第1部 技術編 |
1 間違いだらけのマス選び:質量分析計購入ガイド(中山敬一・松本雅記) 11 |
Ⅰ イオン源以前の部分について 12 |
Ⅱ イオン化法の種類:ESI法かMALDI法か 13 |
1. エレクトロスプレーイオン化(ESI)法 14 |
2. マトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)法 14 |
Ⅲ 質量分析部 15 |
1. マスの性能を表すパラメーター 15 |
1)感度(sensitivity) 15 |
2)精度(accuracy) 16 |
3)分解能(resolution) 17 |
4)質量レンジ(mass range) 17 |
5)スキャン速度(scan speed) 17 |
6)その他 17 |
2. 代表的なマスシステムとその特徴:基本3原理(Q,IT,TOF) 18 |
1)四重極(Q)型マス 18 |
2)イオントラップ(IT)型マス 18 |
3)飛行時間(TOF)型マス 19 |
3. 代表的なマスシステムとその特徴:複合型について 20 |
1)ハイブリッド(Qq/TOF)型マス 20 |
2)イオントラップ/フーリエ変換装置(IT/FT)型マス 22 |
3)トリプルステージ(Qq/Q)型マス 22 |
4)タンデム飛行時間(TOF/TOF)型マス 24 |
2 高感度質量分析のための液体クロマトグラフィー(中山 洋) 26 |
Ⅰ プレカラム試料濃縮 27 |
Ⅱ LCシステム体積のダウンサイジング 28 |
Ⅲ 低流速グラジェントシステム 29 |
1. 分流方式 30 |
2. 直接方式 30 |
Ⅳ ナノLC-MSの将来 31 |
3 次世代定量プロテオミクス(松本雅記・中山敬一) 33 |
Ⅰ 発現プロテオミクス 35 |
1. 二次元電気泳動によるプロテオーム研究の幕開け 35 |
2. ショットガン・プロテオミクス 35 |
3. ターゲット・プロテオミクス 36 |
Ⅱ 次世代定量プロテオミクスに向けて 38 |
4 翻訳後修飾プロテオミクスの最前線(京野 完・杉山直幸・石濱 泰) 41 |
Ⅰ 様々な翻訳後修飾のプロテオーム解析 42 |
1. リン酸化修飾 43 |
2. 糖鎖修飾 44 |
3. アセチル化修飾 44 |
4. ユビキチン化修飾 44 |
Ⅱ タンパク質リン酸化修飾のプロテオーム解析 45 |
1. リン酸化プロテオーム解析技術 45 |
1)リン酸化ペプチドの濃縮法 45 |
2)リン酸化ペプチドの検出・同定法 47 |
2. 実際の応用例 48 |
5 質量分析イメージング法:質量顕微鏡法について(瀧澤義徳・田中宏樹・早坂孝宏・瀬藤光利) 51 |
Ⅰ 質量分析の原理 51 |
Ⅱ 質量顕微鏡法の原理 52 |
Ⅲ 質量顕微鏡法の実際 53 |
Ⅳ 質量顕微鏡法による解析 54 |
1. ペプチド解析 55 |
2. リン脂質の解析 57 |
3. 質量顕微鏡の開発 57 |
Ⅴ イメージング可能な質量分析装置 59 |
6 超々高感度質量分析への道のり(夏目 徹) 61 |
Ⅰ 最初のダイレクトナノLC 63 |
Ⅱ 成功は死の谷の始まり 65 |
Ⅲ LC革命ヤタガラス君登場 66 |
Ⅳ サンプル調製の自動化 68 |
第2部 基礎生物学編 |
1 ペプチド連結型スタンダードを用いたタンパク質複合体構成成分の定量解析(紀藤圭治・伊藤隆司) 73 |
Ⅰ タンパク質複合体の定量解析:相対定量と複合体構成成分のストイキオメトリー 74 |
Ⅱ ペプチド連結型スタンダードを利用した定量解析法(PCS-MS法) 75 |
Ⅲ タンパク質複合体構成成分の定量解析とその意義 76 |
Ⅳ PCS-MS法による複合体定量解析の課題 79 |
2 染色体を構築する複合体のプロテオミクス解析(長尾恒治・野澤竜介・小布施力史) 81 |
Ⅰ ヘテロクロマチンタンパク質HP1 82 |
Ⅱ 特異的相互作用因子の同定プロセス 84 |
