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1.

図書

図書
Gerald Karp著 ; 山本正幸, 渡辺雄一郎監訳
出版情報: 東京 : 東京化学同人, 2000.3  xv, 747p ; 28cm
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2.

図書

図書
森道夫編集 ; 森道夫 [ほか] 執筆
出版情報: 東京 : メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2002.5  ix, 247p ; 26cm
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3.

図書

図書
太田次郎著
出版情報: 東京 : 裳華房, 2002.10  viii, 143p ; 26cm
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4.

図書

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多賀谷光男著
出版情報: 東京 : 朝倉書店, 2002.11  vii, 196p ; 26cm
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5.

図書

図書
Gerald C. Karp著 ; 山本正幸, 渡辺雄一郎, 児玉有希訳
出版情報: 東京 : 東京化学同人, 2006.12  xiv, 672p ; 30cm
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6.

図書

図書
伊藤明夫著
出版情報: 東京 : 岩波書店, 2006.8  xi, 194p ; 21cm
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7.

図書

図書
H. Lodish [ほか著] ; 野田春彦 [ほか] 訳
出版情報: 東京 : 東京化学同人, 2001.9  2冊 ; 28cm
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8.

図書

東工大
目次DB

図書
東工大
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H. Lodish [ほか著] ; 石浦章一 [ほか] 訳
出版情報: 東京 : 東京化学同人, 2005.9  xxxv, 918p ; 28cm
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第I部 化学的・分子的基礎
1.生命の始まりは細胞である 1
   1・1 細胞の多様性と共通性 1
   1・2 細胞を構成する分子 8
   1・3細胞の営み 12
   1・4細胞とその部品を調べる 18
   1・5進化するゲノムの全体像 23
2.化学的基礎 27
   2・1原子間結合と分子の相互作用 27
   2・2細胞の化学的構成要素 33
   2・3化学平衡 41
   2・4生化学的エネルギー論 44
3.タンパク質の構造と機能 51
   3・1タンパク質構造の階層性 52
   3・2タンパク質の折りたたみ、修飾、分解 59
   3・3細胞の化学的過程と酵素 63
   3・4細胞の機械的仕事と分子モーター 68
   3・5タンパク質の機能制御機構 71
   3・6タンパク質の精製、検出、特徴づけ 74
4.分子遺伝学の基礎 87
   4・1核酸の構造 88
   4・2タンパク質をコードしている遺伝子の転写と機能をもつmRNAの形成 93
   4・3原核生物における遺伝子発現の制御 99
   4・4翻訳におけるRNAの三つの役割 103
   4・5リボソーム上でのタンパク質の段階的な組立て 108
   4・6DNA複製 114
   4・7ウイルス:細胞の遺伝システムヘの寄生者 118
第II部 細胞の構造と生化学
5.生体膜と細胞の構造 127
   5・1生体膜:脂質組成と膜構造 127
   5・2生体膜:タンパク質組成と基本的機能 135
   5・3真核細胞の細胞小器官 142
   5・4細胞骨格二その組成と構造維持機能 149
   5・5細胞や細胞内構造の精製 153
   5・6細胞の構造を可視化する 158
6.細胞の組織への統合 169
   6・1細胞間および細胞マトリックス間接着:概観 170
   6・2シート状上皮組織:結合と接着分子 173
   6・3上皮細胞層の細胞外マトリックス 180
   6・4非上皮組織における細胞外マトリックス 186
   6・5接着相互作用と非上皮細胞 193
   6・6植物組織 200
   6・7培養細胞の増殖とその利用 203
7.細胞膜におけるイオンや低分子の輸送 212
   7・1膜輸送の概略 212
   7・2ATP依存性ポンプと細胞内イオン環境 217
   7・3開閉しないイオンチャネルと静止膜電位 224
   7・4等方輸送体と対向輸送体による共輸送 231
   7・5水の移動 233
   7・6上皮細胞を通り抜ける輸送 236
   7・7電圧依存性イオンチャネルとニューロンにおける活動電位の伝播 237
   7・8シナプスでのシグナル伝達における神経伝達物質とその受容体や輸送タンパク質 247
8.細胞のエネルギー 259
   8・1グルコースと脂肪酸のCO2への酸化 261
   8・2電子伝達とプロトン駆動力の発生 271
   8・3プロトン駆動力によるATP合成 279
   8・4光合成の過程と光吸収色素 285
   8・5光化学系の分子機構 289
   8・6光合成におけるCO2の代謝 294
第III部 遺伝学と分子生物学
9.分子遺伝学技術とデノミクス 303
   9・1突然変異体の遺伝学的解析に基づいた遺伝子の同定と研究 303
   9・2組換えDNA技術によるDNAクローニング 311
   9・3クローン化されたDNA断片の解析と利用 321
   9・4ゲノミクス:遺伝子構造や発現をゲノムレベルで解析する 329
   9・5真核生物の特定の遺伝子機能を不活性化する 335
   9・6ヒト病因遺伝子の同定と遺伝地図作製 341
10.遺伝子と染色体の分子構造 349
   10・1遺伝子の分子生物学的定義 349
   10・2遺伝子と非コードDNAの染色体内の構成 352
   10・3可動性DNA 357
   10・4真核生物染色体の構造的組織化 366
   10・5真核生物染色体の形態と機能性因子 372
   10・6細胞小器官のDNA 378
11.遺伝子発現の転写による制御 387
   11・1真核生物の遺伝子制御およびRNAポリメラーゼの概観 387
   11・2タンパク質コード遺伝子の調節配列 393
   11・3転写のアクチベーターとリプレッサー 397
   11・4RNAポリメラーゼIIによる転写の開始 407
   11・5転写の活性化と抑制の分子機構 409
   11・6転写因子の活性の調節 419
   11・7転写の伸長と終結の調節 422
   11・8その他の真核生物の転写系 423
12.転写後遺伝子制御と核輸送 429
   12・1真核生物mRNA前駆体のプロセシング 429
   12・2mRNA前駆体プロセシングの調節 440
   12・3核膜を通じての巨大分子の輸送 444
   12・4細胞質における転写後制御機構 453
   12・5rRNAおよびtRNAのプロセシング 460
第IV部 細胞シグナル伝達
13.細胞表面でのシグナル伝達 467
   13・1シグナル伝達分子と細胞表面受容体 467
   13・2細胞内シグナル伝達 474
   13・3アデニル酸シクラーゼ活性を変化させるGタンパク質共役型受容体 477
   13・4イオンチャネルを調節するGタンパク質共役型受容体 487
   13・5ホスホリバーゼCを活性化するGタンパク質共役型受容体 492
   13・6Gタンパク質共役型受容体による遺伝子転写の活性化 496
14.遺伝子活性を支配するシグナル伝達経路 501
   14・1TGFβ受容体およびSmadの直接的活性化 502
   14・2サイトカイン受容体およびJAK-STAT経路 507
   14・3受容体型チロシンキナーゼおよびRasの活性化 515
   14・4MAPキナーゼ経路 521
   14・5シグナル伝達因子としてのホスホイノシチド 526
   14・6シグナル誘導性タンパク質切断を伴う経路 529
   14・7受容体シグナル伝達に対する負の調節 532
15.シグナルの統合と遺伝子制御 539
   15・1シグナル誘導への応答に関する包括的見解の構築に向けての実験的アプローチ 540
   15・2環境変動に対する細胞の応答 544
   15・3調節因子の量の勾配による細胞運命の制御 548
   15・4転写因子の異なる組合わせによる境界の形成 559
   15・5細胞外シグナルによる境界の形成 565
   15・6相互誘導と側方阻害 570
   15・7シグナルの統合と制御 573
第V部 膜輸送
16.膜や細胞小器官へのタンパク質の輸送 581
   16・1分泌タンパク質の小胞体膜通過 583
   16・2タンパク質の小胞体膜への挿入 589
   16・3タンパク質の修飾、折りたたみと小胞体内での品質管理 594
   16・4細菌タンパク質の送り出し 601
   16・5ミトコンドリアや葉緑体タンパク質の選別 603
   16・6ペルオキシソームタンバク質の選別 612
17.小胞輸送、分泌、エンドサイトーシス 618
   17・1分泌経路を研究する手法 620
   17・2小胞輸送の分子機構 624
   17・3分泌経路初期段階における小胞輸送 630
   17・4分泌経路最終段階におけるタンパク質の選別とプロセシング 634
   17・5受容体依存性エンドサイトーシスと取込まれたタンパク質の選別 642
   17・6シナプス小胞の機能と形成 649
18.脂質の代謝と輸送 656
   18・1リン脂質とスフィンゴ脂質:その合成と細胞内移動 656
   18・2コレステロール:多機能性膜脂質 662
   18・3細胞内外への脂質の移動 666
   18・4細胞内脂質代謝のフィードバック制御 674
   18・5アテローム性動脈硬化症、心臓発作、脳卒中の細胞生物学 678
第VI部 細胞骨格
19.ミクロフィラメントと中間径フィラメント 689
   19・1アクチンの構造 689
   19・2アクチン重合の動態 693
   19・3ミオシンによる細胞運動 700
   19・4細胞の移動 708
   19・5中間径フィラメント 712
20.微小管 722
   20・1微小管の形成と動態 722
   20・2キネシンとダイニンで駆動される運動 732
   20・3有糸分裂時の微小管の動態とモータータンパク質 740
第VII部 細胞周期と細胞増殖制御
21.真核細胞における細胞周期の制御 753
   21・1細胞周期とその制御の概観 753
   21・2卵母細胞、卵、初期胚を用いた生化学的研究 757
   21・3分裂酵母を用いた遺伝学的研究 762
   21・4有糸分裂制御の分子機構 766
   21・5出芽酵母を用いた遺伝学的研究 771
   21・6哺乳類細胞における細胞周期の制御 778
   21・7細胞周期の調節におけるチェックポイント 783
   21・8減数分裂:特別な細胞分裂 786
22.細胞の誕生、分化、および死 793
   22・1細胞の誕生 793
   22・2酵母における細胞型の決定 803
   22・3筋肉の決定と分化 806
   22・4非対称的細胞分裂の調節 812
   22・5細胞死とその調節 816
23.がん 827
   23・1腫瘍細胞と発がん 828
   23・2がんの遺伝的基礎 835
   23・3増殖促進タンパク質の発がん性突然変異 842
   23・4増殖抑制や細胞周期制御を消失させる突然変異 847
   23・5がんにおける発がん物質とDNA修復の役割 851
用語解説 863
欧文索引 883
和文索引 899
第I部 化学的・分子的基礎
1.生命の始まりは細胞である 1
   1・1 細胞の多様性と共通性 1
9.

