close
1.

図書

図書
中村桂子著
出版情報: 東京 : 藤原書店, 2017.10  296p, 図版 [8] p ; 19cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
第1部 暮らしのなかから科学する : 科学がつむぐ風景
日常のなかの科学 ほか
第2部 いのち愛づる科学 : 細胞から見えてくる「生」と「性」—生命誌からのメッセージ
「虫愛づる姫君」は日本の女性科学者—絵本『いのち愛づる姫』 ほか
第3部 生命科学から生命誌へ : 生命科学から生命誌の誕生へ—遺伝子からゲノムへの移行で見えてくるもの
ゲノムが語る歴史—生命誌が語ること ほか
第4部 「ライフステージ社会」の提唱 : 「ライフステージ社会」の提唱
“幕間”「質素」好む社会を—ムヒカ前大統領に学ぶ ほか
第1部 暮らしのなかから科学する : 科学がつむぐ風景
日常のなかの科学 ほか
第2部 いのち愛づる科学 : 細胞から見えてくる「生」と「性」—生命誌からのメッセージ
概要: “人間中心”ではなく、“いのち”を中心にした社会へ。“生命知”の探究者の全貌!DNA研究が進展した1970年代、細胞、DNAという共通の切り口で、「人間」を含む生命を総合的に問う「生命科学」の出発にかかわった中村桂子。次第に“科学と日常との 断絶”に悩んだが、DNAの総体「ゲノム」を手がかりに、歴史の中ですべての生きものを捉える新しい知「生命誌」を創出。「科学」をやさしく語り、アートとして美しく表現する思想は、どのように生まれたか? 続きを見る
2.

図書

図書
中村桂子著
出版情報: 東京 : 青土社, 2014.2  308p ; 20cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
1 : なんでもDNAにつなげないで—科学への視点
「地球にやさしく」と言うまえに—環境問題と農業
仕分け人という思いもよらないものになって—社会・世相
落葉をどうしましょう—震災・原発
戦争はない方がよいとわかっているのに—平和への祈り
2 : 子どもたちからの手紙—教育に取り組もう
小さな生きものたちも戸惑ってるようで—季節を感じる
あちらこちらにつながって—出会いさまざま
生命誌の花園—アートとの対話
いのちが基本—生命誌研究館の活動から
1 : なんでもDNAにつなげないで—科学への視点
「地球にやさしく」と言うまえに—環境問題と農業
仕分け人という思いもよらないものになって—社会・世相
概要: すべてがゲノムで決まるとは限らない。そこを取り違えると世の中みんな窮屈になる。日常と科学を結ぶ柔らかな感性と見識で、科学信仰や効率一点張りの風潮に待ったをかける痛快エッセイ。
3.

図書

図書
中村桂子著
出版情報: 東京 : 藤原書店, 2021.10  244p ; 19cm
所蔵情報: loading…
4.

図書

図書
中村桂子 [ほか] 共著
出版情報: 東京 : 丸善, 1994.10  iv, 116p ; 21cm
シリーズ名: 夢・化学-21
所蔵情報: loading…
5.

図書

図書
中村桂子 [著]
出版情報: 東京 : 哲学書房, 1993.8  226p, 図版 [1] 枚 ; 20cm
所蔵情報: loading…
6.

図書

図書
フランシス・クリック [著] ; 中村桂子訳
出版情報: 東京 : 思索社, 1989.7  191p ; 20cm
所蔵情報: loading…
7.

図書

図書
中村桂子 [ほか] 著
出版情報: 東京 : 講談社, 1989.10  xii, 210p ; 21cm
所蔵情報: loading…
8.

図書

図書
松原謙一, 中村桂子著
出版情報: 東京 : 岩波書店, 1990.5  vii, 230p ; 19cm
所蔵情報: loading…
9.

図書

図書
中村桂子著
出版情報: 東京 : 日本放送出版協会, 1989.12  226p ; 19cm
シリーズ名: NHKブックス ; 587
所蔵情報: loading…
10.

図書

図書
ニコラス・ウェイド編 ; 翻訳工房ことだま訳
出版情報: 東京 : 翔泳社, 2000.1  366p ; 20cm
所蔵情報: loading…
11.

図書

図書
中村桂子著
出版情報: 東京 : 青土社, 2016.4  186p ; 22cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
第1章 生命誌絵巻—共通の祖先から生れた私たち : 多様な生きものの中の共通性
絵巻で共通の祖先をさかのぼる
絵巻の中の生きものとしての人間
科学を美しく表現する
第2章 新・生命誌絵巻—動く地球と生きもののドラマ : 地球の動きの中で考える
くり返す氷河時代を生きる
大気の変化と真核細胞の誕生
第3章 生命誌マンダラ—生きもの全体を貫く本質へ : 生きものの階層性とそれを貫くゲノム
マンダラの思想と生命誌
「生命誌マンダラ」とエピゲノム
第1章 生命誌絵巻—共通の祖先から生れた私たち : 多様な生きものの中の共通性
絵巻で共通の祖先をさかのぼる
絵巻の中の生きものとしての人間
概要: 生命の38億年を目で見て感じる3つの絵物語。たった一つの祖先から生れた生物多様性、動く地球と進化大爆発・大絶滅、生きものの本質にせまるゲノムの科学...。生命の驚異を複数の視点で描き出す「生命誌絵巻」「新・生命誌絵巻」「生命誌マンダラ」の表 現世界へ、提唱者が招待する。 続きを見る
12.

