第1章 ディスプレイと機能性色素の係わり(中澄博行) |
1. はじめに 1 |
2. 液晶ディスプレイに係わる機能性色素 2 |
3. プラズマディスプレイに係わる機能性色素 4 |
4. ブラウン管型ディスプレイに係わる機能性色素 5 |
5. 有機ELに係わる機能性色素 7 |
6. デジタルペーパーに係わる機能性色素 8 |
7. その他 9 |
8. おわりに 9 |
第2章 液晶ディスプレイと機能性色素 |
1. 液晶ディスプレイにおける課題(小林駿介) 11 |
1.1 はじめに 11 |
1.2 LCDの使われ方の種類 11 |
1.3 表示の種類 12 |
1.4 カラー表示の方式 12 |
1.5 LCDの評価項目と課題 12 |
1.6 LCDの動作モード 14 |
1.7 LCDにおける技術的課題 16 |
1.8 まとめ 17 |
2. 液晶プロジェクターの概要と技術課題(鎌倉弘) 18 |
2.1 はじめに 18 |
2.2 拡大する大型テレビ市場 18 |
2.3 液晶プロジェクターの主な構成要素 19 |
2.3.1 液晶プロジェクターの分類 19 |
2.3.2 透過型液晶プロジェクター 19 |
(1) 光源 20 |
(2) 色分離・色合成光学系 21 |
(3) ライトバルブ 21 |
(4) 投射レンズ 23 |
(5) スクリーン 23 |
2.3.3 反射型液晶プロジェクターの開発 24 |
2.4 光学要素技術の課題 26 |
2.5 おわりに 27 |
3. TFT-LCD用液晶材料の今後の展望(後藤泰行) 29 |
3.1 はじめに 29 |
3.2 TFT-LCD用液晶材料への要求特性 29 |
3.3 要求される特性の改善 31 |
3.3.1 TNモードのしきい値電圧と応答時間 31 |
3.3.2 誘電率異方性(Δε)の増大 32 |
3.3.3 回転粘性係数(γ1)の低下 34 |
3.3.4 複屈折(Δn)の増大 40 |
3.3.5 液晶材料の信頼性の向上 42 |
4. 高精細LCD用カラーフィルター(日口洋一) 45 |
4.1 カラーフィルターの高精細化と高機能化 45 |
4.2 CF機能付与のための材料開発状況 46 |
(1) フォトスペーサ(パールレスCF) 46 |
(2) MVA 46 |
(3) IPS 47 |
(4) COA 47 |
(5) 配線BM技術 48 |
4.3 CFの色要求性能(色の最適化) 48 |
4.4 顔料分散材料(レジスト・インキ)から求められる機能性色材 49 |
(1) 演色性 50 |
(2) 透明性 50 |
(3) 耐光(候)性・耐熱性・耐溶剤性 51 |
(4) レジストとの良好な混合適性と顔料分散安定性 51 |
(5) パターニング(印刷方法)による固有の要求特性 51 |
4.5 今後の展望 52 |
5. カラーフィルター用機能性色素(伊藤和典) 55 |
5.1 はじめに 55 |
5.2 カラーフィルターの分光特性 55 |
5.3 色再現の方向性 55 |
5.4 顔料分散法 55 |
5.4.1 顔料分散法とは 55 |
5.4.2 カラーレジスト 57 |
5.4.3 色度設計と顔料 57 |
5.5 カラーフィルターの高性能化と顔料の関わり 60 |
5.5.1 透過率の向上 60 |
5.5.2 コントラストの向上 60 |
5.5.3 色再現域の拡大 61 |
5.5.4 ブラックマトリックス(BM)材料 62 |
5.6 おわりに 62 |
6. ゲスト-ホスト型液晶用機能性色素(門脇雅美) 64 |
6.1 はじめに 64 |
6.2 GH型液晶用色素(二色性色素) 64 |
6.2.1 二色性色素と要求性能 64 |
6.2.2 二色性色素の二色性比 65 |
6.3 二色性色素の高二色性化 65 |
6.3.1 連結伸張型色素 66 |
6.3.2 液晶性置換基-導入型色素 67 |
6.4 蛍光二色性色素 69 |
6.5 おわりに 71 |
7. 偏光フィルム用機能性色素(門脇雅美) 73 |
7.1 はじめに 73 |
7.2 偏光フィルムの要求特性 73 |
7.3 偏光フィルム用二色性色素 74 |
7.3.1 PVAフィルム用二色性色素 74 |
7.3.2 配向薄膜用二色性色素 75 |
7.4 おわりに 79 |
8. LCD用バックライトの発光材料-冷陰極蛍光ランプを中心に-(横溝雄二) 82 |
8.1 はじめに 82 |
8.2 バックライトの構成材料と技術課題 83 |
(1) 光源 83 |
(2) 導光板 84 |
(3) プリズムフィルム 85 |
8.3 冷陰極蛍光ランプの現状と開発動向 85 |
8.3.1 冷陰極蛍光ランプの発光原理 85 |
8.3.2 冷陰極蛍光ランプの構成部材と特徴 87 |
8.3.3 冷陰極蛍光ランプの発光効率・高輝度化 88 |
8.3.4 冷陰極蛍光ランプの長寿命化 89 |
8.3.5 冷陰極蛍光ランプのUVカット技術 89 |
