1.
図書 |
藤井一二著
目次情報:
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概要:
大伴家持(七一八頃〜七八五)は、天平文化を代表する歌人であり、『万葉集』の編纂にも関わったとされる。橘奈良麻呂の変など、数多くの政争が渦巻く時代を官人として生き、さまざまな美しい景色や多くの親しい人々との思い出を歌に込めた。その歩みを追うと
…
、時代に翻弄されながら、名門一族を背負った素顔が浮かび上がる。本書は、残された資料と各所で詠んだ歌から、謎の多い彼の全生涯を描き出す。
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2.
図書 |
[紫式部著] ; 柳井滋 [ほか] 校注
概要:
皇子に生まれ、幼くして母を亡くし、位人巨を極めた光源氏。その数多の恋愛を軸に平安貴族の栄華と苦悩を描き尽くした、世界最古の長編物語の一つ。新日本古典文学大系版による精密な原文、最新の成果を盛り込む注解と補訳。桐壺から末摘花までの六帖を収録。
…
<br />いかなる筋を尋ね来つらむ—夕顔とかつての頭中将の遺児である玉鬘は、初瀬観音の加護により、源氏に引き取られ、男たちの心をかき乱す存在となってゆく...。数奇な運命に翻弄される彼女の落ち着く先は?「玉鬘十帖」(玉鬘から真木柱)を収録。<br />朧月夜に似るものぞなき—政敵の娘との密会が発覚し、須磨・明石へと流れてゆく光源氏...。葵上・六条御息所・紫上など、優美な女君との恋愛模様が描かれる紅葉賀から明石までの七帖。新日本古典文学大系版による精密な原文、最新の成果を盛り込む注解と補訳。原文で読む千年の物語。<br />まろは、いかで死なばや—。亡き大君を思うあまり妹の中君に思いを寄せる薫の前に、大君に瓜二つの異母妹浮舟が出現。浮舟を宇治に迎える薫、そこへ強引に割り込む匂宮。二人の間の板挟みに耐えかねた浮舟は、ついに入水を決意する。早蕨から浮舟の四帖を収録。<br />世に数まへられ給はぬ古宮おはしけり—。出生の秘密をかかえる薫が慕う、落魄の親王八宮。宮家の美しい姉妹に、明石中宮の子で多情な匂宮も関心を寄せる。洛外宇治を舞台にした、薫と大君、匂宮と中君との恋。匂兵部卿から総角の六帖を収録、「宇治十帖」はじまる。<br />年もわが世もけふや尽きぬる—。柏木との密通により薫を生んだ女三宮、秘密を源氏に握られ、その重圧に耐えかねて死ぬ柏木。病がちだった紫上もついに亡くなり、悲嘆に暮れる源氏は、世を去る準備を調えつつ、物語から姿を消す。柏木から幻までの六帖を収録。<br />みをつくし恋ふるしるしに—明石から帰京した源氏は、公私ともに充実の時を迎える。内大臣に昇進、明石君には女児誕生、広壮な私邸を造営し、愛する女たちを迎える。その栄華に唯一影を落とす藤壺とのかつての恋...。精密な原文と注解、原文で読む千年の物語。<br />心に耐へぬものなげかしさのみうち添ふや—。太上天皇に準じる位に登り、明石姫君を入内させた四十歳の源氏。しかし栄華の絶頂にある源氏が直面した女三宮の降嫁は、紫上を苦しめる。全五四帖中最大の巻「若菜(上・下)」を「梅枝」「藤裏葉」とともに収録。
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3.
図書 |
池内紀著
目次情報:
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概要:
大作『ブッデンブローク家の人々』で若くして名声を獲得し、五十四歳でノーベル文学賞を受賞したドイツ人作家トーマス・マン。だが、ファシズム台頭で運命は暗転する。体制に批判的なマンをナチスは国外追放に。以降、アメリカをおもな拠点に、講演やラジオ放
…
送を通じてヒトラー打倒を訴え続け、その亡命生活は二十年近くに及んだ。激動の時代を、マンはどう見つめ、記録したか。遺された浩瀚な日記から浮かび上がる闘いの軌跡。
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4.