図書

東工大
目次DB

図書
東工大
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Bruce Alberts [ほか] 著 ; 中村桂子, 松原謙一監訳
出版情報: 東京 : ニュートンプレス, 2004.12  xl, 1681p ; 28cm
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項目一覧 xi
本書への協力者 xxxv
読者への手引き xxxix
第Ⅰ部 細胞とは 1
   1 細胞とゲノム 3
   2 細胞の化学と生合成 47
   3 タンパク質 129
第Ⅱ部 遺伝の基本 189
   4 DNAと染色体 191
   5 DNAの複製,修復,組換え 235
   6 ゲノム情報の読み取り―DNAからタンパク質へ 299
   7 遺伝子発現の調節 375
第Ⅲ部 研究手法 467
   8 タンパク質,DNA,RNAの操作 469
   9 細胞の観察 547
第Ⅳ部 細胞の内部構造 581
   10 膜の構造 583
   11 小分子の膜輸送と,膜の電気的性質 615
   12 細胞内区画とタンパク質の選別 659
   13 細胞内における小胞の輸送 711
   14 エネルギー変換―ミトコンドリアと葉緑体 767
   15 細胞の情報伝達 831
   16 細胞骨格 907
   17 細胞周期とプログラム細胞死 983
   18 細胞分裂のしくみ 1027
第V部 細胞のつくる社会 1063
   19 細胞結合,細胞接着,細胞外マトリックス 1065
   20 生殖細胞と受精 1127
   21 多細胞生物における発生 1157
   22 組織の形成―組織を作る細胞の生と死 1259
   23 がん 1313
   24 適応免疫 1363
   25 病原体,感染,自然免疫 1423
用語集 1465
Index 1507
索引 1595
項目一覧 xi
本書への協力者 xxxv
読者への手引き xxxix
10.

