第Ⅰ編 層崩壊に関する検討と提案 |
まえがき 1 |
1. 兵庫県南部地震でみられた1層、中間層崩壊の被害状況の概観 3 |
1.1 鉄筋コンクリート造 3 |
1.2 鉄骨鉄筋コンクリート造 11 |
1.3 実被害建物によるIs値の分布と損傷集中との関係について 18 |
2. 個別建物被害とその要因検討 23 |
2.1 最下層崩壊を生じた建築物の被害例とその要因の検討 23 |
2.2 最下層崩壊を生じた建築物の被害例とその要因の検討(1) 36 |
2.3 最下層崩壊を生じた建築物の被害例とその要因の検討(2) 46 |
2.4 最下層崩壊を生じた建築物の被害例とその要因の検討(3) 55 |
2.5 全体降伏を形成した建築物の被害例とその要因の検討 64 |
3. 建物の層崩壊の要因とその防止に関するスタディと提言 75 |
3.1 入力特性との関係 75 |
3.2 構造特性との関係 104 |
4. 結び 143 |
第Ⅱ偏 柱梁接合部に関する検討と提案 |
まえがき 147 |
1. RC造柱梁接合部の耐震設計に関する基本的な考え方 149 |
2. 柱梁接合部の力学的挙動と設計方法 152 |
2.1 既往の研究概要 152 |
2.2 現在の設計方法 156 |
2.3 今後の課題 161 |
3. 柱梁接合部の地震被害 166 |
3.1 既往の事例 166 |
3.2 1995年兵庫県南部地震による被害事例 178 |
4. 柱梁接合部の地震被害の検討 185 |
4.1 検討建物と検討方法 185 |
4.2 検討例 189 |
4.3 検討結果のまとめ 265 |
5. 既存建築物の柱梁接合部の耐震性能 273 |
5.1 検討概要 273 |
5.2 柱梁接合部のせん断余裕度、Sjと、接合部せん断破壊時せん断力係数Cjに関する検討 273 |
5.3 柱への梁の偏心接合による耐力低下 279 |
5.4 既存建築物の柱梁接合部の耐震性能 281 |
6. RC造建物の柱梁接合部の耐震設計方法・耐震点検方法の提言 282 |
6.1 耐震設計方法 282 |
6.2 耐震点検方法 287 |
7. 特種な調査結果 292 |
7.1 大破した鉄骨鉄筋コンクリート造建物の柱梁接合部コンクリートから採取さいたコアによる損傷状況の調査 292 |
7.2 鉄筋コンクリート造9階建築物(ジェネス六甲)のひび割れ、材料強度 298 |
7.3 大破した中高層壁式ラーメン(HFW)鉄筋コンクリート造建物のひび割れ状況 314 |
8. 検討結果のまとめ 321 |
付録1 柱梁接合部の必要せん断余裕度 327 |
付録2 柱梁接合部のせん断強度に基づく梁の引張鉄筋比の上限の計算例 333 |
付録3 ねじりモーメントの影響による柱梁接合部せん断耐力の耐力低下についての考察 336 |
付録4 ねじりモーメントの影響による柱せん断耐力の耐力低下についての検討 349 |
第Ⅲ偏 非構造部材に関する検討と提案 |
まえがき 361 |
1. 鉄筋コンクリート造建築物の耐震設計における非構造部材の取扱いに関する基本的な考え方 364 |
1.1 構造物の地震時応答と耐震設計 364 |
1.2 耐震性能に及ぼす非構造部材の影響 365 |
1.3 非構造部材の耐震設計上の取扱い方 366 |
2. 非構造壁を含む構造骨組および部材の力学的特性 367 |
2.1 はじめに 367 |
2.2 各種スリットの形式とスリット部の力学性状 367 |
2.3 腰壁・垂れ壁付き部材および骨組の力学性状 370 |
2.4 袖壁付き部材および骨組の力学性状 374 |
2.5 方立て壁および方立て壁付き骨組の力学性状 377 |
2.6 開口壁付き骨組の力学性状 382 |
2.7 開口壁付きプロティ構造骨組の力学性状 388 |
2.8 二次壁を含む実大スケール骨組の実験による力学性状と破壊性状 393 |
2.9 無開口壁に部分スリットを設けた骨組の力学性状 395 |
3. 非構造壁を含む構造骨組に対する耐震設計の考え方 400 |
3.1 スリット設置の要否に対する考え方 400 |
3.2 強度抵抗型建築物の場合 401 |
3.3 靱性依存型全体降伏形建築物の場合 404 |
3.4 強度抵抗型建築物および靱性抵抗型全体降伏形建築物以外の建築物の場合 407 |
3.5 スリットの詳細 412 |
3.6 既存建築物における耐震改修とスリット設置の考え方 414 |
4. スリット設置と防水、耐火、施工性等の関係 422 |
4.1 防水性能 422 |
4.2 耐火性能 423 |
4.3 遮音性能 424 |
4.4 施工性能 424 |
4.5 スリット部の配筋 425 |
5. 阪神・淡路大震災等の地震被害による教訓 427 |
5.1 非構造壁の被害と構造体の被害との関係 427 |
5.2 非構造壁が建物の偏心率・剛性率等に及ぼす影響 435 |
5.3 スリットの有無と非構造壁の被害 439 |
5.4 非構造壁の偏心取付きの影響 448 |
5.5 方立て壁型複合壁の破壊による扉の開閉障害 453 |
5.6 出部屋形状の非構造壁の被害 455 |
6. 鉄筋コンクリート造非構造壁の耐震設計に対する提言と今後の研究課題 459 |
付. 文献リスト 461 |
第Ⅳ偏 配筋・継手に関する検討と提案 |
まえがき 471 |
1. 配筋・継手に関する被害概要と基規準 473 |
1.1 被害概要 473 |
1.2 配筋・継手に関する基規準 474 |
2. 配筋詳細 477 |
2.1 横補強筋 477 |
2.2 段落し 520 |
3. 継手 530 |
3.1 ガス圧接 530 |
3.2 溶接継手 552 |
3.3 重ね継手 555 |
3.4 機械式継手 558 |
4. 各部配筋 561 |
4.1 柱 561 |
4.2 梁 568 |
4.3 耐震壁 572 |
4.4 基礎梁、基礎スラブ 578 |
4.5 その他 587 |
5. まとめ 597 |
5.1 配筋詳細 597 |
5.2 継手 598 |
5.3 各部配筋 599 |
第Ⅰ編 層崩壊に関する検討と提案 |
まえがき 1 |
1. 兵庫県南部地震でみられた1層、中間層崩壊の被害状況の概観 3 |