1.概論 1 |
1・1 まえがき 1 |
1・2 多孔体の形成 2 |
1・2・1 粉末の凝集およびプレス 2 |
1・2・2 起泡および発泡 3 |
1・2・3 ゲル化 4 |
1・2・4 セメントの水和 5 |
1・2・5 結合剤によるもの 8 |
1・2・6 焼結 8 |
1・2・7 その他の方法 11 |
1・3 多孔体の組織 11 |
1・3・1 吸着による方法 11 |
1・3・2 特に水蒸気吸着について 13 |
1・3・3 水銀圧入法 14 |
1・3・4 吸引力 15 |
1・3・5 吸水速度 15 |
1・3・6 その他の方法 16 |
1・4 多孔体の諸性質 16 |
1・4・1 透過 17 |
1・4・2 拡散 18 |
1・4・3 固相反応 18 |
1・4・4 長さ変化 19 |
1・4・5 強度 22 |
1・5 あとがき 25 |
2.細孔容積と比表面積 31 |
2・1 まえがき 31 |
2・2 細孔容積 31 |
2・2・1 置換法 31 |
2・2・2 水銀ヘリウム法 33 |
2・2・3 飽和蒸気圧における吸着量 33 |
2・3 比表面積 34 |
2・3・1 ガス吸着法 34 |
2・3・2 溶液吸着法 34 |
2・3・3 湿潤熱法 34 |
2・3・4 化学吸着法 34 |
2・4 BET比表面積 35 |
2・4・1 BET多分子吸着理論の概略 36 |
2・4・2 計算方法とその実例 37 |
2・4・3 一点法による計算 38 |
2・4・4 窒素吸着実験装置 38 |
2・5 平均細孔径 39 |
2・6 透過率 39 |
3.細孔径分布 45 |
3・1 まえがき 45 |
3・1・1 細孔径分布の測定方法 45 |
3・1・2 各測定方法の特徴 46 |
3・2 ガス吸着法 47 |
3・2・1 毛細管凝縮理論による方法 47 |
3・2・2 毛細管凝縮理論によらない方法 48 |
3・2・3 表面吸着層を考慮した毛細管凝縮理論による方法 48 |
3・2・4 計算方法 49 |
3・2・5 コンピュータープログラム 52 |
3・3 水銀圧入法 55 |
3・3・1 測定方法 55 |
3・3・2 装置 55 |
3・3・3 計算方法 57 |
3・4 X線小角散乱法 57 |
3・4・1 理論 57 |
3・4・2 解析方法 58 |
3・4・3 実例 59 |
3・4・4 X線小角散乱の応用と問題点 61 |
3・5 ガス透過拡散法 63 |
3・5・1 原理 63 |
3・5・2 計算方法 65 |
3・5・3 測定例 66 |
3・6 その他の測定法 69 |
3・6・1 毛細管上昇による方法 69 |
3・6・2 吸水速度と細孔径に関する理論 70 |
3・6・3 分子篩別法 72 |
4.反応系モデルと表面活性 75 |
4・1 まえがき 75 |
4・2 多孔体-流体系反応操作に伴う移動現象過程 76 |
4・3 多孔体表面活性の一表示法 77 |
4・4 気-固触媒反応モデル 77 |
4・5 気-固間反応モデル 80 |
4・5・1 殻状反応モデル 81 |
4・5・2 全域連続反応モデル 85 |
4・5・3 非均一,核反応モデル 87 |
4・6 見かけの活性化エネルギー 87 |
4・6・1 気-固触媒反応の場合 87 |
4・6・2 気-固間反応の場合 91 |
4・7 実験解析例 91 |
4・7・1 気-固触媒反応の場合 92 |
4・7・2 気-固間反応の場合 96 |
4・8 あとがき 100 |
5.拡散透過 107 |
5・1 拡散透過 107 |
5・2 熱移動 109 |
5・2・1 基本式 109 |
5・2・2 定常熱伝導の解 109 |
5・2・3 非定常熱伝導の解 113 |
5・2・4 熱伝達率,熱伝導率,温度伝導率の値 113 |
5・3 流体移動 117 |
5・3・1 分類 117 |
