序文 V |
I グリーンケミストリーにおけるソフト化学 |
1 材料創成のソフトパス |
1.1 マテリアルテクノロジーの潮流 1 |
1.2 ソフト化学とは 4 |
1.3 ソフト化学のねらい 4 |
1.4 ソフト化学の発展 6 |
1.4.1 ゾル・ゲルプロセス 7 |
1.4.2 ホスト・ゲストプロセス 8 |
1.4.3 自己組織化とバイオミメティックプロセス 9 |
1.5 ソフト化学の未来 10 |
2 ソフト溶液プロセス |
2.1 物質の合成と材料の作製 14 |
2.2 生物学的生産と人工的生産 18 |
2.2.1 地球における物質・エネルギーサイクル 20 |
2.2.2 水および水溶液の特色 23 |
2.3 ソフト溶液プロセスとは 24 |
2.3.1 ソフト溶液プロセスで何が作れるか 28 |
2.3.2 フロー式反応装置 28 |
2.3.3 対向基板法による製膜 29 |
2.3.4 直接パターニング 29 |
3 バイオミメティック合成 |
3.1 バイオミネラリぜーション 33 |
3.1.1 基本プロセス 33 |
3.1.2 溶液からの固体析出 34 |
3.1.3 無機-有機界面相互作用 37 |
3.2 バイオミメティック材料合成 38 |
3.2.1 分子集合体と形態合成 38 |
3.2.2 低次元ナノ/ミクロ材料・素子の構築 41 |
コラムA.二酸化炭素と地球温暖化 46 |
コラムB.超伝導地球電力ネットワーク 48 |
4 自己組織化を利用するメソ構造体とメソ多孔体の合成 |
4.1 メソ多孔体 有機分子集合体が組織化した構造の活用 51 |
4.1.1 メソ多孔体の合成 51 |
4.1.2 構成成分に有機基を含むメソ多孔体 54 |
4.1.3 メソ孔の表面修飾 55 |
4.1.4 メソ多孔体の形態制御 56 |
4.2 メソ多孔体の応用とグリーンケミストリー 57 |
4.3 無機-有機層状組織体の合成 59 |
5 ポリ酸を前駆体とするソフト化学 |
5.1 過酸化ポリ酸 66 |
5.2 準安定タングステン酸化物の合成 67 |
5.2.1 六方晶三酸化タングステン 67 |
5.2.2 タングステン複合酸化物 68 |
5.3 機能性薄膜のソフト形成 69 |
5.3.1 エレクトロクロミック膜 70 |
5.3.2 サーモクロミック膜 71 |
5.3.3 無機レジスト膜 73 |
5.4 ナノコンポジット材料のソフト形成 76 |
5.4.1 高速インターカレーション電極材料 76 |
5.4.2 有機-無機ハイブリッドプロトン導電膜 77 |
II エネルギー分野のグリーン化と材料 |
6 燃料電池と材料 |
6.1 燃料電池とは 79 |
6.1.1 燃料電池システム 79 |
6.1.2 燃料電池の電気化学と構成 80 |
6.2 リン酸形燃料電池 82 |
6.2.1 電解質 83 |
6.2.2 電極 84 |
6.2.3 セパレーター 85 |
6.3 高分子形燃料電池 85 |
6.3.1 電解質 85 |
6.3.2 電極 87 |
6.3.3 セパレーター 87 |
6.3.4 高分子形のCO問題 燃料供給インフラストラクチュア 87 |
6.4 溶融炭酸塩形燃料電池 89 |
6.4.1 電解質 89 |
6.4.2 電極 89 |
6.4.3 セパレーター 90 |
6.5 固体酸化物形燃料電池 90 |
6.5.1 電解質 90 |
6.5.2 カソード 91 |
6.5.3 アノード 91 |
6.5.4 セパレーター(インターコネクター) 92 |
コラムC.オンボード用およびエコモニタリング用NOxセンサー 94 |
7 水素エネルギーシステムと材料 |
7.1 エネルギー問題 96 |
7.2 水素エネルギーシステムとは 98 |
7.3 水素の基本的な性質 100 |
7.4 水素エネルギー技術と材料 103 |
7.4.1 水素製造 103 |
7.4.2 水素の輸送と貯蔵 106 |
7.4.3 水素の利用 108 |
コラムD.ホール素子磁気センサー 110 |
8 ディーゼル排ガス浄化触媒 |
8.1 ディーゼルエンジンの特徴と課題 112 |
8.2 酸化触媒 114 |
8.3 窒素酸化物還元のための触媒反応プロセスの探索 116 |
8.3.1 直接分解触媒 117 |
8.3.2 炭化水素による窒素酸化物選択還元触媒 118 |
8.3.3 窒素酸化物吸蔵還元触媒 119 |
8.4 粒子状物質酸化触媒 120 |
8.4.1 溶融易動型触媒 121 |
8.4.2 間接酸化型触媒 123 |
8.5 排ガス触媒材料の酸塩基性 124 |
