はじめに環境間題解決の糸口を探る |
第1部環境間題を捉える |
第一章二十一世紀を考える視点(小池俊雄) 3 |
1日本のパラダイムシフトを考える 4 |
2近世ヨーロッパのパラダイムシフトを考える 8 |
3歴史観から学ぶもの 13 |
第二章社会・経済システムの変遷と環境問題(宮代信夫) 17 |
1自然と共存した狩猟採集社会 19 |
2定住農耕がもたらした環境問題 20 |
3産業革命に端を発する環境問題 22 |
4化学物質の脅威 27 |
5限りある地球の認識 29 |
6環境問題の今後の方向 32 |
第三章心のあり方と環境問題 35 |
意識の発達と変容(増田満) |
1環境問題を解決できる意識とは 36 |
2人の意識の発達段階 40 |
3環境問題を解決できる意識の発達段階 48 |
4意識に変容を起こすにはどうしたらよいか 53 |
5次なる段階への展望 62 |
個は群化するか(河野真巳) |
1コミュニティ全体の心と行動を変えるのは可能か 65 |
2全体主義の危険性と理想的な群化をめざして 69 |
3多様性の保障と高次元の群化を図るには 74 |
第Ⅱ部環境教育のグランドデザイン |
第一章環境教育の変遷と基本理念 79 |
環境教育の変遷を傭臓する(鈴木晃子・町田勝) |
1世界の環境教育の流れ 80 |
2日本における環境教育の流れ 85 |
3日本の環境教育の課題 88 |
環境教育の基本理念(増田満) |
1理念の構築には世界観が必要である 98 |
2環境教育の理念を創るために必要な世界観 100 |
3環境問題が解決されるための必要条件とは 105 |
4外面的側面での必要条件は見通しが立っている 106 |
5見過ごされてきた内面的側面での必要条件 107 |
6環境教育の基本理念 108 |
第二章心の変容を知るために 111 |
知識から行動へのモデル化(三阪和弘) |
1なぜ人は環境に配慮した行動をとれないのか 112 |
2態度と行動の不一致を考える 115 |
3知識と行動の不一致を考える 118 |
4心理プロセスを整理する 120 |
環境配慮行動を調査する(三阪和弘) |
1概念的定義と操作的定義 126 |
2調査法の特徴 127 |
3質問紙作成の手順 130 |
4データの整理と分析 134 |
環境教育プログラムの効用を分析する(三阪和弘・河野真巳・小池俊雄) |
-水俣体験学習のケーススタディー- |
1直接体験型の環境教育プログラムを調査する 138 |
2水俣での体験学習会の内容 139 |
3心理プロセス調査の実施 143 |
4対象とする環境問題によって意識に差異がある 144 |
5心理段階の相関関係から心理プロセスがみえる 146 |
6参加者の意識の変容 147 |
7強烈な直接体験が持つ効用 151 |
8強烈な直接体験が持つ間題点 155 |
9環境教育プログラムにおけるスタッフの果たす役割と組織的な取り組み 158 |
第三章環境教育の実践 161 |
体験型環境教育プログラムの条件(井上雅也・深田伊佐夫・鈴木晃子) |
1環境に配慮する人問の条件 163 |
2環境教育プログラムの条件 167 |
3環境教育プゴグラムの内容 170 |
4具体的プログラムの中身 171 |
環境教育の場と里山(井上雅也・深田伊佐夫・澤田忠信) |
1体験学習の場としての里山 183 |
2東京近郊の施設 190 |
環境教育の評価のあり方(町田勝) |
1評価項目 219 |
2評価の形式 220 |
3評価の着眼点と評価基準 221 |
4評価の事例 224 |
5評価サイクルの確立へ向けて 228 |
環境事象および環境対策に関する年表 230 |
参考文献 237 |
筆者プロフィール 247 |