上巻 地球感動編 |
第1章空気 分子レベルで見た日々の呼吸 12 |
1.1日々の呼吸 14 |
1.2何を吸い込んだと思う?:空気の組成 16 |
1.3他には何を吸い込むか?:微量成分 20 |
1.4リスクとその評価 23 |
1.5大気:地球を包む聖気のブランケット 29 |
1.6物質の分類:混合物・元素・化合物 31 |
1.7原子と分子 35 |
1.8分子式と分子名:化学の単語集 38 |
1.9化学変化:反応と化学方程式;燃焼と酸素 41 |
1.10火と燃料:空気の汚染と炭化水素の燃焼 45 |
1.11大気汚染物質:一次汚染物質とその発生源 48 |
1.12オゾン:二次汚染物質 55 |
1.13建物の内部での大気の品質 58 |
1.14呼吸をもう一度考える-分子レベルで見た空気 62 |
結び 67 |
章のまとめ 68 |
章末問題 68 |
第2章オゾン層 ~地上と影響しあう上空の世界~ 76 |
2.1オゾンの正体と存在場所 78 |
2.2原子の構造と周期性 87 |
2.3分子とそのモデル 86 |
2.4光という波動 92 |
2.5放射と物質 96 |
2.6酸素/オゾンによる紫外線の遮蔽 99 |
2.7生物に対する紫外線の影響 102 |
2.8成層圏オゾンの破壊:全地球的な現象 109 |
2.9クロロフルオロカーボン類:性質と用途、オゾンとの相互作用 113 |
2.10南極のオゾンホール:詳しく見ると 119 |
2.11地球規模の危険への対処 122 |
2.12将来の展望 125 |
結び 132 |
章のまとめ 133 |
章末問題 133 |
第3章地球温暖化 ~切り離せない化学との関わり~ 140 |
3.1地表にある温室:地球のエネルギー収支 142 |
3.2証拠集め:時間からの証言 146 |
3.3分子の形はどのように決まるか 151 |
3.4分子内振動と温室効果 158 |
3.5炭素の循環:自然の寄与と人間の介入 162 |
3.6定量的な概念:質量 168 |
3.7定量的な概念:分子とモル 171 |
3.8メタンその他の温室効果ガス 175 |
3.9証拠集め:未来の予測 179 |
3.10政治の動きと科学の対応 187 |
3.11気候変動に関する京都議定書 192 |
3.12地球温暖化とオゾン層破壊 196 |
結び 198 |
章のまとめ 199 |
章末問題 199 |
第4章エネルギー・化学・社会~持続可能な社会への道~ 208 |
4.1エネルギー仕事と熱2ア 0 |
4.2エネルギーの変換 273 |
4.3燃料源から化学結合まで2ア 9 |
4.4分子レベルで見たエネルキー変化 222 |
4.5反応開始のバリヤーは活性化エネルギー 227 |
4.6エネルギーの消費 228 |
4.7石炭 232 |
4.8石油 235 |
4.9分子に細工してガソリンを作る 240 |
4.10新しい燃料と代替エネルギー源 242 |
4.11エネルギー資源の保存 251 |
結び 260 |
章のまとめ 261 |
章末問題 261 |
第5章 水~安全な飲料水が持つ不思議~ 270 |
5.1あなたが飲むのは水道水つそれともボトル水 272 |
5.2飲料水が口に入るまで 275 |
5.3溶媒としての水 277 |
5.4水溶液中の溶質濃度 280 |
5.5水分子の構造と物理的性質 282 |
5.6水素結合の役割 285 |
5.7溶媒としての水の詳細 288 |
5.8イオン化合物の水溶液 294 |
5.9共有化合物とその水溶液 297 |
5.10飲料水の保護法律による規制 299 |
5.11公益飲料水の処理 302 |
5.12溶解物質が水質に及ぼす影響 304 |
5.12.1水の硬度 305 |
5.12.2飲料水の中の鉛 309 |
5.12.3飲料水の中のトリ八ロメタン類 313 |
5.13消費者としての選択 水道水、ボトル水、浄水器からの水 315 |
5.14安全な飲料水需要の国際性 318 |
結び 320 |
章のまとめ 321 |
章末問題 322 |
第6章酸性雨~汚染物質を中和する~ 328 |
6.1酸とは何か 331 |
6.2塩基とは何か 333 |
6.3中和塩基は制酸剤である 334 |
6.4pHとは何か 336 |
6.5雨水のpH測定 339 |
6.6酸性雨の原因探し 341 |
6.7二酸化硫黄と石炭の燃焼 343 |
6.8窒素酸化物とロサンゼルスの酸性化 345 |
6.9SO2とNO・:排出の歴史と今後 347 |
6.10酸1生降下物が材料に与える影響 350 |
6.11酸性沈着物が視界と人間の健康に及ぼす影響 355 |
6.12NOxは二重の悪者 359 |
6.13湖沼や河川が受けるダメージ 363 |
6.14規制の戦略 365 |
6.15酸性雨にまつわる政治 369 |
結び 373 |
章のまとめ 374 |
章末問題 374 |
付録1 測定の単位~換算係数と各種定数~ 382 |
付録2 科学的表記法(指数表示)について 383 |
付録3 対数計算早わかり 384 |
付録4 練習問題解答 386 |
付録5 章末問題解答 393 |
引用した図表の出典/日本のウェプサイト 402 |
索引 404 |
下巻 生活感動編 |
第7章 核分裂の炎 ~原子力との共生~ 6 |
7.1 原子エネルギーのカムバック 8 |
