はじめに |
第I編 騒音の基礎 |
第1章 騒音の基本を知ろう 11 |
1.1 騒音は人が決めるもの 11 |
1.2 騒音はどのように発生するか 12 |
固体の振動に起因するもの |
流体の動きに起因するもの |
1.3 騒音は空気の波である 15 |
1.4 音は悪者ばかりではない 19 |
第2章 騒音の性質を知ろう 23 |
2.1 音が発生すると圧力が高くなる 23 |
2.2 音の伝わる速さは 26 |
2.3 音もエネルギーである 29 |
2.4 高い音と低い音 30 |
2.5 音と電気との関係 33 |
2.6 強い音と弱い音 34 |
2.7 音を出す力 36 |
2.8 音の大きさ 40 |
2.9 騒音レベル 43 |
第3章 音はどのように伝わるか 47 |
3.1 音が伝わる空気中で,どのような音の現象が発生するか 47 |
3.2 音源の形と音源からの距離による影響 49 |
3.2.1 小さい音源(点音源) 50 |
3.2.2 細長い音源(線音源) 55 |
無限に長い線音源 |
有限な長さの線音源 |
3.2.3 平面状の音源(面音源) 60 |
無限に広い面音源 |
有限な大きさの面音源 |
3.3 音源の場所による影響 62 |
3.3.1 気象条件の影響 63 |
3.3.2 空間の位置 65 |
3.3.3 小さい室内 66 |
第4章 複数の音源が発生するとどうなるか 69 |
4.1 複数の音源からの音のレベルの和を求めよう 69 |
4.2 音のレベルの和を求める簡便法 71 |
4.3 2つの音のレベルの差を求めよう 72 |
4.4 複数の音のレベルの平均を求めよう 73 |
第5章 騒音と人間との関係 75 |
5.1 音を聞くことができる周波数範囲 75 |
5.2 人間の耳の構造 77 |
5.3 騒音は人間にどのような影響を及ぼすか 79 |
5.3.1 聴力障害 80 |
5.3.2 睡眠と休養の妨害 84 |
5.3.3 身体への影響 86 |
5.4 マスキング効果とは何か 87 |
5.5 騒音に対する保護具 89 |
第6章 騒音をどのように評価するか 91 |
6.1 等価騒音レベルLeq 91 |
6.2 知覚騒音レベルPNL 93 |
6.3 会話妨害レベルSIL 95 |
6.4 騒音評価指数NRN 96 |
6.5 航空機騒音評価 96 |
第7章 騒音をどのように測るか 99 |
7.1 騒音の何を測るか,測定計画を立てよう 99 |
7.2 騒音計の種類 101 |
普通騒音計 |
精密騒音計 |
7.3 騒音レベルの測り方 105 |
7.4 暗騒音が大きいときは 110 |
7.5 周波数分析をしよう 112 |
7.6 測定したデータをどのように処理するか 117 |
7.7 マイクロホン 119 |
マイクロホンの種類 |
マイクロホンの校正 |
第II編 静音化技術 |
第8章 静音化の基本は何か 127 |
8.1 発生する騒音の性質を見極めよう 127 |
騒音がどこで発生しているか |
騒音が何によって発生しているか |
騒音がどのような特性をもっているか |
8.2 固体から発生する騒音 133 |
8.3 空気や水などの流体から発生する騒音 139 |
第9章 音源の静音化対策 143 |
9.1 固体の振動が発生しないようにしよう 143 |
金属ばね |
防振ゴム |
空気ばね(空気ダンパ) |
フェルト |
コルク |
制振鋼板 |
9.2 流体に渦が発生しないようにしよう 154 |
9.3 流体の速度や圧力が急に変化しないようにしよう 158 |
第10章 音の伝わる途中での静音化対策 161 |
10.1 空気中を音が伝わる場合 161 |
距離減衰の利用 |
密度の異なる媒質間の反射の利用 |
空気の粘性による減衰の利用 |
樹木,草,地表面による減衰の利用 |
音の屈折の利用 |
指向性の利用 |
吸音材による音のエネルギー吸収の利用 |
塀や建物によるしゃ音の利用 |
10.2 液体中を音が伝わる場合 166 |
10.3 音源が室内にある場合と外にある場合 167 |
セイビンの残響式 |
アイリングの残響式 |
アイリング・ヌードセンの残響式 |
第11章 音を吸収して静音化しよう 17 |
11.1 音を吸収して熱エネルギーに変えよう 17 |
11.2 音を吸収する材料は何か,どのような性質があるか 180 |
多孔質形吸音材 |
薄板(膜)形吸音材 |
共鳴構造形吸音材 |
上記の併用形吸音 |
11.3 吸音材をどのように選択し,使うか 195 |
材料の選択と施工 |
吸音する場所 |
吸音材の選択方法 |
吸音材の表面処理と塗装仕上げ |
経済性 |
11.4 ダクトで音を吸収しよう 200 |
ダクト内での音の減衰 |
ダクト内の気体音の吸収 |
11.5 音を共鳴させて吸収しよう 206 |
11.6 音を膨脹させて吸収しよう 208 |
第12章 音をさえぎって静音化しよう 211 |
12.1 塀やつい立で音をさえぎろう 211 |
12.2 一重のパネルで音をさえぎろう 215 |
12.3 空気層をもつ二重のパネルで音をさえぎろう 218 |
12.4 サンドイッチパネルによるしゃ音の効果 221 |
剛性材サンドイッチパネル |
弾性材サンドイッチパネル |
抵抗材サンドイッチパネル |
12.5 音源を囲ってみよう 222 |
第13章 音の性質を利用して静音化しよう 227 |
13.1 音の伝わる通路を変えて静音化できる 227 |
13.2 他の音を出して静音化できる 230 |
13.3 音の指向性を利用しよう 232 |
13.4 密度の異なる物質を利用しよう 234 |
13.5 音の放射エネルギーの減少を利用しよう 235 |
参考文献 237 |
索引 |