1.
図書 |
軽部謙介著
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概要:
「国家意思」は、どのように政策として形作られ、貫徹していくのか。政府・日銀の歴史的な「共同声明」作成のプロセス、「二」並びの目標数値の出所など。官邸、経済省、財務省、金融庁、日銀、財界、有識者...誰が、どう動いたのか。圧倒的な取材力を誇る
…
著者が、異例の政策の生成過程をつぶさに再現する。
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2.
図書 |
寺西重郎著
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概要:
長期にわたって停滞を続ける日本経済。混迷から抜け出せないのはなぜなのか。本書では、その解明を歴史に求め、経済システムを支える日本人の「資本主義の精神」を探究する。強欲な金儲け主義への嫌悪感、ものづくりへの敬意や高品質の追求、個人主義ではなく
…
集団行動の重視など、欧米はもとより、中韓など東アジア諸国とも異なる特質を明らかにする。そのうえで現代日本の経済システム改革への指針を示す。
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3.
図書 |
和田裕弘著
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概要:
織田信長の生涯を側近が著述した『信長公記』。父親の葬儀で仏前に抹香を投げつける場面、岳父である斎藤道三との初会見ほか、小説などで描かれる挿話の数々は、この軍記が土台となっている。第一級の史料とされるが、実際には何がどう書かれているのか。現存
…
する『信長公記』諸本を調査した著者が、「桶狭間の戦い」「信長の居城」「並みいる重臣」「本能寺の変」など28のトピックに整理して解説、その全容を明かす。
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4.
図書 |
渡辺信三著
目次情報:
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概要:
自然界や社会における偶然性を伴う現象は、いかにして定式化されるのか。確率過程をめぐる研究は20世紀前半にウィーナーやレヴィ、そしてコルモゴロフらによって進められ、なかでも伊藤清が確立した確率解析のための基本的手法は、「伊藤積分」の名で広く知
…
られている。本書はそうした伊藤の定式化によりつつ、マルチンゲール的手法に重点を置いた確率積分を展開。物理学・数理ファイナンスなど幅広い応用をもつ理論の基礎をあざやかに示した名著。
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5.
図書 |
藤井一二著
目次情報:
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概要:
大伴家持(七一八頃〜七八五)は、天平文化を代表する歌人であり、『万葉集』の編纂にも関わったとされる。橘奈良麻呂の変など、数多くの政争が渦巻く時代を官人として生き、さまざまな美しい景色や多くの親しい人々との思い出を歌に込めた。その歩みを追うと
…
、時代に翻弄されながら、名門一族を背負った素顔が浮かび上がる。本書は、残された資料と各所で詠んだ歌から、謎の多い彼の全生涯を描き出す。
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6.
図書 |
[紫式部著] ; 柳井滋 [ほか] 校注
概要:
皇子に生まれ、幼くして母を亡くし、位人巨を極めた光源氏。その数多の恋愛を軸に平安貴族の栄華と苦悩を描き尽くした、世界最古の長編物語の一つ。新日本古典文学大系版による精密な原文、最新の成果を盛り込む注解と補訳。桐壺から末摘花までの六帖を収録。
…
<br />いかなる筋を尋ね来つらむ—夕顔とかつての頭中将の遺児である玉鬘は、初瀬観音の加護により、源氏に引き取られ、男たちの心をかき乱す存在となってゆく...。数奇な運命に翻弄される彼女の落ち着く先は?「玉鬘十帖」(玉鬘から真木柱)を収録。<br />朧月夜に似るものぞなき—政敵の娘との密会が発覚し、須磨・明石へと流れてゆく光源氏...。葵上・六条御息所・紫上など、優美な女君との恋愛模様が描かれる紅葉賀から明石までの七帖。新日本古典文学大系版による精密な原文、最新の成果を盛り込む注解と補訳。原文で読む千年の物語。<br />まろは、いかで死なばや—。亡き大君を思うあまり妹の中君に思いを寄せる薫の前に、大君に瓜二つの異母妹浮舟が出現。浮舟を宇治に迎える薫、そこへ強引に割り込む匂宮。二人の間の板挟みに耐えかねた浮舟は、ついに入水を決意する。早蕨から浮舟の四帖を収録。<br />世に数まへられ給はぬ古宮おはしけり—。出生の秘密をかかえる薫が慕う、落魄の親王八宮。宮家の美しい姉妹に、明石中宮の子で多情な匂宮も関心を寄せる。洛外宇治を舞台にした、薫と大君、匂宮と中君との恋。匂兵部卿から総角の六帖を収録、「宇治十帖」はじまる。<br />年もわが世もけふや尽きぬる—。柏木との密通により薫を生んだ女三宮、秘密を源氏に握られ、その重圧に耐えかねて死ぬ柏木。病がちだった紫上もついに亡くなり、悲嘆に暮れる源氏は、世を去る準備を調えつつ、物語から姿を消す。柏木から幻までの六帖を収録。<br />みをつくし恋ふるしるしに—明石から帰京した源氏は、公私ともに充実の時を迎える。内大臣に昇進、明石君には女児誕生、広壮な私邸を造営し、愛する女たちを迎える。その栄華に唯一影を落とす藤壺とのかつての恋...。精密な原文と注解、原文で読む千年の物語。<br />心に耐へぬものなげかしさのみうち添ふや—。太上天皇に準じる位に登り、明石姫君を入内させた四十歳の源氏。しかし栄華の絶頂にある源氏が直面した女三宮の降嫁は、紫上を苦しめる。全五四帖中最大の巻「若菜(上・下)」を「梅枝」「藤裏葉」とともに収録。
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7.
図書 |
池内紀著
目次情報:
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概要:
大作『ブッデンブローク家の人々』で若くして名声を獲得し、五十四歳でノーベル文学賞を受賞したドイツ人作家トーマス・マン。だが、ファシズム台頭で運命は暗転する。体制に批判的なマンをナチスは国外追放に。以降、アメリカをおもな拠点に、講演やラジオ放
…
送を通じてヒトラー打倒を訴え続け、その亡命生活は二十年近くに及んだ。激動の時代を、マンはどう見つめ、記録したか。遺された浩瀚な日記から浮かび上がる闘いの軌跡。
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8.
図書 |
佐々木幹郎著
目次情報:
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概要:
詩人であることの幸福と不幸。近代日本を代表する詩人の、自らへの自負と揶揄、表現者としての存在の不安がみなぎる作品の数々は、どこからきたのか。宿命のように降りてきたのは、雪か、歌か。その歌はどこへ消えていくのか。新発見資料から読み解く、立体的
…
な、まったく新しい中原中也像の誕生。
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9.
