第1章 総論 反応性エネルギー源としての光・プラズマ・放射線の比較(田附重夫) |
1 はじめに 1 |
2 各エネルギー源と物質の相互作用 1 |
2.1 光 2 |
2.2 プラズマ 3 |
2.3 放射線 4 |
3 原理的および実用的観点からの比較 5 |
3.1 エネルギーの高低 5 |
3.2 エネルギーのフラックス 5 |
3.3 反応の再現性 5 |
3.4 エネルギーの単色性 6 |
3.5 エネルギーの局在性 6 |
3.6 エネルギーの方向性,異方性,干渉性 6 |
3.7 時間分解能 6 |
3.8 処理効果 6 |
3.9 作業性 7 |
第2章 光による高分子反応・加工 |
1 光重合反応の現状来性(甲斐常敏,水野晶好) 8 |
1.1 はじめに 8 |
1.2 光重合反応の応用の現状 11 |
1.2.1 感光層の全体を露光硬化させるケース 11 |
1.2.2 感光層の一部のみを露光硬化するケール 12 |
1.2.3 光と熱を併用するケース 14 |
1.3 光重合反応の将来性と課題 14 |
1.3.1 感度 15 |
1.3.2 酸素による重合禁止 19 |
1.3.3 レリーフの形状と界面の物性 20 |
2 高分子の光崩壊反応とその利用(角岡正弘,田中 誠) 24 |
2.1 はじめに 24 |
2.2 主鎖切断の関与する光化学反応 24 |
2.2.1 カルボニル基を有するポリマー 24 |
2.2.2 アシルオキシイミノ基を有するポリマー 26 |
2.2.3 スルホニル基を有するポリマー 28 |
2.2.4 シリコン含有ポリマー 28 |
2.2.5 光によって生成する酸の利用 29 |
2.2.6 その他 30 |
2.3 側鎖切断の関与する光化学反応 32 |
3 高分子表面の光改質法(久保田 仁,萩原允隆) 35 |
3.1 はじめに 35 |
3.2 光改質法の種類と特微 35 |
3.3 光改質法の諸例 36 |
3.3.1 直接照射法 36 |
3.3.2 光開始反応法 36 |
3.4 光グラフト重合法 37 |
3.4.1 光グラフト重合の適用範囲 37 |
3.4.2 表面改質法としての光グラフト重合 39 |
3.4.3 光グラフト体の表面構造 40 |
3.5 おわりに 41 |
4 光硬化性塗料およびインキ(中山博之) 45 |
4.1 はじめに 45 |
4.2 電子線硬化型塗料との比較 46 |
4.3 材料面における今後の課題 49 |
4.4 応用面における今後の課題 51 |
5 光硬化型接着剤(江口金満) 53 |
5.1 はじめに 53 |
5.2 光硬化型接着剤 53 |
5.2.1 基本構成 53 |
5.2.2 主な光硬化型接着剤 54 |
5.2.3 特徴 56 |
5.3 接着剤 56 |
5.3.1 レンズの接着 57 |
5.3.2 アクリル板と感光フィルムとの接着 57 |
5.3.3 画像形成 57 |
6 フォトレジスト材料(浅海愼五) 60 |
6.1 はじめに 60 |
6.2 ネガ型フォトレジスト 61 |
6.2.1 水溶性フォトレジスト 61 |
6.2.2 ポリケイ皮酸ビニル(3) 62 |
6.2.3 ゴム系フォトレジスト 63 |
6.2.4 その他のアジド系フォトレジスト 64 |
6.2.5 ドライフィルム 65 |
6.3 ポジ型フォトレジスト 65 |
6.4 Deep UVレジスト 67 |
6.5 ドライ現像用レジスト 68 |
6.6 サブミクロン加工用材料 68 |
7 高分子の構造・物性の光計測 72 |
7.1 高分子表面の分析(増原宏) 72 |
7.1.1 吸収・反射電子スペクトル 72 |
7.1.2 全反射電子スペクトル 74 |
7.1.3 全反射ラマン分光法 77 |
7.1.4 FT-IR-ATR 78 |
7.2 バルク物性の動的分析(堀江一之) 80 |
7.2.1 光プローブによる分子運動の検出 80 |
7.2.2 ポリマーのミクロ構造の解析 83 |
第3章 プラズマによる高分子反応・加工 |
1 プラズマによる高分子加工の特徴と展望(長田義仁) 88 |
1.1 有機プラズマ反応の特徴 88 |
1.2 プラズマによる高分子加工の特徴 90 |
2 プラズマ反応装置・診断・反応(沼田公志,新海正浩) 93 |
2.1 反応装置 93 |
2.1.1 反応容器 93 |