図書 |
佐々木幹郎著
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概要:
詩人であることの幸福と不幸。近代日本を代表する詩人の、自らへの自負と揶揄、表現者としての存在の不安がみなぎる作品の数々は、どこからきたのか。宿命のように降りてきたのは、雪か、歌か。その歌はどこへ消えていくのか。新発見資料から読み解く、立体的
…
な、まったく新しい中原中也像の誕生。
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5.
図書 |
C・S・ルイス著 ; 土屋京子訳
概要:
学校の体育館裏からアスランの国に入り込んだユースティスとジルは、アスランから、カスピアン航海王の息子リリアン王子を見つけ出す任務を与えられナルニアへ向かう。沼地に住む“ヌマヒョロリ”族のパドルグラムの協力を得て北を目指すが、行く手には思わぬ
…
罠が待ち受けていた!
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6.
図書 |
松坂和夫著
目次情報:
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概要:
さまざまな概念が抽象的に基礎づけられた、現代数学の世界。高度なものと考えがちだが、高校数学の知識があれば、その奥深い不思議な世界を十分味わうことができる。本書は前半で集合や濃度、組合せ論について、後半では理論や群・環・体の代数的構造などにつ
…
いて解説する。著者は『集合・位相入門』『数学読本』などの入門書・教科書で知られる数学者。いずれも著者も名著の誉れ高く、本書もまた初学者のための配慮が行き届いており、独習用としても好適。懇切丁寧な叙述で読者を現代数学の世界へといざなう。
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7.
図書 |
関満博著
目次情報:
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概要:
高度経済成長を支え、高い技術力を賞賛された日本の中小企業。だが、近年は急激な人口減少や中国・アジアとの競争などで、苦しい状況にある。既存の企業は後継者不足に悩み、起業の件数も激減している。一九八六年に約八七万あった製造業事業所は、この三〇年
…
のうちにほぼ半減した。こうした状況に突破口はあるのか—。現場主義を貫く経営学者が、豊富な事例を通して、課題と今後の展望を論じる。
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8.
図書 |
佐藤彰一著
目次情報:
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概要:
俗世間を離れ、自らの心の内を見つめる修道院。だが12世紀、突如その伝統から大きく離れた修道会が生まれた。騎士修道会と托鉢修道会である。かたや十字軍となって聖地エルサレムやイベリア半島、北方で異教徒と戦い、かたや聖フランチェスコらが都市のただ
…
中で民衆の信仰のあり方をラディカルに変革した。これら“鬼子”ともいうべき修道会の由来と変遷を、各修道会の戒律や所領経営などにも注目しながら通観する。
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9.
図書 |
C・S・ルイス著 ; 土屋京子訳
概要:
カロールメン国に暮らす漁師の子シャスタは、自分が奴隷として売られることを知り、ナルニア出身の“もの言う馬”ブリーとともに北を目指す。思いがけず、もう一組の道連れを得たのも束の間、旅は新たな使命を帯びることになって...。三つの国にまたがる少
…
年の数奇な冒険を描く。
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10.
図書 |
深井智朗著
目次情報:
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概要:
1517年に神聖ローマ帝国での修道士マルティン・ルターによる討論の呼びかけは、キリスト教の権威を大きく揺るがした。その後、聖書の解釈を最重要視する思想潮流はプロテスタンティズムと呼ばれ、ナショナリズム、保守主義、リベラリズムなど多面的な顔を
…
持つにいたった。世界に広まる中で、政治や文化にも強い影響を及ぼしているプロテスタンティズムについて歴史的背景とともに解説し、その内実を明らかにする。
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11.
