の空間の発生 |
交易の空間 |
社交の空間 |
娯楽空間の成立 |
2 近世大都市の娯楽空間 109 |
遊山の空間 |
社寺境内 |
社寺境内の娯楽空間化の背景 |
空地の娯楽利用 |
河原 |
葭簀張り盛り場の消滅 |
京都・新京極 |
東京・浅草 |
3 娯楽空間の特性 127 |
集住とコミュニケーション |
空地性と無主性 |
空地の利用と管理 |
空地のもたらす界隈性 |
4 ヨーロッパ都市の広場 134 |
アゴラとフォルム |
広場の展開 |
日本の広場 |
第5章 現代都市における自由空間 139 |
1 自由空間とは 140 |
変貌する都市空間 |
新しい空間概念の必要性 |
自由空間の概念 |
自由空間の二つのルーツ |
2 近隣型自由空間 150 |
街区の高密化 |
住宅に付属する空地 |
マンションの入口や通路をもっと豊かにできないか |
公園の中の塔 |
戸外や共用の空間にも関心を向けよう |
高層住宅の自由空間 |
自動車の増加と子供の遊び場 |
街路の重要性 |
3 繁華地区型自由空間 171 |
日本の盛り場の特徴 |
商店街と商店の新陳代謝 |
複合商業ビル |
疑似街路の管理 |
複合商業ビルの空間変化のフレキシビリティ |
地下街の空間的特質 |
ショッピングセンター |
4 公園と水辺 185 |
小公園整備の限界 |
公園の新しいニーズ |
人々が集う公園を目指す |
京都・鴨川の床と大阪の蛎舟 |
第6章 自由空間づくりの物語 195 |
1 都心における自由空間づくり 196 |
旭川買物公園 |
星が丘テラス |
新天町商店街 |
リバーカフェと水上テラス |
OCATモールとポンテ広場 |
屋台村:ホーカーズ・ビレッジ |
北国の屋台村 |
2 アーケード:街路をとり込んだ商業空間の可能性 219 |
近代日本のアーケード街 |
日本の近代アーケードのモデル |
パリのパッサージュ |
台湾のアーケード |
心斎橋筋商店街 |
アーケード街の展開 |
注釈 233 |
おわりに 239 |
はじめに 3 |
第1章 一筋の道の延長上にはさまざまな道的空間が連なっている 7 |
1 道の形態のいろいろ 8 |
一筋の道 |
ニュータウンの道 |
庇のある道 |