第1章アクセシブルデザイン・共用品・ユニバーサルデザインの背景・現状 |
1.1 アクセシブルデザイン・共用品・ユニバーサルデザインの背景 2 |
1.1.1 国際的な価値観の転換 2 |
1.1.2 ユニバーサルデザイン思想の始まり 2 |
1.2 ユニバーサルデザインと共用品 4 |
1.2.1 ユニバーサルデザインとは 4 |
1.2.2 日本からの提案―共用品(KYOYO-HIN)― 4 |
1.2.3 ISO、「アクセシブルデザイン」を提唱 5 |
1.2.4 ガイド71における言葉の定義 6 |
1.3 共用品関連の歴史 7 |
1.4 高齢者や障害のある人の不便さ 8 |
1.4.1 高齢者の不便さ 8 |
1.4.2 目の不自由な人の不便さ 10 |
1.4.3 耳の不自由な人の不便さ 12 |
1.4.4 車いす使用者の不便さ 14 |
1.5 拡大する共用品の市場規模 16 |
第2章 生活共用品 |
2.1 共用品の視点 24 |
2.1.1 はじめに 24 |
2.1.2 シャンプーとリンス 24 |
2.1.3 プリペイドカード 25 |
2.1.4 一般製品のバリアを取り除いた共用品 26 |
2.1.5 宅配便の不在通知票 27 |
2.1.6 盲導犬とうさぎのマーク 27 |
2.1.7 合図 29 |
2.2 共用品が配慮すべき事項 31 |
2.2.1 4つの分類 31 |
2.2.2 カタログと取扱い説明書 31 |
2.2.3 わかりやすいパッケージ 33 |
2.2.4 操作上のわかりやすい表示 35 |
2.2.5 操作における使いやすさ 37 |
2.3 生活に密着した共用品 40 |
2.3.1 わかりやすいカタログ 40 |
2.3.2 わかりやすいパッケージ 42 |
2.3.3 操作におけるわかりやすい表示 44 |
2.3.4 操作における使いやすさ 47 |
2.4 2つの共用品が開発されるまで 50 |
2.4.1 シャンプー容器の開発過程(花王(株)) 50 |
2.4.2 温水洗浄便座 52 |
第3章 家電製品におけるユニバーサルデザイン |
3.1 家電製品の歩み 54 |
3.1.1 便利を提供する道具 54 |
3.1.2 便利さから使いやすさへ 55 |
3.1.3 高齢者・障害者のニーズへ配慮 56 |
3.2 家電製品の不便さ調査からの改善努力 56 |
3.2.1 ユニバーサルデザイン配慮家電製品 56 |
3.3 ユニバーサルデザインの具体的工夫 62 |
3.3.1 家電製品におけるユニバーサルデザインの視点 62 |
3.3.2 家電製品のユーザーインタフェースについて 64 |
3.3.3 ユーザビリティ 65 |
3.4 家電製品の具体的工夫 66 |
3.4.1 IH調理器に見る具体的工夫事例 66 |
3.4.2 デジタルテレビのユーザビリティテストによる開発事例 70 |
3.5 家電製品の操作性向上のためのガイドライン 79 |
3.5.1 凸記号表示の標準化 79 |
3.5.2 報知音の標準化 82 |
3.5.3 点字表示の標準化 87 |
第4章 情報機器のユニバーサルデザイン |
4.1 情報アクセシビリティに関する動向 96 |
4.1.1 はじめに 96 |
4.1.2 米国の動向 96 |
4.1.3 欧州の動向 97 |
4.1.4 日本の動向 98 |
4.2 アクセシビリティの評価方法 99 |
4.2.1 はじめに 99 |
4.2.2 アクセシビリティ評価に関する課題 100 |
4.2.3 評価方法の調査 101 |
4.2.4 アクセシビリティ評価方法(案) 102 |
4.3 パソコンと周辺機器のユニバーサルデザイン 106 |
4.3.1 製品事例 106 |
4.3.2 取り組み 113 |
第5章 高齢者社会への住宅と住宅政策 |
5.1 高齢者社会への住宅と住宅政策 124 |
5.1.1 日本の住宅の変遷 124 |
5.1.2 高齢社会と住宅政策 124 |
5.2 高齢者と住空間環境 128 |
5.2.1 加齢にともなう身体的変化 128 |
5.2.2 高齢者の意識と住宅内事故 130 |
5.3 ユニバーサルデザインと住環境 133 |
5.3.1 変化する住環境 133 |
5.3.2 住空間におけるユニバーサルデザインとは 134 |
5.4 ユニバーサルデザインの手法 135 |
5.4.1 製品の品質と有用性 135 |
5.4.2 製品設計とユニバーサルデザイン 136 |
5.4.3 「利用品質」の評価による新しい設計方法 139 |
第6章 自動車のユニバーサル |
6.1 ユニバーサルデザインとは? 146 |
6.2 トヨタのユニバーサルデザイン 147 |
6.3 クルマにおける「聞く」ってどういうこと? 149 |
6.4 クルマにおける「見る」ってどういうこと? 150 |
6.5 クルマにおける「操作する」ってどういうこと? 156 |
6.6 クルマにおける「快適さ」ってどういうこと? 161 |
6.7 クルマのユニバーサルデザインを支える実験 165 |
6.8 明るい未来社会に向けて 167 |
第7章 共用品開発への人間工学 |
7.1 使いやすさについて 170 |
7.2 使いやすさなどの評価方法 170 |
7.2.1 官能検査とは 170 |
7.2.2 官能検査の仕方 171 |
7.2.3 生理的な評価方法 172 |
7.3 ユーザビリティ 176 |
7.3.1 ユニバーサルデザインとユーザビリティ 176 |
7.3.2 ユーザビリティとは 177 |
7.3.3 使いやすさの向上 178 |
7.3.4 ISO 13407 180 |
