序章少ない資源消費で豊かな暮らし 17 |
1新しいコンセプトの誕生 17 |
2消耗性疾患と戦う 22 |
3効率には7つのチャンスがある 25 |
4大きな変化の可能性を示す 29 |
第一部ファクター4 50の事例 35 |
第1章エネルギー生産性4倍化20の事例 37 |
1ハイパーカー-満タンでヨーロッパを縦断する 39 |
2ロッキーマウンテン研究所(RMl)-初の完全バイオ型オフィスビル 48 |
3ダルムシュタット・クラニヒシュタインの「パッシブハウス」-住み心地のよい家 54 |
4真夏のカリフォルニアの住宅-自然の空調 57 |
5スーパーウィンドウ-料金ゼロで冷暖房 63 |
6クィーン館-インテリジェントビルは引き合う 68 |
7安く改造する-古いれんが造り住宅の例 71 |
8インターナショナル・オランダ・グループ(ING)-ベアリングス社を買収した銀行 73 |
9家電機器-電力消費は4分の3減らせる 77 |
10冷蔵庫-効率は簡単に改善できる 83 |
11照明器具-発電所の代わりに蛍光灯工場を 88 |
12オフィス機器-適切な選択で電力管理 94 |
13オフィス改造-労働条件の改善とモチベーション 101 |
14寒冷地でのエネルギー供給-水、風、そして太陽 103 |
15牛肉-消費を減らし、質のよい肉を楽しむ 107 |
16トマト栽培-エネルギーを浪費しなくてもできる 111 |
17ファン、ポンプ、モーター-エレガントな技術変革 113 |
18空調技術の最前線-「白い帽子」とその他のニューテクノロジー 119 |
19効率の連鎖-ひとつの大きな工夫の代わりに5つの小さな工夫 127 |
20工業生産-エネルギーと廃棄物の節約で収益を上げる 129 |
第2章物質生産性4倍化20の事例 132 |
1オフィス家具-寿命とデザインは両立する 135 |
2ハイパーカー-さびない、軽い、安全 137 |
3文字の代わりに電子-ポケットに入る図書館 143 |
4鉄鋼-建材ルネッサンス 145 |
5滴下濯漑-荒地で緑豊かに 148 |
6工業用水-水利用の革命的改善 150 |
7家庭用水-節水革命はすぐそこにある 153 |
8綿花生産-水も物質も少なくていい 156 |
9工業における物質の流れ-廃棄物を出さない 157 |
10「フリア」-冷蔵室が冷蔵庫に 160 |
11重要なのはサービス-機器の共同利用 162 |
12壊すのでなく改造する-「グレー」エネルギーを手に入れる 165 |
13農業-「土との闘い」を終わらせる 168 |
14バイオ集約的小規模農業経営-伝統の再発見 172 |
15化学物質-購入せずにリースする 176 |
16建物基礎の補強-工法の選択がポイント 178 |
17ベランド素材-合成物質廃棄物から新しい包装材をつくる 181 |
18ビン、カン、箱-再利用できる輸送容器 183 |
19木材建築-大規模プロジェクトにも予想外の可能性 185 |
20木造住宅-値ごろで、丈夫で、美しい 187 |
第3章輸送生産性4倍化10の事例 189 |
1ビデオ会議-出張を減らす 190 |
2電子メールとファックス-手紙も文書も空を飛ぶ 194 |
3イチゴ入りヨーグルト-長旅は不要 196 |
4ビタミンたっぷりのジュース-遠隔地産か近隣産か 200 |
5鉄道交通-インテリジェント技術が輸送能力を高める 202 |
6ペンドリーノとサイバートラン-ICEとトランスラピートの代替案 204 |
7クリチバ市-賢明な交通政策が生んだ豊かで快適な町 209 |
8自動車共有システム-買わずにシェアリング 214 |
9自動車なしの暮らし-ひとつのモデルが同調者を増やす 218 |
10スプロール化に代わる人口稠密化-新しい都市・農村感覚 220 |
第二部効率化が利益を生む 225 |
第4章市場とは何か 232 |
1柔道の技で市場の破壊作用をはね飛ばせるか 232 |
2ゆがんだ市場 235 |
3理論と実践 240 |
第5章効率は取引できる 244 |
1最小コスト・プランニング 246 |
2エネルギー供給-監視方法の改革 249 |
3ネガワットの商品化 254 |
第6章正しいことに報奨し、間違ったことにはしない 268 |
1間違ったインセンティブを正す 268 |
2責任は答(=結果)と関係がある 273 |
3選択の可能性を創り出す-交通手段の例 276 |
4価格のゆがみをなおす 282 |
5「フィーベート」-報奨金/課徴金システム 284 |
第7章価格に語らせなければ 289 |
1価格に語らせなければならない 289 |
2官僚的でなく、控えめで、おそらくもっとも効果的な政策手段 297 |
3国際的調整の好機到来 302 |
第三部地球環境危機を克服するために 307 |
第8章リオの挑戦 311 |
1エコロジー的に持続可能な開発はまだこれから 316 |
2温室効果がもたらす危機と気候変動枠組条約 326 |
3おびやかされる生物の多様性 337 |
4未解決の問題はまだある 341 |
第9章物質の奔流-忘れ去られた課題 346 |
1廃棄物-改善と残された問題 347 |
2「エコリュックサック」-3トンの結婚指輪 352 |
3ファクター10クラブ 356 |
第10章不満足な部分的解決 358 |
1「環境保護は高くつく」-間違った方法に固執した結果 358 |
2技術幻想と「豊穣の角」のおとぎ話 363 |
3環境監査-費用はかかるが啓発的 369 |
第11章残されているのは50年、むだにする時間はない 373 |
1新しい限界メドウズたちは正しい 374 |
2人口爆発 381 |
321世紀に向けた数字のアクロバット 385 |
第四部文明の進歩とは何か 389 |
第12章売上げではなく、豊かさが問題なのだ 392 |
1新しい豊かさを測定する 392 |
2第三次産業化 396 |
3高齢者の労働 398 |
第13章自由貿易と環境 402 |
1自由貿易は資本を強める 402 |
2WTOは環境保全に貢献するか 409 |
3貿易と環境の関係からみたファクター4 412 |
4自由貿易とダーウィニズム 416 |
第14章非物質的な豊かさ 421 |
1物欲は効率革命より強いか 421 |
インフォーマルセクター 422 |
経済的原理主義-道徳、宗教、文化の悪しき代用品 431 |
訳者あとがき 436 |