図書 |
ルナール著 ; 中条省平訳
概要:
赤茶けた髪とそばかすだらけの肌で「にんじん」と呼ばれる少年は、母親や兄姉から心ない仕打ちを受けている。それにもめげず、自分と向き合ったりユーモアを発揮したりしながら日々をやり過ごすうち、少年は成長していく。著者が自身の子供時代を冷徹に見つめ
…
て綴った自伝的小説。
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12.
図書 |
ウンベルト・エーコ作 ; 堤康徳訳
概要:
時は中世、十字軍の時代—。神聖ローマ皇帝フリードリヒ・バルバロッサに気に入られて養子となった農民の子バウドリーノが語りだす数奇な生涯とは...。言語の才に恵まれ、語る嘘がことごとく真実となってしまうバウドリーノの、西洋と東洋をまたにかけた大
…
冒険がはじまる。<br />今こそ聖杯グラダーレを返還するため司祭ヨハネの王国への道を切り開くのだ!—皇帝ひきいる軍勢とともにバウドリーノは、いよいよ東方への旅に乗りだすが、待ち受けていたのは思いもかけない運命だった。史実・伝説・ファンタジーを織りまぜて描きだす破天荒なピカレスク・ロマン。
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13.
図書 |
バリー著 ; 南條竹則訳
概要:
かつて鳥だったころのことが忘れられず、母親と別れてケンジントン公園に住むことになった赤ん坊のピーター。葦笛で音楽を奏でたり、公園内の小さい家での一夜の出来事など、妖精たちや少女メイミーとの出会いと悲しい別れを描いたファンタジーの傑作。挿し絵
…
アーサー・ラッカム。
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14.
図書 |
ヴォルテール著 ; 斉藤悦則訳
目次情報:
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概要:
イギリスにおける信教の自由、議会政治を賛美し、ロックの思想、ニュートンの科学などの考察を書簡形式で綴ったヴォルテールの思想の原点。フランス社会の遅れを痛烈に批判し発禁処分にされたことで大ベストセラーとなった。のちの啓蒙思想家たちに大きな影響
…
を与えた初期の代表作。
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15.
図書 |
三村芳和著
目次情報:
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概要:
ケガや病原菌からカラダを守り、他者の表情から瞬時に感情を読みとるヒトの細胞。傷ついた患部に白血球はどう集まり、血小板は固まるのか。他者への共感をもたらすミラーニューロンはどんなものか。細胞たちのコミュニケーションには、人間社会にまさるとも劣
…
らない大胆で精緻な仕組みが隠されている。本書は体内で行われる37兆個に及ぶ細胞たちの情報伝達をわかりやすく解説。人間のカラダに潜む知恵と不思議に迫る一冊。
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16.
図書 |
桜田美津夫著
目次情報:
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概要:
16世紀、スペイン王権との戦いから「低地諸州」北部であるオランダは独立。商機を求めてアジアや新大陸へ進出し、17世紀、新教徒中心の共和国は、世界でも最有力の国家となった。だが四次にわたる英蘭戦争、フランス革命の余波により没落。ナポレオン失脚
…
後は王国として復活し、20世紀以降、寛容を貴ぶ先進国として異彩を放つ。本書は、大航海時代から現代まで、人物を中心に政治、経済、絵画、日本との交流などを描く。
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17.
図書 |
平野久著
目次情報:
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概要:
私たちのからだの20%を占めるタンパク質。皮膚の弾力を維持するコラーゲンや筋肉を伸び縮みさせるミオシン、血糖値を下げるインスリン、酸素を運ぶヘモグロビンなど、形や役目、存在する場所も様々だ。近年、プロテオミクス(タンパク質の生命科学)の発展
…
によって、その種類や役割などが急速に明らかになりつつある。日本における第一人者が、最新の成果をわかりやすく解説し、病気治療への応用なども紹介する。
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18.
図書 |
村上政博著
目次情報:
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概要:
自由主義経済の事業活動を定める独禁法は近年の大改正により様変わりした。市場のグローバル化を受け整備された国際標準の競争法制の姿は?大型企業合併の審査、談合摘発などを行う公正取引委員会の役割も、法改正で導入された違反制裁金の大幅アップ、司法取
…
引的な減免制度に関する最新の重要判例を紹介しながら解説する。
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19.