5・3・2 表面張力による流れ 117 |
5・3・3 濃度拡散による流れ 120 |
5・3・4 圧力勾配による流れ 123 |
5・4 浸透流 125 |
5・4・1 基本式 125 |
5・4・2 浸透係数,拡散係数の値 126 |
5・4・3 解析方法 128 |
6.多孔体の成形 133 |
6・1 まえがき 133 |
6・2 圧縮成形 134 |
6・2・1 圧縮応力,圧縮ひずみに関する研究 134 |
6・2・2 応力,密度分布 138 |
6・2・3 圧縮における内部機構 146 |
6・3 せん断試験 150 |
6・3・1 せん断応力と垂直応力,せん断ひずみの関係 150 |
6・3・2 応力,ひずみ分布 154 |
6・3・3 せん断試験における内部機構 159 |
7.機械的性質 165 |
7・1 不均一系としての多孔体の特徴 165 |
7・2 多孔体の機械的性質の問題点 167 |
7・3 破壊強度の気孔率依存性 169 |
7・4 弾性率の気孔率依存性 174 |
7・5 気孔率以外の要因の影響 180 |
8.熱伝導・吸音 185 |
8・1 熱伝導 185 |
8・1・1 多孔体の伝熱機構 185 |
8・1・2 多孔体の熱伝導率 186 |
8・1・3 保温,保冷の熱計算 192 |
8・1・4 熱伝導率の測定法 194 |
8・2 吸音 197 |
8・2・1 吸音率 197 |
8・2・2 吸音材料 197 |
9.水和膨張と凍害 203 |
9・1 まえがき 203 |
9・2 雨に対する作用 204 |
9・2・1 透過性 204 |
9・2・2 排水性 205 |
9・2・3 吸水に伴う容積変化 205 |
9・3 凍結の影響 210 |
9・4 水和膨張による貫入 218 |
9・5 あとがき 224 |
10.多孔質陶磁器 227 |
10・1 まえがき 227 |
10・2 陶磁器多孔体の種類と特性 227 |
10・3 陶磁器多孔体の物性 229 |
10・3・1 気孔率 229 |
10・3・2 細孔径 230 |
10・3・3 流体透過特性 231 |
10・3・4 多孔体における電気的な現象 234 |
10・3・5 多孔体における熱的現象 234 |
10・4 陶磁器多孔体の用途 235 |
10・4・1 〓過,分離 235 |
10・4・2 分散 238 |
10・4・3 流動化 240 |
10・4・4 電解隔膜 241 |
10・5 あとがき 242 |
11.耐火物 243 |
11・1 まえがき 243 |
11・2 気孔の形態,気孔率 243 |
11・3 気孔と通気率 245 |
11・4 細孔径,細孔径分布 248 |
11・4・1 顕微鏡または電子顕微鏡による方法 248 |
11・4・2 ガスの通気性を利用する方法 248 |
11・4・3 水銀圧入法による細孔径分布の測定法 253 |
11・5 気孔と強度 253 |
11・6 気孔と熱伝導率 255 |
11・7 気孔とスラグ侵入(耐蝕性) 258 |
11・8 気孔とメタルの侵入 260 |
11・8・1 混銑炉用耐火物への熔銑の侵入 261 |
11・8・2 ポーラスプラグへの熔銑の侵入 261 |
11・8・3 高炉炉底における炭素煉瓦への熔銑の侵入 262 |
11・9 あとがき 263 |
12.多孔質ガラス 265 |
12・1 まえがき 265 |
12・2 ガラスの分相現象 268 |
12・2・1 分相現象とその発見 268 |
12・2・2 溶液の安定性の理論 269 |
12・2・3 ガラスの分相過程 272 |
12・3 多孔質ガラスの作成 276 |
12・3・1 化学組成 276 |
12・3・2 熱処理条件と細孔径 277 |
12・3・3 溶出処理 280 |
12・4 多孔質ガラスの物性 283 |
12・4・1 物理的性質 283 |
