はじめに i |
Part A.数理論理学入門 1 |
第1講 準備練習 3 |
1.1 論理について 3 |
1.2 集合について 6 |
1.3 再帰的定義と帰納法による証明 10 |
第2講 命題論理 13 |
2.1 トートロジー 13 |
2.2 命題論理の公理系 15 |
2.3 命題論理の完全性定理 20 |
第3講 述語論理 24 |
3.1 構造と言語 24 |
3.2 ゲーデルの完全性定理 29 |
3.3 完全性定理の応用1 35 |
3.4 完全性定理の応用2 36 |
第4講 再帰的関数 41 |
4.1 原始再帰的関数 41 |
4.2 原始再帰的集合 44 |
4.3 再帰的関数 46 |
4.4 再帰的関係とRE集合 51 |
4.5 β関数によるコード化 57 |
4.6 原始再帰法の消去 61 |
パートA参考文献 64 |
Part B.不完全性定理 65 |
第5講 算術の体系 67 |
5.1 ロビンソンの算術Q 67 |
5.2 ベアノ算術 69 |
5.3 Qの基本的な能力 71 |
5.4 Σ1完全性定理 73 |
5.5 表現可能性 76 |
第6講 第一不完全性定理 81 |
6.1 第一不完全性定理の主張(1) 81 |
6.2 ゲーデル数 82 |
6.3 第一不完全性定理の主張(2) 84 |
6.4 可証性述語 86 |
6.5 対角化定理 88 |
6.6 ゲーデルの第一不完全性定理 90 |
第7講 第一不完全性定理の拡張 93 |
7.1 ロッサーの不完全性定理 93 |
7.2 クレイグの手法 95 |
7.3 決定不能性に関するいくつかの結果 96 |
第8講 第二不完全性定理 99 |
8.1 第二不完全性定理の意義 99 |
8.2 可導性条件と第二不完全性定理 100 |
8.3 可証性述語のいくつかの性質 103 |
8.4 可証性述語と様相論理 105 |
第9講 可証性述語の詳細 108 |
9.1 β関数定理の形式化 108 |
9.2 可証性述語の定義 109 |
9.3 可導性条件D2の証明 113 |
9.4 Σ1完全性定理の形式化 114 |
9.5 クレイグの手法の形式化 119 |
パートB参考文献 121 |
Part C.組合せ的独立命題 123 |
第10講 順序数と急増加関数 125 |
10.1 ε0までの順序数と基本列 125 |
10.2 ヒドラ-ヘラクレス戦 129 |
10.3 グッドシュタイン列 131 |
10.4 急増加関数 133 |
第11講 パーソンズの定理(IΣ1と原始再帰的関数) 137 |
11.1 パーソンズの定理の応用 137 |
11.2 I*Σ1 138 |
11.3 カット消去定理 140 |
11.4 パーソンズの定理の証明 142 |
第12講 クライゼルの定理(PAと急増加関数) 146 |
12.1 クライゼルの定理の応用 146 |
12.2 PA∝ 147 |
12.3 カット消去定理 151 |
12.4 クライゼルの定理の証明 152 |
第13講 パリス-ハーリントンの独立命題 155 |
13.1 パリス-ハーリントンの命題PH 155 |
13.2 PHが真であること 157 |
13.3 PH(2)がIΣ1で証明できないこと 158 |
13.4 PHがPAで証明できないこと 160 |
パートC参考文献 166 |
Part D.算術の超準モデル 167 |
第14講 算術の超準モデル 168 |
14.1 算術の超準モデル 168 |
14.2 ペアノ算術 170 |
14.3 超準モデルの順序構造 172 |
14.4 始切片,終拡大 174 |
第15講 テンネンバウムの定理 177 |
15.1 テンネンバウムの定理 177 |
15.2 再帰的な超準モデルについて 181 |
第16講 モデルを用いた不完全性定理の証明 183 |
16.1 不完全性定理と超準モデル 183 |
16.2 完全性定理の算術化 184 |
16.3 モデルを用いた不完全性定理の証明 187 |
第17講 超準モデルと計算量理論 190 |
17.1 パリクの定理 190 |
17.2 P,NP,co-NP 192 |
17.3 ウィルキーの定理 194 |
パートD参考文献 196 |
補講 不完全性定理を超えて 198 |
ヒルベルトのプログラム 198 |
逆数学プログラム 199 |
おわりに 201 |
索引 203 |