1.
図書 |
軽部謙介著
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概要:
「国家意思」は、どのように政策として形作られ、貫徹していくのか。政府・日銀の歴史的な「共同声明」作成のプロセス、「二」並びの目標数値の出所など。官邸、経済省、財務省、金融庁、日銀、財界、有識者...誰が、どう動いたのか。圧倒的な取材力を誇る
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著者が、異例の政策の生成過程をつぶさに再現する。
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2.
図書 |
寺西重郎著
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概要:
長期にわたって停滞を続ける日本経済。混迷から抜け出せないのはなぜなのか。本書では、その解明を歴史に求め、経済システムを支える日本人の「資本主義の精神」を探究する。強欲な金儲け主義への嫌悪感、ものづくりへの敬意や高品質の追求、個人主義ではなく
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集団行動の重視など、欧米はもとより、中韓など東アジア諸国とも異なる特質を明らかにする。そのうえで現代日本の経済システム改革への指針を示す。
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3.
図書 |
和田裕弘著
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概要:
織田信長の生涯を側近が著述した『信長公記』。父親の葬儀で仏前に抹香を投げつける場面、岳父である斎藤道三との初会見ほか、小説などで描かれる挿話の数々は、この軍記が土台となっている。第一級の史料とされるが、実際には何がどう書かれているのか。現存
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する『信長公記』諸本を調査した著者が、「桶狭間の戦い」「信長の居城」「並みいる重臣」「本能寺の変」など28のトピックに整理して解説、その全容を明かす。
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4.
図書 |
渡辺信三著
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概要:
自然界や社会における偶然性を伴う現象は、いかにして定式化されるのか。確率過程をめぐる研究は20世紀前半にウィーナーやレヴィ、そしてコルモゴロフらによって進められ、なかでも伊藤清が確立した確率解析のための基本的手法は、「伊藤積分」の名で広く知
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られている。本書はそうした伊藤の定式化によりつつ、マルチンゲール的手法に重点を置いた確率積分を展開。物理学・数理ファイナンスなど幅広い応用をもつ理論の基礎をあざやかに示した名著。
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5.
図書 |
藤井一二著
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概要:
大伴家持(七一八頃〜七八五)は、天平文化を代表する歌人であり、『万葉集』の編纂にも関わったとされる。橘奈良麻呂の変など、数多くの政争が渦巻く時代を官人として生き、さまざまな美しい景色や多くの親しい人々との思い出を歌に込めた。その歩みを追うと
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、時代に翻弄されながら、名門一族を背負った素顔が浮かび上がる。本書は、残された資料と各所で詠んだ歌から、謎の多い彼の全生涯を描き出す。
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6.
図書 |
[紫式部著] ; 柳井滋 [ほか] 校注
概要:
皇子に生まれ、幼くして母を亡くし、位人巨を極めた光源氏。その数多の恋愛を軸に平安貴族の栄華と苦悩を描き尽くした、世界最古の長編物語の一つ。新日本古典文学大系版による精密な原文、最新の成果を盛り込む注解と補訳。桐壺から末摘花までの六帖を収録。