図書

図書
中村桂子著
出版情報: 東京 : 青土社, 2015.7  387p ; 19cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
思考の枠組みはどう変わってゆくか : 村上陽一郎
身体をどう捉えるのか : 養老孟司
心をどう捉えるのか : 河合隼雄
現代物理学と生物学の接点 : 津田一郎
オートポイエーシスと生物学 : 河本英夫
ロゴスとレンマと接続可能か : 中沢新一
ゲノムの歴史に見える微かな記憶 : 樺山紘一
個と普遍のアーティスティックな関係 : 蔡國強
いちばん美しい生物を考える : 崔在銀
「あいまいさ」の原理のために : 多田富雄
いま、なぜ「科学的思考」がたいせつか : 茂木健一郎
「縮小時代」の復興—新たな価値観を求めて : 鷲田清一
思考の枠組みはどう変わってゆくか : 村上陽一郎
身体をどう捉えるのか : 養老孟司
心をどう捉えるのか : 河合隼雄
概要: 現代生物学が明らかにしつつある「生きものとしての人間」を基礎において、自然と人間と文明を見据える総合的な知「生命誌」を提唱する著者が、さまざまなジャンルの思想家たちと語り合う。語るにつれ、深まる生命への共感と謎—。さらなる飛躍を求める、著者 渾身の対談集。 続きを見る
13.

図書

図書
香川知晶, 小松美彦編
出版情報: 東京 : 岩波書店, 2014.3  viii, 342p ; 22cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
第1部 生命をめぐる1960‐80年代日本の状況 : 日本の生権力システム—1970‐80年代
科学技術政策とライフサイエンス—1960年代以降における倫理思想の出来と行方
「人類存亡の危機」をめぐる思想のゆくえ—1970年代の日本の岐路
「積極的に知らせる必要はない」検査—優生思想と生命倫理
死から生への転回—仏教者の生命倫理への関わり ほか
第2部 キーパーソンの証言 : 戦後日本の科学技術政策と生命科学
科学者の責任とバイオエシックス
総合科学としてのバイオエシックス
日本発の精神と生命誌への歩み
日本におけるバイオエシックス導入と展開、覚書 ほか
第1部 生命をめぐる1960‐80年代日本の状況 : 日本の生権力システム—1970‐80年代
科学技術政策とライフサイエンス—1960年代以降における倫理思想の出来と行方
「人類存亡の危機」をめぐる思想のゆくえ—1970年代の日本の岐路
概要: 人間の生命が科学技術の操作対象になった1960年代から生命倫理の制度的組込みがなされる80年代までの日本の状況を、現状に収斂する以前の多様な思考に光を当てつつ、科学技術政策や思想・宗教などの諸側面から歴史的に検証する。テーマごとの論考(第1 部)と、当時主導的な役割を果たした人々への貴重なインタビュー記録(第2部)によって歴史を立体的に浮かび上がらせ、生命倫理の現状を批判的にとらえ返す。 続きを見る
14.

図書

図書
中村桂子, 養老孟司著
出版情報: 東京 : 哲学書房, 2001.3  161p ; 18cm
シリーズ名: 哲学文庫 ; 2 . 叢書=生命の哲学||ソウショ セイメイ ノ テツガク ; 1
所蔵情報: loading…
15.

図書

図書
ロバート・ポラック著 ; 中村桂子, 中村友子訳
出版情報: 東京 : 早川書房, 2000.10  260p ; 20cm
所蔵情報: loading…
16.

図書

図書
マット・リドレー著 ; 中村桂子, 斉藤隆央訳
出版情報: 東京 : 紀伊國屋書店, 2000.12  424p ; 20cm
所蔵情報: loading…
17.