図書

東工大
目次DB

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東工大
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黒岩常祥 [ほか] 著
出版情報: 東京 : 朝倉書店, 2008.1  vi, 152p ; 22cm
シリーズ名: 基礎分子生物学 / 猪飼篤, 川喜田正夫, 星元紀編集 ; 3
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1. 生命の起源〔黒岩常祥〕 1
   1.1 生命の誕生と進化 1
   i) 生命は太古の地球環境下で 1
   ii) 生命の基本物質の誕生を実験で再現 5
   iii) チェックとアルトマンの実験と核酸 7
   iv) 遺伝情報の保管はRNA分子からDNA分子へ 12
   v) 細胞膜の発達-ミッチェルの実験 16
   1.2 原核生物の誕生と増殖 19
   i) 化学化石,生物化石,分子化石 19
   ii) 原核細胞の構造と機能 20
   iii) 原核生物の核分裂 24
   iv) 原核生物の細胞質分裂 25
   v) 拡大する細菌の生活圏 28
2. 微生物の細胞〔三角修己〕 32
   2.1 微生物とは 32
   2.2 原核生物 32
   i) 真正細菌 34
   ii) 光合成を行う真正細菌 35
   iii) 嫌気的光合成細菌の進化 36
   iv) 酸素発生型(好気性)の藍色細菌(シアノバクテリア,藍藻)の誕生 37
   v) 好気性細菌への進化 39
   vi) 古細菌 40
   2.3 真核生物 43
   i) 真核生物の起源 43
   ii) 細胞生物学的視点で見た真核生物の起源と成立 49
   iii) 真核細胞 52
   iv) 原生生物 56
   v) 藻類 56
   vi) 菌類 57
   2.4 微生物ゲノムとその応用的利用 57
   i) 微生物ゲノム解析の現状 58
   ii) 微生物細胞の応用的利用の実際 60
3. 植物細胞〔高野博嘉・伊藤竜一〕 63
   3.1 植物の系統 64
   i) 藍藻および真核藻類 64
   ii) 陸上植物 66
   3.2 プラスチド 68
   i) 基本構造と多様な分化形態 68
   ii) 動態-分裂・融合・細胞内運動 70
   iii)プロテオーム 73
   iv)遺伝情報 74
   3.3 光合成 77
   i) 光合成の機構 78
   ii) 光合成の環境応答 82
   iii) 各種合成系とのかかわり 83
   3.4 プラスチドから見た植物細胞の進化 85
   3.5 小胞輸送経路のオルガネラ 87
   i) 小胞体 87
   ii) ゴルジ体と細胞質分裂 89
   iii) 液胞 91
   3.6 ミトコンドリア 93
   i) 動態-形態変化・分裂・融合 93
   ii) プロテオーム 96
   iii) 遺伝情報 97
   3.7 ミクロボデイー 98
   i)構造・機能・分化形態 98
   ii)増殖・形成 101
   3.8 植物細胞の観察法 103
   3.9 植物細胞の特徴としての分化全能性と組織培養 105
   3.10 植物細胞への遺伝子導入技術 107
   i) アグロバクテリウム法 107
   ii) パーティクルガン法 109
   iii) プロトプラストを用いる方法 110
   3.11 遺伝子導入技術を用いた分子生物学的実験手法 112
   i) 一過的発現解析と安定形質転換体の作成 112
   ii) 細胞内でのタンパク質局在部位の同定 114
   iii) 遺伝子の発現制御 116
   iv) プラスチドの形質転換法 117
   3.12 ゲノム時代の植物分子細胞生物学 118
   i) 植物のゲノム情報 118
   ii) タギングライブラリー 119
   iii) マップベースクローニング 119
   iv) ジーントラップとエンハンサートラップ 121
   v) マイクロアレイとマクロアレイ 121
4. 動物細胞〔松永幸大〕 124
   4.1 動物細胞の特徴 124
   4.2 動物細胞の分裂 124
   i) 染色体と動物細胞の分裂 124
   ii) 動物細胞の分裂と染色体研究の歴史 125
   iii) 細胞周期とチェックポイント 126
   iv) 細胞分裂の制御 129
   v) 細胞質分裂 130
   vi) 減数分裂 131
   4.3 染色体 132
   i) 染色体凝縮 132
   ii) 紡錘体形成 134
   iii) セントロメアの不思議 136
   iv) 動原体の構造 137
   v) 染色体プロテオーム解析 140
   vi) 染色体表層タンパク質と核小体 141
   vii) 染色体分離へ 142
   viii) 生殖細胞と性染色体 144
   4.4 動物細胞の分裂と人間社会のかかわり 145
   4.5 動物細胞の遺伝子機能解析法 146
   i) RNAi法 146
索引 149
1. 生命の起源〔黒岩常祥〕 1
   1.1 生命の誕生と進化 1
   i) 生命は太古の地球環境下で 1
11.

図書

図書
花岡炳雄, 永倉俊和編集
出版情報: 東京 : メディカルレビュー社, 2009.8  294p ; 26cm
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12.