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<br />いかなる筋を尋ね来つらむ—夕顔とかつての頭中将の遺児である玉鬘は、初瀬観音の加護により、源氏に引き取られ、男たちの心をかき乱す存在となってゆく...。数奇な運命に翻弄される彼女の落ち着く先は?「玉鬘十帖」(玉鬘から真木柱)を収録。<br />朧月夜に似るものぞなき—政敵の娘との密会が発覚し、須磨・明石へと流れてゆく光源氏...。葵上・六条御息所・紫上など、優美な女君との恋愛模様が描かれる紅葉賀から明石までの七帖。新日本古典文学大系版による精密な原文、最新の成果を盛り込む注解と補訳。原文で読む千年の物語。<br />まろは、いかで死なばや—。亡き大君を思うあまり妹の中君に思いを寄せる薫の前に、大君に瓜二つの異母妹浮舟が出現。浮舟を宇治に迎える薫、そこへ強引に割り込む匂宮。二人の間の板挟みに耐えかねた浮舟は、ついに入水を決意する。早蕨から浮舟の四帖を収録。<br />世に数まへられ給はぬ古宮おはしけり—。出生の秘密をかかえる薫が慕う、落魄の親王八宮。宮家の美しい姉妹に、明石中宮の子で多情な匂宮も関心を寄せる。洛外宇治を舞台にした、薫と大君、匂宮と中君との恋。匂兵部卿から総角の六帖を収録、「宇治十帖」はじまる。<br />年もわが世もけふや尽きぬる—。柏木との密通により薫を生んだ女三宮、秘密を源氏に握られ、その重圧に耐えかねて死ぬ柏木。病がちだった紫上もついに亡くなり、悲嘆に暮れる源氏は、世を去る準備を調えつつ、物語から姿を消す。柏木から幻までの六帖を収録。<br />みをつくし恋ふるしるしに—明石から帰京した源氏は、公私ともに充実の時を迎える。内大臣に昇進、明石君には女児誕生、広壮な私邸を造営し、愛する女たちを迎える。その栄華に唯一影を落とす藤壺とのかつての恋...。精密な原文と注解、原文で読む千年の物語。<br />心に耐へぬものなげかしさのみうち添ふや—。太上天皇に準じる位に登り、明石姫君を入内させた四十歳の源氏。しかし栄華の絶頂にある源氏が直面した女三宮の降嫁は、紫上を苦しめる。全五四帖中最大の巻「若菜(上・下)」を「梅枝」「藤裏葉」とともに収録。
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7.
図書 |
池内紀著
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概要:
大作『ブッデンブローク家の人々』で若くして名声を獲得し、五十四歳でノーベル文学賞を受賞したドイツ人作家トーマス・マン。だが、ファシズム台頭で運命は暗転する。体制に批判的なマンをナチスは国外追放に。以降、アメリカをおもな拠点に、講演やラジオ放
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送を通じてヒトラー打倒を訴え続け、その亡命生活は二十年近くに及んだ。激動の時代を、マンはどう見つめ、記録したか。遺された浩瀚な日記から浮かび上がる闘いの軌跡。
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8.
図書 |
佐々木幹郎著
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概要:
詩人であることの幸福と不幸。近代日本を代表する詩人の、自らへの自負と揶揄、表現者としての存在の不安がみなぎる作品の数々は、どこからきたのか。宿命のように降りてきたのは、雪か、歌か。その歌はどこへ消えていくのか。新発見資料から読み解く、立体的
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な、まったく新しい中原中也像の誕生。
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9.
図書 |
ジル・ドゥルーズ著 ; 國分功一郎, 長門裕介, 西川耕平編訳
目次情報:
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概要:
ジル・ドゥルーズは幅広い問題に取り組んだ哲学者だが、とりわけ初期は多様な問題を論じ、そのうち特別な手ごたえを得たものについて、後年、論を深めていった傾向がある。初期論考5本を精選して新訳。初期ドゥルーズにおける「企画の種子」群をあらためて紹
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介し、彼の思想の全体像をいま一度描きなおす。高校講義をもとにした「基礎づけるとは何か」、ルソー思想全体に取り組んだ「ルソーについてのソルボンヌ講義」、二つの他者論「女性についての記述」「口にすることと輪郭」、「マゾッホとマゾヒズムについて」を収録する。
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10.
図書 |
小川原正道著
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概要:
戦前は自由主義経済学者、マルクス主義批判の知識人、慶應義塾長として知られた小泉信三(1888〜1966)。戦中は好戦的発言を繰り返す中、空襲で全身火傷を負う。戦後は皇太子教育の全権委任者として、敗戦で揺らぐ皇室を支え、美智子妃を迎えるなど象
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徴天皇制の基盤を作った。国家主義の台頭、戦争、敗戦という激動の中、国家のあり方を問い続け、オールド・リベラリストの生き方を貫いた小泉の生涯を描く。
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