1.
図書 |
古川真人著
概要:
草は刈らねばならない。そこに埋もれているもは、納屋だけではないから—。長崎の島に暮らし、時に海から来る者を受け入れてきた一族の、歴史と記憶の物語。第162回芥川賞受賞作。
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2.
図書 |
下村湖人作
概要:
次郎は生後まもなく里子にだされ、五、六歳になって生家に帰ってくるが、自分にたいする家庭の空気が非常に冷たく感じられ、乳母が恋しくてたまらない。大人の愛をほしがる子どもが、つらい運命に耐えながら成長する姿を深く見つめて描く不朽の名作。<br
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/>中学に上がった次郎は上級生に難癖をつけられ、ナイフを握って立ち向かうが、その場を朝倉先生に見つかり、「慈悲」について教えられる...。愛に飢えた少年次郎は、愛されるより、自ら進んで愛することの大きさに気づき、しだいに理性的になっていく。<br />朝倉先生が主宰する白鳥会に入会して、人生を深く考えるようになる次郎。無計画のうちに強行した筑後川上流探検、宝鏡先生とのトラブル、実父が営む酒屋の番頭の不始末などのエピソードを通して、急激な精神的成長をとげる次郎の姿をつぶさに描く。<br />時代はしだいに軍国主義の影が濃くなり、自由を重んずる朝倉先生は五・一五事件を批判したために辞職を勧告される。次郎たちは先生の留任運動を計画し嘆願の血書を認めるが...。配属将校や思想警察が幅を利かせる思想統制の時代。次郎は中学五年生。
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3.
図書 |
下村湖人作
概要:
時代はしだいに軍国主義の影が濃くなり、自由を重んずる朝倉先生は五・一五事件を批判したために辞職を勧告される。次郎たちは先生の留任運動を計画し嘆願の血書を認めるが...。配属将校や思想警察が幅を利かせる思想統制の時代。次郎は中学五年生。
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4.
図書 |
石沢麻依著
概要:
コロナ禍が影を落とす異国の街に、九年前の光景が重なり合う。静謐な祈りをこめて描く鎮魂の物語。第64回群像新人文学賞、第165回芥川賞受賞。
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5.
図書 |
徳田秋声作
目次情報:
概要:
徳田秋声(1871‐1943)は、生の営みの哀しさ、愛欲の切なさを、流麗にして風韻溢れる日本語により小説とした日本近代文学の高峰。物怖じせずに時代に抗して、一途に生きる女性の半生が瑞々しく辿られる「あらくれ」。男女の微妙な葛藤を見詰めた「新
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世帯」。現代に新たな魅力を放ち続ける代表作2篇。
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6.
図書 |
下村湖人作
概要:
朝倉先生のあとを追って上京した次郎は先生が主宰する「友愛塾」の助手となり、自己を磨く充実した日々を送る。やがて二・二六事件が勃発、軍部の力はさらに強まり...。朝倉先生の自由主義的な教育理念は次郎にどのような精神的成長をもたらすのか。永遠不
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滅の教養小説最終巻。(全五冊)
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7.
図書 |
葉山嘉樹 [著] ; 道籏泰三編
目次情報:
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概要:
長篇『海に生くる人々』で異色のプロレタリア作家として知られる葉山嘉樹(1894‐1945)。下級船員、流離の土木作業員、工場底辺労働者、貧農、職なし、困窮の主義者など、最下層の人たちに共感の眼を向けたすぐれた短篇も数多い。自らも一介の貧しい
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農夫として戦争の混乱のなかに倒れた特異なプロレタリア文学者の作品を新たに精選する。
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8.
図書 |
[黒島伝治著] ; 紅野謙介編
概要:
動員された兵士、貧しい農民、民衆の哀しさを、抑制された文体と素朴なユーモア、見事な構成により短篇小説、随筆にまとめた作家・黒島伝治(1898‐1943)。「渦巻ける烏の群」「橇」をはじめとする作品は、異国への越境を強要され、シベリアの大地を
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這う兵士達の抵抗の叫びから成る戦争文学の名作である。作品18篇を精選。
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9.
図書 |
国木田独歩作
概要:
詩情と求道心が渾然一体となった作家・国木田独歩(1871‐1908)。「柔かい心臓を持っていた」(芥川龍之介)詩人にして小説家である。その小説は、今に至るまで広く愛読されている。『運命』は独歩が一躍脚光を浴びた代表的短篇集である。「運命論者
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」「画の悲み」「空知川の岸辺」「非凡なる凡人」など、全9篇を収録。
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10.
図書 |
森鷗外作
概要:
哲学を職業とする金井湛君は、ある時ふと思った。「おれの性欲の歴史を書いて見ようか知らん」—。初出誌が発禁処分を受けた異色作。自伝的要素を背景に、6歳からの性にまつわる様々な記憶を淡々としたユーモアをもって語る。浅草の楊弓場や吉原の廓、当時の
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男子寮等の様子も興味深い。各頁に詳細な注を新たに付す。
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