まえがき 1 |
第1章 生分解性高分子の新しい展開 土肥義治 11 |
1.1 高分子材料と環境 11 |
1.1.1 プラスチック産業の発展 11 |
1.1.2 プラスチック廃棄物の問題 12 |
1.2 生分解性高分子材料の開発 15 |
第2章 ポリエステルの発酵合成と性質 |
2.1 共重合ポリエステルの発酵合成と性質 国岡正雄 19 |
2.1.1 ポリ(3-ヒドロキシブチレート):P(3HB) 19 |
2.1.2 共重合ポリエステルの発酵合成 26 |
2.1.3 共重合ポリエステルの性質 35 |
2.2 発酵によるポリエステル生産の経済的評価法 山根恒夫 43 |
2.2.1 発酵生産のコスト 43 |
2.2.2 微生物ポリエステルの収率 45 |
2.2.3 微生物ポリエステルの生産性 50 |
2.2.4 おわりに 57 |
2.3 ポリエステルの微生物分解 齊藤光實 58 |
2.3.1 PHBを分解する微生物 58 |
2.3.2 A.faecalis T1のPHB分解酵素 59 |
2.3.3 Pseudomonas lemoigneiのPHB分解酵素 67 |
2.3.4 海水によるPHAの分解 69 |
2.3.5 おわりに 69 |
第3章 多糖類の発酵合成と性質 |
3.1 多糖類の発酵合成と特性 甲斐 昭 77 |
3.1.1 バイオセルロース 78 |
3.1.2 カードラン 89 |
3.1.3 Rhizobium生産多糖 96 |
3.1.4 ザンタン 97 |
3.1.5 Arthrobacter菌生産多糖 99 |
3.1.6 ガラクトサミン系多糖 102 |
3.1.7 アミロース系多糖 104 |
3.1.8 ゲル形成能保有多糖生産菌 105 |
3.2 プルランの発酵生産と応用 中村 敏 106 |
3.2.1 プルランの発酵生産 106 |
3.2.2 プルランの性質と応用 109 |
第4章 ポリアミノ酸の発酵合成と性質 窪田英俊・遠藤 剛 119 |
4.1 はじめに 119 |
4.2 生産菌および培養方法 120 |
4.3 精製方法 121 |
4.3.1 γPGAの抽出と菌体の除去 121 |
4.3.2 γPGAの培養濾液からの分離 122 |
4.4 γPGAの性質 124 |
4.4.1 γPGAの化学構造 124 |
4.4.2 γPGAの分子量 125 |
4.4.3 γPGA構成アミノ酸の立体異性 127 |
4.4.4 γPGAの高次構造 128 |
4.4.5 分光光学データ 130 |
4.4.6 γPGA水溶液の性質 130 |
4.4.7 γPGAの溶解度 131 |
4.5 γPGAの酵素による分解 131 |
4.6 おわりに 134 |
第5章 天然高分子の利用と材料化 |
5.1 セルロース 白石信夫 137 |
5.1.1 セルロースの特性 138 |
5.1.2 セルロースの溶解 140 |
5.1.3 セルロースの機能化 143 |
5.1.4 セルロース誘導体の生分解性 145 |
5.1.5 木材のプラスチック化 147 |
5.2 リグニン 畠山兵衛 159 |
5.2.1 はじめに 159 |
5.2.2 高分子が微生物に分解されるための必要条件 160 |
5.2.3 リグニンの構造とそれに似せた高分子 160 |
5.2.4 リグニンに似せた高分子の微生物分解 174 |
5.2.5 おわりに 177 |
5.3 キチン・キトサン 栗田恵輔 177 |
5.3.1 はじめに 177 |
5.3.2 キチンの存在 179 |
5.3.3 キチンの調製 179 |
5.3.4 キチンの構造 180 |
5.3.5 キトサンの調製 181 |
5.3.6 水溶性キチンの調製 182 |
5.3.7 キチン類の性質 184 |
5.3.8 キチン類の利用 185 |
5.3.9 化学修飾による可溶化と機能化 190 |
5.3.10 おわりに 196 |
5.4 アルギン酸 小林良生 197 |
5.4.1 資源からみたアルギン酸 197 |
5.4.2 アルギン酸の化学構造的特徴 198 |
5.4.3 保健・医療分野への応用 201 |