図書 |
宮本太郎著
目次情報:
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概要:
困窮と孤立が広がり、日本社会にも分断が走る。人々を共生の場につなぎ、支え合いを支え直す制度構想が必要だ。いかにして雇用の間口を広げ、多様な居住のあり方を作りだせるのか。自治体やNPOの実践を踏まえ、生活保障の新しいビジョンとして「共生保障」
…
を提示する。前著『生活保障 排除しない社会へ』からの新たな展開。
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20.
図書 |
白波瀬達也著
目次情報:
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概要:
「日雇労働者の町」と呼ばれ、高度経済成長期に頻発した暴動で注目を集めた大阪のあいりん地区(釜ヶ崎)。現在は高齢化が進むなか、「福祉の町」として知られる。劣悪な住環境、生活保護受給者の増加、社会的孤立の広がり、身寄りのない最期など、このエリア
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が直面している課題は、全国の地域社会にとっても他人事ではない。本書は、貧困の地域集中とその対策を追った著者による現代のコミュニティ論である。
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21.
図書 |
高見勝利著
目次情報:
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概要:
憲法改正とは最高法規である憲法を変更する最高の権力作用だ。改正による体制転換のシナリオの考察からその帰結を抉り出す。現憲法の改正規定第九六条の成立過程をたどり、歴代首相の封印を解いた戦後六〇年の「改正手続法」の問題点と、安倍首相の憲法観の危
…
うさまでを論じる。およそ憲法改正を議論するには必読の書。
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22.
図書 |
原田國男著
目次情報:
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概要:
裁かれるのも「人」なら、裁くのも「人」のはず。しかし、私たちにとって裁判と裁判官は、いまだ遠い存在だ。有罪率99%といわれる日本の刑事裁判で、二〇件以上の無罪判決を言い渡した元東京高裁判事が、思わず笑いを誘う法廷での一コマから、裁判員制度、
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冤罪、死刑にいたるまで、その知られざる仕事と胸のうちを綴る。
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23.
図書 |
小野寺史郎著
目次情報:
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概要:
二一世紀に入り、尖閣諸島や南沙諸島の領有問題などで中国の愛国的な行動が目につく。なぜ、いま中国人はナショナリズムを昂揚させるのか。共産党の愛国主義教育や中華思想による強国意識からなのか。西洋列強や日本に蚕食されてきた一九世紀半ばから、日本の
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侵攻、さらに戦後中国が強大化するなか中華民族にとってナショナリズムとは何であったのか。本書は、清末から現代までの一二〇年の歴史のなかで読み解く。
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24.
図書 |
ワイルド著 ; 小尾芙佐訳
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概要:
ひたむきな愛を描く「幸福な王子」。恋する学生に身を捧げる「小夜啼き鳥と薔薇」。わがままな男と子どもたちの交流を描く「身勝手な大男」。愛の行きつく果てを示す「漁師とその魂」など、道徳的な教訓だけでは収まりきらない、さまざまな味わいの、大人にこ
…
そ読んでほしい童話集。
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25.
図書 |
小山聡子著
目次情報:
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概要:
日本最大の仏教宗派、浄土真宗。開祖・親鸞は、絶対他力の教え、悪人正機説など、思想の革新性で知られている。本書では、さらに平安時代の浄土信仰や、密教呪術とのつながりにも目を向け、親鸞の教えと、それがどのように広まったのかを、豊富な史料とエピソ
…
ードに基づき描きだす。師・法然から、親鸞、その子孫、室町時代に教団を確立した蓮如、そして東西分裂後まで、浄土真宗の思想と歴史を一望する。
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26.
