第Ⅰ部 「安全・安心」へシフトする都市計画 |
第1章 市民の目から地球規模で考える 2 |
第1節 「安全・安心」のパースペクティブ 2 |
1 「安全・安心」概念の意識化 2 |
2 「安全・安心」の方法 6 |
第2節 多様な生活と都市空間 14 |
1 安全・安心の確保とまちづくり 14 |
2 都市なればこそのリスク 15 |
3 どんな規模か、その姿形は 17 |
4 誰もが自由にどこへでも行けるまち 18 |
5 車社会をどう考えるのか 19 |
6 情報社会の安全・安心 20 |
7 安全・安心なまちは美しい 21 |
8 安全・安心まちづくり拠点 22 |
第3節 自立型社会のネットワーク 24 |
1 はじめに 24 |
2 多岐にわたる市民生活の危機 24 |
3 多重多層のネットワーク 27 |
第2章 震災体験を生かす安全・安心 30 |
1 地震と大震災 30 |
2 原風景からの復興計画 33 |
3 被災時の事象 34 |
4 災害救助法適用と復興計画 37 |
5 教訓を考える 41 |
6 体験的都市計画 56 |
第Ⅱ部 少子・高齢社会の安全・安心 |
第1章 バリアフリーのまちづくり 64 |
第1節 バリアフリーのまちづくりの背景と考え方 64 |
1 バリアフリーのまちづくりの歴史と現代における意義 64 |
2 まちづくりの仕組みと方法 65 |
3 バリアフリーに向けたまちづくり・デザインの考え方 70 |
4 簡易チェックリストの提案 73 |
第2節 バリアフリーの住まい・生活空間 75 |
1 はじめに 75 |
2 住まい、生活空間のバリアフリーへの具体的配慮 76 |
3 これからのバリアフリーの方向 82 |
第3節 ユニバーサルデザイン(バリアフリー)の交通計画 83 |
1 バリアフリーをめぐる基本 83 |
2 ユニバーサルデザインの道路・交通施設・設備の達成方法とその事例 88 |
3 高齢者・障害者対応の循環バス 93 |
第4節 バリアフリーからユニバーサルデザインへ 96 |
1 少子・高齢社会の動向 96 |
2 バリアフリーとユニバーサルデザインの役割 97 |
3 ハードとソフトの連携を求めて これからの仕組みづくり 100 |
第2章 保険福祉サービスとまちづくり 102 |
第1節 保健福祉計画とまちづくり 102 |
1 はじめに 102 |
2 介護保険事業計画と老人保健福祉計画 103 |
3 介護保険事業計画と老人保健福祉計画の特徴 105 |
4 老人保健福祉計画の達成状況 106 |
5 まちづくりから見た老人保健福祉計画・介護保険事業計画 108 |
6 おわりに 109 |
第2節 福祉施設を核にしたコミュニティづくり 110 |
1 はじめに 110 |
2 事例に見る福祉施設を核にしたコミュニティづくり 111 |
3 町の概要 111 |
4 「あったか村」構想 112 |
5 コミュニティづくりプロセス 112 |
6 実践的文化の創造機会 116 |
7 評価すべき住民参加「プロセス」 116 |
8 今後の課題 117 |
第3節 福祉施設の合築による多様なサービスの提供 119 |
1 合築とは 119 |
2 合築の類型化 120 |
3 合築に関する省庁、自治体の取組み 120 |
4 合築の事例 122 |
5 合築の評価と今後の課題について 130 |
6 おわりに 132 |
第4節 食事サービスと拠点整備 134 |
1 元気になれるまちづくりの手段としての食事サービス 134 |
2 全国における週1回以上の会食サービスの実施状況 136 |
3 小学校の余裕教室を活用した事例(東京都調布市) 136 |
4 サービス提供とコミュニティづくりを支援する食事サービス拠点 142 |
第5節 市民によるデイサービスセンターの計画と運営 りんごマークのまちづくり 145 |
1 はじめに 145 |
2 「ケアセンター成瀬」と「ケアセンター成瀬支援住民の会」 146 |
3 町田市高齢社会対策検討委員会の検討 153 |
4 「ケアセンター成瀬」3年の歩み 157 |
5 今後の課題 159 |
6 「市民」と「自治体」の考察 160 |
第3章 子供の参加によるまちづくり 162 |
はじめに 162 |
第1節 子ども・遊び・環境のコンテキストの再編へ まちかどオリエンテーリングの有効性について 164 |
1 子ども・遊び・環境の関係化 164 |
2 まちかどオリエンテーリングの類型 165 |
3 まちかどオリエンテーリングの有効性 168 |
第2節 子どもコスモロジーまちづくり 学校(近隣)公園のコミュニティガーデン化 171 |
1 子どもの生きる力とコスモロジー 171 |
2 市街地空間の<スキマ>のコミュニティガーデン化 173 |
3 学校(近隣)公園のコミュニティガーデン化 176 |
4 コミュニティガーデン化の進め方 178 |
5 参加と協働の状況づくり 183 |