図書

東工大
目次DB

図書
東工大
目次DB
James D.Watson [ほか] 原著 ; 滋賀陽子 [ほか] 訳
出版情報: 東京 : 東京電機大学出版局, 2006.3  xxix, 780p ; 28cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
   ワトソン 遺伝子の分子生物学【第5版】
   序-ⅲ
   監訳にあたって ⅶ
   詳細目次 xiii
   謝辞 xxx
PART1 化学と遺伝学 1
   1 メンデルの見た世界 5
   2 核酸が遺伝情報を伝える 19
   3 弱い化学的相互作用の重要性 41
   4 高エネルギー結合の重要性 55
   5 巨大分子の構造を決める弱い結合と強い結合 69
PART2 ゲノムの維持 93
   6 DNAとRNAの構造 97
   7 染色体,クロマチン,ヌクレオソーム 129
   8 DNAの複製 181
   9 DNAの変異性と修復 235
   10 分子で見る相同組換え 259
   11 DNAの部位特異的組換えおよび転位 293
PART3 ゲノムの発現 343
   12 転写のしくみ 347
   13 RNAスプライシング 379
   14 翻訳 411
   15 遺伝暗号 461
PART4 調節 479
   16 原核生物における遺伝子調節 483
   17 真核生物における遺伝子調節 529
   18 発生過程での遺伝子調節 575
   19 比較ゲノム科学から見る動物の多様性の進化 613
PART5 方法 643
   20 分子生物学の研究技術 647
   21 モデル生物 681
   用語集 713
   Index 737
   索引 759
PART1 化学と遺伝学
CHAPTER 1
   メンデルの見た世界 5
   メンデルの発見 6
   分離の法則 6
   コラム1.1 メンデルの法則 6
   優性でも劣性でもない遺伝子がある 8
   独立の法則 8
   遺伝子の染色体説 8
   遺伝子の連鎖と交差 9
   コラム1.2 遺伝子は染色体にのっている 10
   染色体地図の作成 12
   変異による遺伝的変動の起源 15
   遺伝子の実体と働き方についての初期の考察 16
   遺伝子とタンパク質の関係を探る予備的試み 16
   まとめ 17
   文献 18
CHAPTER 2
   核酸が遺伝情報を伝える 19
   Averyの爆弾宣言 : DNAが遺伝的特異性を担っている 20
   ウイルスの遺伝子もまた核酸である 21
   二重らせん 21
   コラム2.1 シャルガフの法則 23
   DNAをつくるポリメラーゼの発見 24
   DNA複製の際にらせんが分離することを示す実験的証拠 26
   DNAは4種類のヌクレオチドの配列によって遺伝情報を伝える 28
   DNAとは、タンパク合成に際して直接アミノ酸を並べる鋳型とはならない 28
   コラム2.2 遺伝子がタンパク質のアミノ酸配列を決めるという証拠 29
   RNAは化学的にDNAによく似ている 30
   セントラルドグマ 31
   Crickが提出したアダプター説 31
   タンパク質の試験管内合成 32
   非特異的に見えるリボソームの矛盾 32
   メッセンジャーRNA(mRNA)の発見 33
   DNAを鋳型とした酵素によるRNAの合成 33
   遺伝暗号の解読 35
   タンパク合成の向きの解明 37
   開始と終止の信号もDNAにコドンとして入っている 38
   ゲノム学の時代 38
   まとめ 39
   文献 39
CHAPTER 3
   弱い化学的相互作用の重要性 41
   化学結合の特徴 41
   化学結合は量子力学の言葉で説明できる 42
   化学結合が形成されるとき、エネルギーの形が変わる 43
   結合の形成と切断の平衡 43
   自由エネルギーの概念 44
   Keqと4Gとの間には指数関数的な関係がある 44
   共有結合は非常に強い 44
   生体における弱い結合 45
   弱い結合のエネルギーは1~7kcal/molである 45
   生理的温度では、弱い結合はつねにできたり壊れたりしている 45
   極性およ非極性分子の区別 45
   ファン・デル・ワールスカー 46
   水素結合 47
   イオン結合のいくらかは水素結合である 47
   弱い結合が安定するには、分子表面が相補的になっている必要がある 48
   水分子は水素結合を形成する 49
   水溶液中の分子間の弱い結合 49
   コラム3.1 分子の独特な形と選択的付着という概念 50
   水素結合をつくる有機分子は水に溶ける 51
   疎水“結合”は巨大分子を安定化する 51
   4Gが2~5kcal/molであることの重要性 52
   弱い結合が酵素と基質を結びつける 53
   タンパク質-DNA,タンパク質-タンパク質間の相互作用は弱い結合による 53
   まとめ 53
   文献 54
CHAPTER 4
   高エネルギー結合の重要性 55
   エネルギーを供給する分子は、熱力学的に不安定である 55
   酵素が生化学反応における活性化エネルギーを低くする 57
   生体分子の自由エネルギー 58
   高エネルギー結合の加水分解は大きな負の4Gを伴う 58
   生合成反応における高エネルギー結合 60
   ペプチド結合は自然に加水分解する 60
   負の4Gと正の4Gの共役 61
   基の転移反応における前駆体の活性化 61
   基の転移におけるATPの多彩なき働き 62
   AMPの結合によるアミノ酸の活性化 63
   P~Pにより活性化される核酸前駆体 64
   核酸合成におけるP~P放出の意義 64