1. ベイト,比較対象の選択 84 |
2. 質量分析計によって同定されたタンパク質の半定量解析 86 |
3. 半定量解析による特異的相互作用タンパク質の同定 87 |
Ⅲ HP1αを中心としたタンパク質間相互作用ネットワーク 89 |
3 リボヌクレオプロテオミクス研究に向けたLC-MSシステムの開発(田岡万悟・中山 洋・高橋信弘・礒辺俊明) 91 |
Ⅰ LC-MS法を利用したRNA研究 92 |
Ⅱ リボヌクレオプロテオミクス研究のためのRNA質量分析法 94 |
1. RNAのLC-MS法の高性能化 94 |
2. RNA検索のためのソフトウェア 95 |
Ⅲ RNP複合体のリボヌクレオプロテオミクス研究:RNAとタンパク質の並行解析 98 |
第3部 医学・医療応用編 |
1 癌バイオマーカー探索のための蛍光二次元電気泳動法(近藤 格) 104 |
Ⅰ 蛍光二次元電気泳動法の原理と基本 106 |
1. 原理 106 |
2. 蛍光色素 107 |
3. 蛍光二次元電気泳動法の利点 107 |
1)再現性 107 |
2)定量性 108 |
3)網羅性 108 |
4)スループット 108 |
5)レーザーマイクロダイセクション 109 |
Ⅱ 蛍光二次元電気泳動法を用いた癌バイオマーカーの例 109 |
Ⅲ 蛍光二次元電気泳動法の周辺技術 111 |
1. タンパク質サンプル調製法 111 |
2. レーザーマイクロダイセクション法 111 |
3. タンパク質同定技術 111 |
4. ウェスタンブロッティング 112 |
5. 分画法 112 |
6. 画像解析 113 |
7. データベース 113 |
Ⅳ バイオマーカー開発のポイント:from bedside to bench and back 114 |
2 iTRAQ試薬を用いた疾患バイオマーカー探索(木村弥生・平野 久) 116 |
Ⅰ iTRAQ試薬による定量解析の原理 117 |
Ⅱ iTRAQ試薬による定量解析のワークフロー 118 |
Ⅲ iTRAQ試薬による実際の発現量変動解析の例 119 |
1. 前立腺癌関連タンパク質の探索 119 |
2. 卵巣癌関連タンパク質の探索 120 |
3 2DICALを用いた疾患バイオマーカー探索(尾野雅哉・松原淳一・根岸綾子・山田哲司) 122 |
Ⅰ 2DICALの解析手法 123 |
1. 2DICALの基礎概念 123 |
2. 質量電荷比,保持時間の再現性 124 |
3. 統計処理(マーカーの探索) 125 |
4. ペプチド配列同定と翻訳後修飾 125 |
5. まとめ 125 |
Ⅱ 2DICALによる疾患バイオマーカーの開発 126 |
1. 疾患バイオマーカーの開発 126 |
1)バイオマーカーの定義 126 |
2)バイオマーカーの探索 126 |
3)バイオマーカーの検証および実用化 126 |
2. 血漿膵癌腫瘍マーカーの開発 127 |
1)腫瘍マーカーの探索 127 |
2)腫瘍マーカーの構造決定 127 |
3)腫瘍マーカーの検証 128 |
3. 膵癌治療毒性のマーカー開発 129 |
Ⅲ 2DICALの細胞生物学への応用 129 |
1. 培養細胞への応用 129 |
2. 病理組織への応用 129 |
4 体液プロテオミクスによるバイオマーカー探索(高尾敏文・里見佳典・須藤浩三) 131 |
Ⅰ バイオマーカーの検出例 133 |
Ⅱ 安定同位体標識による比較解析 134 |
索引 138 |
第1部 技術編 |
1 間違いだらけのマス選び : 質量分析計購入ガイド(中山敬一・松本雅記) 11 |
Ⅰ イオン源以前の部分について 12 |
Ⅱ イオン化法の種類 : ESI法かMALDI法か 13 |
1. エレクトロスプレーイオン化(ESI)法 14 |
2. マトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)法 14 |