図書 |
ジル・ドゥルーズ著 ; 國分功一郎, 長門裕介, 西川耕平編訳
目次情報:
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概要:
ジル・ドゥルーズは幅広い問題に取り組んだ哲学者だが、とりわけ初期は多様な問題を論じ、そのうち特別な手ごたえを得たものについて、後年、論を深めていった傾向がある。初期論考5本を精選して新訳。初期ドゥルーズにおける「企画の種子」群をあらためて紹
…
介し、彼の思想の全体像をいま一度描きなおす。高校講義をもとにした「基礎づけるとは何か」、ルソー思想全体に取り組んだ「ルソーについてのソルボンヌ講義」、二つの他者論「女性についての記述」「口にすることと輪郭」、「マゾッホとマゾヒズムについて」を収録する。
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10.
図書 |
小川原正道著
目次情報:
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概要:
戦前は自由主義経済学者、マルクス主義批判の知識人、慶應義塾長として知られた小泉信三(1888〜1966)。戦中は好戦的発言を繰り返す中、空襲で全身火傷を負う。戦後は皇太子教育の全権委任者として、敗戦で揺らぐ皇室を支え、美智子妃を迎えるなど象
…
徴天皇制の基盤を作った。国家主義の台頭、戦争、敗戦という激動の中、国家のあり方を問い続け、オールド・リベラリストの生き方を貫いた小泉の生涯を描く。
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11.
図書 |
C・S・ルイス著 ; 土屋京子訳
概要:
学校の体育館裏からアスランの国に入り込んだユースティスとジルは、アスランから、カスピアン航海王の息子リリアン王子を見つけ出す任務を与えられナルニアへ向かう。沼地に住む“ヌマヒョロリ”族のパドルグラムの協力を得て北を目指すが、行く手には思わぬ
…
罠が待ち受けていた!
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12.
図書 |
松坂和夫著
目次情報:
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概要:
さまざまな概念が抽象的に基礎づけられた、現代数学の世界。高度なものと考えがちだが、高校数学の知識があれば、その奥深い不思議な世界を十分味わうことができる。本書は前半で集合や濃度、組合せ論について、後半では理論や群・環・体の代数的構造などにつ
…
いて解説する。著者は『集合・位相入門』『数学読本』などの入門書・教科書で知られる数学者。いずれも著者も名著の誉れ高く、本書もまた初学者のための配慮が行き届いており、独習用としても好適。懇切丁寧な叙述で読者を現代数学の世界へといざなう。
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13.
図書 |
関満博著
目次情報:
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概要:
高度経済成長を支え、高い技術力を賞賛された日本の中小企業。だが、近年は急激な人口減少や中国・アジアとの競争などで、苦しい状況にある。既存の企業は後継者不足に悩み、起業の件数も激減している。一九八六年に約八七万あった製造業事業所は、この三〇年
…
のうちにほぼ半減した。こうした状況に突破口はあるのか—。現場主義を貫く経営学者が、豊富な事例を通して、課題と今後の展望を論じる。
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14.
図書 |
佐藤彰一著
目次情報:
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概要:
俗世間を離れ、自らの心の内を見つめる修道院。だが12世紀、突如その伝統から大きく離れた修道会が生まれた。騎士修道会と托鉢修道会である。かたや十字軍となって聖地エルサレムやイベリア半島、北方で異教徒と戦い、かたや聖フランチェスコらが都市のただ
…
中で民衆の信仰のあり方をラディカルに変革した。これら“鬼子”ともいうべき修道会の由来と変遷を、各修道会の戒律や所領経営などにも注目しながら通観する。
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15.
図書 |
唐沢孝一著
目次情報:
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概要:
ヒバリはなぜ天高く舞いながらさえずるのだろうか?アカメガシワの新芽はどうして赤いのか?百日紅はその名の通り100日咲きつづけるのか?ヒガンバナは本当にお彼岸に咲くのか?秋にたくさんいたスズメたちは冬にどこに行ってしまうのか?見慣れた動植物を
…
詳しく観察してみると、意外な発見に満ちている。ツユクサやオシロイバナのような草花からチョウやツバメ、カエルまで四季の生き物の素顔をカラーで紹介。
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16.
図書 |
平川新著
目次情報:
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概要:
15世紀以来、スペインやポルトガルはキリスト教布教と一体化した「世界征服事業」を展開。16世紀にはアジアに勢力を広げた。本書は史料を通じて、戦国日本とヨーロッパ列強による虚々実々の駆け引きを描きだす。豊臣秀吉はなぜ朝鮮に出兵したのか、徳川家
…
康はなぜ鎖国へ転じたのか、伊達政宗が遣欧使節を送った狙いとは。そして日本が植民地化されなかった理由は—。日本史と世界史の接点に着目し、数々の謎を解明する。
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17.
図書 |
柏原宏紀著
目次情報:
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概要:
幕末、先進技術を習得すべくイギリスに留学した若き長州藩士たちがいた。伊藤博文、井上馨、山尾庸三、井上勝、遠藤謹助の五人である。出発点を同じくしながら、やがて有力政治家となった伊藤・井上馨と、官僚人生を全うした他の三人。その運命を分けたものは
…
何だったのか。高度な専門知識により工業・鉄道・造幣の分野で活躍した山尾・井上勝・遠藤の足跡を軸に、近代国家形成期に技術官僚が果たした役割を明らかにする。
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18.
図書 |
小林美希著
目次情報:
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概要:
一向に解消されない待機児童問題。しかし、入れればどこでもいいはずはない。果たして中でどのような保育が行われているのか。園によって大きな違いがあるのはなぜなのか。また、卒園後の学童保育の実態は?人生最初の数年間に、運次第でこんなにも差があって
…
いいのか。前著『ルポ保育崩壊』に続く迫力のレポート。
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19.
図書 |
張愛玲著 ; 藤井省三訳
概要:
離婚後、没落した実家に戻っていた白流蘇。異母妹の見合いに同行したところ英国育ちの青年実業家に見初められてしまう「傾城の恋」。封鎖中の路面電車のなかでの男女の行きずりの恋を描いた「封鎖」。占領下の香港と上海が舞台の恋物語と自伝的エッセー「戦場
…
の香港」ほかを収録。
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20.
図書 |
竹中亨著
目次情報:
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概要:
1888年にドイツ皇帝として即位したヴィルヘルム2世(1859〜1941)。統一の英雄「鉄血宰相」ビスマルクを罷免し、自ら国を率いた皇帝は、海軍力を増強し英仏露と対立、第一次世界大戦勃発の主要因をつくった。1918年、敗戦とともにドイツ革命
…
が起きるとオランダへ亡命、その地で没する。統一国民国家の草創期、ふたつの世界大戦という激動の時代とともに歩んだ、最後のドイツ皇帝の実像。
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21.
