まえがき i |
1部 環境リスク学の航跡 |
1章 最終講義「ファクトにこだわり続けた輩がたどり着いたリスク論」 3 |
東大生が寄りつかなかった研究室 5 |
村八分の状態 12 |
データが間違っているかもしれない 14 |
不経済性指数 19 |
建設省はせせら笑った 22 |
水循環を促進する下水道 30 |
リスク研究開始 36 |
異種のリスクを比較する 40 |
水銀のリスクから生態リスクヘ 43 |
東大教授が移るのは前代未聞 49 |
農家の物置を探せ―ダイオキシンのリスク 54 |
化学物質リスク管理研究センター設立 65 |
手帳に書いた四つのこと 71 |
ファクトヘのこだわり 73 |
ファクトを超える 78 |
2章 リスク評価を考える―Q&Aをとおして 83 |
戦争を始めるリスク―最近問題になっているリスクは? 85 |
リスクのセンス―身のまわりのリスクは? 87 |
最大のリスク―大きなリスクにはどんなものが? 89 |
リスクと職業の関係―リスクが高いと給料が高い!? 92 |
リスク研究の曙―リスクという考え方は、いつ頃から出てくるのですか? 93 |
リスクと裁判 95 |
労働環境情報の重要性 98 |
規制とリスク評価―リスクの考え方はどのくらい受け入れられている? 99 |
リスクの定義や計算について―リスクの読み方は? 102 |
リスクの管理を自分で―なぜリスク評価についての批判があるのか? 105 |
リスク予測を自分たちで―社会を作る自覚とは? 108 |
リスク探し―リスク研究の課題は? 110 |
EU型vs.米国型―欧米のリスク研究は? 112 |
代替物戦略―リスク評価はいつやるのが良い? 113 |
環境科学のスキル―リスクの専門家をどう育てるか? 115 |
感激した裁判―裁判でリスクをうまく使うということはどういうことか? 116 |
BSE問題―日本でのリスクの「演習問題]? 119 |
ベトナムに行ったが記事にならなかった―ダイオキシンはどうか? 121 |
クオリティ・オブ・ライフ(QOL)を考える―生活の質とリスクの関係は? 123 |
評価の二面性―QOLの問題点は? 128 |
死をどう扱うか―損失余命を考えた理由は? 131 |
QOLをどう取り入れる―客観的なQOL評価法はあるのか? 134 |
国家プロジェクトの立ち上げ―日本のリスク研究のこれからは? 135 |
2部 多様な環境リスク 139 |
3章 環境ホルモン問題を斬る 141 |
日本は世界一汚染された国なのか 144 |
「ごみ焼却炉」主犯説のウソ 146 |
発ガンリスクは水道水と同じ 150 |
母乳の汚染は減りつつある 152 |
判断力を失った厚生省 157 |
水俣病の教訓に学べ 159 |
もっと怖いのは〝思考力の麻痺″ 163 |
追記 166 |
4章 BSE(狂牛病)と全頭検査 171 |
今月のリスク 174 |
いくつかの対策とリスク 174 |
米国の牛肉と日本人 176 |
受容できるリスクレベル 178 |
米国に要求すべきこと 179 |
わが国の牛のリスクレベル 181 |
米国民は科学的か? 182 |
反面教師としてのダイオキシン 183 |
リスクの大きさ三種 185 |
5章 意外な環境リスク 189 |
予防原則について 191 |
魚を食べることのリスクとベネフィット 193 |
DDTのリスク 196 |
狼とイノシシ 198 |
リスク研究者になるには 200 |
ラドンのリスク 204 |
これは、リスク論批判なのか 207 |
アフラトキシン 215 |
新規リスク化学物質DON 219 |
騒音によるリスク(損失余命で評価) 224 |
貧困のリスク―ヨハネスブルグ・サミットに寄せて 228 |
鶏卵経由のサルモネラ中毒のリスク―米国の報告、日本の死者数は少ない 232 |
電磁波の人体影響研究―評価はC 236 |
リスク不安と科学技術 241 |
あとがき 247 |
索引 |
まえがき i |
1部 環境リスク学の航跡 |
1章 最終講義「ファクトにこだわり続けた輩がたどり着いたリスク論」 3 |