   ほとんどの生合成反応にはP~Pの分解が含まれる 65
   まとめ 66
   文献 67
CHAPTER 5
   巨大分子の構造を決める弱い結合と強い結合 69
   分子内および分子間の相互作用で高次構造が決まる 69
   DNAは規則的ならせん構造をとる 69
   RNAはさまざまな構造をとる 71
   タンパク質の構成単位の化学的性質 71
   ペプチド結合 72
   タンパク質の構造には4つの階層がある 72
   二次構造で最も多いのがαヘリックスとβシートである 74
   コラム5.1 タンパク質の構造決定 75
   タンパク質の固有の構造は水素結合のパターンによって決まる 78
   αヘリックスどうしが相互作用してより合わせコイルをつくる 80
   タンパク質は通常2~3個のドメインからなる 81
   タンパク質の構造モチーフは驚くほど少ない 81
   コラム5.2 大きなタンパク質は小さいポリペプチド鎖の集合体である 82
   さまざまなドメインの組合せで、タンパク質の違った機能が生まれる 82
   弱い結合によって、タンパク質はDNA,RNA上の正確な位置に結合する 84
   タンパク質は、 DNA上を移動しながら特異的結合部位を見つける 85
   タンパク質がRNAを識別するいろいろな方法 86
   アロステリック制御 : 形状変化によるタンパク質の機能の調節 87
   アロステリック制御の3つの代表例 : 小さなリガンドの関与、タンパク質と゜うしの相互作用、タンパク修飾 88
   タンパク質の調節がすべてアロステリックに行われるわけではない 91
   まとめ 91
   文献 92
PART2 ゲノムの維持
CHAPTER 6
   DNAとRNAの構造 97
   DNAの構造 98
   DNAはポリヌクレオチド鎖からなる 98
   塩基にはそれぞれ優勢な互変異生体がある 100
   二重らせんの2本の鎖は塩基対形成によって逆平行になる 100
   二重らせんの2本の鎖の塩基配列は相補的である 101
   水素結合の形成は特異的な塩基形成にとって重要である 102
   塩基は二重らせんから外向きに飛び出すことがある 102
   DNAは通常は右巻きの二重らせんである 103
   二重らせんには小さい溝と大きい溝がある 103
   大きな溝は化学情報に富んでいる 103
   コラム6.1 溶液中のDNAは10.5塩基対でらせんを1回転する : 雲母を用いた実験 104
   二重らせんはいろいろな構造をとる 106
   DNAは左巻きらせんを形成することもある 107
   DNA鎖は分離(変性)し、ふたたび再生できる 108
   DNA分子には環状のものもある 111
   DNAの位相幾何学 111
   共有結合で閉じた環状DNAでのリンキング数は、変化しない位相幾何学的な性質である 112
   リンキング数はねじれ数とよじれ数からなる 112
   生理的条件下での完全に緩んだcccDNAのリンキング数をLk°という 114
   細胞内のDNAは負の超らせんをもつ 114
   真核生物ではヌクレオソームをつくるときに負の超らせんができる 115
   トポイソメラーゼは超らせんのあるDNAを緩められる 115
   原核生物はDNAに超らせんを導入する特別のトポイソメラーゼをもつ 116
   トポイソメラーゼはDNA分子の結び目をほどき、もつれを解消する 117
   トポイソメラーゼはDNA鎖の切断と再結合に、タンパク質-DNA間の共有結合を利用する 118
   トポイソメラーゼは酵素による橋を架けてDNAを相互にくぐり抜けさせる 118
   DNAトポイソマーは電気泳動で分離できる 120
   エチジウムイオンはDNAの二重らせんをほどく 120
   コラム6.2 DNAのらせんには、1回転が約10.5塩基対の周期性があることを、環状DNAの位相幾何学的性質から証明する 121
   RNAの構造 122
   RNAはリボースとウラシルを含み、通常は1本鎖である 122
   RNA鎖はところどころで折り返して、DNAのA型に似た二重らせんを局所的につくる 123
   RNAは折りたたまれて複雑な三次構造をとることがある 124
   酵素として働くRNAもある 125
   ハンマーヘッド型リボザイムは、2´、3´環状リン酸をつくってRNAを切断する 125
   生命はRNA世界から進化してきたのか 126
   まとめ 127
   文献 128
CHAPTER 7
   染色体,クロマチン,ヌクレオソーム 129
   染色体の配列と多様性 130
   染色体には環状と線状がある 130
   あらゆる細胞で染色体数は固有の値に保たれている 131
   ゲノムの大きさは生物の複雑さに関係する 133
   大腸菌のゲノムはほぼ全体が遺伝子でできている 134
   複雑な生物ほど遺伝子密度が低い 134
   真核生物の遺伝子は、染色体DNAのごく一部分でしかない 135
   ヒトの遺伝子間配列の大多数は反復DNAである 137
   染色体の複製と分離 138
   真核生物の細胞分裂で染色体を維持するには,セントロメア、テロメア、複製起点が必要である 138
   真核生物の染色体の複製と分離は、細胞周期の別々の段階で起きる 141
   真核細胞の分裂の際には染色体の構造が変化する 143
   姉妹染色分体接着と染色体擬縮は、SMCタンパク質の働きによる 144
   有糸分裂では親と同じ染色体数が維持される 146
   細胞周期のG1期,G2期には,次の段階の準備や,前段階が正しく完了したかを確認する 146
   減数分裂では染色体数が減少する 148
   顕微鏡でさまざまな擬宿段階の染色体構造を観察できる 150
   ヌクレオソーム 151