図書 |
久保田哲著
目次情報:
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概要:
1890年11月、貴族院と衆議院からなる帝国議会が誕生した。ペリー来航後に生まれた「公議」「公論」を求める政治の到達点である。体制安定を第一とした伊藤博文ら政府と、早期開設を求める板垣退助ら自由民権運動の角逐の中、西洋で200年かけて定着し
…
た議会は、明治維新から約20年でどのようにして創られたか。本書は、志士らの構想、試行錯誤の軌跡を追い、憲法制定と並ぶ近代日本の一大事業の全貌を明らかにする。
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22.
図書 |
C・S・ルイス著 ; 土屋京子訳
概要:
カロールメン国に暮らす漁師の子シャスタは、自分が奴隷として売られることを知り、ナルニア出身の“もの言う馬”ブリーとともに北を目指す。思いがけず、もう一組の道連れを得たのも束の間、旅は新たな使命を帯びることになって...。三つの国にまたがる少
…
年の数奇な冒険を描く。
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23.
図書 |
深井智朗著
目次情報:
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概要:
1517年に神聖ローマ帝国での修道士マルティン・ルターによる討論の呼びかけは、キリスト教の権威を大きく揺るがした。その後、聖書の解釈を最重要視する思想潮流はプロテスタンティズムと呼ばれ、ナショナリズム、保守主義、リベラリズムなど多面的な顔を
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持つにいたった。世界に広まる中で、政治や文化にも強い影響を及ぼしているプロテスタンティズムについて歴史的背景とともに解説し、その内実を明らかにする。
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24.
図書 |
ルナール著 ; 中条省平訳
概要:
赤茶けた髪とそばかすだらけの肌で「にんじん」と呼ばれる少年は、母親や兄姉から心ない仕打ちを受けている。それにもめげず、自分と向き合ったりユーモアを発揮したりしながら日々をやり過ごすうち、少年は成長していく。著者が自身の子供時代を冷徹に見つめ
…
て綴った自伝的小説。
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25.
図書 |
ウンベルト・エーコ作 ; 堤康徳訳
概要:
時は中世、十字軍の時代—。神聖ローマ皇帝フリードリヒ・バルバロッサに気に入られて養子となった農民の子バウドリーノが語りだす数奇な生涯とは...。言語の才に恵まれ、語る嘘がことごとく真実となってしまうバウドリーノの、西洋と東洋をまたにかけた大
…
冒険がはじまる。<br />今こそ聖杯グラダーレを返還するため司祭ヨハネの王国への道を切り開くのだ!—皇帝ひきいる軍勢とともにバウドリーノは、いよいよ東方への旅に乗りだすが、待ち受けていたのは思いもかけない運命だった。史実・伝説・ファンタジーを織りまぜて描きだす破天荒なピカレスク・ロマン。
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26.
図書 |
バリー著 ; 南條竹則訳
概要:
かつて鳥だったころのことが忘れられず、母親と別れてケンジントン公園に住むことになった赤ん坊のピーター。葦笛で音楽を奏でたり、公園内の小さい家での一夜の出来事など、妖精たちや少女メイミーとの出会いと悲しい別れを描いたファンタジーの傑作。挿し絵
…
アーサー・ラッカム。
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27.
図書 |
ヴォルテール著 ; 斉藤悦則訳
目次情報:
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概要:
イギリスにおける信教の自由、議会政治を賛美し、ロックの思想、ニュートンの科学などの考察を書簡形式で綴ったヴォルテールの思想の原点。フランス社会の遅れを痛烈に批判し発禁処分にされたことで大ベストセラーとなった。のちの啓蒙思想家たちに大きな影響
…
を与えた初期の代表作。
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28.
図書 |
三村芳和著
目次情報:
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概要:
ケガや病原菌からカラダを守り、他者の表情から瞬時に感情を読みとるヒトの細胞。傷ついた患部に白血球はどう集まり、血小板は固まるのか。他者への共感をもたらすミラーニューロンはどんなものか。細胞たちのコミュニケーションには、人間社会にまさるとも劣
…
らない大胆で精緻な仕組みが隠されている。本書は体内で行われる37兆個に及ぶ細胞たちの情報伝達をわかりやすく解説。人間のカラダに潜む知恵と不思議に迫る一冊。
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29.
図書 |
桜田美津夫著
目次情報:
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概要:
16世紀、スペイン王権との戦いから「低地諸州」北部であるオランダは独立。商機を求めてアジアや新大陸へ進出し、17世紀、新教徒中心の共和国は、世界でも最有力の国家となった。だが四次にわたる英蘭戦争、フランス革命の余波により没落。ナポレオン失脚
…
後は王国として復活し、20世紀以降、寛容を貴ぶ先進国として異彩を放つ。本書は、大航海時代から現代まで、人物を中心に政治、経済、絵画、日本との交流などを描く。
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30.
図書 |
ニーチェ著 ; 丘沢静也訳
概要:
「私の言葉に耳を傾けてくれ!私はこれこれの者であるのだから。どうか、私のことを勘違いしないでもらいたい!」。精神が壊れる直前に、超人、偶像、価値の価値転換など、自らの哲学の歩みを、晴れやかに痛快に語った、ニーチェ自身による最高のニーチェ公式
…
ガイドブック!
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31.
図書 |
ナボコフ著 ; 貝澤哉訳
概要:
ロシア育ちの多感で夢見がちな少年マルティンは、両親の離婚とともに母に連れられクリミアへと移る。その後、革命を避けるようにアルプスへ、そしてケンブリッジで大学生活を送るのだが...。うねるような息の長いナボコフ独特の文章を忠実に再現、「自伝的
…
青春小説」が新しく蘇る。
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32.
図書 |
青柳いづみこ著
目次情報:
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概要:
「メリザンドのようなオンディーヌ?」—留学中にきざした疑問からすべては始まった。誘う女と誘わない女、古からの水の精の表象、文学・美術にわたるファム・ファタル像...。ショパン、ドビュッシー、ラヴェルらに通底する強迫的なまでのイメージ群を渉猟
…
した音楽文化論。クラシック業界の内情を虚実とりまぜて描いた「さらば、ピアノよ!」を付す。
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33.