12・4・2 細孔の状態 284 |
12・5 多孔質ガラスの利用 285 |
12・5・1 透過性の利用 286 |
12・5・2 液体およびガス・クロマトグラフィーへの利用 288 |
12・5・3 化学反応への利用 291 |
12・5・4 その他 293 |
12・6 あとがき 294 |
13.セメント硬化体の組織と物性 299 |
13・1 まえがき 299 |
13・2 セメントゲルの生成,組成,形態 301 |
13・3 セメント硬化体の構造 304 |
13・3・1 新鮮ペーストの性状 304 |
13・3・2 凝結ペーストの性状 305 |
13・4 硬化セメントペーストの性状 305 |
13・4・1 evaporable waterとnon-evaporable water 305 |
13・4・2 evaporable waterの比体積 307 |
13・4・3 硬化セメントペーストの空隙 307 |
13・4・4 硬化セメントペーストの比表面積 308 |
13・4・5 硬化セメントペーストの比体積 309 |
13・4・6 セメントゲルの空隙率 309 |
13・4・7 セメントゲルの比体積 310 |
13・4・8 ゲル構造の生成と体積一定性 310 |
13・5 硬化セメントペーストの機械的性質 312 |
13・5・1 強さ 312 |
13・5・2 弾性 313 |
13・5・3 クリープ 313 |
13・6 乾燥収縮とその機構 314 |
13・6・1 乾燥収縮とポルトランドセメントの化学組成 314 |
13・6・2 セメントゲルの乾燥収縮の概観 314 |
13・6・3 Powersの機構 316 |
13・6・4 Feldmanの機構 321 |
13・6・5 乾燥過程と不可逆過程 325 |
13・6・6 乾燥過程とコロイド粒子合体成長説 326 |
13・7 硬化セメントの細孔組織 328 |
13・7・1 細孔組織とその測定 328 |
13・7・2 吸着状態とBET法 334 |
14.多孔質金属 341 |
14・1 まえがき 341 |
14・2 含油軸受 342 |
14・3 含油機械部品 347 |
14・4 フィルター 349 |
14・5 その他の応用製品 354 |
14・5・1 粉末冶金法によるもの 354 |
14・5・2 粉末冶金法以外の方法によるもの 355 |
15.多孔質高分子 359 |
15・1 まえがき 359 |
15・2 高分子多孔材料の分類 360 |
15・3 構造 361 |
15・3・1 密度 361 |
15・3・2 セル構造とセルの大きさの分布 362 |
15・4 高分子多孔材料の性質 365 |
15・4・1 静的圧縮挙動 365 |
15・4・2 動的性質 370 |
15・4・3 流体の透過性 371 |
15・4・4 吸音性 373 |
15・4・5 熱的性質 374 |
15・5 高分子多孔材料の特徴と応用 377 |
15・5・1 ウレタンフォーム 377 |
15・5・2 ポリスチレンフォーム 378 |
15・5・3 ポリ塩化ビニルフォーム 378 |
15・5・4 ポリオレフィンフォーム 378 |
15・5・5 フェノール樹脂フォーム 379 |
15・5・6 尿素樹脂フォーム 379 |
15・5・7 エポキシ樹脂フォーム 379 |
15・5・8 ポリビニルアルコールフォーム 379 |
15・5・9 ビスコーススポンジ 380 |
15・5・10 ラバーフォーム 380 |
15・5・11 シリコン樹脂フォーム 380 |
15・5・12 シンタクチックフォーム 380 |
15・5・13 含水プラスチック 381 |
15・5・14 その他の高分子多孔材料 381 |
15・5・15 各種フォームの特性の比較 382 |
付表 385 |
索引 389 |