図書

東工大
目次DB

図書
東工大
目次DB
Bruce Alberts [ほか] 著
出版情報: 東京 : 南江堂, 2005.9  xxi, 870p ; 28cm
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おもな内容
1細胞とは 1
   パネル1-1 光学顕微鏡と電子顕微鏡 8
   パネル1-2 細胞-動物細胞、植物細胞、細菌細胞のつくり 25
   解明への手がかり 生命に共通するしくみ 30
2細胞の化学成分 39
   解明への手がかり 巨大分子とは何か? 60
   パネル2-1 化学結合と基 66
   パネル2-2 水の化学的性質 68
   パネル2-3 いくつかの糖のあらまし 70
   パネル2-4 脂肪酸とその他の脂質 72
   パネル2-5 タンパク質を構成する20種類のアミノ酸 74
   パネル2-6 ヌクレオチドについて 76
   パネル2-7 非共有結合の基本型 78
3エネルギー、触媒作用、生合成 83
   パネル3-1 自由エネルギーと生物学的反応 96
   解明への手がかり 反応速度論により代謝経路のモデル化や操作ができる 103
4タンパク質の構造と機能 119
   パネル4-1 タンパク質の機能を示す例 120
   解明への手がかり タンパク質の構造を精査する 129
   パネル4-2 4通りの方法で描いた小型タンパク 132
   パネル4-3 細胞の破壊と細胞抽出液の最初の分画 160
   パネル4-4 クロマトグラフィーによるタンパク質の分離 162
   パネル4-5 電気泳動によるタンパク質の分離 163
   パネル4-6 抗体の作製と利用 164
5DNAと染色体 169
   解明への手がかり 遺伝子はDNAでできている 172
6DNAの複製、修復、組換え 195
   解明への手がかり 複製起点を探す 198
7DNAからタンパク質へ-細胞がゲノムを読み取るしくみ 229
   解明への手がかり 遺伝暗号の解読 246
8遺伝子発現の調節 267
   解明への手がかり 遺伝子調節-eveの話 282
9遺伝子とゲノムの進化 293
   解明への手がかり 遺伝子の数 314
10遺伝子と細胞の操作 323
   解明への手がかり ヒトゲノム塩基配列の決定 334
11膜の構造 365
   解明への手がかり 膜の流れを測定する 384
12膜輸送 389
   解明への手がかり ヤリイカを用いて膜の興奮の秘密を探る 414
13細胞が食物からエネルギーを得るしくみ 427
   パネル13-1 解糖の10の反応の詳細 432
   解明への手がかり クエン酸回路の発見 442
   パネル13-2 クエン酸回路の全容 450
14ミトコンドリアと葉緑体におけるエネルギー生産 453
   解明への手がかり 化学浸透共役がATP合成を駆動するしくみ 460
   パネル14-1 酸化還元電位 471
15細胞内区画と細胞内輸送 497
   解明への手がかり タンパク質と小胞の輸送を追う 520
16細胞の情報伝達 533
   解明への手がかり 細胞のシグナル伝達経路を解き明かす 561
17細胞骨格 573
   解明への手がかり モータータンパクの探究 586
18細胞周期と細胞死 611
   解明への手がかり サイタリンとCdkの発見 618
19細胞分裂 637
   パネル19-1 動物細胞のM期のおもな段階 642
   解明への手がかり 有糸分裂紡錘体の形成 646
20遺伝学、減数分裂と遺伝の分子機構 659
   解明への手がかり 遺伝子連鎖地図を読む 682
   パネル20-1 古典遺伝学の概要 685
21組織の成り立ちとがん 697
   パネル21-1 高等植物を構成する細胞と組織 700
   解明への手がかりがんにとって重要な遺伝子を理解する 723
問題の答え 741
用語集 805
Index 833
索引 845
項目一覧
   細胞の統一性と多様性 1
   細胞は見かけも機能も驚くほど多彩である 2
   細胞はみな化学的によく似ている 3
   現存する細胞は同じ祖先から進化したと思われる 4
   遺伝子は細胞の形、働き、複雑な行動を指令する 5
   顕微鏡で見た細胞 5
   光学顕微鏡の発明は細胞の発見につながった 6
   細胞や細胞小器官、さらには分子までが顕微鏡で見える 7
   原核細胞 11
   原核生物は細胞のなかで最も多様である 14
   原核生物は真正細菌と古細菌の2群(ドメイン)に分けられる 15
   真核細胞 16
   核は細胞の情報貯蔵庫である 16
   ミトコンドリアは食物からエネルギーをつくり出し細胞の活動を支える 17
   葉緑体は日光のエネルギーを捕らえる 18
   細胞内膜により異なる機能をもつ細胞内区画がつくり出されている 19
   細胞質ゾルは大小さまざまな分子を含む濃い水性ゲルである 22
   細胞骨格は細胞の動きを方向づけている 22
   細胞質は静止していない 23
   真核細胞は捕食者が起源になったらしい 24
   モデル生物 27
   分子生物学は大腸菌を集中的に研究してきた 28
   酵母は簡単な真核細胞である 28
   シロイヌナズナは30万種の植物のなかからモデルとして選ばれた 28
   動物界はハエと線虫とマウスとヒトが代表している 29
   ゲノムの塩基配列を比べると生命に共通の遺産が明らかになる 33
   化学結合 39
   細胞は比較的少ない種類の原子からできている 40
   最外殻電子が原子問の相互作用を決める 41
   イオン結合は電子のやりとりでつくられる 43
   共有結合は電子を共有してつくられる 45
   共有結合にはいろいろな強さのものがある 46
   共有結合にはいくつかの種類がある 47
   水は水素結合で集合している 48
   極性分子には水中で酸や塩基となるものがある 49
   細胞内の分子 50
   細胞は炭素化合物からできている 50
   細胞内の小分子のおもなものは4種類である 51
   糖は細胞のエネルギー源であり、多糖の構成単位でもある 52
   脂肪酸は細胞膜の成分である 53
   アミノ酸はタンパク質の構成単位である 55
   ヌクレオチドはDNAとRNAの構成単位である 56
   細胞内の巨大分子 58
   巨大分子の構成単位は特異的な配列をしている 59
   非共有結合によって巨大分子の正確な形が決まる 62
   非共有結合によって巨大分子は特定の分子と結合する 63
   触媒作用と細胞のエネルギー利用 84
   生物に見られる秩序の形成には、細胞からの熱エネルギーの放出が必要である 85
   光合成生物は日光を利用して有機分子を合成する 88
   細胞は有機分子を酸化してエネルギーを得る 89
   酸化と還元に際しては電子が移動する 90
   酵素は化学反応の障壁を低くする 91
   反応が起こるかどうかは自由エネルギーの変化で決まる 93
   △Gと反応の方向は反応物の濃度によって変わる 94
   平衡定数は分子間相互作用の強さを示す 95
   連続して起こる反応では、自由エネルギーの変化を加算できる 98
   速い拡散のおかげで酵素と基質がめぐり会える 100
   VmaxとKMで酵素の性能を表す 101
   活性型運搬体分子と生合成 106