   ヌクレオソームは染色体の構成単位である 151
   コラム7.1 ミクロコッカスヌクレアーゼとヌクレオソームに結合したDNA 152
   ヒストンは正の電荷をもつ小さいタンパク質である 153
   原子レベルで見るヌクレオソームの構造 154
   コアヒストンとDNAの結合には、DNAの塩基配列に依存しない相互作用が多数かかわっている 156
   ヒストンのN末端尾部が八量体へのDNAの巻きつけを安定化する 159
   クロマチンの高次構造 160
   ヒストンH1はヌクレオソーム間のリンカーDNAに結合する 160
   並んだヌクレオソームは、さらに複雑な30nm繊維という構造を形成する 161
   30nm繊維の形成には、ヒストンN末端尾部が必要である 162
   DNAをさらに圧縮するために、ヌクレオソームDNAが大きなループになる 162
   ヒストンの変異体はヌクレオソームの機能を変化させる 163
   クロマチン構造の調節 165
   DNAとヒストン八量体の相互作用は活発に変化する 165
   クロマチン再構築複合体はヌクレオソームを動きやすくする 166
   in vivoで特定の位置に存在するヌクレオソームがある : ヌクレオソームの配置 168
   ヒストンのN末端尾部の修飾が、クロマチンの接近許容度を変化させる 169
   コラム7.2 細胞内のヌクレオソームの位置を決定する 170
   ヒストンの修飾は特異的酵素が行う 173
   ヌクレオソームの修飾と再構築が協同して、DNAを接近しやすい状態にする 174
   ヌクレオソームの形成 175
   ヌクレオソームはDNA複製の直後に形成される 175
   ヌクレオソームの形成には、ヒストンの“シャベロン”が必要である 176
   まとめ 179
   文献 180
CHAPTER 8
   DNAの複製 181
   DNA合成の化学 182
   DNA合成にはデオキシリポヌクレオシド三リン酸とプライマー-鋳型接合体とを必要とする 182
   DNAはプライマーの3´末端の伸長によって合成される 183
   ピロリン酸の加水分解がDNA合成の駆動力となる 183
   DNAポリメラーゼの反応機構 184
   DNAポリメラーゼは1つの活性部位を使ってDNA合成を触媒する 184
   DNAポリメラーゼはプライマー鋳型接合体をつかむ手に似ている 186
   DNAポリメラーゼは連続反応性酵素である 188
   エキソヌクレアーゼが新たに合成されたDNAを校正する 191
   複製フォーク 192
   複製フォークでDNAの日本鎖が、同字に合成される 192
   DNAの新しい鎖をつくり始めるにはプライマーRNAが要る 193
   DNA複製を完成するにはプライマーRNAを取り除かなければならない 194
   DNAヘリカーゼは複製フォークの前方で二重らせんをほどく 194
   複製に先立って、一本鎖DNA結合タンパクが一本鎖になったDNAを安定化する 195
   コラム8.1 DNAヘリカーゼの方向性を決定する 196
   トポイソメラーゼは、複製フォークでのDNAの解きほぐしによって生じた超らせんを取り除く 198
   複製フォークの酵素は、DNAポリメラーゼの基質の幅を広げる 199
   DNAポリメラーゼそれぞれが細胞内で異なった役割を専門に担う 200
   滑る留め金がDNAポリメラーゼの連続反応性を大幅に高める 201
   留め金装着タンパクが滑る留め金を開き、DNAに取りつける 204
   複製フォークでのDNA合成 205
   コラム8.2 タンパク質の機能のATPによる制御 : 滑る留め金の装着の場合 206
   大腸菌では、複製フォークタンパクどうしが結合してレプリソームが形成される 210
   DNA複製の開始 212
   特定のゲノムDNAの複製を開始させる 212
   複製開始のレプリコンモデル 212
   レプリケーター配列にはイニシエーター結合部位とほどけやすいDNAとが含まれる 213
   結合と解きほぐし : イニシエータータンパクによる複製起点の選択と活性化 214
   コラム8.3 複製起点とレプリケーターの同定 214
   タンパク質どうしの相互作用とタンパク質-DNA相互作用が、複製開始課程を誘導する 217
   コラム8.4 大腸菌のDNA複製はDnaA・ATPの量とSeqAによって調節されている 217
   コラム8.5 複製工場仮設 221
   真核生物の染色体は細胞周期あたり正確に1回だけ複製される 223
   真核生物では、複製前複合体の形成が複製開始を誘導する 223
   pre-RCの形成と活性化は、細胞周期ごとに複製が1回だけ起こるように調節されている 225
   真核生物と原核生物の複製開始の類似点 228
   複製の終了 228
   娘DNA分子を分離するにはトポイソメラーゼ∥が必要である 228
   ラギング鎖の合成方法では、線状染色体の末端は複製できない 229
   テロメラーゼは新規なDNAポリメラーゼで、外来の鋳型を必要としない 230
   テロメラーゼは染色体の3´末端を伸長することによって末端複製問題を解決する 232
   まとめ 233
   文献 234
CHAPTER 9
   DNAの変異性と修復 235
   複製の誤りと修復 236
   変異の性質 236
   複製の誤りのなかには、校正をすり抜けるものがある 237
   コラム9.1 三塩基反復配列の伸長が病気の原因となる 237
   誤対合修復系は、校正し損なった誤りを除去する 238
   DNA損傷 242
   DNAは自然に起こる加水分解や脱アミノ化によって損傷を受ける 242
   コラム9.2 エイムス試験 243
   DNAはアルキル化,酸化,放射線照射によって損傷を受ける 244
