はじめに Ⅰ |
第一章 歴史学としての自然科学 003 |
1 自然科学とは 004 |
2 有限・偶然・時間 008 |
3 物理学帝国主義との決別 014 |
第二章 ラマルク進化論出現にいたるまでの進化思想 017 |
1 ルネッサンス以前 018 |
2 ルネッサンスからリンネまで 022 |
3 ラマルク以前の進化思想 026 |
4 ラマルクの進化論 032 |
第三章 ダーウィンの進化論研究 035 |
1 ダーウィンが影響を受けた人々 036 |
2 生物の系統関係を発想するにいたる他分野からの影響の可能性 044 |
3 『種の起源』をめぐって 049 |
4 ダーウィンの考えた中立進化 055 |
5 地理的隔離による種の起源 058 |
第四章 集団遺伝学理論の確立と進化の新総合説の台頭 061 |
1 遺伝学の追い求めた遺伝子の物質的本体 062 |
2 メンデル式遺伝様式の統計学的解釈 068 |
3 ド・フリースとモルガンの突然変異説 071 |
4 集団遺伝学の誕生から進化の新総合説登場まで 074 |
5 遺伝的多型をめぐる古典仮説と平衡仮説の論争 078 |
第五章 進化学への分子生物学革命の影響 083 |
1 生物を分子レベルで理解する分子生物学 084 |
2 分子進化学の誕生 087 |
3 分子レベルにおける中立進化の可能性 091 |
第六章 中立進化論を提唱した二論文 095 |
1 二論文の概要 096 |
2 木村論文 097 |
3 キングとジュークスの論文 112 |
第七章 自然淘汰論から中立進化論へのパラダイム転換 121 |
1 タンパク質のアミノ酸配列における中立進化 122 |
2 集団内の遺伝的変異の解析 128 |
3 同義置換と非同義置換の比較 130 |
4 がらくたDNAの進化速度 139 |
5 中立進化論の確立 143 |
第八章 二一世紀における中立進化論 151 |
1 ゲノム時代における中立進化論 152 |
2 表現型レベルの進化と分子レベルの進化の融合 161 |
3 言語の進化における中立進化の可能性 166 |
第九章 現代進化学の思想的意義 175 |
1 生物進化概念が人間社会に与えた影響 176 |
2 文科系研究者との対話から 179 |
3 新しい世界観の基礎としての現代進化学 184 |
4 無間地獄にて 192 |
付録 遺伝子進化学の基礎知識 195 |
1 遺伝子とタンパク質 196 |
2 突然変異 201 |
3 タンパク質コード遺伝子に生じた突然変異の影響 206 |
4 遺伝子の系図 209 |
5 遺伝的浮動 212 |
6 自然淘汰 216 |
参考文献 221 |
あとがき 226 |
索引 ⅰ |
はじめに Ⅰ |
第一章 歴史学としての自然科学 003 |
1 自然科学とは 004 |
2 有限・偶然・時間 008 |
3 物理学帝国主義との決別 014 |
第二章 ラマルク進化論出現にいたるまでの進化思想 017 |