   活性型運搬体をつくる際にはエネルギー的に起こりやすい反応と組み合わせる 106
   ATPは最もよく使われる活性型運搬体分子である 107
   ATPに蓄えられたエネルギーは2個の分子の結合によく使われる 108
   NADHとNADPHは重要な電子運搬体である 109
   細胞内にはほかにも多くの活性型運搬体分子がある 111
   生体高分子の合成にはエネルギーの投入が必要である 112
   タンバク質の形と構造 119
   タンパク質の形はアミノ酸配列によって決まる 121
   タンパク質はエネルギー最小のコンホメーションに折りたたまれる 124
   タンパク質はさまざまな複雑な形をとる 125
   αヘリックスとβシートはタンパク質に普遍的に見られる折りたたみパターンである 126
   生物体ではらせん構造が形成されやすい 134
   βシートは多くのタンパク質の中心で強固な構造をつくる 135
   タンパク質の構造はいくつかの階層に分けられる 136
   理論的に可能なポリペプチド鎖のうち有用なものは限られる 137
   タンパク質はファミリー(族)に分類できる 138
   大型タンパク分子の多くは複数のポリペプチド鎖からなる 139
   タンパク質が集まって線維やシートや球になる 140
   長い線維状のタンパク質 141
   細胞外のタンパク質は共有結合による架橋で安定化している 142
   タンパク質の働くしくみ 143
   タンパク質はほかの分子と結合する 143
   抗体の結合部位はとりわけ融通1生に富む 144
   酵素は強力でかつきわめて特異性の高い触媒である 145
   リゾチームを例に見る酵素の働き方 146
   タンパク質に強く結合している小分子が特別な機能を付加する 149
   タンパク質を調節するしくみ 150
   酵素の触媒活性はほかの分子の調節を受けている 151
   アロステリック酵素には相互に影響し合う2つの結合部位がある 151
   リン酸化はタンパク質のコンホメーション変化を引き起こしその活性を調節する 153
   GTP結合タンパクもまたリン酸基の付加と除去のサイクルにより調節されている 154
   ヌクレオチドの加水分解がモータータンパクに大きな動きを生み出す 155
   タンパク質はタンパク装置として機能する大型複合体をつくる 156
   タンパク質の構造と機能の大規模な研究が行われ、発見が加速されている 157
   DNAの構造と機能 170
   DNA分子は2本の相補的なヌクレオチド鎖でできている 171
   DNAの構造目体に遺伝のしくみの鍵がある 176
   真核生物の染色体構造 177
   真核生物DNAは染色体に詰め込まれている 178
   染色体には遺伝子が一列に長く並んでいる 179
   染色体は細胞周期に応じて異なった状態で存在する 181
   間期の染色体は核内に整然と配置されている 183
   染色体のDNAは高度に凝縮されている 183
   ヌクレオソームがクロマチン構造の墓本単位である 184
   染色体のDNAは何段階にも折りたたまれている 186
   問期の染色体には凝縮したクロマチンと凝縮度の低いクロマチンが共存する 187
   ヌクレオソーム構造が変化するとDNAに近づきやすくなる 189
   DNA複製 196
   DNA複製ができるのは塩基対形成のおかげ 196
   DNA合成は複製起点から始まる 197
   新しいDNAの合成は複製フォークで起こる 201
   複製フォークは非対称である 202
   DNAポリメラーゼは誤りを自分で校正する 203
   短いRNAがDNA合成のプライマーとなる 204
   複製フォークでは、複数のタンパク質が協調して複製装置を形成する 206
   真核生物染色体の末端はテロメラーゼが複製する 207
   DNA複製は比較的よく解明されている 208
   DNA修復 209
   変異は生物に深刻な影響をおよぼすことがある 209
   DNAの誤対合修復系が、複製装置で校正され損なった複製の誤りを取り除く 210
   DNAは細胞内でたえず損傷を受けている 212
   遺伝子が安定なのはDNA修復のおかげである 213
   DNAは忠実に維持されるので、類縁種のタンパク質は配列がよく似ている 214
   DNA組換え 215
   相同組換えによって、遺伝情報が厳密に交換される 215
   相同ではないDNA配列の問でも、組換えが起こる 216
   動く遺伝因子には、移動に必要な成分の情報が書き込まれている 217
   ヒトのゲノムの大部分は2群の転移因子からなる 218
   ウイルスは細胞から離脱できる完全な動く遺伝因子である 219
   レトロウイルスは遺伝情報を逆流させる 221
   DNAからRNAへ 230
   DNA塩基配列の一部がRNAに転写される 230
   転写では、DNAの一方の鎖に相補的なRNAをつくる 231
   細胞では数種類のRNAがつくられる 233
   DNA内に、RNAポリメラーゼの転写開始と終結の場所を指示するシグナルがある 234
   真核生物のRNAは、核で転写されると同時に加工される 236
   真核生物の遺伝子は非コード配列で分断されている 237
   イントロンはRNAスプライシングで除去される 238
   真核生物では成熟mRNAを選んで核から運び出す 241
   働き終わったmRNA分子は細胞内で分解される 242
   最初期の細胞にはイントロンがあったらしい 242
   RNAからタンパク質へ 243
   mRNAの塩基配列はヌクレオチド3個ずつの組み合わせとして読み取られる 244
   tRNA分子がmRNAのコドンとアミノ酸を結びつける 245
   特異的な酵素がtRNAに正しいアミノ酸を結びつける 248
   RNAの指令はリボソームで解読される 248
   リボソームはリボザイムの一種である 251
   mRNAのコドンがタンパク合成の開始点と終止点を指示する 253
   タンパク質はボリリボソームで合成される 254
   原核生物のタンパク合成阻害剤は抗生物質として利用される 255
   細胞内のタンパク量の調整には、タンパク分解の制御が役立っている 256
   DNAからタンパク質ができるまでにはいくつもの段階がある 257
   RNAと生命の起源 258
   生命には自己触媒が必要である 259
   ポリヌクレオチドは情報を保存できるうえに化学反応を触媒できる 259
   進化の過程ではDNAより先にRNAが活躍しただろう 261
   遺伝子発現のあらまし 268
   多細胞生物の細胞は種類が違っても存在するDNAはまったく等しい 268
   細胞の種類が違うと、つくるタンパク質の組み合わせが違う 268
   細胞は外部からのシグナルに応じて遺伝子の発現を変化させる 270
   遺伝子の発現調節は、DNAからRNAを経てタンパク質に至る経路のいろいろな段階で行われる 270
   転写のスイッチの働くしくみ 271
   転写の調節は、DNAの調節配列に結合するタンパク質が行う 271
   リプレッサーは遺伝子をオフに、アクチベーターは遺伝子をオンにする 273
   アクチベーターとリプレッサーがlacオペロンを制御する 275
   真核生物遺伝子の転写開始は複雑である 275
