1.
図書 |
荒川正晴 [ほか] 編集委員
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概要:
先秦時代から西晋に至るまでの東アジアの世界は、どんな思想に支えられていたのだろうか。またそこにはどのような制度が備わり、いかなる社会が形作られていたのか。政治のみならず軍事制度、文学、また家族制度・性差、日本や中央アジアを含む周辺地域とのか
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かわりまでを射程に収め、「中華世界」の興隆から衰微までを新たな時代区分と「中華世界の重層環節」という視座のもとにダイナミックに描き出す。
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2.
図書 |
荒川正晴 [ほか] 編集委員
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概要:
ローマ帝国を「古典古代」「地中海世界」の視角から解き放ち、西アジアとの共時性やつながりを重視しつつ「帝国」としての実像を探究。両地域の双方向的な政治史はもちろん、都市や生活のあり方、被支配者やマイノリティの主体性、文化・世界観の多彩で選択的
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な「翻訳」、ユーラシア規模での経済活動の実態など、最新の知見で活写する。
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3.
図書 |
荒川正晴 [ほか] 編集委員
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概要:
中華モデルの基礎を作った漢帝国が滅び、五胡十六国・投晋期以降、多様な民族が激しい衝突と融合を繰り返しながら、ついに漢人中華は胡漢融合の新たな中華—隋唐帝国を創り出すに至った。ユーラシアの東部、西部が重なり合う地域に着目、帝国支配の構造や経済
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・宗教などにも重点を置きながら、この世界再編の動きを捉え直す野心的な試み、新生中華の全貌がここに。
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4.
図書 |
荒川正晴 [ほか] 編集委員
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概要:
八世紀の安史の乱から一四世紀の元末にかけての東アジアは、中国周辺の諸民族の活動が一気に活発化し、大きな動乱の中にあった。北方遊牧諸民族が華北を領有、のち全土を掌握するに至る。他方、「唐宋変革」を経て中国は農業生産力と社会組織の変容、流通経済
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の進展と新しい商業組織の登場など、新時代に突入した。まさに東アジア動乱の時代—軍制・財政とのかかわりのうちに経済を捉えるとともに、法制や文化、ジェンダーから日本との関わりまで、「中華世界の重層環節」の第三幕を多彩な切り口で論じる。
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5.
図書 |
荒川正晴 [ほか] 編集委員
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概要:
豊かな自然環境に恵まれ、陸では西・東アジアとつながり、海洋では交易の要衝として繁栄してきた南アジアと東南アジア。初期国家の形成と諸帝国の展開、ヴァルナ(カースト)秩序の変遷、サンスクリット文化の伝播、「インド化」とマンダラ政体論などを軸に、
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二つの世界が緊密に交流しつつ独自の地域社会を形成する過程を包括的に提示する。
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6.
図書 |
荒川正晴 [ほか] 編集委員
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概要:
地中海から中央アジアに及ぶ一帯では、古代の遺産を引き継ぎながら、一神教による共通の枠組みのもと相互に連動する世界が立ち現れた。今日の諸社会の原風景となるこの世界は、ヨーロッパ・ビザンツ帝国・イスラーム帝国という政治体制下で、いかに形作られた
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のか。ユーラシア大陸西部の転換期における政治・社会・文化の諸相を活写する。
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7.
図書 |
荒川正晴 [ほか] 編集委員
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概要:
人類の過去の営みを解釈し、叙述することが、どのように生まれ、変容してきたのか。そして、人びとにとってどのような意味をもってきたのか。世界史認識や世界史叙述をめぐる国内外の議論を、専門家だけではない一般市民の歴史実践という観点から分析する。ジ
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ェンダー研究やグローバル・ヒストリー、ビッグ・ヒストリーなどの知見も取り入れた、新しい「世界史」研究のパノラマを描く。
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8.
図書 |
[中島楽章ほか執筆] ; 弘末雅士, 吉澤誠一郎責任編集
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概要:
海と陸がつながり、ヒト・モノ・情報の流れが活性化するアジア世界。近世の海域と陸域の交流は、アジアと世界の関係をどう変えたのか。内陸アジア、東アジア、東南アジア史と海域史研究の成果を統合し、諸国家の展開と地域社会の再編をリアルに描き出す。
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9.
図書 |
荒川正晴 [ほか] 編集委員
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概要:
ポスト・モンゴル期の起点から狭義の近代が始まるまで、六〇〇年近くを概観する「近世」グローバル・ヒストリーと、その史学史的考察。宗教、奴隷貿易、感染症など多彩なテーマを軸に、大航海時代や「長期の一八世紀」を通じて世界が緊密化する一方、その構造
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化が進み、現在につながる多様な地域文化が創出される様子を描く。歴史教育の現場からの考察・提言も内包した意欲的な巻。
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10.
図書 |
荒川正晴 [ほか] 編集委員
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概要:
二〇世紀を迎えた人類は、世界大戦や革命という激震を経験する。新しい国際秩序が模索される一方、帝国主義的抑圧が存続し、民主主義・社会主義・民族主義に基づく新たな政治体制をめざす動きが展開した。「大国」以外の動向、女性参政権運動の広がりや移民と
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いったトランスナショナルな動きにも目を配り、第21巻とあわせて二〇世紀前半の世界史を描く。本巻では主に国際関係や政治体制に関する主題を扱う。
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