序章 技術開発の現状と将来展望(岡本正巳) |
1. はじめに 1 |
2. ナノコンポジットの種類とナノフィラー 2 |
3. ポリマー・クレイナノコンポジットの歴史 5 |
4. ポリマー・クレイナノコンポジットにおけるナノ構造制御の新展開 7 |
4.1 層間挿入 9 |
4.2 端面結合の制御 12 |
4.3 クレイ結晶層面を利用した高分子鎖の高次構造制御 13 |
5. レオロジー・成形加工面からの新展開 18 |
6. 物理化学的性質の新展開 20 |
6.1 分解性制御型ナノコンポジット 20 |
6.2 力学モデルおよびナノ構造のシミュレーション 21 |
6.3 ナノコンポジットのPVT測定 24 |
7. 将来展望と課題 25 |
【第1編 基礎技術編-製法と特性-】 |
第1章 クレイ系ナノコンポジット |
1. Nanoclays for plastic nanocomposites(Tie Lan,Ying Liang) 33 |
1.1 Introduction 33 |
1.2 Nanoclays 33 |
1.3 Nano Effects 36 |
1.4 Nanoclay Concentrates 39 |
1.5 Summary 41 |
2. 層間挿入法(野中裕文) 42 |
2.1 はじめに 42 |
2.2 層間挿入法の分類 42 |
2.3 適用例 44 |
2.3.1 ポリアミド系 44 |
2.3.2 その他 45 |
2.4 最近の動向 45 |
3. ポリアミド系ナノコンポジット(祢宜行成,上田一恵) 47 |
3.1 はじめに 47 |
3.2 ポリアミド6/粘土鉱物ナノコンポジットの物性 48 |
3.2.1 機械的物性 48 |
3.2.2 バリア性 50 |
3.3 ポリアミド6/粘土鉱物ナノコンポジットの応用 51 |
3.3.1 成形加工性 51 |
3.3.2 具体的用途 51 |
3.4 おわりに 53 |
4. 芳香族ポリアミド系ナノコンポジット(丸尾和生) 54 |
4.1 はじめに 54 |
4.2 Imperm(R)の基本性質 54 |
4.3 Imperm(R)のガスバリア性 56 |
4.4 PET多層ボトルへの利用 57 |
4.4.1 多層ボトルの成形 57 |
4.4.2 Imperm(R)103/PET多層ボトルの性質 57 |
4.5 安全衛生性 59 |
4.6 おわりに 60 |
5. ポリオレフィン系ナノコンポジット-研究開発の現状・動向と具体的な分散技術-(安彦聡也) 61 |
5.1 はじめに 61 |
5.2 PP系ナノコンポジット 62 |
5.2.1 研究開発概況 62 |
5.2.2 重合法によるナノコンポジット 63 |
5.2.3 溶融混練によるナノコンポジット 64 |
5.2.4 ナノコンポジット構造の熱安定性 68 |
5.2.5 TPO系ナノコンポジット 70 |
5.3 ポリマークレイナノコンポジット製造における分散制御技術 71 |
5.3.1 粘土と有機化粘土 71 |
5.3.2 樹脂側の工夫 73 |
5.3.3 混練技術の工夫 74 |
5.4 課題 80 |
5.5 おわりに 81 |
6. 生分解性ポリマー系ナノコンポジット 82 |
6.1 総論(岡本正巳) 82 |
6.1.1 概要 82 |
6.1.2 将来展望 86 |
6.2 ポリ乳酸ナノコンポジット(中野充) 89 |
6.2.1 はじめに 89 |
6.2.2 アルキルアンモニウム塩で修飾したクレイとのナノコンポジット 90 |
6.2.3 水酸基を有するアンモニウム塩で修飾したクレイとのナノコンポジット 91 |
6.2.4 まとめと今後の展望 96 |
6.3 ポリブチレンサクシネートナノコンポジット(岡本和明) 98 |
6.3.1 はじめに 98 |
6.3.2 PBS/クレイナノコンポジットの調製方法 98 |
6.3.3 PBS/クレイナノコンポジットのモルフォロジ 98 |
6.3.4 PBS/クレイナノコンポジットの物性 101 |
6.3.5 生分解性 104 |
6.3.6 おわりに 105 |
6.4 大豆油由来ポリマーナノコンポジット(宇山浩) 107 |
6.4.1 はじめに 107 |
6.4.2 植物油脂-クレイナノコンポジット 108 |
6.4.3 植物油脂-シリカナノコンポジット 113 |
6.4.4 おわりに 120 |
7. Novel preparation of polyester nanocomposites using cyclic oligomers(Sang-Soo Lee,Young Tae Ma,Junkyung Kim) 121 |
7.1 Abstract 121 |
7.2 Introduction 121 |
7.3 Experimental 124 |
7.3.1 Materials 124 |
7.3.2 Preparation of cyclic oligomers 125 |
7.3.3 Preparation of nanocomposites 125 |
7.3.4 Characterization 126 |
7.4 Results and Discussion 127 |
7.5 Conclusion 135 |
7.6 Acknowledgement 136 |
8. ポリカーボネートナノコンポジット(弘中克彦) 139 |
8.1 ポリカーボネートのナノコンポジット化 139 |
8.2 溶融混練法ポリカーボネート/クレイナノコンポジット 140 |
8.2.1 クレイの有機化処理とポリカーボネートの分解 140 |
8.2.2 層間挿入型ポリカーボネート/クレイナノコンポジット 145 |
