序文 iii |
1 プロローグ 1 |
2 非平衡熱力学・巨視的理論 3 |
2.1 歴史的概観 4 |
2.2 平衡熱力学 7 |
2.2.1 熱力学関係式 11 |
2.2.2 相平衡条件 12 |
2.2.3 ギブス・デュエムの関係式 13 |
2.2.4 クラウジウス・クラペイロンの式 15 |
2.2.5 キブスの相律 15 |
2.2.6 密度量への変換 17 |
2.3 流体力学 18 |
2.3.1 連続の式 18 |
2.3.2 ナヴィエ・ストークス方程式 19 |
2.3.3 等方的流体の粘性応力 24 |
2.3.4 渦なしの流れ 24 |
2.3.5 非圧縮性流体 26 |
2.3.6 ラグランジュ微分とオイラー微分 27 |
2.4 非平衡熱力学 28 |
2.4.1 熱力学的力と速度変化 28 |
2.4.2 局所平衡仮定 32 |
2.4.3 保存量と不可逆過程 41 |
2.5 線形熱力学 46 |
2.6 エントロピー生成に関する原理 50 |
2.6.1 グランスドルフ・プリゴジンの発展規準 50 |
2.6.2 化学反応の例 53 |
2.6.3 エントロピー生成最小の原理 55 |
2.6.4 伝導体の非線形抵抗 55 |
2.7 拡張された熱力学 59 |
3 ゆらぎと確率過程 68 |
3.1 平衡系のゆらぎ 68 |
3.2 確率過程 73 |
3.2.1 マスター方程式 73 |
3.2.2 クラマース・モヤル展開 76 |
3.2.3 確率微分方程式 78 |
3.2.4 非線形抵抗への一般化 82 |
3.2.5 マスター方程式のサイズ展開 85 |
3.2.6 多変数への拡張 88 |
3.2.7 経路積分表示 92 |
3.3 熱力学ゆらぎ現象論 95 |
3.4 非平衡ゆらぎとオンサーガーの相反定理 98 |
3.5 連続体 100 |
3.6 ボルツマン方程式 113 |
4 相転移の動力学 131 |
4.1 相転移とは何か 131 |
4.2 ランダウの現象論 133 |
4.3 非一様な系の動力学 135 |
5 非線形動力学(常微分系) 化学反応を中心に 139 |
5.1 化学反応は典型的な非線形の動力学系 139 |
5.2 酵素反応にみられる非線形特性 141 |
5.3 化学反応のシステム動力学 148 |
5.3.1 自已触媒反応 148 |
5.3.2 activator,inhibitor系における振動解・多重安定性 149 |
5.3.3 3次元以上の非線形性 152 |
5.4 等温系での多重安定性 153 |
5.5 多重安定性 マッシュルーム・孤島 159 |
5.6 温度によるフィードバックのある反応系での多重安定性 161 |
5.7 等温系での化学振動 163 |
5.8 3変数系 168 |
5.9 2ステップの発熱反応が結合する系(CSTR) 171 |
5.10 オレゴネーター(BZ反応のモデル式) 172 |
6 非線形動力学 時空間の秩序と乱れ 174 |
6.1 双安定メディアでの進行波 174 |
6.2 興奮メディア(媒体)での進行波・パターン形成 179 |
6.3 ラセン波 182 |
6.4 振動メディアでの進行波 184 |
6.5 チューリング不安定性 静止パターン 189 |
6.6 ベナール対流 流体のパターン形成 192 |
6.7 対流パターンとカオス 196 |
索引 200 |
非平衡系の科学II 緩和過程の統計力学 |
目次 |
1 ブラウン運動と拡散 |
2 微視的輸送理論 |
3 化学反応の運動論 |
4 スピン緩和の統計力学 |