8.4 外部電極蛍光ランプ 90 |
8.5 水銀レス蛍光ランプ(キセノン蛍光ランプ) 90 |
8.6 まとめ 91 |
第3章 プラズマディスプレイ(PDP)と機能性色素 |
1. PDPの概要と今後の動向(別井圭一) 93 |
1.1 はじめに 93 |
1.2 PDPの原理・構造 93 |
1.3 PDPの作製方法 96 |
1.4 最新技術 98 |
1.4.1 高精細PDPテレビ 98 |
1.4.2 各種セル構造 100 |
1.4.3 前面フィルターによる色再現範囲の拡大 103 |
1.5 まとめ 104 |
2. PDP Technology(Min-Suk Lee,Jong-Seo Choi,Dong-Sik Zang) 106 |
2.1 Introduction 106 |
2.2 What is PDP cell? 107 |
2.3 What is filter? 109 |
2.4 Luminous efficiency 110 |
2.5 Technical issues 111 |
2.6 R&D activities 112 |
3. PDP近赤外線遮断フィルム用機能性色素(大井龍) 115 |
3.1 はじめに 115 |
3.2 近赤外線遮断の必要性 115 |
3.3 近赤外線吸収色素 116 |
3.4 PDP用光学フィルター 118 |
3.5 高品位な画質を得るための選択吸収色素 119 |
3.6 おわりに 122 |
4. ディスプレイ用特殊低反射フィルム「リアルック(R)」(野島孝之) 123 |
4.1 はじめに 123 |
4.2 反射防止とは 123 |
4.3 反射防止フィルム 127 |
4.4 特殊低反射フィルム「リアルック(R)」シリーズ 127 |
(1) 光学性能 128 |
(2) 表面強度 128 |
(3) 帯電防止処理 128 |
(4) 信頼性 128 |
(5) 生産性及び品質 128 |
4.5 PDP用途におけるARフィルム 129 |
(1) 防汚性 129 |
(2) 表面硬度 130 |
(3) 機能複合フィルム 131 |
4.6 おわりに 131 |
5. PDP用発光材料(久宗孝之) 134 |
5.1 はじめに 134 |
5.2 PDP用蛍光体に求められる特性 134 |
5.2.1 輝度(効率) 134 |
5.2.2 色度 135 |
5.2.3 残光 135 |
5.2.4 プロセス劣化耐性 135 |
5.2.5 寿命 135 |
5.2.6 粉体特性(塗布特性) 136 |
5.2.7 電気的特性 136 |
5.3 現行PDP用蛍光体の特性と課題 136 |
5.3.1 青色蛍光体 136 |
(1) BAMの効率,寿命改善 136 |
(2) その他の青色蛍光体の改善 138 |
5.3.2 緑色蛍光体 138 |
(1) (Zn,Mn)2SiO4の改善 138 |
(2) その他の緑色蛍光体の改善 139 |
5.3.3 赤色蛍光体 139 |
第4章 有機ELディスプレイと機能性色素 |
1. 材料開発からみた有機EL技術の現状と今後の動向(佐藤佳晴) 141 |
1.1 材料開発の課題 141 |
1.2 材料開発の現状 141 |
1.2.1 高効率化 141 |
1.2.2 長寿命化 143 |
1.2.3 有機EL素子の総合性能 144 |
1.3 長寿命化技術:材料からのアプローチ 145 |
1.3.1 耐熱性改善:高ガラス転移温度 146 |
1.3.2 電気化学的安定性 147 |
1.3.3 電荷注入の制御 148 |
1.4 今後の動向 148 |
2. 有機ELディスプレイ用機能性色素(浜田祐次) 151 |
2.1 はじめに 151 |
2.2 低分子型有機EL素子の概要 151 |
2.3 キャリア輸送(注入)材料 152 |
2.4 発光材料 153 |
2.5 マイクロ波合成方法 156 |
2.6 有機ELディスプレイの製造方法 156 |
2.7 有機ELディスプレイのフルカラー化 157 |
2.8 有機ELディスプレイの特徴 159 |
2.9 まとめ 160 |
第5章 LEDと発光材料 |
1. LED技術と今後の動向(橋本和明) 162 |
1.1 はじめに 162 |
1.2 LEDのこれまでの開発動向 162 |
1.3 LEDの動作原理 164 |
1.4 白色LEDの種類と特徴 166 |
1.5 光源としての白色LEDの展望 170 |
1.6 おわりに 170 |
2. LED用蛍光材料(小田喜勉) 172 |
2.1 はじめに 172 |
2.2 青色LED用蛍光体 172 |
2.2.1 YAG:Ceの発光特性 172 |
2.2.2 白色LED (Blue+YAG) の問題点 174 |
2.2.3 その他の蛍光体 175 |
2.3 近紫外LED用蛍光体 176 |
2.3.1 近紫外LED用蛍光体 176 |
2.3.2 赤色蛍光体の開発状況 176 |