図書 |
高良倉吉編著
目次情報:
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概要:
米軍海兵隊の普天間飛行場の移設をめぐる国と沖縄県の対立は根深い。保守と革新の単純化した構図でとらえられることの多い沖縄問題をどう考えればよいのか。本書では琉球処分、沖縄戦から米国統治、そして日本復帰という近代以降の歴史を踏まえ、特に沖縄県の
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行政に注目し、経済振興と米軍基地問題という二大課題への取り組みを追う。理想と現実のはざまで苦闘しつつも、リアリズムに徹する沖縄の論理を示す。
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27.
図書 |
石母田正著
目次情報:
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概要:
日本の古代国家はどのような構造だったのか。中国・朝鮮との緊張関係は、内政にいかなる影響を及ぼしたのか。大王と国造、天皇制と官僚制、軍事と農事、租税と共同体...。推古朝から大化改新を経て律令国家の成立に至る過程に、首長制の切り口で正面から迫
…
った本書は、今なお古代国家を論じるに避けて通れぬ必読文献である。
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28.
図書 |
近藤浩一路著
概要:
漱石の『坊っちゃん』は多くの読者に愛読され、「国民文学」の代名詞ともいえる小説である。この名作を、近代日本漫画の開拓者・近藤浩一路が飄逸にして諧謔味溢れる漫画としている。坊っちゃんの活躍が、画と文を通し存分に楽しむことができる。
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29.
図書 |
田中敦著
目次情報:
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概要:
旅の道づれに、落語はいかが?「八っつぁん」「喜ぃやん」になったつもりで落語の舞台を歩いてみると、昔と今が行きかう東京や大阪の姿が見えてくる。落語書籍を渉猟し全国のゆかりの地を訪ね歩いている著者による、落語フィールドウォークのすすめ。地名のも
…
つ文化的重要性に気づかせてもくれる、蘊蓄と愛惜にみちたエッセイ。
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30.
図書 |
国谷裕子著
目次情報:
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概要:
今という時代を映す鏡でありたい—。従来のニュース番組とは一線を画し、日本のジャーナリズムに新しい風を吹き込んだ“クローズアップ現代”。番組スタッフたちの熱き思いとともに、真摯に、そして果敢に、自分の言葉で世に問いかけ続けてきたキャスターが、
…
二三年にわたる挑戦の日々を語る。
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31.
図書 |
池田嘉郎著
目次情報:
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概要:
史上初の社会主義国家誕生の契機となったロシア革命から一〇〇年。これまで革命の障害のように見なされてきた立憲主義者・自由主義者らの奮闘に光をあて、新たな社会を模索した人びとが当時に賭けていた思いや挫折を臨場感ある筆致で描き出す。あの時潰え、民
…
衆の間に新たに生まれたものは何だったのか。歴史的意義を考える。
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32.
図書 |
暉峻淑子著
目次情報:
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概要:
個人の成長過程で、地域で、社会で、国家間で...あらゆる局面で、今いかに「対話」が喪われ、その結果何が起きているのか。逆に「対話」があれば、どんなことが可能になるのか。新しい視野が開け、何年もたってから大きな解が得られる対話とは、そもそも人
…
間にとって何なのか。豊富な事例をもとに説く、渾身の警世の書。
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33.
図書 |
松井孝典著
目次情報:
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概要:
文明は、科学の目が明るみに出す“見えない世界”によってつくられる。“見える世界”の奥に潜む“見えない世界”。人間はその原理と法則をもとめて、思考と思索の長い旅を続けてきた。古代から現代までの文明史を俯瞰し、科学技術の発展とともに急速に広がる
…
“見えない世界”の意味を問い、文明の未来とその新たなる可能性をさぐる。
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34.
図書 |
内村鑑三著 ; 鈴木範久訳
目次情報:
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概要:
幕末から明治へ、激動の時代を生きた内村が、自らの魂の変容を記した記録。札幌農学校に進学した青年は上級生に強制されてキリスト信徒となり、新しい自分と世界とを知る。二十四歳で単身渡米、養護院で働き大学に通うなかで、徐々に天命を悟る。傑出した宗教
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家は、キリスト教の「聖地」アメリカと明治日本で、何を見、経験し、考えたのか。
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35.