8.3 ポリカーボネート/クレイナノコンポジットの用途展開 150 |
9. ナノコンポジットゲル(原口和敏) 152 |
9.1 はじめに 152 |
9.2 ナノコンポジットゲルの創出 153 |
9.3 NCゲルの合成と有機/無機ネットワーク構造の形成 154 |
9.4 NCゲルの力学物性と膨潤/収縮特性 157 |
9.4.1 力学物性 157 |
9.4.2 膨潤/収縮特性 159 |
9.5 おわりに 161 |
10. ポリマーブレンド系ナノコンポジット(清水博,李勇進) 163 |
10.1 はじめに 163 |
10.2 PPO/PA6ブレンド系ナノコンポジットの調整 164 |
10.3 PPO分散相サイズの低減化 164 |
10.4 共連続構造の形成 165 |
10.5 クレイの分散状態の解析 166 |
10.6 モルフォロジーに及ぼすクレイの効果 169 |
10.7 おわりに 171 |
第2章 その他のナノコンポジット |
1. 熱硬化性樹脂系ナノコンポジット(長谷川喜一) 172 |
1.1 はじめに 172 |
1.2 ナノコンポジットの構造と製造方法 173 |
1.3 フェノール樹脂系ナノコンポジット 173 |
1.4 エポキシ樹脂系ナノコンポジット 176 |
1.5 エポキシ系IPNナノコンポジット 178 |
1.6 ポリイミド系ナノコンポジット 180 |
1.7 おわりに 180 |
2. エラストマー系ナノコンポジット(山田英介) 184 |
2.1 はじめに 184 |
2.2 in situ重合法を用いたナノコンポジット 184 |
2.3 ゾル-ゲル法を用いたナノコンポジット 184 |
2.4 直接分散法を用いたナノコンポジット 185 |
2.5 層状化合物を用いたナノコンポジット(有機化クレー系ナノコンポジット) 186 |
2.5.1 架橋エラストマー系ナノコンポジット 186 |
2.5.2 熱可塑性エラストマー(TPE)系ナノコンポジット 189 |
3. エポキシ樹脂系ナノハイブリッド材料(越智光一) 199 |
3.1 はじめに 199 |
3.2 エポキシ樹脂系ナノハイブリッド体の調製 200 |
3.3 エポキシ樹脂系ナノハイブリッド体の熱的・力学的性質 202 |
3.3.1 ゾル-ゲル法によるハイブリッド体の特性 202 |
3.3.2 層状粘土鉱物へのインターカレーションを利用したハイブリッド材料の特性 207 |
3.4 おわりに 209 |
4. 補強用ナノカーボン調製のためのポリマーブレンド技術(大谷朝男) 211 |
4.1 はじめに 211 |
4.2 ポリマーブレンド法によるデザイニングの考え方 211 |
4.3 カーボンナノファイバ 212 |
4.3.1 非晶質カーボンナノファイバ 212 |
4.3.2 高結晶性カーボンナノファイバ 213 |
4.4 カーボンナノチューブ 215 |
4.5 ポリマーブレンド法のメリットとデメリット 220 |
4.6 おわりに 221 |
【第2編 応用編-製品と機能】 |
第1章 耐熱,長期耐久性ポリ乳酸ナノコンポジット(上田一恵) |
1. はじめに 225 |
2. PLAへの耐熱性の付与 226 |
3. PLAへの耐久性の付与 226 |
4. 耐久グレードPLAの生分解性 230 |
5. おわりに 230 |
第2章 籠型シルセスキオキサン変性PPE(池田正紀) |
1. はじめに 232 |
2. 籠型シルセスキオキサンの構造と期待特性 233 |
3. 籠型シルセスキオキサンによるポリフェニレンエーテル(PPE)の改質 234 |
3.1 背景 234 |
3.2 籠型シルセスキオキサンによるPPEの改質効果 235 |
3.3 難燃性の改善 238 |
3.4 溶融流動性の改善 239 |
4. おわりに 240 |
第3章 Fire retardancy based on polymer layered silicate nanocomposites(Bernhard Schartel) |
1. Introduction 242 |
2. The influence of morphology 243 |
3. Fire retardancy mechanisms based on layered silicate 245 |
3.1 Inert filler and char formation 245 |
3.2 Thermal stability 247 |
3.3 Viscosity 249 |
3.4 Barrier formation 250 |
4. Assessment of fire retardancy 252 |
5. Future trends 254 |
第4章 コンポセラン(合田秀樹) |
1. ゾル-ゲルハイブリッド 258 |
2. 分子ハイブリッドの分子設計 259 |
3. 融けないプラスチック~エポキシ樹脂系ハイブリッド 261 |
4. 強靭な樹脂~フェノール樹脂系ハイブリッド 262 |
5. 柔らかいシリカハイブリッド~ウレタン系ハイブリッド 263 |
6. イミドに代わる安価エンプラ~アミドイミド系ハイブリッド 263 |
7. 無電解めっき可能なイミド(イミド系ハイブリッド) 265 |
付録 【論文リスト】 |
Contents 269 |
List 273 |
序章 技術開発の現状と将来展望(岡本正巳) |
1. はじめに 1 |
2. ナノコンポジットの種類とナノフィラー 2 |
3. ポリマー・クレイナノコンポジットの歴史 5 |
4. ポリマー・クレイナノコンポジットにおけるナノ構造制御の新展開 7 |
4.1 層間挿入 9 |