   真核生物のRNAボリメラーゼは転写基本因子を必要とする 276
   真核生物の遺伝子調節タンパクは遠くからでも遺伝子を調節する 278
   プロモーターDNAがヌクレオソームに凝縮すると、転写の開始に影響が現れる 279
   特定の細胞型をつくり出す分子機構 280
   真核生物の遺伝子は複数のタンパク質の組み合わせによって調節されている 281
   1個のタンパク質で、異なる遺伝子の発現を協調させることができる 281
   組み合わせ調節によって多様な細胞がつくられる 285
   遺伝子発現の安定したパターンは娘細胞へと受け継がれる 286
   1個の遺伝子調節タンパクが器官全体を形成する引き金となり得る 288
   遺伝的変動の生成 293
   おもに5種類の遺伝的変化が進化に寄与する 295
   DNAの複製と維持の機構がうまく働かなし、とゲノムの変化が引き起こされる 296
   DNA重複によって1つの細胞内に類縁遺伝子のファミリーが生まれる 297
   グロビン遺伝子ファミリーの進化からDNA重複が生物の進化に寄与するようすがわかる 298
   遺伝子の重複と分岐によって遺伝的斬新さが生まれ、生物が進化する 299
   同一エキソンの繰り返しで新しい遺伝子ができることがある 300
   エキソンの混ぜ合わせが新たな遺伝子を生じることもある 300
   ゲノムの進化は転移因子の移動によって加速されてきた 301
   遺伝子は水平伝播によって生物間で交換されることがある 302
   生命の系統樹の再構築 304
   生物を選択上有利にする遺伝的変化は保存されやすい 304
   2種の生物種のゲノム塩基配列の違いは、両者が別々に進化してきた期間の長さに比例する 305
   ヒトとチンパンジーのゲノムでは塩基配列だけでなく編成もよく似ている 306
   重要機能をもつ塩基配列はDNA内でまとまって保存される 306
   ゲノムの比較から"ジャンク(がらくた)DNA"はなくてもよいことが示唆される 308
   進化上極端に離れた類縁関係さえも、塩基配列の保存によって追跡できる 309
   ヒトゲノムの解読 311
   ヒトゲノムの塩墓配列が示すヒト遺伝子の編成 311
   ヒトゲノム内の遺伝的変動が個性を生み出す 313
   ヒトのDNAと関連生物のDNAとの比較がヒトゲノムの解明に役立つ 316
   ヒトゲノムには未解読情報が多量に含まれている 317
   細胞の単離と培養 324
   組織から均一な細胞集団が得られる 325
   細胞は培養器の中で増殖できる 325
   真核生物の細胞を培養維持するには特別な問題がある 326
   DNA分子の分析法 327
   制限酵素はDNA分子を特異的な部位で切断する 328
   大きさの異なるDNA断片をゲル電気泳動で分ける 329
   DNA断片の塩基配列を決定する 331
   ゲノム塩墓配列を検索して遺伝子を同定する 333
   核酸の八イブリッド形成 336
   DNAパイブリッド形成を用いて遺伝病の診断ができる 336
   DNAマイクロアレイ上での八イブリッド形成で数千種もの遺伝子の発現を一度に調べる 338
   in situ八イブリッド形成法で細胞内あるいは染色体上にある特定の核酸塩墓配列の所在を突き止める 340
   DNAクローニング 341
   DNAリガーゼはDNA断片をつなぎ合わせ、組換えDNA分子をつくる 341
   組換えDNAを細菌細胞の内部で増やす 341
   DNAをクローニングする際に特殊なプラスミドベクターを利用する 342
   ヒトの遺伝子をDNAクローニングで単離する 343
   cDNAライプラリーは個々の組織がつくるmRNAに対応する 346
   ポリメラーゼ連鎖反応で特定のDNA塩基配列を選択的に増幅できる 347
   DNA操作 352
   まったく新しいDNA分子をつくり出す 352
   クローニングしたDNAを使って細胞内の微量タンパクを大量に生産する 352
   操作した遺伝子から遺伝子の発現時期と部位がわかる 353
   変異生物は遺伝子の機能を最もよく表現する 355
   遺伝子改変動物をつくる 356
   遺伝子導入植物は、細胞生物学にとっても農業にとっても重要である 359
   脂質二重層 366
   膜の脂質は水中で二重層を形成する 367
   脂質二重層は二次元の流動体である 370
   脂質二重層の流動性はその構成成分によって決まる 371
   脂質二重層は非対称である 373
   脂質分布の非対称性は細胞内で生み出される 373
   膜タンパク 374
   膜タンパクの脂質二重層への結合はさまざま 375
   二重層を横断しているポリペプチド鎖はαヘリックスであることが多い 376
   膜タンパクは界面活性剤によって可溶化し、精製できる 377
   全構造が解明された膜タンパクは数少ない 378
   細胞膜は細胞皮層により強化されている 380
   細胞表面は炭水化物で覆われている 381
   細胞は膜タンパクの移動を限定できる 383
   膜輸送の原理 389
   イオン濃度は細胞内と細胞外で大きく異なる 390
   脂質二重層は溶質やイオンを通さない 391
   膜輸送タンパクは運搬体とチャネルの2種類に分けられる 391
   溶質の膜透過に受動輸送と能動輸送がある 392
   運搬体タンパクとその機能 393
   濃度勾配と電気的な力により受動輸送が起きる 393
   能動輸送では溶質は電気化学的勾配に逆らって輸送される 395
   動物細胞はATP加水分解のエネルギーを使ってNa+を細胞外に運び出す 396
   Na+-K+ポンプはリン酸基の一時的な付加により駆動される 397
   動物細胞はNa+勾配を使って栄養物を能動的に取り込んでいる 397
   Na+-K+ポンプは動物細胞の浸透圧調節にかかわっている 399
   細胞内のCa2+濃度はCa2+ポンプにより低く維持されている 401
   植物や菌類、細菌ではH+勾配が膜輸送の駆動力として使われている 402
   イオンチャネルと膜電位 403
   イオンチャネルはイオン選択性をもち、しかもゲートを備えている 403
   イオンチャネルは開と閉の状態をランダムに切り替えている 405
   各種の刺激がイオンチャネルの開閉に影響を与える 407
   電位依存のイオンチャネルは膜電位に反応する 407
   膜電位は特定のイオンに対する膜の透過性によって調節される 408
   神経細胞のイオンチャネルとシグナル伝達 411
   活動電位により長距離にわたり迅速に情報が伝えられる 411
   活動電位は電位依存Na+チャネルにより伝搬される 412
   電位依存Ca2+チャネルは神経末端で電気シグナルを化学シグナルに変換する 417
   標的細胞の神経伝達物質依存チャネルが化学シグナルを電気シグナルに再変換する 417
   ニューロンが受け取る入力には興奮性と抑制性がある 419
   伝達物質依存チャネルは向精神薬のおもな標的である 419
   シナプス接続により思考や行動や記億が可能になる 420
   糖と脂肪の分解 428
   食物分子は3段階で分解される 428
   解糖はATP生成の中心的経路である 430
   発酵では酸素なしでATPが生産できる 431