図書 |
フォークナー作 ; 諏訪部浩一訳
概要:
「あたし、アラバマから来たんだ。すごく遠くまで」自分を棄てた男を追って、ひとり旅する娘。白人か黒人か、自らの血に苦しむ孤児院育ちの男。狂信者として排斥された元牧師。相容れぬはずの三つの物語が、運命に導かれ、南部の田舎町で邂逅する。<br /
…
>これはおれの人生じゃない—ともに過去に囚われた男と女。二人の愛人関係は女の殺害と男の素性の暴露、そして次なる惨劇を呼ぶ。事件の最中に無垢なるリーナは赤ん坊を出産。運命に翻弄される南部の人びとの光と影が鮮やかな、フォークナーの傑作長編。
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34.
図書 |
鎌田浩毅著
目次情報:
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概要:
偶然が生んだ奇跡の水惑星—地球は太陽系の数ある惑星のなかで唯一環境が安定した「水惑星」である。生命が生まれ、進化を遂げることができたのはなぜか。上巻では一三八億年前の宇宙誕生=ビッグバンから説き起こし、銀河系や太陽系、そして地球が分化する過
…
程を追う。灼熱のマグマの海だった地球は、マグマの冷却や大陸の分裂・合体を繰り返しながら、厚い大気の層と穏やかな海を持つに至った。全三巻でたどる地球四六億年の旅がここに始まる。
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35.
図書 |
鎌田浩毅著
目次情報:
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概要:
大地の動きを知ることで人は知恵を生んできた—超大陸の分裂と超巨大噴火によって九五%もの生物が絶滅した地球。生き残った生物が進化を遂げて中生代は恐竜の時代となるが、これまで地球が経験しなかったほどの隕石衝突によって再びほとんどの生物が絶滅する
…
。六六〇〇万年前から始まる新生代は哺乳類の時代であり、やがて人類が誕生する。激変する地球環境のなかで、折り返し地点にいる「文明の惑星」はどうなるのか。全三巻でたどる地球四六億年の旅、完結篇。
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36.
図書 |
宮城大蔵著
目次情報:
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概要:
危機の25年をたどり、日本外交のこれからを問う—米ソ冷戦が終わり、日本は経済大国として平和を謳歌すると思われた。だが、1991年の湾岸戦争で状況は一変する。「非自民」の細川政権を皮切りに連立政権の時代に入った日本を、北朝鮮核危機、テロとの戦
…
い、中国台頭による緊張の高まりといった安全保障問題が揺さぶる。さらに経済危機、歴史認識、沖縄米軍基地、北方領土など、冷戦後の25年は危機の連続だった。16政権の苦闘をたどり、日本外交の課題に迫る。
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37.
図書 |
寺尾隆吉著
目次情報:
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概要:
文学は社会にいかなる影響を与えたのか—一九六〇〜七〇年代に旋風を巻き起こし、世界に強い衝撃をもたらしたラテンアメリカ文学。その潮流はどのように生まれ、いかなる軌跡をたどったのか。ボルヘス、ガルシア・マルケス、バルガス・ジョサ、ボラーニョら作
…
家の活動と作品はもとより、背景となる歴史、世相、出版社の販売戦略なども描き出す。世界的ブーム後の新世代の台頭にも迫った本書は、広大で肥沃な新しい世界へ読者を誘うだろう。ブックガイドにも最適。
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38.
図書 |
濱田武士著
目次情報:
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概要:
漁師、卸、仲買人、鮮魚店、板前など多くの「職人」によって支えられている日本独自の魚食文化。しかし、魚の消費量が減り、流通のあり方も変わってきている。日本各地の漁港や市場を歩いて調査を重ねてきた著者が、現場の新たな模索とともに魚食と魚職の関係
…
を再考し、「食べる人」の未来に向けてのかかわり方も提言する。
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39.
図書 |
川崎一洋著
目次情報:
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概要:
いまも、多くの人をひきつけてやまない弘法大師空海。その歴史的な事跡、伝説、美術、書、著作、思想、「ことば」などを多数の写真とともにわかりやすく解説する。四国八十八ヶ所霊場で住職をつとめながら、高野山や海外で研究を重ねている著者が、ゆかりの地
…
を紹介しつつ、その全体像を描く。
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40.
図書 |
ジュネ著 ; 宇野邦一訳
概要:
監獄と少年院を舞台に、アルカモーヌ、ビュルカン、ディヴェールら「薔薇」に譬えられる美しい囚人たちとジュネ自身をめぐる、暴力と肉体の物語。同性愛者であり泥棒でもあった作家が、悪と性に彩られた監獄世界を緻密かつ幻想的に描くことで、そこに聖性を発
…
見していく驚異の書。精密な読みに基づくこの新訳により、まったく新しいジュネ像が見えてくる!
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41.
図書 |
カルロ・コッローディ著 ; 大岡玲訳
概要:
一本の棒っきれから作られた少年ピノッキオは、誘惑に屈してばかりで騒動に次ぐ騒動を巻き起こす。父ジェッペットさんをはじめ周囲の大人たちを裏切り続ける悪たれ小僧の運命は?19世紀後半イタリア国家統一の時代、子どもに対する切なる願いを込めて書かれ
…
た児童文学の傑作。
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42.
図書 |
佐藤彰一著
目次情報:
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概要:
中世初期、アイルランドの聖コルンバヌスによって、自らの心の内に罪を自覚し、意識的にえぐり出す思想が誕生する。この「贖罪」思想は社会に大きな影響を与え、修道院の生活を厳しく規定していく。その絶え間ない祈りと労働からは、華麗な写本も生み出された
…
。本書は、ベネディクト戒律からカロリング・ルネサンスを経てシトー派の誕生に至るまで、修道制、修道院と王侯貴族との関係、経済、芸術等から読み解く通史である。
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43.
図書 |
大澤武司著
目次情報:
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概要:
1950年代、満洲国や日中戦争などに関与した日本人1526名が、建国直後の中国で戦争犯罪人とされた。戦犯管理所では5年間に3段階の思想改造が行われた結果、裁判での死刑はなく、東京裁判やBC級戦犯裁判と比べ、極めて寛大な判決が下される。その背
…
後には何があったのか。新たに公開された史料から、戦犯らの犯罪行為、思想改造、日本人への怨嗟が渦巻く中、毛沢東や周恩来ら指導者が抱いた思想と戦略を明らかにする。
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44.
図書 |
新井潤美著
目次情報:
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概要:
歴代首相をはじめ著名人を輩出した、イートン、ハロウなどの寄宿制私立名門校パブリック・スクール。階級が根強く残るイギリス社会において、上流階級の子弟の教育機関でありながら、文化の一部として広く国民に共有されてきた。独自の慣習からスポーツ、同性
…
愛まで、小説や映画などからそのイメージの成立と変遷をたどる。
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45.
