序章 木の葉の表面温度は意外に高いが,環境の指標になっている 1 |
Ⅰ 植物と気候との関係について 3 |
Ⅰ-1 世界の気候区分図と植生図の対応は何を意味しているか? 3 |
Ⅰ-2 植物と温度の関係 4 |
植物の体温とは 5 |
温度と植物分布 5 |
Ⅰ-3 気温の垂直分布と植生 8 |
コラム① 森林気候と温度較差と熱帯夜 10 |
Ⅰ-4 都市気候と緑地率 11 |
都市が発達しやすい気候帯 11 |
ヒートアイランド強度(現れやすさ)は緑地率(蒸発散面積)に反比例 14 |
コラム② ヒートアイランドは植物の蒸発散が衰える冬の夜に現れやすい 18 |
コラム③ 都市温暖化くらいでは雷は起きない 19 |
Ⅱ 都市公園の冷却効果 23 |
公園の大きさと冷却効果 23 |
屋上緑化に暑熱緩和の効果はあるか? 27 |
コラム④ 屋上緑化からも滲み出し 33 |
Ⅲ 植物の葉っぱの表面温度 35 |
緑のカーテンは環境教育として大事だが,意外にも表面は気温より高い 37 |
人工的な緑のペイントの表面温度は意外に高い 38 |
コラム⑤ アメダス観測露場のニセ芝生の緑は温度を高くしている 38 |
Ⅳ 樹木年輪は温度だけではできない 41 |
Ⅳ-1 年輪と古日記による小氷期の気候復元 41 |
Ⅳ-2 中国大陸の酸性雨による樹木年輪の生育障害 49 |
黄砂は酸性雨の運び屋 49 |
重慶市における酸性雨被害を語る年輪 50 |
蛾眉山(四川省)における酸性雨被害を語る年輪 52 |
インドの年輪は気温よりは多雨少雨が生長を左右 53 |
コラム⑥ 年輪生長の経年変化にみるホッケースティック現象 55 |
コラム⑦ 放射冷却による盆地霧の功罪~ブドウ栽培気候区と酸性雨 57 |
Ⅴ 花粉は高温条件だけでは飛ばない 61 |
Ⅴ-1 スギ花粉飛散と気象条件 61 |
Ⅴ-1-1 瀬戸内海沿岸における花粉飛散と局地風循環について 61 |
Ⅴ-1-2 盆地都市地域における花粉の日内変動について 64 |
Ⅴ-1-3 愛知県における花粉飛散と気圧配置の関係について 70 |
Ⅴ-1-4 花粉飛散の予報に重要なのは気温だけではない 72 |
コラム⑧ 生きた化石とされる花粉の分布から古気温が読める 73 |
Ⅵ 植物季節で温度がわかるか? 77 |
Ⅵ-1 桜前線に見られる緯度効果と標高効果 77 |
Ⅵ-2 桜前線と各種気候要素との関係 79 |
都市気候の影響 79 |
コラム⑨ 植物や動物は人や測器より空気が読める 82 |
Ⅵ-3 春の開花に及ぼすヒートアイランドの影響 84 |
Ⅵ-3-1 ソメイヨシノの開花日の分布 84 |
Ⅵ-3-2 秋の紅葉(黄葉)に及ぼすヒートアイランドの影響 86 |
コラム⑩ 測候所の無人化により生物季節観察はできない 89 |
Ⅶ 酸性雨に対してアサガオがリトマス紙の働き 91 |
終章 植物は環境指標あるいはCO2吸収体になっているか? 93 |
コラム⑪ 温暖化による気象災害を暗示させる植物地名 97 |
あとがき-森林がCO2削減に役立っているか- 101 |
参考文献 107 |
索引 111 |
序章 木の葉の表面温度は意外に高いが,環境の指標になっている 1 |
Ⅰ 植物と気候との関係について 3 |
Ⅰ-1 世界の気候区分図と植生図の対応は何を意味しているか? 3 |
Ⅰ-2 植物と温度の関係 4 |
植物の体温とは 5 |
温度と植物分布 5 |