2.1.2 真空排気系 94 |
2.1.3 真空計 94 |
2.1.4 ガス導入ライン系 94 |
2.1.5 放電形式と電極 95 |
2.1.6 基板支持 96 |
2.1.7 その他 96 |
2.2 診断 96 |
2.2.1 プローブ測定法 96 |
2.2.2 プラズマ中の生成物の同定と定量 97 |
2.3 反応 99 |
3 プラズマ重合による加工 103 |
3.1 重合膜の作製法(稲垣訓宏) 103 |
3.1.1 はじめに 103 |
3.1.2 プラズマによって起こる化学変化 103 |
3.1.3 プラズマ重合から生成するポリマー 104 |
3.1.4 ポリマー生成機構 104 |
3.1.5 機能性プラズマポリマー 108 |
3.1.6 おわりに 114 |
3.2 分離膜の応用(平井正名) 116 |
3.2.1 はじめに 116 |
3.2.2 液体分離 116 |
3.2.3 気体分離 120 |
3.3 生医学材料への応用(笹川 滋,石川善英) 124 |
3.3.1 はじめに 124 |
3.3.2 コンタクトレンズへの応用 124 |
3.3.3 組織親和性の改善 124 |
3.3.4 血液バッグへの応用 125 |
3.3.5 抗血栓性材料 125 |
3.3.6 抗血栓性の改善 127 |
3.3.7 おわりに 130 |
3.4 電子材料への応用(武田伸一) 133 |
3.4.1 センサーへの応用 133 |
(1) はじめに 133 |
(2) 電位差型pHセンサー 133 |
(3) 湿度センサー 134 |
(4) その他のセンサー 136 |
3.4.2 光学材料への応用 137 |
(1)はじめに 137 |
(2) カラーコート膜 137 |
(3) 透湿防止膜 137 |
(4) 液晶配向膜 138 |
(5) 反射防止膜 138 |
(6) 光電波路 139 |
(7) 光記憶スペーサー 140 |
(8) レーザー核融合用ペレットターゲット膜 140 |
(9) レジスト膜 141 |
(10) その他の応用 141 |
(11) おわりに 141 |
4 プラズマ処理による加工 143 |
4.1 プラズマ処理と反応(応津敏博) 143 |
4.1.1 はじめに 143 |
4.1.2 プラズマの状態と操作因子 143 |
4.1.3 プラズマガスの反応性 145 |
4.1.4 表面反応と処理効果 145 |
4.1.5 おわりに 149 |
4.2 プラズマ処理による接着性の付与(中尾一宗) 151 |
4.2.1 はじめに 151 |
4.2.2 接着強度に関する基礎的事項 151 |
4.2.3 ポリマーの接着強度に対するプラズマ表面処理の効果 152 |
4.2.4 プラズマ重合による接着性の改善 158 |
4.3 電子顕微鏡への応用(甲本忠史) 163 |
4.3.1 はじめに 163 |
4.3.2 電子顕微鏡 163 |
4.3.3 低温プラズマ処理 163 |
4.3.4 おわりに 169 |
4.4 繊維のプラズマ処理(近藤養和,山本俊博) 172 |
4.4.1 はじめに 172 |
4.4.2 繊維加工への応用 172 |
(1) 親水化加工 173 |
(2) 染色性の改良 174 |
(3) 撥水加工 175 |
(4) 綿の精練 175 |
(5) その他の加工 175 |
4.4.3 プラズマ処理装置 177 |
4.4.4 おわりに 178 |
5 プラフト重合による加工(筏 義人) 180 |
5.1 はじめに 180 |
5.2 プラズマによるグラフト重合の一般法 180 |
5.3 プラズマ前処理グラフト重合 181 |
5.4 グラフト化表面の一つの性質 183 |
第4章 放射線による高分子反応・加工 |
1 放射線による反応加工の現状(嘉悦 勲) 187 |
2 放射線照射装置・関連機器の現状(坂本 勇) 192 |
2.1 はじめに 192 |
2.2 利用状況 192 |
2.2.1 電子線架橋電線(電子ワイヤー) 192 |
2.2.2 発泡ポリオレフィン分野 192 |
2.2.3 熱収縮チューブ,シート 192 |
2.2.4 ゴム・タイヤ 194 |
2.2.5 塗膜の硬化 194 |
2.2.6 磁気メディアの製造 195 |
2.2.7 印刷 195 |
2.2.8 排煙の脱硫脱硝 195 |
2.2.9 その他 196 |