図書 |
[マルセル・]プルースト著 ; 高遠弘美訳
概要:
病気がちな祖母のため、ゲルマント家の館の一角に引っ越した語り手一家。新たな生活をはじめた「私」は、女主人であるゲルマント公爵夫人に憧れを募らせていく。サン・ルーとの友情や祖母への思いなど、濃密な人間関係が展開する第三篇「ゲルマントのほう」(
…
一)を収録。全14巻。<br />ヴィルパリジ夫人のサロンに招かれた語り手は、ドレフュス事件や藝術の話に花を咲かせる社交界の人びとを目の当たりにする。一方、病気の祖母の容態はさらに悪化し、語り手一家は懸命に介護するのだが...。第三篇「ゲルマントのほう」(一)後半と、(二)前半を収録。
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46.
図書 |
C・S・ルイス著 ; 土屋京子訳
概要:
戦火を逃れ、田舎に疎開してきた4人きょうだいが預けられたのは、変わり者の教授が暮らす古い屋敷。その一室に置かれた衣装だんすに潜り込むと、その奥には雪に閉ざされた異世界「ナルニア国」が広がっていた...。アスランの導きのもと、魔女の軍勢に立ち
…
向かう4人の大冒険!
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47.
図書 |
エトムント・フッサール著 ; 谷徹訳
目次情報:
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概要:
現代哲学、思想、そして科学にも大きな影響を及ぼしている名著の新訳。フッサールの現象学はなによりも学問の基礎づけを目指すが、その際「いちばん根底に横たわる」問題が時間である。時間は一瞬で流れ去るのに、多くのものはなぜ持続的に「存在する」という
…
ことが可能なのか。フッサールは、「客観的時間」というものへの信憑を括弧に入れて、それが意識のなかでどのように構成されるのかを解明する。そして、時間を構成する意識それ自体が時間のなかに現れてくるという根本的な事態に光を当て、「意識の壮大な生体解剖」を行う。詳密な訳註と解説を付し、初心者の理解を助ける。
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48.
図書 |
平野久著
目次情報:
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概要:
私たちのからだの20%を占めるタンパク質。皮膚の弾力を維持するコラーゲンや筋肉を伸び縮みさせるミオシン、血糖値を下げるインスリン、酸素を運ぶヘモグロビンなど、形や役目、存在する場所も様々だ。近年、プロテオミクス(タンパク質の生命科学)の発展
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によって、その種類や役割などが急速に明らかになりつつある。日本における第一人者が、最新の成果をわかりやすく解説し、病気治療への応用なども紹介する。
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49.
図書 |
村上政博著
目次情報:
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概要:
自由主義経済の事業活動を定める独禁法は近年の大改正により様変わりした。市場のグローバル化を受け整備された国際標準の競争法制の姿は?大型企業合併の審査、談合摘発などを行う公正取引委員会の役割も、法改正で導入された違反制裁金の大幅アップ、司法取
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引的な減免制度に関する最新の重要判例を紹介しながら解説する。
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50.
図書 |
宮本太郎著
目次情報:
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概要:
困窮と孤立が広がり、日本社会にも分断が走る。人々を共生の場につなぎ、支え合いを支え直す制度構想が必要だ。いかにして雇用の間口を広げ、多様な居住のあり方を作りだせるのか。自治体やNPOの実践を踏まえ、生活保障の新しいビジョンとして「共生保障」
…
を提示する。前著『生活保障 排除しない社会へ』からの新たな展開。
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51.
図書 |
白波瀬達也著
目次情報:
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概要:
「日雇労働者の町」と呼ばれ、高度経済成長期に頻発した暴動で注目を集めた大阪のあいりん地区(釜ヶ崎)。現在は高齢化が進むなか、「福祉の町」として知られる。劣悪な住環境、生活保護受給者の増加、社会的孤立の広がり、身寄りのない最期など、このエリア
…
が直面している課題は、全国の地域社会にとっても他人事ではない。本書は、貧困の地域集中とその対策を追った著者による現代のコミュニティ論である。
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52.
図書 |
高見勝利著
目次情報:
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概要:
憲法改正とは最高法規である憲法を変更する最高の権力作用だ。改正による体制転換のシナリオの考察からその帰結を抉り出す。現憲法の改正規定第九六条の成立過程をたどり、歴代首相の封印を解いた戦後六〇年の「改正手続法」の問題点と、安倍首相の憲法観の危
…
うさまでを論じる。およそ憲法改正を議論するには必読の書。
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53.
図書 |
原田國男著
目次情報:
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概要:
裁かれるのも「人」なら、裁くのも「人」のはず。しかし、私たちにとって裁判と裁判官は、いまだ遠い存在だ。有罪率99%といわれる日本の刑事裁判で、二〇件以上の無罪判決を言い渡した元東京高裁判事が、思わず笑いを誘う法廷での一コマから、裁判員制度、
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冤罪、死刑にいたるまで、その知られざる仕事と胸のうちを綴る。
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54.
図書 |
麻田雅文著
目次情報:
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概要:
1917年11月に勃発したロシア革命。共産主義勢力の拡大に対して翌年8月、反革命軍救出を名目に、日本は極東ロシアへ派兵、シベリア中部のバイカル湖畔まで占領する。だがロシア人の傀儡政権は機能せず、パルチザンや赤軍に敗退を重ねる。日本人虐殺事件
…
の代償を求め、北サハリンを占領するなど、単独で出兵を続行するが...。本書は、増派と撤兵に揺れる内政、酷寒の地での7年間にわたる戦争の全貌を描く。
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55.
図書 |
佐藤信弥著
目次情報:
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概要:
紀元前11世紀から前256年まで続いた古代中国の王朝である周。太公望や周公旦などの建国の功臣、孔子や老子といった諸子百家、斉の桓公ら春秋の五覇などが名高い。また、封建制や共和制など、周に由来するといわれる政治システムは多く、孔子ら儒家によっ
…
て理想化されて伝えられてきた。では、その実態はいかなるものだったのか。近年、陸続と発掘される金文や甲骨文などの当時の史料から、王朝の実像を再現する。
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56.
図書 |
加藤文俊著
目次情報:
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概要:
どれほど準備しても、会議は思い通りにはいかない。「鶴の一声」で流れがガラッと変わるときもあるし、予定通りに進めても不満が出ることもある。コミュニケーションによってどのように「場」が作られるのか。会議の進行役=ファシリテーターは、「場」の雰囲
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気をどう読み、動かしていけばよいのか。あるファシリテーターの動きを追いながら、会議やプレゼンテーションなどの、よりよいコミュニケーションのあり方を提示する。
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57.