コラムE.自動車NOx低減触媒 126 |
9 希土類磁石のグリーン化と省エネルギー |
9.1 磁性材料とは 128 |
9.2 希土類磁石 130 |
9.2.1 特徴と種類 130 |
9.2.2 用途と生産量 131 |
9.2.3 製造方法 132 |
9.2.4 磁石廃棄物とリサイクル 133 |
9.3 磁石の省エネルギー効果 137 |
III プロセス・製品グリーン化とリサイクル |
10 ガラスのリサイクル エコマテリアルとしてのガラス |
10.1 ガラスという材料 140 |
10.2 リサイクル・リユース特性 141 |
10.3 物質の流れの中のガラスのリサイクル 142 |
10.4 容器を対象としたライフサイクルアセスメントの検討 144 |
10.5 ガラスのリサイクルの実例 147 |
10.5.1 水平リサイクル 147 |
10.5.2 カスケードリサイクル 149 |
10.6 ガラスリサイクル・リユースの問題点 150 |
コラムF.蛍光灯と水銀 152 |
11 セメント産業と資源リサイクル |
11.1 セメント産業における資源リサイクルの現状 155 |
11.2 セメント産業におけるリサイクル原燃料使用拡大の制約要因 158 |
11.2.1 品質面からの制約 158 |
11.2.2 作業環境・製品安全面からの制約 158 |
11.2.3 安定運転および材料操作面からの制約 159 |
11.3 資源循環型社会へのさらなる貢献 159 |
11.3.1 エコセメント 160 |
11.3.2 灰水洗システム 160 |
11.3.3 都市ごみセメント資源化システム 162 |
11.4 コンクリートのリサイクル 164 |
11.5 セメント産業の環境会計(環境貢献の試算例) 165 |
11.6 セメント産業が環境に与える負荷 165 |
12 金属のリサイクル |
12.1 金属の生産量 167 |
12.2 鉄鋼のリサイクル 170 |
12.3 アルミニウムのリサイクル 172 |
12.4 銅・鉛・亜鉛と有害金属のリサイクル 174 |
12.5 貴金属のリサイクル 177 |
12.6 チタン・ニオブ・タンタルのリサイクル 178 |
12.7 希土類金属のリサイクル 179 |
12.8 今後の課題と展望 181 |
13 セラミックスのグリーン化 非鉛系強誘電体・圧電体 |
13.1 ペロブスカイト構造およびその関連構造の強誘電体 184 |
13.2 不揮発性メモリー用強誘電体 187 |
13.2.1 メモリー材料としてのPZTとSBT 188 |
13.2.2 ビスマス層状構造強誘電体の構造 物体の相関 188 |
13.3 非鉛系圧電体 191 |
13.3.1 圧電セラミックス 191 |
13.3.2 単結晶圧電体 193 |
13.4 グリーン化への展望 194 |
コラムG.太陽光発電 196 |
14 電池のリサイクル |
14.1 電池の回収 201 |
14.2 活物質のリサイクル 202 |
14.2.1 乾電池 202 |
14.2.2 鉛蓄電池 203 |
14.2.3 ニッケル・カドミウム電池 204 |
14.2.4 ニッケル・水素電池 204 |
14.2.5 リチウム一次電池 205 |
14.2.6 リチウム二次電池 205 |
14.3 リサイクル・システム循環 207 |
コラムH.大気浮遊粒子状物質(SPM)の分析 210 |
15 半導体薄膜プロセス |
15.1 化合物半導体薄膜プロセス 212 |
15.1.1 化合物半導体素子 212 |
15.1.2 真空蒸着法 213 |
15.1.3 分子線エピタキシー 213 |
15.1.4 真空を利用する化合物半導体薄膜プロセスのグリーン性 213 |
15.2 ホール素子 215 |
15.2.1 ホール素子と応用 215 |
15.2.2 InSbの真空蒸着法による薄膜製作とホール素子応用 216 |
15.2.3 MBE法によるInAs薄膜製作とホール素子製作 219 |
15.2.4 InAs量子井戸の製作とホール素子応用 220 |
16 無機化学工業プロセス |
16.1 塩素・アルカリ工業とグリーンテクノロジー 225 |
16.1.1 塩素・アルカリ工業 225 |
16.1.2 電解法のグリーン度比較 227 |
16.1.3 BATの視点 229 |
16.1.4 展望 230 |
16.2 製鉄産業におけるグリーンテクノロジー 230 |
16.2.1 廃プラスチックの高炉原料化 231 |
16.2.2 ゼロスラグ化技術 233 |
索引 237 |