2.3 電子線照射装置 196 |
2.3.1 走査形電子線照射装置 196 |
2.3.2 非走査形電子線照射装置 198 |
2.3.3 加速電源 199 |
2.4 関連機器の現状 200 |
2.4.1 オゾン処理 201 |
2.4.2 不活性ガス置換 201 |
2.4.3 線量測定 201 |
2.5 おわりに 201 |
3 放射線による表面硬化(佐々木 隆) 202 |
3.1 硬化反応 202 |
3.1.1 開始・成長の機構 202 |
3.1.2 プレポリマー,モノマーの実例 202 |
3.1.3 硬化条件の影響 203 |
3.1.4 カチオン重合系 206 |
3.2 照射加工技術 206 |
3.2.1 電子の散乱性 206 |
3.2.2 熱除去 207 |
3.2.3 その他の加工方式 207 |
3.3 応用分野 208 |
3.3.1 磁性情報材料の製造 208 |
3.3.2 感圧性接着剤 208 |
3.3.3 剥離処理フィルム 209 |
3.3.4 接着加工 209 |
3.3.5 塗装・印刷 209 |
4 放射線橋かけ・分解製品 213 |
4.1 放射線架橋電線,熱収縮チューブ(上野桂二,宇田郁二郎) 213 |
4.1.1 はじめに 213 |
4.1.2 放射線架橋電線への応用 213 |
4.1.3 熱収縮チューブへの応用 222 |
4.2 発泡体(原山 寛) 226 |
4.2.1 はじめに 226 |
4.2.2 架橋発泡ポリエチレンの基本原理 226 |
4.2.3 放射線架橋ポリエチレンの構造と物性 226 |
4.2.4 架橋発泡ポリエチレンの製造プロセス 229 |
4.2.5 架橋発泡ポリエチレンの用途 230 |
4.2.6 おわりに 231 |
5 放射線グラフト重合による合成繊維の加工(岡田紀夫) 234 |
5.1 はじめに 234 |
5.2 ポリエステル繊維の改質 234 |
5.2.1 アクリル酸のグラフト重合 234 |
5.2.2 アクリルオルゴマーのグラフト重合 239 |
5.2.3 その他のモノマー,オリゴマーのグラフト重合 242 |
5.3 ポリ塩化ビニル,ポリプロピレン,ポリエチレン繊維のグラフト重合 242 |
6 放射線グラフトによる機能性膜の合成と応用(大道英樹) 245 |
6.1 はじめに 245 |
6.2 イオン交換膜 245 |
6.3 逆浸透膜 249 |
6.4 パーベパレーション膜 250 |
6.5 気体分離膜 251 |
6.6 医用人工膜 251 |
6.7 おわりに 252 |
7 イオンビーム照射と応用(佐藤 守) 255 |
8 放射線による極限材料の合成加工 259 |
8.1 超薄膜,超微粒子,超微孔体(嘉悦 勲) 259 |
8.2 耐放射線性材料,極低温材料(萩原 幸) 265 |
8.2.1 はじめに 265 |
8.2.2 各種ポリマーの耐放射線性 265 |
8.2.3 各種複合材料の耐放射線性 268 |
8.2.4 極低温材料 270 |
9 放射線による情報・電子材料の合成加工 273 |
9.1 リングラフィー(助川 健) 273 |
9.1.1 露光描画技術 273 |
(1) ホトリングラフィー 273 |
(2) 電子線リングラフィー 275 |
(3) X線リングラフィー 275 |
9.1.2 レジスト材料 275 |
(1) ホトレジスト 276 |
(2) 電子線,X線レジスト 277 |
9.2 半導体加工(蒲生健次) 282 |
9.2.1 ビームプロセス 282 |
9.2.2 光プロセス 282 |
9.2.3 イオンビームプロセス 284 |
9.2.4 おわりに 286 |
10 光学用プラスチックのキャスティング(嘉悦 勲) 288 |
11 放射線による生物・医学材料の合成加工 293 |
11.1 生体親和性材料,人工臓器素材(筏 義人) 293 |
11.1.1 はじめに 293 |
11.1.2 放射線減菌 293 |
11.1.3 生体親和性材料 293 |
11.1.4 おわりに 297 |
11.2 ドラッグデリバリーシステム(薬物配達系),センサ,バイオリアクター(嘉悦 勲) 298 |
第1章 総論 反応性エネルギー源としての光・プラズマ・放射線の比較(田附重夫) |
1 はじめに 1 |
2 各エネルギー源と物質の相互作用 1 |