まえがき(i) |
第1章 複素数 1 |
1 複素数の四則演算 3 |
2 共役複素数,絶対値 5 |
3 複素数の幾何学的表示 6 |
4 複素平面の位相 8 |
5 級数 12 |
6 指数関数 15 |
7 複素数体の位置づけ,実数体R,複素数C,4元数体Hとケーリー数体O 20 |
第2章 解析関数(正則性と解析性) 28 |
0 関数に関する記号について 23 |
1 正則関数 29 |
a)微分可能性,コーシー=リーマンの条件 29 |
b)コーシー=リーマンの条件の別の表現 35 |
2 解析関数 37 |
a)ベキ級数で定義される関数 37 |
b)解析接続の原理 42 |
c)有理型関数 44 |
3 初等関数 46 |
a)複素変数三角関数,双曲線関数 46 |
b)複素変数の対数関数 47 |
第3章 線積分とコーシーの積分定理 52 |
1 線積分の定義 52 |
2 コーシーの積分定理 54 |
3 閉曲線の指数,ホモトピー同値,ホモロジー同値 61 |
4 ふたたびコーシーの積分定理について 67 |
5 単連結領域 70 |
第4章 コーシーの定理のもたらすもの 74 |
1 平均値の性質 74 |
2 最大値の原理 75 |
3 シュワルツの補題 79 |
4 円板にたいするディリクレの問題 80 |
5 孤立特異点とローラン展開 83 |
6 留数の定理による定積分の計算 91 |
第5章 等角写像としての正則関数 101 |
1 正則関数列の収束 101 |
a)正則関数列の収束に関する基本的な結果 101 |
b)距離空間としてのC(D),H(D) 103 |
2 写像としての正則関数 109 |
3 リーマンの写像定理 115 |
4 リーマン面 120 |
a)リーマン面の定義,例 120 |
b)リーマン面上の正則関数,有理型関数 122 |
c)微分形式とその積分 125 |
d)単連結リーマン面,被覆面 127 |
e)コンパクトなリーマン面 129 |
第6章 楕円関数 137 |
0 歴史 137 |
1 楕円関数に関するリウビルの基本定理 141 |
2 ワイエルシュトラスのP関数 146 |
3 代数関数√(a0x^4+a1x^3+a2x^2+a3x+a4)のリーマン面 154 |
第7章 Γ関数とζ関数 171 |
0 無限積 171 |
a)無限積の収束,発散 171 |
b)関数項の無限積 173 |
c)有理型関数の級数についての補足 171 |
d)対数微分の定理 176 |
e)sin πzの無限積展開 176 |
1 Γ関数 177 |
a)無限積による定義 177 |
b)オイラーの相補公式(sinπzとの関係) 179 |
c)対数微分の公式 179 |
d)ボーア-モレルップ(Bohr-Mo11erup)の定理 180 |
e)オイラーの積分表示 181 |
f)ルジャンドルの公式 181 |
g)スターリングの公式 182 |
2 リーマンのζ関数 181 |
a)定義 181 |
b)オイラー積 185 |
c)解析接続(I) 185 |
d)解析接続(II)と関数等式 187 |
第8章 関数論演習 191 |
付録I 距離空間の位相 207 |
付録II 多変数関数の微分 213 |
付録III 鏡像の原理 217 |
これ以上学ぶ人のために 219 |
索引 227 |