図書 |
宮沢俊義著
目次情報:
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概要:
民主政治が、なぜどのようにナチ独裁にとって代わられたのか。憲法学の泰斗・宮沢俊義は1930年代初めフランス、ドイツに留学。ナチスの台頭、ヴァイマル憲法の「死滅」をその同時代に目にし、独裁政治の手法を見抜いた論考を立て続けに発表した。民主主義
…
、立憲主義を果敢に説いた宮沢の、戦前における注目の書。
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36.
図書 |
F. ヴェデキント作 ; 酒寄進一訳
概要:
大人はなぜ、隠そうとするんだ?自分たちだってよく知ってる事実なのに—。ドイツのギムナジウムで学ぶ10代半ばの少年少女。性にめざめ、友達同士の会話はもっぱらそのこと。しかし、大人は子どもの意見を聞きもせず一方的に抑圧し、やがて事態は悲劇へと転
…
じていく...。既成のモラルの不条理をついた、ドイツの劇作家ヴェデキント(1864‐1918)の出世作。
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37.
図書 |
前田正子著
目次情報:
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概要:
毎年2万人以上の待機児童が生まれる日本。厳しい「保活」を経ても、保育園に入れない子どもが多数いる。少子化の進む日本で、保育園が増えてもなぜ待機児童は減らないのか。なぜ保育士のなり手が少ないのか。量の拡充に走る一方、事故の心配はないのか。開設
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に反対する近隣住民を説得できるのか—。母親として、横浜副市長として、研究者として、この課題に取り組んできた著者が、広い視野から丁寧に解き明かす。
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38.
図書 |
高村薫著
目次情報:
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概要:
「図書」誌上での好評連載を中心に編む時評集。一生活者の視点から、ものを言い、日々の雑感を綴る。今というこの時代、日本というこの国に生きることへの本能的な危機意識が、生来の観察者を発言者に変える。二〇一四年から一六年まで、日本がルビコンを渡っ
…
た決定的時期の覚書として、特別な意味をもつ一冊。
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39.
図書 |
毛里和子著
目次情報:
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概要:
国交正常化以来の友好の時代を経て、日中関係は、大きな転換期を迎えている。「反日」デモや領土・領海をめぐる衝突など政治的な緊張感を増すなかで、日本は、新たなグローバル・パワーと化した中国とどう向き合うのか。現代中国外交の実像を多角的に読み解き
…
ながら、来たるべき日中関係を模索する。
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40.
図書 |
伊藤史織著
目次情報:
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概要:
先生の指示通りにできない、空気が読めない—公教育の枠組からはみ出した「異才」たちの学びを立ち上げる、異才発掘プロジェクト。横一線に並ばされる旧来の学習体験から脱却し、異質なものを歓迎する教育の理念と実践について描写する。“変わった子ども”を
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受け入れる社会のあり方を問う。
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41.
図書 |
復本一郎著
目次情報:
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概要:
病と闘いながら、短い一生で文学革新をなしとげた正岡子規。畏友夏目漱石には「僕ハモーダメニナツテシマツタ」と弱音をはき、人生行路定まらぬ高浜虚子には「貴兄ニ半椀ノ飯ヲ分タン」と激励する—著作・書簡を読み解きながら彼の人間的魅力を紹介し、そのこ
…
とばのなかに、私たちが今を生きるヒントを見いだす。
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42.
図書 |
植村正久, 奥野昌綱, 松山高吉編
概要:
島崎藤村や国木田独歩などの日本近代文学、ことに新体詩や浪漫主義を生み出す源泉となった、明治期の記念碑的讃美歌集。プロテスタントの二大教派である日本基督一致教会と日本組合基督教会との初の共通讃美歌集として刊行され、現在歌われている讃美歌の礎と
…
なった。30曲の楽譜を掲載。
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43.