   変異は塩基類似体や塩基間挿入剤によっても生じる 245
   DNAの損傷の修復 246
   DNAの損傷をそのまま元に戻す 247
   塩基除去修復酵素は、損傷を受けた塩基を塩基はじき出し機構によって取り除く 248
   ヌクレオチド除去修復酵素は、損傷の両側でDNAを切断する 250
   DNAの切断は、無傷のDNAから塩基配列の情報を得て、組換えによって修復する 253
   損傷乗り越えDNA合成では、DNAの損傷を通り越して複製が進められる 254
   コラム9.3 YファミリーDNAポリメラーゼ 256
   まとめ 257
   文献 258
CHAPTER 10
   分子で見る相同組換え 259
   相同組換えのモデル 259
   ホリデイモデルは、相同組換えの需要な段階を示している 260
   二本鎖切断の修復モデルでは、多くの組換え反応がさらに正確に説明される 264
   コラム10.1 2個のホリデイ連結をもつ組換え中間体の解離 266
   二本鎖DNA切断はさまざまな原因で起こり、相同組換えを開始させる 267
   相同組換えのタンパク装置 268
   RecBCDヘリカーゼ/ヌクレアーゼは壊れたDNA分子を組換えに向けて分解処理する 269
   RecAタンパクは一本鎖DNAに結合して鎖の侵入を促進する 272
   RecA繊維内で、新たな塩基対形成の相手が決まる 274
   あらゆる生物にRecA相同体が存在する 275
   RuvAB複合体はホリデイ連結を特異的に識別し、分岐点移動を促進する 276
   RuvCはホリデイ連結のDNA鎖を特異的に切断し、組換えを終了させる 276
   真核生物の相同組換え 278
   真核生物では相同組換えにさらに別の働きもある 278
   減数分裂での染色体分離には相同組換えが必要である 279
   減数分裂のプログラムには、DNAの二本鎖切断があらかじめ組み込まれている 279
   MRXタンパクは、RecAに似た鎖交換タンパクが結合できるように、切断されたDNA末端を分解する 282
   Dmc1は、減数分裂期組換えで特異的に働くRecA類似タンパクである 282
   多くのタンパク質が共同して、減数分裂期組換えを進める 284
   接合型変換は、部位特異的な二本鎖切断によって始まる 286
   接合型変換は遺伝子変換の一種だが、交差は伴わない 286
   総合組換え機構がもたらす遺伝情報への影響 288
   遺伝子変換は組換えの際にDNAが修復されてできる 289
   まとめ 291
   文献 291
CHAPTER 11
   DNAの部位特異的組換えおよび転位 293
   保存型部位特異的組換え 294
   保存型特異的組換えは標的DNAの特定のDNA塩基配列で起きる 294
   部位特異的組換え酵素はDNAと共有結合した中間体をつくり、DNAを切断・再連結する 296
   セリン型組換え酵素はDNAに二本鎖切断を導入してから鎖を取り替え、組換えを促進する 298
   チロシン型組換え酵素はDNAの2本の鎖を一度に切断し再連結する 299
   DNAに結合したチロシン型組換え酵素の構造からわかるDNA交換機構 300
   コラム11.1 部位特異的組換えの遺伝子工学への応用 302
   部位特異的組換えの生理的役割 302
   λファージの組込みは酵素はファージゲノムの宿主細胞染色体への組込みと切り出しを促進する 303
   λファージの切り出しにはDNAを折り曲げる別のタンパク質が必要である 304
   Hin組換え酵素はDNAの特定領域を反転させ、別の遺伝子群を発現させる 305
   Hinによる組換えには促進役のDNA塩基配列が必要である 306
   組換え酵素は多量体構造になった環状DNA分子を単量体に変換する 307
   特定のDNA領域に組換えを指示する機構はほかにもある 310
   転位 310
   転位によって染色体上の別位置に移動する遺伝因子がある 310
   おもに3種類の転位因子がある 311
   DNAトランスポゾンは転位酵素遺伝子をもち、その両側に組換え部位がある 312
   トランスポゾンには自律因子と非自律因子とがある 313
   ウイルス様レトロトランスポゾンとレトロウイルスは両末端に反復配列があり、組換えに重要な遺伝子を2個もつ 313
   ポリAレトロトランスポゾンは遺伝子に似ている 314
   切り張り式によるDNAの転位 314
   切り張り式転位の中間体はすき間(ギャップ)を修復して仕事を終える 316
   DNA転位の課程で非転移鎖を切る機構は複数ある 316
   複数型機構によるDNA転位 318
   ウイルス様レトロトランスポゾンとレトロウイルスはRNA中間体を利用して動く 320
   DNA転位酵素とレトロウイルスの組込み酵素は同じタンパクスーパーファミリーに属する 321
   コラム11.2 レトロウイルスがcDNAをつくる経路 322
   ポリAレトロトランスポゾンは“逆転写”機構で動く 324
   転位因子の例とその調節 327
   IS4ファミリーのトランスポゾンは小さく機能的な因子で、コピー数制御機構を複数もつ 327
   コラム11.3 トウモロコシの因子がトランスポゾン発見の端緒になる 328
   Tn10の転位は細胞のDNA複製と共役している 329
   Muファージはきわめてたくましいトランスポゾンである 331
   Muファージは標的免疫を用いて自分自身のDNAへの転位を避ける 331
   Tc1/mariner因子は真核生物で成功を極めたDNA因子である 334
   酵母のTy因子はゲノム内の安全な場所に転位する 335
   LINEは自分自身の転位を促進するほか細胞のRNAも転位させる 336
