序 3 |
第I部:知っておきたい水の基礎 |
1 水の性質 |
(1) 水分子の構造 8 |
(2) 水溶液としての水 8 |
(3) 水道水中の不純物 10 |
2 実験用水の基礎 |
(1) 実験用水として必要な水の純度 11 |
(2) 実験用水の水質を表す単位 12 |
1)イオン量を表す単位 |
◎理論純水の比抵抗計算方法 |
2)有機物量を表す単位 |
(3) 純水と超純水 15 |
◎超純水のpHは計れない!? |
3 純水・超純水精製の基礎 |
(1) 純水・超純水精製に用いられる要素技術 18 |
●イオン交換 Deionization(Dl) |
●連続イオン交換 Electric Deionization(EDI) |
●活性炭 Activated Carbon(AC) |
●膜分離 Filtration |
●デプスフィルター Depth Filter |
●メンブランフィルター Membrane Filter(MF) |
●限外ろ過膜 Ultra Filter(UF) |
●逆浸透膜 Reverse Osmosis(RO) |
●脱気膜 Degassing Membrane |
●蒸留 Distillation(DW) |
●紫外線 Ultra Violet(UV) |
(2) 純水の精製方法と水質 31 |
(3) 超純水の精製方法と水質 34 |
1)供給する純水の違いによる超純水の水質 |
2)セントラル純水からの超純水の精製 |
第II部:水は実験結果を左右する |
1 実験用途に応じた超純水の精製方法 |
(1) 実験の目的により除去すべき不純物は異なる 42 |
(2) 紫外線ランプによる有機物の分解 42 |
(3) 限外ろ過膜による生活活性物質の除去 43 |
2 各種実験における水質の影響 |
(1) 有機物分析(HPLC,LC/MS)における水質の重要性 46 |
1)HPLC,LC/MS分析に適した超純水の精製 |
2)市販HPLC用水を用いる場合の注意点 |
(2) イオンクロマトグラフィーにおける水質の重要性 48 |
イオンクロマトグラフィー分析に適した超純水の精製 |
◎イオンクロマトグラフィー分析のトラブルシューティング |
(3) VOC・環境ホルモン分析における水質の重要性 52 |
1)VOC・環境ホルモン分析に適した超純水の精製 |
2)市販水を用いる場合の注意点 |
(4) 微量金属分析(ICP-MS)における水質の重要性 53 |
微量金属分析に適した超純水の精製 |
◎ICP-MS分析のトラブルシューティング |
(5) 細胞培養における水質の重要性 56 |
(6) RNAを扱う実験における水質の重要性 56 |
1)DEPC処理の手間と弊害 |
2)超純水装置によるRNaseフリー水の精製 |
第III部:超純水を使用するために守るべき10のルール |
超純水の性質と使用時の注意点 60 |
ルール(1):用時採水する 61 |
ルール(2):採水環境を改善する 62 |
ルール(3):溶出の少ない容器・器具を用いる 64 |
ルール(4):容器を十分に洗浄し,適切に保管する 66 |
ルール(5):容器を使い分ける 67 |
ルール(6):初流を排水する 68 |
ルール(7):採水口をきれいに保つ 70 |
ルール(8):泡立てずに採水する 71 |
ルール(9):洗ビンに入れた超純水は適宜入れ替える 72 |
ルール(10):採水するときには水質計を確認する 73 |
第IV部:超純水システムの管理のポイント |
長期間安定した水質を得るための超純水システムの管理 |
(1) 純水装置はこまめなメンテナンスが大切 76 |
1)イオン交換樹脂のメンテナンス |
2)蒸留器のメンテナンス |
3)RO-EDI方式純水装置のメンテナンス |
(2) 純水タンクは水質管理の死角 79 |
1)エアベントフィルターによる環境からの汚染防止 |
2)殺菌用UVランプによる微生物増殖防止 |
(3) 超純水装置は鮮度が命 85 |
(4) 超純水システムを長期間停止させるときの対処法 85 |
(5) バリデーションとキャリブレーション 86 |
◎超純水装置バリデーションの流れ |
参考文献・超純水技術資料 89 |
付録 |
●超純水で困ったときのためのQ&A 94 |
●用語集 98 |
●元素周期表 105 |
索引 106 |