はじめに |
第1章 理論でしかない? |
理論とは何か?事実とは何か? 55 |
第2章 イヌ・ウシ・キャベツ |
死せるプラトンの影響力 72 |
遺伝子プールを彫りだす 78 |
第3章 大進化にいたる歓楽の道 |
最初に花を育種したのは昆虫だった 104 |
あなたこそ私の自然淘汰の産物 115 |
ラットの歯 133 |
ふたたびイヌについて 136 |
ふたたび花について 144 |
選抜実行者としての自然 149 |
第4章 沈黙と悠久の時 |
木の年輪 158 |
放射性崩壊時計 162 |
炭素 177 |
第5章 私たちのすぐ目の前で |
ポド・ムルカル島のトカゲ 190 |
実験室における四万五〇〇〇世代の進化 194 |
グッピー 216 |
第6章 失われた環だって?「失われた」とはどういう意味なのか? |
「ワニ鴨を見せてくれ!」 238 |
「サルが人間の赤ん坊を産んだら私は進化を信じよう」 242 |
〈存在の大いなる連鎖〉という有害な遺産 242 |
海からの上陸 250 |
海へふたたび帰らなければならない 261 |
第7章 失われた人だって?もはや失われてなどいない |
私はいたずら半分の気持ちで、いまでも望んでいる… 286 |
見に行くだけでいい 298 |
第8章 あなたはそれを九カ月でやりとげたのです |
振り付け師はいない 316 |
個体発生のいくつかのアナロジー 326 |
ホシムクドリのように細胞をモデル化する 336 |
酵素 344 |
そして虫は試みよう 353 |
第9章 大陸という箱舟 |
新種はいかにして生まれるか 369 |
「本気で想像してもいいのではないか…」 372 |
地球は動いたのか? 393 |
第10章 類縁の系統樹 |
骨と骨が 409 |
借用はなし 422 |
甲殻類 432 |
ダーシー・トムソンはコンピューターが使えれば何をしただろう? 430 |
分子的な比較 444 |
分子時計 463 |
第11章 私たちのいたるところに記された歴史 |
かつて栄光につつまれた翼 481 |
失われた眼 489 |
知的でない設計 496 |
第12章 軍拡競争と『進化的神義論』 |
太陽の経済 510 |
同じ場所にとどまるために走る 526 |
進化的神議論? 538 |
第13章 この生命観には壮大なものがある |
「自然の戦いから、飢饉と死から」 550 |
「われわれの思い浮かべることができるもっとも崇高な事柄」 553 |
「最初は…吹き込まれた」 555 |
「わずかな数の、あるいはたった一つの種類に」 561 |
「地球が不変の重力法則に従って周回しつづけるあいだに」 564 |
「かくも単純な発端から」 571 |
「はてしない、きわめて美しくきわめて驚くべき種類が進化してきたのであり、いまも進化しつつある」 579 |
付録-歴史否定論者 587 |
訳者あとがき 601 |
図版出典 615 |
参考文献 628 |
原注 637 |