2.4 おわりに 180 |
3. 白色LEDとその応用(杉本武巳) 182 |
3.1 急増する白色LED 182 |
3.2 携帯電話における白色LEDの採用状況と今後の展望 183 |
3.2.1 携帯電話におけるLED採用状況 183 |
3.2.2 携帯電話における今後のLEDニーズ 184 |
3.3 車載用における白色LEDの採用状況と今後の展望 185 |
3.3.1 様々な箇所で活躍するLED 185 |
3.3.2 車載用LEDの使い分け 186 |
3.3.3 今後の車載用LEDの動向と白色LEDの市場性 187 |
3.4 照明用白色LED 188 |
3.4.1 照明用光源としての白色LEDの特徴 188 |
3.4.2 白色LED光源の普及展望 189 |
第6章 FED |
1. FED技術と今後の展開(中本正幸) 191 |
1.1 はじめに 191 |
1.2 FEDの概要と基本原理 191 |
1.3 FEAの研究開発動向 193 |
1.3.1 回転蒸着法(Spindt法)FEAとFEDへの応用 193 |
1.3.2 低加速電圧型FEDと回転蒸着法FEA 194 |
1.3.3 高加速電圧型FEDと回転蒸着法FEA 195 |
1.3.4 FEA及びFEDの技術課題と新しいFEA 196 |
1.4 おわりに 199 |
2. カーボンナノチューブを用いたFED(潘路軍,田中博由,中山喜萬) 201 |
2.1 はじめに 201 |
2.2 CNTの電界放出特性 202 |
2.3 CNTの作製法 203 |
2.4 FED用CNTエミッタの作製法と特徴 204 |
2.4.1 塗布法 204 |
2.4.2 直接成長法 205 |
(1) 熱CVD法 205 |
(2) プラズマCVD法 208 |
2.5 開発現状と今後の展望 209 |
3. 電子線励起用蛍光体(中西洋一郎) 211 |
3.1 はじめに 211 |
3.2 電子線励起による発光機構 211 |
3.2.1 励起過程の概要 211 |
3.2.2 発光効率に影響する電子線励起特有の現象 212 |
(1) 電子の侵入深さ 212 |
(2) 2次電子放出能 213 |
3.3 FED用蛍光体に必要な性質 214 |
3.3.1 導電性 214 |
3.3.2 高密度電子線励起下での発光効率の維持 214 |
3.3.3 高密度電子線照射による劣化の防止 215 |
3.3.4 粒径 216 |
3.3.5 薄膜 216 |
3.4 FED用蛍光体の現状 216 |
3.4.1 高電圧タイプ用蛍光体 216 |
3.4.2 低電圧タイプ用蛍光体 217 |
3.4.3 低抵抗蛍光体の形成 218 |
(1) 導電性極薄膜被覆蛍光体 218 |
(2) 導電性蛍光体 220 |
(3) 薄膜蛍光体 221 |
3.5 電子線照射に対する蛍光体の安定化 223 |
3.6 おわりに 224 |
第7章 デジタルペーパー |
1. 光アドレス電子ペーパー(有澤宏) 226 |
1.1 はじめに 226 |
1.2 基本原理 227 |
1.3 コレステリック液晶の電気光学応答 228 |
1.4 両側電荷発生層型有機光導電層 229 |
1.5 白黒表示媒体 230 |
1.6 カラー化に向けて 230 |
1.7 おわりに 233 |
2. トナーディスプレイ(重廣清,町田義則) 234 |
2.1 はじめに 234 |
2.2 基本原理 234 |
2.2.1 基本構成 234 |
2.2.2 表示駆動原理 235 |
2.3 表示特性 235 |
2.3.1 表示コントラスト 235 |
2.3.2 帯電特性 236 |
2.3.3 粒子混合率 237 |
2.3.4 粒子充填率 237 |
2.3.5 電圧印加方法 238 |
2.4 カラー表示 239 |
2.4.1 カラー表示の基本構成と表示駆動原理 239 |
2.4.2 カラー表示特性 240 |
2.4.3 プラスワンカラー表示 240 |
2.4.4 マルチカラー表示 241 |
2.5 特長 241 |
2.6 今後 242 |
3. 電気泳動ディスプレイ(川居秀幸) 243 |
3.1 はじめに 243 |
3.2 EPDの原理・特長 243 |
3.3 開発の歴史 246 |
3.3.1 黎明期・繁栄・衰退 246 |
3.3.2 水面下の開発 246 |
3.3.3 そして再燃 248 |
3.4 最近の技術動向 248 |
3.4.1 E-INK社 248 |
3.4.2 各社の開発状況 249 |
3.4.3 NEDOプロジェクト 250 |
3.5 おわりに 250 |
第1章 ディスプレイと機能性色素の係わり(中澄博行) |
1. はじめに 1 |
2. 液晶ディスプレイに係わる機能性色素 2 |
3. プラズマディスプレイに係わる機能性色素 4 |
4. ブラウン管型ディスプレイに係わる機能性色素 5 |
5. 有機ELに係わる機能性色素 7 |