第3節 まち探索から創造的まちづくりへ <環境世界子ども劇場>の提唱 188 |
1 都市の中の自然と子どもの交流 188 |
2 タンケン・ハッケン・ホットケン 190 |
3 環境の質的豊かさに気づく 191 |
4 造形は表現による感動の定着化 192 |
5 言語的表現による意味の抽出 193 |
6 表現制作活動は水平な対話関係を開くか 194 |
7 魂の活動を高める場 195 |
8 自己変身と信頼性創出 196 |
9 <環境世界子ども劇場>へ 196 |
第4節 子どものまちづくりのための創造的媒介者の役割 七つのP 198 |
1 夢を大切にする:Poem 198 |
2 行動を先行させる:Practice 198 |
3 楽しさを分かちあう:Pleasure 199 |
4 遂行能力を高める:Performance 199 |
5 社会的効果の表現:Presentation 199 |
6 トラブルをエネルギーにする:Positive thinking 200 |
7 情熱:Passion 200 |
第4章 高齢期への新たな住まいのニーズ 201 |
第1節 少子・高齢社会と住まいの新たなニーズ 201 |
1 高齢化、単身化、少子化と住宅を取り巻く課題 201 |
2 高齢化、単身化、少子化と新たな住まいのニーズ 204 |
3 おわりに 多世代が暮らす新たなコミュニティの構築 207 |
第2節 参加型住まいづくりに向けた活動 209 |
1 「ALCC」の活動の背景と目的 209 |
2 ALCCにおける参加型活動の実際 210 |
3 参加型の方法論 住まいづくりのワークショップとは 215 |
4 ALCCで行ったワークショップ事例 217 |
5 安全・安心のまちづくりに向けて、今後の活動の方向と課題 217 |
第3節 災害復興公営住宅におけるコレクティブハウジング 222 |
1 災害公営コレクティブハウジングの事業化 222 |
2 コレクティブハウジングのニーズと応募状況 223 |
3 コレクティブハウジング事業推進応援団の活動展開 227 |
4 入居者参加型の計画づくりと入居前の協同居住の学習等の必要性 230 |
5 多様なふれあい生活が展開されはじめた 233 |
6 居住サポートの必要性 236 |
7 コレクティブハウジングのさまざまな課題等 239 |
第4節 ふれあい型賃貸集合住宅の住まいと暮らし 241 |
1 はじめに 241 |
2 『サンセゾン?』の概要 241 |
3 共用スペースとそのサービス 243 |
4 居住者の特性 244 |
5 コミュニティの形成 245 |
6 ふれあい型賃貸住宅の意義・課題と展開 247 |
第Ⅲ部 安全・安心を支えるまちづくり |
第1章 弱者と災害・まちづくり 254 |
第1節 災害弱者とは誰か 254 |
1 防災対策の重点事項としての災害弱者対策 254 |
2 防災基本計画に規定される災害弱者対策 254 |
3 災害弱者とは誰か 257 |
4 危機管理の観点から見た災害弱者 259 |
5 「特別なニーズをもつ人」のとらえ方 261 |
6 災害弱者のための災害対応システム 267 |
第2節 緊急時の外国人対応 270 |
1 日本の国際化の歴史 270 |
2 外国人をめぐる防災上の課題 272 |
3 阪神・淡路大震災と外国人 274 |
第3節 ボランティアネットワーク 280 |
1 災害時のボランティア活動 280 |
2 阪神・淡路大震災とボランティア 283 |
3 安全・安心まちづくりとボランティアネットワーク 286 |
第2章 地震、災害に強い「防災まちづくり」 290 |
第1節 地震災害の被害想定と地域危険度の評価 290 |
1 地震災害の被害想定 290 |
2 地震に関する地域危険度の測定 302 |
3 地震に関する被害想定と危険度測定 307 |
第2節 防災とまちづくり 311 |
1 防災都市づくり・防災まちづくりの系譜 改造型から修復方へ 311 |
2 防災まちづくり計画のマスタープラン・プログラム・ガイドライン 317 |
3 防災まちづくりの計画手法 329 |
4 新たな防災まちづくりの展開に向けて 334 |
第3章 防犯とまちづくり 338 |
第1節 防犯まちづくりの考え方 338 |
1 防犯まちづくりとは 338 |
2 なぜ防犯まちづくりなのか 340 |
3 防犯まちづくりと環境設計手法 341 |
4 安全・安心まちづくりに向けて 349 |
5 環境設計手法の課題と問題点 351 |
第2節 防犯に視点を置いたまちづくりの展開 354 |
1 はじめに 354 |
2 米国における1970年代の展開 355 |
3 英国における1980年代の展開 357 |
4 オランダにおける1990年代の取組み 360 |
5 日本における先行的な取組み 362 |
6 防犯の視点を加えた安全・安心まちづくりの展開 365 |
7 おわりに 368 |