   解糖を見ると、酸化とエネルギー貯蔵を酵素が共役させるしくみがわかる 434
   糖と脂肪はミトコンドリアで分解されてアセチルCoAになる 435
   クエン酸回路では、アセチル基をCO2に酸化してNADHをつくる 439
   ATPのほとんどが電子伝達によって合成される 441
   食物の備蓄と利用 444
   生物は食物分子を特別なかたちで蓄える 444
   植物細胞では葉緑体とミトコンドリアが協力している 446
   多くの生合成経路は解糖系かクエン酸回路を出発点とする 447
   代謝は整然と制御されている 448
   細胞はそのエネルギーの大半を膜に配置された系を使って得ている 453
   ミトコンドリアと酸化的リン酸化 455
   ミトコンドリアには外膜、内膜および2つの内部区画がある 455
   高工ネルギー電子はクエン酸回路でつくり出される 457
   化学浸透過程で酸化エネルギーがATPに変換される 458
   電子はミトコンドリア内膜にある一連のタンパク質を経て運ばれる 459
   電子伝達により膜をはさんだプロトン勾配が生じる 462
   プロトン勾配はATP合成を駆動する 464
   ミトコンドリア内膜を通す共役輸送は電気化学的プロトン勾配によって駆動される 466
   細胞のATPの大半はプロトン勾配によってつくられる 466
   細胞内のATP:ADP比はミトコンドリアでの素早いADPからATPへの変換によって高い値を維持している 468
   電子伝達系とプロトンのくみ出し 468
   プロトンは電子伝達により容易に移動する 468
   酸化還元電位は電子に対する親和性を示している 469
   電子伝達により大量のエネルギーが放出される 470
   タンパク質に強く結合している金属が多様な電子運搬体として働く 472
   シトクロム酸化酵素は酸素の還元反応を触媒する 474
   H+ポンプの作用機構はまもなく原子レベルでわかるようになるだろう 475
   呼吸は驚くほど効率が高い 476
   葉緑体と光合成 478
   葉緑体はミトコンドリアに似ているが、区画が1つ余分にある 478
   葉緑体は太陽光のエネルギーを捕捉して炭素固定に使う 480
   励起状態のクロロフィル分子はエネルギーを反応中心に集める 481
   光エネルギーがATPとNADPHの合成を駆動する 482
   炭素固定はリプロースビスリン酸カルボキシラーゼが触媒する 485
   葉緑体での炭素固定からスクロースやデンプンがつくられる 486
   ミトコンドリアと葉緑体の起源 487
   酸化的リン酸化は、古代の細菌の進化にとって有利に働いた 488
   光合成細菌は周囲の環境に頼る部分がさらに少なかった 489
   メタン細菌の生活形態を見ると化学浸透共役の起源が古いことがわかる 480
   膜で囲まれた細胞小器官 498
   真核細胞には膜で囲まれた細胞小器官の基本セットがある 498
   細胞小器官にはそれぞれ異なる進化の道すじがある 500
   タンパク質の選別 502
   タンパク質を細胞小器官に運び込む方法は3つある 502
   シグナル配列がタンパク質を適切な区画へ誘導する 503
   タンパク質は核膜孔を通って核内に運び込まれる 504
   ミトコンドリアや葉緑体に輸送されるタンパク質は構造をほどく 506
   タンパク質は合成されながら小胞体に取り込まれる 507
   水溶性タンパクは小胞体内腔に放出される 509
   輸送開始と輸送停止のシグナルが脂質二重層内での膜貫通タンパクの配置を決める 510
   小胞による輸送 512
   輸送小胞は区画問での水溶性タンパクと膜の輸送にかかわる 512
   小胞の出芽はタンパク質の被覆分子の集合によっている 513
   小胞の特異的融合はSNAREの働きによる 515
   分泌経路 516
   ほとんどのタンパク質は小胞体で共有結合による修飾を受ける 516
   小胞体からの搬出の調節がタンパク質の品質を保証する 517
   ゴルジ体ではタンパク質の修飾と選別がさらに進められる 518
   分泌タンパクはエキソサイトーシスにより細胞から放出される 519
   エンドサイトーシス経路 523
   食細胞はもっぱら大型粒子を摂取する 523
   液体と巨大分子は飲作用により取り込まれる 525
   動物細胞では受容体を介したエンドサイトーシスが特定経路として働いている 525
   エンドサイトーシスによって取り込まれた巨大分子はエンドソームで選別される 526
   細胞内消化はおもにリソソームで行われる 527
   細胞間シグナル伝達の一般原理 533
   シグナルは長距離でも短距離でも活躍する 534
   細胞は特定の組み合わせのシグナルに応答する 536
   受容体は細胞内シグナル伝達経路を介してシグナルを伝達する 538
   一酸化窒素は細胞膜を透過し酵素を直接活性化する 540
   細胞膜を透過し細胞内受容体と結合するホルモンもある 541
   細胞表面にある受容体は3種類に大別される 542
   イオンチャネル連結型受容体は化学シグナルを電気シグナルに変換する 544
   多くの細胞内シグナルタンパクは分子スイッチとして働く 545
   Gタンパク連結型受容体 546
   Gタンパク連結型受容体が刺激されるとGタンパクのサブロユニットが活性化する 546
   Gタンパクにはイオンチャネルの調節を行うものがある 548
   膜に結合している酵素を活性化するGタンパクもある 549
   環状AMPのかかわる経路は酵素を活性化し.遺伝子を発現させる 550
   イノシトールリン脂質経路は細胞内Ca2+濃度を上昇させる 552
   Ca2+シグナルは生物のさまざまな反応過程の引き金となる 554
   細胞内シグナル伝達系の速度、感度、適応性は非常に高い:目の光受容器での例 555
   酵素連結型受容体 557
   活性化された受容体チロシンキナーゼは細胞内シグナルタンパクの複合体を形成する 557
   受容体チロシンキナーゼはGTP結合タンパク、Rasを活性化する 559
   酵素連結型受容体には核への直通経路を活性化するものがある 560
   タンパクキナーゼのつくる連絡網は情報を総括して細胞の複雑な挙動を調節している 565
   多細胞化と細胞間相互連絡は、植物と動物では独自の進化を遂げてきた 566
   中間径フィラメント 574
   中間径フィラメントは強くてロープ状 575
   申問径フィラメントは、細胞に機械的な力に耐えられる強度をもたせる 576
   核膜は中間径フィラメント網で支えられている 578
   微小管 579
   微小管は両端の構造が異なる中空の管である 579
   動物細胞では中心体が微小管形成の中心となる 580
   伸長する微小管は動的不安定を示す 581
   微小管は会合と解離の均衡の上に維持されている 582
   微小管は細胞内部構造の秩序を保つ 583
   モータータンパクが細胞内輸送を行う 584
   細胞小器官は微小管に沿って動く 585
   繊毛と鞭毛はダイニンで動く安定な微小管を含む 590
   アクチンフィラメント 592
   アクチンフィラメントは細くて柔軟である 593
   アクチンとチューブリンは似たしくみで重合する 593