   V(D)J組換え 337
   V(D)J組換えの初期課程はトランスポゾンの切り出しに似た機構で起こる 339
   まとめ 341
   文献 342
   PART3 ゲノムの発現
CHAPTER 12
   転写のしくみ 347
   RNAポリメラーゼと転写周期 348
   RNAポリメラーゼにはいろいろな種類があるが、共通点が多い 348
   RNAポリメラーゼによる転写は何段階もの反応を重ねて行われる 350
   転写の開始には3つの段階がある 352
   細菌の転写周期 353
   細菌のプロモーターは強さも塩基配列もさまざまだが、共通した特徴をもつ 353
   σ因子はポリメラーゼのプロモーターへの結合を 助ける 354
   コラム12.1 コンセンサス配列 355
   開放型複合体への移行にはRNAポリメラーゼとプロモーターの構造変化が伴う 356
   RNAポリメラーゼはプライマーなしで転写を開始する 358
   RNAポリメラーゼは伸長課程に入る前に数個の短いRNAを合成する 358
   伸長段階にあるポリメラーゼはRNAの合成と校正をしながら進む装置である 359
   コラム12.2 単一サプユニットからなるRNAポリメラーゼ 360
   転写はRNA塩基配列中の信号によって終結する 361
   真核生物での転写 363
   RNAポリメラーゼ∥コアプロモーターは4種類の配列要素の組み合わせからなる 363
   RNAポリメラーゼ∥は基本転写因子とともにプロモーター上に開始前複合体をつくる 364
   TBPはDNAに結合し、βシートを小さい溝に入れてゆがませる 366
   他の基本転写因子も開始にあたって特別の役割をもつ 367
   in vivoでの転写開始には、介在複合体などのタンパク質が別に必要である 368
   介在複合体は多くサブユニットからなり、一部は酵母からヒトまで保存されている 369
   新規因子群がPol∥伸長能を促進しRNA校正機能を高める 370
   伸長段階のポリメラーゼはさまざまなRNA加工に必要なタンパク因子群を結合している 371
   RNAポリメラーゼⅠとⅢは独自の転写因子群を用いて独自のプロモーターに結合するが、それでもTBPを必要とする 374
   まとめ 376
   文献 377
CHAPTER 13
   RNAスプライシング 379
   RNAスプライシングの化学 380
   RNA内の塩基配列がスプライシングの起きる場所を決める 380
   イントロンはラリアット(投げ縄)の形で除かれて、両側のエキソンがつながれる 381
   別々のmRNA分子由来のエキソンでもトランススプライシングでつなぎ合わされる 383
   スプライソーム 383
   スプライソームとよばれる大きな複合体がRNAスプライシングを行う 383
   スプライシングの課程 385
   スプライソームの会合、再編成、触媒作用 : スプライシングの課程 385
   自己スプライシング型イントロンは、RNAがRNAスプライシングを触媒できることを示す 387
   グループ|イントロンは、ラリアットではなく線状のイントロンを遊離させる 388
   コラム13.1 グループ|イントロンのリボザイムへの変身 389
   スプライソームがスプライス部位を確実に見つけるしくみ 391
   選択的スプライシング 394
   1個の遺伝子から選択的スプライシングによって複数の生成物ができる 394
   選択的スプライシングは活性化因子と抑制因子によって調節される 396
   コラム13.2 アデノウイルスとスプライシングの発見 398
   イントロンには、異なる組み合わせのsnRNPからなるスプライソソームによるスプライシングを受けるものがある 400
   エキソンの混ぜ合わせ 400
   エキソンは組換えによって混ぜ合わされ、新たなタンパク質をつくる遺伝子が生み出される 400
   RNAの編集 404
   mRNAの塩基配列を変える別の手段として、RNAの編集がある 404
   mRNAの輸送 406
   プロセシングの済んだmRNAパッケージされて核から細胞質へ送り出され、翻訳される 406
   まとめ 408
   文献 409
CHAPTER 14
   翻訳 411
   メッセンジャーRNA 412
   ポリペプチド鎖は開いた読み枠によって指定される 412
   原核生物のmRNAには翻訳装置を引き寄せるリボソーム結合部位がある 413
   真核生物mRNAの5´末端と3´末端は修飾されていて、これが翻訳を促進する 414
   運搬RNA 415
   tRNAはコドンとアミノ酸をつなぐアダプターである 415
   tRNAはクローバーの葉に似た共通の二次構造をもつ 416
   tRNAはL字形の三次元構造をもつ 417
   アミノ酸のtRNAへの結合 417
   tRNAの3´末端のアデノシンヌクレオチドにアミノ酸が高エネルギーアシル結合を介して付加される 417
   アミノアシルtRNA合成酵素は2段階反応でtRNAを付加する 418
   アミノアシルtRNA合成酵素はそれぞれ1種類のアミノ酸を、1つあるいは複数のtRNAに結合させる 419
   アミノアシルtRNA合成酵素は、対応するtRNAの構造の個々の特徴を見分ける 420
   アミノアシルtRNAの構築はきわめて厳密である 421
   アミノアシルtRNA合成酵素には、高精度でtRNAにアミノ酸を結合するために編集ポケットを使うものもある 422
   リボソームはtRNAに正しいアミノ酸がついているかどうか見分けられない 422
   コラム14.1 セレノシステイン 423
   リボソーム 423
   リボソームは大小2つのサブユニットからなる 425
   大小のサブユニットは翻訳のたびに会合と解離を繰り返す 425
