Ⅰ 地震と地震動 |
1 地震の発生機構 3 |
1.1 地震とその発生 3 |
1.2 内陸と海域の代表的な地震 6 |
2 マグニチュードと震度階・震度 9 |
2.1 地震のマグニチュード 9 |
2.2 震度階と震度 10 |
2.3 地震断層と地震波の伝播 12 |
3 せん断波の重複反射 18 |
3.1 せん断振動の基本 18 |
3.2 表層地盤のせん断振動 19 |
3.3 地盤調査 22 |
4 地震動の性質 28 |
4.1 強震動 28 |
4.2 表層地盤の地震動特性 35 |
4.3 強震動の距離減衰 39 |
4.4 震源近くにおける強震動 42 |
5 耐震設計を考慮した地震荷重 47 |
5.1 建築基準法施行令の地震動 47 |
5.2 建物の1次固有周期と減衰定数 52 |
(参考1.1) : マグニチュードの補足資料 54 |
(参考1.2) : 震度階 55 |
(参考1.3) : せん断波速度Vsと地盤の質量密度ρ0 56 |
(参考1.4) : 建築基準法における地震動評価 57 |
参考・引用文献 61 |
Ⅱ 振動工学の基礎 |
6 構造物と振動 65 |
6.1 振動の基本事項 65 |
6.2 構造物の剛性とバネ定数 65 |
6.3 構造物のモデル化 67 |
6.4 静力学と動力学 69 |
6.5 構造物の重量,質量,加速度,および,力の単位 71 |
6.6 動的外力 72 |
6.7 運動方程式 72 |
7 振動工学と数学 74 |
7.1 2階線形微分方程式 75 |
7.2 三角関数 80 |
7.3 指数関数 83 |
7.4 複素数 85 |
7.5 オイラーの公式 88 |
7.6 行列・行列式,および,ベクトル 89 |
8 1自由度系の非減衰自由振動 93 |
自由振動 93 |
9 1自由度系の非減衰強制振動 101 |
9.1 質点に作用する周期関数形状の強制力 101 |
9.2 地震動による構造物の非減衰振動 103 |
10 1自由度系の減衰自由振動 106 |
10.1 自由振動 106 |
10.2 対数減衰率 111 |
11 1自由度系の減衰強制振動 113 |
11.1 質点に作用する周期関数の強制力 113 |
11.2 地震動による構造物の減衰振動 120 |
12 1自由度系の衝撃荷重・不規則荷重による振動 125 |
12.1 周期関数型衝撃荷重による振動 125 |
12.2 簡便な衝撃応答法 129 |
12.3 減衰を考慮した不規則荷重による振動 130 |
13.1 自由度系の弾塑性振動 133 |
13.1 系の弾塑性振動の運動方程式 133 |
13.2 復元力特性 135 |
13.3 建物の減衰性 137 |
参考・引用文献 141 |
Ⅲ 建物の振動解析の考え方 |
14 多自由度系の自由振動 145 |
14.1 2自由度系の自由振動 145 |
14.2 2自由度系の自由振動解析 147 |
14.3 固有振動モードと直交性 153 |
14.4 固有振動モードと正規化モード 156 |
15 多自由度系の強制振動 159 |
15.1 モーダル・アナリシス 159 |
15.2 地震力を受ける構造物のモーダル・アナリシス 163 |
15.3 有効質量 167 |
15.4 応答スペクトル法 168 |
15.5 数値積分による時刻歴地震応答解析法 174 |
参考・引用文献 178 |
Ⅳ 地盤と建物の相互作用 |
16 剛体的な建物の振動 181 |
16.1 低層建物や基礎の振動 181 |
16.2 波動論によるロッキング振動の解析 184 |
17 地盤・構造物相互作用のモデル化 187 |
17.1 1質点系と基礎の振動モデル 187 |
17.2 動的地盤剛性 189 |
18 杭支持建物の振動 192 |
18.1 基礎の耐震設計の基本 192 |
18.2 各種の解析法 192 |
19 地震被害と地盤・建物相互作用問題 196 |
強震動と基礎・地盤の被害例と問題点 196 |
参考・引用文献 203 |
Ⅴ 地震に備える新しい構造形式 |
20 建物の揺れと地震力 207 |
20.1 建物に生ずる地震力の原理 207 |
20.2 建物の揺れと地震力の例 208 |
20.3 応答スペクトルの特性 213 |
20.4 まとめ 220 |
21 建物の地震力を低減する方法 221 |
21.1 建物に入力する地震を小さくする方法 222 |
21.2 建物の質量を小さくする方法 227 |
21.3 建物の固有周期を長くする方法 228 |
21.4 建物の復元力を非線形にする方法 229 |
21.5 建物の減衰定数を大きくする方法 231 |
21.6 建物を地盤から浮かせて振動を遮断する方法 244 |
21.7 まとめ 246 |
22 免震・制震構造の誕生 247 |
22.1 制震構造の分類 247 |
22.2 制震構造の概念 249 |
22.3 まとめ 257 |
23 免震構造 258 |
23.1 免震構造の原理 258 |
23.2 免震構造のメリット 260 |
23.3 免震建物の制震効果の実証 263 |
23.4 免震構造の歴史 264 |
23.5 積層ゴム支承の原理と種類 266 |
23.6 免震構造の設計 268 |
23.7 免震建物の建設実績 275 |
23.8 まとめ 275 |
参考・引用文献 277 |
Ⅵ 建物の耐震設計の考え方 |
24 建物の耐震規定の概要 283 |
24.1 はじめに 283 |
24.2 許容応力度設計法 283 |
24.3 限界耐力計算法 284 |
24.4 当該大臣が指定する構造計算法 285 |
24.5 超高層など特殊建築物の設計法を当該大臣が認定する方法 285 |
25 許容応力度設計・保有水平耐力の耐震規定 288 |
25.1 設計法 288 |
25.2 設計用地震力 289 |
25.3 変形の制限 294 |
25.4 高さ方向と平面上の構造バランス 294 |
25.5 保有水平耐力の検討 295 |
26 限界耐力計算 300 |
26.1 長期荷重や積雪・風への対応 300 |
26.2 中地震への対応 301 |
26.3 最大地震への対応 305 |
参考・引用文献 309 |
Ⅶ 地震災害と予知・防災 |
27 地震災害 313 |
27.1 地震災害の歴史と耐震技術 313 |
27.2 震災による耐震技術の進歩 319 |
28 地震予知 322 |
23.1 地震予知の事業と防災 322 |
28.2 地震の予測と各種の活動 322 |
29 地震防災 328 |
29.1 公共機関等の各種地震防災 328 |
29.2 活断層に基づく地震動予測の例 330 |
29.3 建物の耐震診断と補強 333 |
参考・引用文献 335 |
結び 336 |
索引 337 |