   いろいろなタンパク質がアクチンに結合しその特性を変える 594
   ほとんどの真核細胞の細胞膜の直下にはアクチンに富んだ皮層がある 594
   細胞はアクチンを使ってはい回る 595
   アクチンはミオシンとともに収縮装置をつくる 598
   細胞外シグナルがアクチンフィラメントの並び方を制御している 599
   筋収縮 600
   筋収縮はアクチンとミオシンの束によって起こる 600
   筋収縮のときにはアクチンフィラメントがミオシンフィラメントに対して滑る 601
   筋収縮はCa2+の急激な増加によって始まる 603
   筋細胞は生体で高度に専門化した機能を果たしている 605
   細胞周期の概要 612
   真核細胞の細胞周期は4つの時期に分けられる 613
   細胞周期のおもな過程を進行させる制御系 614
   細胞周期制御系 615
   細胞周期制御系は周期的に活性化するタンパクキナーゼに依存している 616
   サイクリン依存タンパクキナーゼはサイクリンの蓄積と分解によって制御されている 617
   Cdkの活性はリン酸化と脱リン酸化によってさらに調節されている 617
   細胞周期の異なる段階の引き金を引くのは異なるサイクリンCdk複合体である 620
   S-CdkはDNA複製を開始させ、再複製を阻止する 621
   CdkはG1期の間ほとんど不活性である 622
   細胞周期制御系は周期を特定のチェックポイントで停止させる 622
   細胞は、細胞周期制御系を分解して細胞周期から離脱できる 624
   プログラム細胞死(アポトーシス) 625
   アポトーシスは細胞内のタンパク分解反応系を介して起こる 626
   死のプログラムは細胞内タンパクのBcl-2ファミリーにより調節されている 627
   細胞外から細胞数と細胞の大きさを制御する 628
   動物細胞は、分裂、成長、生存に細胞外シグナルを必要とする 629
   分裂促進因子が細胞分裂を促進する 629
   細胞外増殖因子は細胞の成長を促進する 631
   動物細胞はアポトーシスを防ぐために生存因子を必要とする 631
   細胞外シグナルタンパクには、細胞の成長、分裂、生存を阻害するものがある 632
   M期の概観 638
   M期に入る前にDNA結合タンパクが複製後の染色体の形を整えて分離に備える 638
   有糸分裂も細胞質分裂も細胞骨格の働きで起こる 639
   中心体が複製して有糸分裂紡錘体の2つの極を形成する 640
   M期は習慣上6段階に分けている 640
   有糸分裂 641
   微小管の不安定な性質が紡錘体形成に役立つ 641
   紡錘体の集合は前期に始まる 644
   前中期には染色体が紡錘体に付着する 645
   中期には染色体が紡錘体の赤道面に並ぶ 648
   娘染色体は後期に分離する 649
   終期に核膜が再形成される 651
   いくつかの細胞小器官は有糸分裂期に分散する 651
   細胞質分裂 652
   紡錘体が細胞質分裂の起こる分割面を決める 652
   動物細胞の収縮環はアクチンとミオシンでできている 653
   植物細胞の細胞質分裂では新たな細胞壁が形成される 654
   配偶子は特別な細胞分裂によってつくられる 655
   性の恩恵 660
   有性生殖には二倍体細胞と一倍体細胞が関与する 661
   有性生殖のおかげで生物は競争で有利になる 662
   減数分裂 663
   一倍体生殖細胞は減数分裂によって二倍体細胞からつくられる 664
   減数分裂には染色体の対合という特殊な過程がある 664
   母方染色体と父方染色体の間には多数の組換えが起こる 665
   染色体の対合と組換えを経て相同染色体は適正に分離する 667
   減数分裂の第2分裂で一倍体の娘細胞ができる 667
   減数分裂の際に遺伝情報が大きく再編されて一倍体細胞に入る 668
   減数分裂には弱点もある 670
   受精で完全なゲノムが再構築される 671
   メンデルと遺伝の法則 672
   メンデルは研究にあたって独立して伝わる形質を選んだ 673
   メンデルはほかの遺伝理論を論破できた 674
   メンデルの実験は遺伝がもつ分離という特性を初めて明らかにした 674
   配偶子は各形質について1個の対立遺伝子をもっている 675
   メンデルの分離の法則は有性生殖をする生物すべてに応用できる 676
   異なる形質の対立遺伝子は独立して分離する 677
   メンデルの遺伝法則の背景には減数分裂での染色体の振る舞いがある 678
   組換えの頻度を使って染色体上の遺伝子の並び順を知ることができる 680
   ヘテロ接合体の表現型から対立遺伝子の優性・劣性が明らかになる 681
   変異した対立遺伝子が選択で有利に働くことがある 684
   実験手段としての遺伝学 686
   古典的手法はランダムな変異誘発から始める 686
   遺伝子スクリーニングによって細胞内の過程に欠損のある変異体を見つける 687
   相補性試験で2つの変異が同一遺伝子にあるかどうかを知る 688
   ヒトの遺伝子はパプロタイプとよばれるブロックとして伝わるので、これを利用して変異を探すことができる 689
   複合形質は複数の遺伝子に影響を受ける 691
   運命はDNAに書かれているのだろうか? 692
   細胞外マトリックスと結合組織 698
   植物細胞には強靱な外壁がある 698
   植物の細胞壁はセルロース繊維のおかげで引っ張り強度が大きい 702
   動物の結合組織の大部分は細胞外マトリックスである 703
   動物の結合組織の引っ張り強度を高めているコラーゲン 704
   分泌コラーゲンを細胞が組織化する 705
   インテグリンが細胞外マトリックスと細胞内の細胞骨格を結合させている 706
   多糖類とタンパク質のゲルが空問を埋め、圧縮に対抗する 706
   上皮層と細胞間結合 709
   上皮層には極性があり、基底膜にのっている 710
   密着結合が上皮の漏れを防ぎ、頂端面と基底面を隔てている 711
   細胞骨格とつながった結合が上皮の細胞間の強い結合と基底膜との強固な結びつぎを形成する 712
   ギャップ結合を通してイオンや小分子が細胞から細胞へと移動する 715
   組織の維持と更新 717
   組織はいろいろな種類の細胞が混じった構造をしている 718
   異なる組織は異なる速さでつくり替えられる 720
   幹細胞は最終分化した細胞をつくり続ける 721
   幹細胞は損傷組織の修復に利用できる 722
   核移植によって個人に合わせたES細胞をつくり出す方法がある:治療目的のクローニング戦略 725
   がん 726
   がん細胞は増殖し、浸潤し、転移する 726
   疫学によって発がんの原因を同定し回避を考える 727
   がんは変異の集積で生じる 728
   がんは競争に有利さをもたらす性質を発達させる 729
   がんに深くかかわるさまざまな遺伝子 731
   遺伝子1個の欠失で腫瘍の増殖がもたらされるしくみを示す大腸がん 732
   がん細胞の理解が新しい治療法を生む 736
おもな内容
1細胞とは 1
   パネル1-1 光学顕微鏡と電子顕微鏡 8
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