図書 |
今野真二著
目次情報:
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58.
図書 |
島尾新著
目次情報:
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概要:
墨と、筆と、紙—この、シンプルな素材から生みだされてきた「モノクロームの世界」は、果てしなく豊かで、奥深く、そして愉しい。東アジア独自の筆墨文化に広く目くばりしながら、水墨画の歴史と思想、作品と技法を縦横無尽に読み解く。矢代幸雄の名著『水墨
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画』から半世紀、水墨画へのあらたな道案内。
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59.
図書 |
ジョージ・エリオット著 ; 廣野由美子訳
概要:
金策に失敗したフレッド・ヴィンシーは、意中の女性メアリを含むガース家の人々を窮地に立たせてしまう。また、フェザストーン老人の遺言をめぐる騒動の結末、リドゲイトとロザモンドの接近、ドロシアとカソーボンの夫婦生活の危機など、多層的な人間関係が発
…
展していく第2巻。<br />密かに互いを思うウィル・ラディスローとドロシアだが、カソーボンの死にまつわる醜聞がきっかけで、仲を引き裂かれることに。ウィルは出立を前にバルストロードから驚くべき秘密を聞かされる。また、価値観の違いと借金によりリドゲイトとロザモンドの夫婦の間にも影が射す。(全4巻)<br />知的で美しいドロシア・ブルックは二十歳前の娘だが、自分の人生を偉大な目的に捧げることを熱烈に願い、温厚でハンサムな准男爵を退けて、学究生活に打ち込んでいる厳めしい五十がらみの牧師と婚約する...。地方都市ミドルマーチを舞台に緻密な人間描写で織りなす壮大な物語。(全4巻)
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60.
図書 |
元木泰雄著
目次情報:
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概要:
一一八〇年、源頼朝は平氏追討の兵を挙げた。平治の乱で清盛に敗れて、父義朝を失い、京から伊豆に流されて二十年が過ぎていた。苦難を経て仇敵平氏を滅ぼし、源氏一門内の対抗者たる義仲と義経を退け、最後の強敵平泉藤原氏を倒し、武門の頂点を極めた頼朝。
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流人の挙兵はなぜ成功し、鎌倉幕府はいかなる成立過程を辿ったのか。何度も死線をくぐり抜けた末に武士政権樹立を成し遂げ、五十三歳で急逝した波瀾の生涯。
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61.
図書 |
村田晃嗣著
目次情報:
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概要:
1915年公開の『國民の創生』を皮切りに、ハリウッド映画はアメリカ大統領を描き続けてきた。作中の大統領には人々の不満や希望が投影される一方、現実の政治はF.D.ローズヴェルトからケネディ、レーガンと時代が進むにつれ、ハリウッド流のイメージ戦
…
略を活用していく。名画から日本未公開作品まで250本以上の映画をもとに、政治との相互作用を読み解き、トランプ大統領に翻弄されるアメリカの本質に迫る。
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62.
図書 |
高橋義夫著
目次情報:
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概要:
江戸の放火犯・盗賊・博徒を取り締まった火付盗賊改。時代小説では颯爽たるイメージだが、江戸庶民の評判は必ずしも芳しくなかった。不透明な捜査手法、苛酷な取調べには幕閣も眉をひそめた。捕物名人と呼ばれて人気を博し、無宿人対策の人足寄場創設に尽力し
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た長谷川平蔵などは例外的であった。当時の随筆や世相風聞録をも博捜し、時の権力者や大盗賊たちとの関わりも絡め、功罪相半ばした火付盗賊改の活動の実態に迫る。
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63.
図書 |
吉田洋一著
目次情報:
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概要:
『零の発見』『数学序説』『ルベグ積分入門』の著者による微分積分の教科書。構成は微分法・積分法の基本事項から初等関数(三角関数・指数関数・対数関数)の微積分、多変数の微積分、微分方程式など、大学初年度で学習すべきオーソドックスで過不足のない内
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容で、具体的な事柄や注意すべき点、演習問題も豊富に載っている。非常に丁寧かつ厳密に叙述された、理工系大学の微分積分学の決定版として長年読まれ続けてきた大定番の入門書。
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64.
図書 |
スティーヴン・クレイン著 ; 藤井光訳
概要:
戦場での英雄的活躍に憧れ、北軍に志願したヘンリー。進軍の停滞で焦らされた末に戦いが始まり、興奮のうちに射撃し続けた彼だったが、執念深く襲いかかる敵軍の包囲に遭うや、高揚はたやすく恐慌へと変わるのであった。南北戦争を舞台に色彩豊かに描かれるア
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メリカ戦争文学の傑作。
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65.
図書 |
フエンテス作 ; 木村榮一訳
概要:
メキシコ革命の動乱を生き抜き、経済界の大立者に成り上がった男アルテミオ・クルスの生涯と、かれが生きた疾風怒涛の時代の風景を、内的独白、フラッシュバック、時制と人称の巧みな混用など、様々な文学的手法を駆使して描く、ラテンアメリカ文学の最重要作
…
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66.
図書 |
ヘルマン・バール著 ; 西村雅樹編訳
目次情報:
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概要:
「彼は実は絵を描いたのではなかった。見ることそのものを描いたのだ」。批判の渦中にあった画家クリムトを擁護し続けた評論家ヘルマン・バール(一八六三‐一九三四)。世紀末ウィーンの文化・芸術の優れた案内人となった彼の代表的な文章を精選する。
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67.
図書 |
刑部芳則著
目次情報:
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概要:
古関裕而(1909〜89)は忘れられた名作曲家である。日中戦争中、軍歌「露営の歌」で一世を風靡、アジア・太平洋戦争下のニュース歌謡や戦時歌謡を多く手がけ、慰問先でも作曲に勤しんだ。戦後は鎮魂歌「長崎の鐘」、東京五輪行進曲「オリンピック・マー
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チ」、映画「モスラ」劇伴音楽と、流行歌からスポーツ音楽まで数々の名曲を残す。戦争、そしてテレビの普及まで、昭和史を彩った彼の生涯をたどる。
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68.
図書 |
近藤好和著
目次情報:
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概要:
装束とは、天皇・公家・武家・高僧などの上流階級が着用した歴史的着衣をいう。歴代の天皇は、皇太子から即位式を経て天皇になり、譲位後は上皇、さらには出家して法皇となる場合もあった。そうした人生の節目ごとに装束は変化したが、個人の意思で選ぶことは
…
なく、奈良・平安時代以来の厳格な規定に従っていた。本書は、主として中世の天皇の生涯を辿りながら、個々の装束を詳細に解説し、それらが持つ意味を明らかにする。
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69.