7.3.5 ユーザビリティはどう測定されるか 182 |
7.4 高齢者の特性 183 |
7.4.1 一般的なデータ 183 |
7.4.2 高齢者・障害者と日常生活の不便さ 185 |
7.5 身体能力レベル分けリスト 187 |
7.5.1 目的 187 |
7.5.2 身体能カレベル 187 |
7.5.3 能力項目の選定 188 |
7.6 操作性を向上する凸記号 188 |
7.6.1 凸点と凸バー 188 |
7.6.2 凸記号のモニター調査 189 |
7.6.3 調査結果 191 |
7.7 今後のものづくり 194 |
7.7.1 片手で可能か、アフォーダンスはあるか 194 |
7.7.2 ユニバーサルデザインを発展させよう 196 |
第8章 パッケージのユニバーサルデザイン |
8.1 パッケージの識別性 200 |
8.1.1 視覚障害者とパッケージ 200 |
8.1.2 使いやすい工夫の例 200 |
8.2 食品容器の不便さ 201 |
8.3 開封の不便さ 203 |
8.3.1 高齢者と開封性 203 |
8.3.2 開けやすさへの努力 205 |
8.3.3 缶詰 206 |
8.3.4 びん 207 |
8.4 包装・容器の設計指針 208 |
8.4.1 表示のわかりやすさ 208 |
8.4.2 識別しやすい包装・容器への指針 209 |
8.4.3 使いやすい包装・容器への指針 209 |
8.4.4 開封性の試験方法 210 |
8.5 楽しい視点 212 |
8.5.1 ユニバーサルデザイン懇談会(経済産業省) 212 |
8.5.2 楽しさと資源環境 213 |
8.6 包装・容器のユニバーサルデザイン 215 |
8.6.1 ISO、JISの定義 215 |
8.6.2 ユーザー視点から見た包装・容器の課題 217 |
8.7 包装・容器への触覚識別表示のポイント 227 |
8.7.1 はじめに 228 |
8.7.2 調査研究の内容及び方法 228 |
8.7.3 調査研究結果から得られた知見 229 |
8.7.4 触覚識別表示の配慮事項 235 |
8.7.5 点字と他の触覚識別表示とを併用するときの配慮事項 236 |
8.7.6 触覚識別表示すべき商品・包装形態 238 |
8.7.7 今後の課題 238 |
8.7.8 触覚識別表示商品の周知について 240 |
第9章 文書系のユニバーサルデザイン |
9.1 文字のユニバーサルデザイン 244 |
9.1.1 なぜユニバーサルデザインフォントなのか 244 |
9.1.2 ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)の開発 246 |
9.1.3 ユニバーサルデザインフォントの特長 250 |
9.1.4 ユニバーサルデザインフォントの効果と使用が有効な事例 253 |
9.1.5 今後の展開 255 |
9.2 求人広告におけるユニバーサルデザイン 256 |
9.2.1 はじめに 256 |
9.2.2 求人広告内にユニバーサルデザインを入れることでの課題 256 |
9.2.3 求人広告におけるユニバーサルデザイン6原則 257 |
9.2.4 求人広告の構造 258 |
9.2.5 活動状況 259 |
9.2.6 評価と今後の課題 260 |
9.3 文章のユニバーサルデザイン 263 |
9.3.1 カレールウの使用説明 263 |
9.4 わかりやすい表現 266 |
9.4.1 よい文章とは 266 |
9.4.2 見出しは一目で見やすく 267 |
第10章 だれにも暮らしやすい社会の創設に向けて |
10.1 求められる共用品の規格について 270 |
10.1.1 標準化の役割 270 |
10.1.2 標準化施策の重要性 270 |
10.2 高齢者・障害者配慮生活用品の標準化 272 |
10.2.1 高齢者・障害者配慮生活用品にかかわるJISへ取組みの経緯 272 |
10.2.2 高齢者・障害者配慮生活用品の標準化の進め方 272 |
10.2.3 消費者政策の在り方に関する提言書 273 |
10.2.4 高齢者・障害者配慮生活用品の日本工業規格 273 |
10.2.5 主な高齢者・障害者配慮設計指針JISの紹介 273 |
10.2.6 ほかの規格 275 |
10.2.7 国際規格とは 279 |
10.2.8 ユーザビリティ国際規格 280 |
10.3 当面の高齢者・障害者配慮の標準化項目の提案と今後の課題 282 |
10.4 国際標準化機構(ISO)のアクセシブルデザイン(AD)関連の最新動向 285 |
10.4.1 ADのアドバイザリーグループ設立と勧告 285 |
10.4.2 日中韓、NWIP 4テーマ TC159承認 287 |
10.5 ユニバーサルデザイン はい・いいえ写真集 289 |
第11章 資料編 |
資料1 経済産業省「障害者・高齢者等情報処理機器アクセシビリティ指針」 300 |
資料2 報知音について 306 |
資料3 長寿社会対応住宅設計指針の概要 309 |
資料4 高齢者が居住する住宅の設計に係る指針(抜粋) 310 |
資料5 触覚識別表示ニーズマップ 317 |
資料6 「JIS S 0022-4 高齢者・障害者配慮設計指針― 319 |
資料7 包装・容器使用性評価項目一覧表("基準") 324 |
資料8 身体能力レベル分けリスト 326 |
参考文献 333 |
索引 337 |
ユニバーサルデザイン研究会代表 341 |
第1章アクセシブルデザイン・共用品・ユニバーサルデザインの背景・現状 |
1.1 アクセシブルデザイン・共用品・ユニバーサルデザインの背景 2 |
1.1.1 国際的な価値観の転換 2 |