図書 |
近藤浩一路著
概要:
「吾輩は猫である。...」。猫の眼から描かれた、苦沙弥先生をはじめとする人間たちの織りなす珍談・奇談の数々。諷刺とユーモアに溢れた物語は、今なお痛快な笑いを誘う。近代文学の古典を、近藤浩一路の面と文で味わう。
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44.
図書 |
チョムスキー著 ; 福井直樹, 辻子美保子訳
目次情報:
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概要:
人間の心のメカニズムとして言語を捉える内在主義と近代科学的アプローチを根本的に結びつけた「生成文法の企て」の全体像を初めて明快に提示した古典。話者が持つ潜在的言語能力・言語知識の厳密な記述に加えて、言語獲得に関わる事実の説明を可能にする一般
…
言語理論(普遍文法)の構築を目指す研究プログラムが論じられる。
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45.
図書 |
井出穣治著
目次情報:
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概要:
かつて「アジアの病人」と呼ばれたフィリピン。近年、サービス業主導で急成長し、経済規模は10年強で3倍となった。人口は1億人を突破し、国民の平均年齢は25歳。「アジアの希望の星」との声さえ聞かれる。一方、貧富の格差はなお深刻で、インフラも不十
…
分。ドゥテルテ大統領の暴言や強権的手法は世界から危惧されている。経済成長著しい島国の魅力と課題に、IMFでフィリピン担当を務めたエコノミストが迫る。
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46.
図書 |
今野真二著
目次情報:
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概要:
「待ちぼうけ」「この道」などの童謡、『桐の花』『雲母集』に代表される短歌、象徴詩の粋たる『邪宗門』から円熟期の『水墨集』まで、様々なジャンルで名作を残し、その名を知らぬ人のない近代文学の巨匠、北原白秋。一面のみ取り上げられることの多かった作
…
家の全貌を辿り、他に類のない広大な言語宇宙の秘密に迫る。
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47.
図書 |
宮内泰介著
目次情報:
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概要:
自然と社会の未来の形は、どういうものが望ましいのだろうか。自然をめぐる各地のさまざまな“いとなみ”を、歩き、見て、聞いて、考えた。人と自然の相互関係とはどういうものか。自然をめぐる合意形成とは?災害時や都市部での実践も含めながら、自然とコミ
…
ュニティのこれからを活きいきと描きだす。
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48.
図書 |
天野郁夫著
目次情報:
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概要:
今なお大きな存在感を持つ旧七帝大。明治維新後、西欧の技術を学ぶため、一八八六年の帝国大学令により設立が始まった。本書では、各地域の事情に応じて設立・拡充される様子、帝大生の学生生活や就職先、教授たちの研究と組織の体制、予科教育の実情、太平洋
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戦争へ向かう中での変容などを豊富なデータに基づき活写。建学から戦後、国立総合大学に生まれ変わるまでの七〇年間を追い、エリート七大学の全貌を描く。
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49.
図書 |
武田徹著
目次情報:
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概要:
「非」フィクションとして出発したノンフィクション。本書は戦中の記録文学から、戦後の社会派ルポルタージュ、週刊誌ジャーナリズム、『世界ノンフィクション全集』を経て、七〇年代に沢木耕太郎の登場で自立した日本のノンフィクション史を通観。八〇年代以
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降、全盛期の雑誌ジャーナリズムを支えた職業ライターに代わるアカデミシャンの活躍をも追って、「物語るジャーナリズム」のゆくえと可能性をさぐる。
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50.
図書 |
三谷太一郎著
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概要:
政党政治を生み出し、資本主義を構築し、植民地帝国を出現させ、天皇制を精神的枠組みとした日本の近代。バジョットが提示したヨーロッパの「近代」概念に照らしながら、これら四つの成り立ちについて解き明かしていく。学界を主導してきた政治史家が、日本近
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代のありようについて問題史的に考察する重厚な一冊。
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