図書 |
コレット著 ; 河野万里子訳
概要:
50歳を目前にして、美貌のかげりと老いを自覚する元高級娼婦のレア。恋人である25歳の青年シェリの突然の結婚話に驚き、表向きは祝福して別れを決心しつつも、心穏やかではいられない...。香り立つような恋愛の空気感と細やかな心理描写で綴る、「恋愛
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の達人」コレットの最高傑作。
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70.
図書 |
渡邉義浩著
目次情報:
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概要:
漢字、漢民族という表現が示すように、漢は中国を象徴する「古典」である。秦を滅亡させ、項羽を破った劉邦が紀元前202年に中国を統一(前漢)。武帝の時代に最盛期を迎える。王莽による簒奪を経て、紀元後25年に光武帝が再統一(後漢)。220年に魏に
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滅ぼされるまで計400年余り続いた。中国史上最長の統一帝国にして、中国を規定し続けた「儒教国家」はいかに形成されたのか。その興亡の歴史をたどる。
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71.
図書 |
細井和喜蔵作
概要:
恋と発明の夢に敗れ、失意の自殺未遂から生還した主人公。以後の人生は紡織工場の奴隷労働解放に捧げようと誓うが...。『女工哀史』著者が、工場現場の女と男の生身の姿を描く迫力の小説。『奴隷』との二部作。
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72.
図書 |
プルースト作 ; 吉川一義訳
概要:
ゲルマント大公邸のパーティーに赴いた「私」は驚愕した。時は、人びとの外見を変え、記憶を風化させ、社交界の勢力図を一新していたのだ。老いを痛感する「私」の前に、サン=ルーの娘はあたかも歳月の結晶のように現れ、いまこそ「作品」に取りかかるときだ
…
と迫る。<br />幼年時代の秘密を明かすタンソンヴィル再訪。数年後、第一次大戦さなかのパリでも時代の変貌は容赦ない。新興サロンの台頭、サン=ルーの出征、「破廉恥の殿堂」での一夜...。過去と現在、夢と現実が乖離し混淆するなか、文学についての啓示が「私」に訪れる。
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73.
図書 |
富田武著
目次情報:
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概要:
第2次世界大戦の結果、ドイツや日本など400万人以上の将兵、数十万人の民間人が、ソ連領内や北朝鮮などのソ連管理地域に抑留され、「賠償」を名目に労働を強制された。いわゆるシベリア抑留である。これはスターリン独裁下、主に政治犯を扱った矯正労働収
…
容所がモデルの非人道的システムであり、多くの悲劇を生む。本書はその起源から、ドイツ軍捕虜、そして日本人が被った10年に及ぶ抑留の実態を詳述、その全貌を描く。
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74.
図書 |
小川軽舟著
目次情報:
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概要:
花鳥風月を詠む優雅な趣味の世界—。これが俳句のイメージだろう。だが、日々の小さな発見を折に触れ書き留められるところにこそ、俳句本来の魅力がある。本書では、俳人にして単身赴任中のサラリーマンでもある著者が、「飯を作る」「会社で働く」「妻に会う
…
」「病気で死ぬ」などさまざまな場面を切り取りつつ、俳句とともに暮らす生活を提案。平凡な日常をかけがえのない記憶として残すための俳句入門。
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75.
図書 |
藤澤房俊著
目次情報:
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概要:
イタリアの英雄、ガリバルディ(1807〜82)。亡命先ウルグアイの独立運動で戦功をあげ、名声はヨーロッパにまで轟いた。帰国後、千人隊を組織してフランス軍を破り、シチリア・南イタリアを解放。イタリア統一の立役者となる。その活躍は神話化され、明
…
治日本では西郷隆盛になぞらえられ、中国・韓国では、独立運動の理想像とされるなど、世界中を熱狂させた。イタリア建国に生涯を賭けた男の実像に迫る。
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76.
図書 |
ロダーリ著 ; 関口英子訳
目次情報:
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77.
図書 |
中野三敏著
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78.
図書 |
ロナルド・ドーア著
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79.
図書 |
植木雅俊著
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80.
図書 |
三木義一著
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81.
図書 |
工藤隆著
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82.
図書 |
松浦玲著
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83.
図書 |
毛利衛著
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84.
図書 |
林英一著
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85.
図書 |
宇野重規著
目次情報:
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概要:
21世紀以降、保守主義者を自称する人が増えている。フランス革命による急激な進歩主義への違和感から、エドマンド・バークに端を発した保守主義は、今では新自由主義、伝統主義、復古主義など多くのイズムを包み、都合よく使われている感がある。本書は、1
…
8世紀から現代日本に至るまでの軌跡を辿り、思想的・歴史的に保守主義を明らかにする。さらには、驕りや迷走が見られる今、再定義を行い、そのあり方を問い直す。
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86.
図書 |
伊藤之雄著
目次情報:
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概要:
明治憲法成立後の1890年代以降、天皇の特別な補佐として、首相選出を始め、内閣の存廃、戦争、条約改正など重要国務を取り仕切った元老。近代日本は、伊藤博文、山県有朋、西園寺公望ら元老8人の指導下にあった。非公式な組織のため、当初は政治の黒幕と
…
して批判されたが、昭和初期の軍部台頭下では未成熟な立憲国家を補う存在として期待が高まる。本書は、半世紀にわたり権力中枢にいた元老から描く近代日本の軌跡である。
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87.
図書 |
西川武臣著
目次情報:
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概要:
一八五三年五月、アメリカの東インド艦隊が那覇沖に、七月には浦賀沖に現れ、琉球王国と日本は開国と動乱の時代を迎える。「黒船」見物、琉球調査隊による発砲事件、乗組員の無断上陸、電信機実験など、そのとき多くの人びとが初めて西洋人と西洋文明に遭遇し
…
た。翌年の条約締結までの間、何が起こっていたのか。条約交渉過程を追いつつ、黒船絵巻や瓦版、日記などを博捜し、庶民が経験した事件としてのペリー来航を描く。
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88.
図書 |
河合祥一郎著
目次情報:
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概要:
ウィリアム・シェイクスピア(1564〜1616)は、世界でもっとも知られた文学者だろう。『マクベス』や『ハムレット』などの名作は読み継がれ、世界各国で上演され続けている。本書は、彼が生きた動乱の時代を踏まえ、その人生や作風、そして作品の奥底
…
に流れる思想を読み解く。「万の心を持つ」と称された彼の作品は、喜怒哀楽を通して人間を映し出す。そこからは今に通じる人生哲学も汲み取れるはずだ。
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89.