5.4.4 工業資材としての利用 205 |
5.4.5 捺染における染着促進・防染剤 209 |
5.4.6 マイクロカプセル剤 211 |
5.4.7 センサ材料 212 |
5.4.8 アルギン酸の生分解性 213 |
5.4.9 おわりに 214 |
5.5 天然高分子の複合化とその性質 西山昌史 215 |
5.5.1 はじめに 215 |
5.5.2 土壤中における天然高分子の役割 216 |
5.5.3 複合化素材としての多糖類 216 |
5.5.4 セルロースとキトサンの複合化 218 |
5.5.5 セルロース・キトサン系生分解性高分子材料 220 |
5.5.6 その他の天然高分子の複合化 224 |
5.5.7 おわりに 226 |
第6章 合成高分子の微生物分解 |
6.1 ポリビニルアルコール 嶋尾正行・加藤暢夫 237 |
6.1.1 PVAを分解する共生細菌 237 |
6.1.2 増殖因子 241 |
6.1.3 PVAデヒドロゲナーゼ 243 |
6.1.4 PVAデヒドロゲナーゼの機能 246 |
6.1.5 PQQ生産とPVA分解 248 |
6.2 ポリエーテル 河合富佐子 250 |
6.2.1 ポリエチレングリコール 250 |
6.2.2 ポリプロピレングリコール 258 |
6.2.3 ポリテトラメチレングリコール 262 |
6.3 ポリエステル 常盤 豊 263 |
6.3.1 微生物によるポリエステルの分解と資化 263 |
6.3.2 酵素によるポリエステルの加水分解 266 |
6.3.3 各種リパーゼによるポリエステルの加水分解 267 |
6.3.4 ポリエステルの加水分解に対する2つのタイプのリパーゼの特徴比較 270 |
6.3.5 エステル型ポリウレタンの微生物およびリパーゼによる分解 270 |
6.3.6 芳香族ポリエステルと脂肪族ポリエステルからなる共重合体のリパーゼによる加水分解 273 |
6.3.7 ポリアミドと脂肪族ポリエステルからなる共重合体のリパーゼによる加水分解 275 |
6.3.8 その他のエステル結合を含む合成高分子の生分解性 276 |
第7章 生分解性高分子の化学合成 |
7.1 環境分解性高分子の合成と応用 山本 襄 281 |
7.1.1 ポリエステル,コポリエステル 281 |
7.1.2 コポリエステルエーテル 286 |
7.1.3 コポリエステルアミド 292 |
7.1.4 ポリマーブレンド 294 |
7.1.5 応用 295 |
7.1.6 おわりに 296 |
7.2 生体内分解吸収性高分子の合成と応用 大内辰郎 296 |
7.2.1 ポリエステル系生体内分解吸収性高分子の合成 299 |
7.2.2 ドラッグ・デリバリ用材料への応用 309 |
7.2.3 おわりに 320 |
7.3 水溶性高分子の合成と応用 松村秀一 321 |
7.3.1 はじめに 321 |
7.3.2 ポリエステル 321 |
7.3.3 ポリアセタールカルボン酸:ポリグリオキシル酸ナトリウム(SPG) 327 |
7.3.4 ポリアミド 328 |
7.3.5 多糖誘導体 328 |
7.3.6 多糖のブロックポリマー 333 |
7.3.7 ポリビニル型ポリカルボン酸塩 333 |
7.3.8 酸化PVA(PEK) 337 |
7.3.9 おわりに 338 |
第8章 光分解性高分子の開発 |
8.1 光分解性高分子の現状と課題 大澤善次郎 347 |
8.1.1 はじめに 347 |
8.1.2 光分解性高分子の分子設計 348 |
8.1.3 感光性官能基導入型 348 |
8.1.4 感光性試薬添加型 356 |
8.1.5 光分解性高分子の現状 358 |
8.1.6 光分解性高分子の課題 358 |
8.2 光分解性ポリエチレン 箱崎順一 362 |
8.2.1 はじめに 362 |
8.2.2 ポリエチレンの光分解反応機構 363 |
8.2.3 光分解性ポリエチレンの種類と特性 364 |
8.2.4 光分解性ポリエチレンの将来の展望 369 |
索引 373 |
まえがき 1 |
第1章 生分解性高分子の新しい展開 土肥義治 11 |
1.1 高分子材料と環境 11 |