7.2 核分裂でエネルギーが生まれる仕組み 11 |
7.3 原子炉で電気が作られる仕組み 17 |
7.4 2度目のチェルノプイリ事故は起こり得るか? 溶解(メルトダウン)の防止策 21 |
7.5 原子力発電所でも核爆発が起こり得るか 26 |
7.6 核燃料は核兵器に転用できるのか 27 |
7.7 放射能とは何か 30 |
7.8 放射能がらみの危険性 33 |
7.9 放射性廃棄物が持つ放射能の残留期間 39 |
7.10 原子炉からの廃棄物をどう処理すればよいか |
7.11 低レベル放射性廃棄物とは 50 |
7.12 世界の原子力発電事情 57 |
7.13 原子力発電との共生: リスクと利便を評価しよう 53 |
7.14 原子力発電の将来はどうなるのか 56 |
結び 59 |
章のまとめ 60 |
章末問題 60 |
第8章 電子移動で取り出すエネルギー ~化石燃料から次世代エネルギーヘ~ 68 |
8.1電子、電池、バッテリー概説 70 |
8.2 身近にある電池のいろいろ 73 |
8.3 鉛-酸電池(蓄電池) 76 |
8.4 燃料電池:基礎となる仕組み 78 |
8.5 燃料電池:大型装置と小型電池 82 |
8.6 輸送のための代替エネルギー 84 |
8.7 ハイブリッド自動車 89 |
8.8 水を分解して水素を作る:夢物語か実現可能か 91 |
8.9 水素経済 95 |
8.10 光起電力:太陽に電線をつなぐ 97 |
結び 108 |
章のまとめ 109 |
章末問題 109 |
第9章 プラスチックとポリマー ~化学合成の不思議と魅力~ 116 |
9.1 ポリマー:どこまでもつながった鎖 118 |
9.2 ポリマーのビッグシックス:基本形と発展形 121 |
9.3 付加重合:モノマーを継ぎ足していく 125 |
9.4 ポリエチレン:最も身近なプラスチックを詳しく見る 129 |
9.5 縮重合ポリマー:ちぎってつないだポリマー 133 |
9.6 ポリアミド:天然ポリアミドとナイロン 136 |
9.7 プラスチックの母胎と墓場 138 |
9.8 プラスチック類のリサイクル 143 |
結び 150 |
章のまとめ 151 |
章末問題 151 |
第10章 薬 ~分子の細工とドラッグデザイン~ 158 |
10.1 歴史に残る夢の新薬 160 |
10.2 含炭素分子の話:有機化学入門 163 |
10.3 官能基 167 |
10.4 アスピリンの薬理作用: 分子構造と医薬活性の関係 172 |
10.5 現代の新薬設計 176 |
10.6 左手分子と右手分子:分子の3次元構造 181 |
10.7 ステロイド:コレステロール、性ホルモンなど 184 |
10.8 ピル 187 |
10.9 緊急避妊と妊娠中絶ピル 189 |
10.10筋肉増強剤とデザイナーステロイド 192 |
10.11 新薬の検査と承認 194 |
10.12 ブランド医薬とジェネリック医薬 200 |
10.13 大衆薬 207 |
10.14 薬草療法 204 |
10.15 違法薬物 208 |
10.15.1 薬物乱用の防止戦略 209 |
10.15.2 マリファナ 210 |
10.15.3 MDMA (エクスタシー) 212 |
10.15.4 オキシコンチン-田舎者のヘロイン 213 |
結び 276 |
章のまとめ 217 |
章末問題 217 |
第11章 栄養 ~脳を働かせる食事~ 226 |
11.1 あなたの中身は食事で決まる 227 |
11.2 炭水化物:甘味と澱粉質 235 |
11.3 脂肪の仲間 238 |
11.4 飽和脂肪・油類と不飽和脂肪・油類 240 |
11.5 コレステロールの善玉と悪玉 245 |
11.6 タンパク質:多量栄養素のトップ 249 |
11.7良好な栄養状態と代替食品: 十分量のタンパク質摂取 252 |
11.8 ビタミン類:もう一つの必須栄養素 256 |
11.9 ミネラル類: マクロミネラルとミクロミネラル 258 |
11.10食物の代謝から得られるエネルギー 261 |
11.11食事の質と量:肥満研究の現状 267 |
11.12 世界の飢餓と私たち 270 |
11.13 食品の保存 273 |
章のまとめ 277 |
章末問題 277 |
第12章 遺伝子工学と遺伝 ~組換えとクローニング~ 284 |
12.1遺伝の化学 286 |
12.2 DNAの二重らせん 290 |
12.3 化学暗号の解読 296 |
12.4 タンパク質の構造と合成 299 |
12.5 ヒトゲノムプロジェクト 302 |
12.6組み換えDNA 304 |
12.7 新薬および新規ワクチンの微生物生産 307 |
12.8 DNAによる診断 308 |
12.9 遺伝子鑑定 313 |
12.10 生物種にまたがる遺伝子の組み込み:自然を改良する? 317 |
12.11 哺乳動物および人間のクローニング 323 |
12.12 遺伝子技術は現代のプロメテウスか? 325 |
結び 327 |
章のまとめ 328 |
章末問題 329 |
付録1 測定の単位~換算係数と各種定数~ 334 |
付録2 科学的表記法(指数表示)について 335 |
付録3 対数計算早わかり 336 |
付録4 練習問題解答 338 |
付録5 章末問題解答 344 |
引用した図表の出典/日本のウェブサイト 352 |
索引 354 |