図書 |
岡田一郎著
目次情報:
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概要:
一九六〇〜七〇年代に蜷川虎三、美濃部亮吉、黒田了一、飛鳥田一雄など個性的な首長を擁し、脚光を浴びた地方の革新自治体。だが、現在では、「巨額の財政赤字をもたらした」というレッテルのみで語られがちだ。本書は、革新自治体の台頭の背景から政治的取り
…
組みまでを詳述し、その功罪も描く。国政とも深く関係して躍進し、そして消えていった地方の“左翼政権”は何を残したのか。現在の国政や地方自治を再考する試み。
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90.
図書 |
一ノ瀬俊也著
目次情報:
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概要:
二〇一五年、戦艦武蔵がフィリピン沖海底で発見され、世界の注目を集めた。だが、太平洋戦争中の一九四二年に完成し、四四年のレイテ沖海戦で撃沈された武蔵は、敗戦後、長きにわたり半ば忘れられた存在だった。姉妹艦の大和が一貫して脚光を浴び、戦記や映画
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、アニメなどで繰り返し描かれたのとは対照的である。両者の差はどこから生まれたのか。建造から沈没までの軌跡を追い、さらには戦後日本の戦争観の変遷をたどる。
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91.
図書 |
西川賢著
目次情報:
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概要:
1993年、46歳の若さで、戦後生まれ初の米国大統領に就任したビル・クリントン。2期8年の任期中、民主党政権ながら福祉削減を厭わず中道主義を追求。財政と貿易の「双子の赤字」を解決し好況に導く。また国際紛争解決に積極的に関与し、冷戦後の新たな
…
国家関係を模索。米国を繁栄に導いた。本書は、次々とカネとセックスのスキャンダルにまみれ、弾劾裁判を受けながらも、多くの実績を残し、今なお絶大な人気を誇る彼の半生を追う。
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92.
図書 |
小林美希著
目次情報:
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概要:
深刻さを増す人手不足の問題、また入院期間短縮化と在宅化が急速に政策的に推進される中で、ひずみをもろにかぶっている看護の現場ひいては患者の置かれた実態に、定評ある著者が鋭く切り込む迫力のルポルタージュ。看護の最前線で、いま何が起こっているのか
…
。本来の看護とは何か、多職種によるチーム医療とは何かを問う。
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93.
図書 |
ミュッセ著 ; 渡辺守章訳
概要:
メディチ家の暴君アレクサンドル。その放蕩の手先となり腹心を装いつつ主君の暗殺を企てる従弟のロレンゾ。義妹チーボ侯爵夫人へのアレクサンドルの恋を利用し権力を握ろうとするチーボ枢機卿...。謎に満ちた暗殺事件を、二人の若者の間に交錯する権力とエ
…
ロスを軸に描いた傑作。
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94.
図書 |
A.C.ドイル, H.メルヴィルほか著 ; 利根川真紀, 磯部哲也, 山田久美子訳
目次情報:
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概要:
もと「変態的・倒錯的」といった蔑称としても使われた「クィアqueer」。差別に抗うなか、かつて“恥”であった名称は“誇り”へと変わった。いま、「クィアqueer」という語は、二つの意味をもつ。ひとつは性的マイノリティ全般を示す総称としての「
…
クィア」。もうひとつは、いかなる範疇にも属さない—LGBTのどれでもない—名づけえぬ欲望。あらゆるものを包摂しながら、あらゆる境界をすりぬけてゆく、不思議で奇妙な珠玉の8編。
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95.
図書 |
島泰三著
目次情報:
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概要:
1億年前、インドとマダガスカルからなるレムリア大陸で霊長類は産声を上げた。2000万年前には東南アジアの失われた大陸スンダランドで類人遠が進化し、アフリカに到達したその仲間からヒトが生まれる。華奢な骨格と裸の皮膚、巨大脳をもつ、異端なサル=
…
現代人は、いつ、どこで生まれたのか。そして日本人の祖先はどこからやってきて、どこに行こうとしているのか。サルから日本人へのはるかな足跡を追う。
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96.
図書 |
バルザック著 ; 中村佳子訳
概要:
出世の野心を抱いてパリで法学を学ぶ貧乏貴族の子弟ラスティニャックは、場末の下宿屋に身を寄せながら、親戚の伝を辿り、なんとか社交界に潜り込む。そこで目にした令夫人は、実は下宿のみすぼらしいゴリオ爺さんの娘だというのだが...。フランス文学の大
…
傑作を読みやすい新訳で。
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97.
図書 |
中江兆民著 ; 鶴ヶ谷真一訳
概要:
「余命一年半」を宣告された中江兆民による、痛快かつ痛切なエッセイ集。政治・経済・社会への歯に衣着せぬ批判から、人形浄瑠璃への熱愛までを語り尽くした明治の大ベストセラーが、豊富で詳細な注を具えて蘇る!理念と情の人・兆民の透徹したまなざしが光る
…
「生前の遺稿」。
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98.
図書 |
ラファイエット夫人著 ; 永田千奈訳
概要:
フランス宮廷に完璧な美を備えた女性が現れた。彼女は恋を知らぬままクレーヴ公の求婚に応じ人妻となるが、舞踏会で出会った輝くばかりの貴公子に心ときめく。夫への敬愛、初めて知った恋心。葛藤の日々に耐えられなくなった夫人は、あろうことかその恋心を夫
…
に告白してしまう...。
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99.
図書 |
ホッブズ著 ; 田中浩, 重森臣広, 新井明訳
目次情報:
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概要:
1640年に書かれた、ホッブズ(1588‐1679)の最初の政治学書。国を二分するほどに激化した国王と議会の対立を目にし、すべての人間が安全に生きるために政治はどうあるべきかを原理的に説いた。のちに主著『リヴァイアサン』(1651)で詳しく
…
展開されることになるホッブズ政治学のエッセンスは本書ですでに提示されていた。
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100.
図書 |
福田千鶴著
目次情報:
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概要:
戦国時代、黒田官兵衛・長政の二代に仕え、武勇を謳われた後藤又兵衛。豊臣秀吉の九州攻めや朝鮮出兵、関ヶ原合戦で活躍するも、長政に疎まれて主家を去った。長い牢人生活を経て、秀吉の遺児秀頼の招きに応じ、一六一四年、大坂城に入城する。徳川方に比して
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劣勢明らかな豊臣陣営に加わったのはなぜか。大坂の陣でいかに奮戦し、壮絶な討死を遂げたか。後年、歌舞伎や講談などで快男児として描かれた武将の実像に迫る。
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