プロローグ 3 |
カーマーカー法登場 |
そんなことはあるはずがない |
ナレンドラ・カーマーカー |
多項式オーダーの解法 |
もう一つのノーベル賞か!? |
カーマーカー事件 |
カーマーカー・スキャンダル |
熾烈な研究競争始まる |
第1章 線形計画法 23 |
飼料混合問題 |
クラス編成問題 |
クラス編成問題と線形計画法 |
線形計画モデルの守備範囲 |
線形計画問題と単体法 |
線形計画問題と内点法 |
第2章 カーマーカー特許 45 |
カーマーカー法特許となる |
バイカル湖の怪人ディキン |
東京シンポジウム/カーマーカーとディキン |
KORBX |
RAMPシンポジウム |
KORBXとAT&Tベル研究所 |
第3章 アルゴリズム特許と法律 69 |
特許制度 |
数学と特許 |
ソフトウェアの保護 |
大統領特別委員会報告 |
ゴッチョーク対ベンソン判決 |
パーカー対フルック判決 |
ダイヤモンド対ディーア判決 |
数学的アルゴリズムと特許 |
日本のソフトウェア/アルゴリズム特許 |
第4章 KORBX VS OB1 93 |
OB1登場 |
小島軍団と主・双対内点法 |
ニュートン・ラグランジュ・フィアッコーマコーミック法 |
KORBX撤退 |
日本特許庁カーマーカー特許を拒絶 |
超大型線形計画ソフトウェアの現状 |
第5章 アルゴリズム特許をめぐる議論 115 |
アルゴリズム特許の是非をめぐる議論 |
国際数理計画法学会の提言 |
数学アルゴリズムの開発には巨大な投資は不要である |
ソフトウェアと普通の技術はどこが違うか |
カーマーカー特許再論 |
特許庁の審査能力フリーマン・ウォルター・アーベレの原則再論 |
誰のためのソフトウェア特許か |
天文学的な特許侵害賠償金 |
米国議会技術評価局報告 |
第6章 カーマーカー特許に対する異議申立て 149 |
カーマーカー特許上陸 |
公告の概略 |
誤りだらけの公告文書と新規性の問題 |
中小ソフトウェア企業の危機 |
拒絶審査の妥当性 |
アルゴリズム特許は発明者に富をもたらすか? |
アルゴリズム特許と技術進歩 |
異議申立て |
第7章 バランスを求めて 167 |
エンジニアの冒険 |
ダンツィク教授のメッセージ |
ブンジニアをめざして |
リチャード・スターン |
技術の問題は技術で乗り越えよう |
超流通という画期的アイディア |
アルゴリズムの権利保護 |
ソフトウェア権法の制定 |
ヨコハマ・シンポジウム |
あとがき 188 |
参考文献 194 |
索引 197 |
コラム |
科学記者の数学アレルギー 6 |
巡回セールスマン問題 9 |
ガウスの消去法 13 |
ニュートン法 100 |
経済学者の効率的なボートの漕ぎ方 106 |
レフェリー制度 125 |
裁判の基本は当否!? 144 |
ダンツィク教授の人徳 171 |
工学部の教え 179 |