   新しいアミノ酸は伸長中のポリペプチド鎖のC末端に付加される 427
   伸長中のポリペプチド鎖が次のtRNAへ移る際にペプチド結合が形成される 428
   リボソームRNAはリボゾームの構造と触媒作用を支える非常に重要な要素である 428
   リボソームにはtRNAの結合部位が3か所ある 429
   mRNAと伸長中のポリペプチド鎖は、リボソームを貫通する通路を通って出入りする 430
   翻訳の開始 432
   原核生物のmRNAはtRNAとの塩基対形成により、最初に小サブユニットに引き寄せられる 433
   原核生物の小サブユニットには、修飾メチオニンをつけた特定のtRNAが直接結合する 433
   3種類の開始因子がmRNAと開始tRNAを含む開始複合体を会合させる 433
   真核生物のリボソームはmRNAの5´キャップによって引き寄せられる 435
   mRNAの5´末端から下流へスキャンして開始コドンを探す 437
   真核生物の翻訳開始因子はmRNAを環状にする 438
   コラム14.2 uORFとIRES-例外は原則のある証拠 439
   翻訳の伸長段階 440
   アミノアシルtRNAは伸長因子EF-TuによってA部位に送り届けられる 441
   リボソームはさまざまな方法で誤ったアミノアシルtRNAを除く 441
   リボソームはリボザイルである 442
   ペプチド結合の形成と伸長因子EF-GがtRNAとmRNAの転位反応を引き起こす 444
   EF-GはA部位に結合したtRNAを追い出して転位反応を推し進める 445
   新たな伸長反応に入る前に、EF-Tu-GDPもEF-G-GDPもGDPをGTPに交換しなければならない 446
   ペプチド結合形成の1サイクルでGTP分子2個とATP分子1個を消費する 446
   コラム14.3 GTP結合タンパク,構造の切り替え,翻訳反応の正確さと順序 447
   翻訳の終結 448
   終止コドンに応答して終結因子が翻訳を終結させる 448
   クラス|終結因子の短い領域が終止コドンを識別して、ペプチド鎖解法の引き金を引く 449
   GDP/GTP交換とGTPの加水分解がクラス∥終結因子の機能を制御する 450
   リボソームのリサイクル因子はtRNAをまねる 450
   翻訳に依存したmRNAの調節とタンパク質の安定性 452
   SsrA RNAは離れたmRNAを翻訳しているリボソームを救い出す 452RNA
   コラム14.4 抗生物質は翻訳の特定の段階を阻害して細胞分裂を止める 453
   まとめ 458
   文献 459
CHAPTER 15
   暗号は宿重している 461
   暗号の構成に見られる周到な配列 462
   アンチコドンの中のゆらぎ 463
   3種のコドンがポルペプチド鎖を終結に導く 463
   暗号の割り出し 464
   合成mRNAによるアミノ酸の取り込み促進 465
   ポリUはポリフェニルアラニンを指定する 466
   混合型共重合体によってさらにコドンの同定が進んだ 467
   運搬RNAの結合によるコドンの決定 468
   繰り返し共重合体を用いたコドンの決定 468
   遺伝暗号の3つの規則 469
   3種類の点変異が遺伝暗号を変える 470
   暗号が3塩基単位で読まれることの遺伝学的証明 471
   サプレッサー変異は同一遺伝子に生じることも異なる遺伝子に生じることもある 471
   遺伝子間サプレッションには変異tRNAが関与している 472
   ナンセンスサプレッサーtRNAは正常な終止コドンも読み取る 474
   遺伝暗号の妥当性の確認 474
   暗号はほぼ全生物で共通である 475
   まとめ 469
   文献 478
PART4 調節
CHAPTER 16
   原核生物における遺伝子調節 483
   転写調節の原理 483
   遺伝子発現は調節タンパクによって制御される 483
   多くのプロモーターは、RNAポリメラーゼがDNAに結合するのを助ける活性化因子と、結合を妨げる抑制因子による調節を受ける 484
   アロステリック効果によってRNAポリメラーゼの結合後の段階を調節する活性化因子もある 485
   遠隔作用とDNAのループ形成 486
   協同的結合とアロステリック効果は遺伝子調節においていろいろな役割をしている 487
   抗転写終結とそれ以後の課程 : 遺伝子調節は転写開始段階に行われるとは限らない 487
   転写開始の調節 : 細菌に見られる例 488
   活性化因子と抑制因子が協力してlac遺伝子群を制御する 488
   lacプロモーターへのRNAポリメラーゼの結合に対してCAPとLacリプレッサーは逆の作用をする 489
   コラム16.1 DNA上のタンパク結合部位の検出 490
   CAPの表面には活性化領域とDNA結合領域が別個に存在する 492
   CAPとLacリプレッサーは共通の主要構造モチーフを用いてDNAに結合する 493
   コラム16.2 活性化因子の迂回実験 493
   LacリプレッサーとCAPの活性はシグナル分子によるアロステリック制御を受ける 496
   コラム16.3 JacobとMonodが提唱した遺伝子調節の概念 497
   組み合わせによる制御 : CAPは他の遺伝子も制御する 499
   互換的σ因子がRNAポリメラーゼに複数のプロモーターの1つを選ばせる 499
   NtrCとMerR : 招集をせずにアロステリック効果を及ぼす転写活性化因子 500
   NtrCはATPアーゼ活性をもち、遺伝子とは離れたDNA部位から働く 500
   MerRはプロモーターDNAをねじって転写を活性化する 501
   RNAポリメラーゼを追い出さないでプロモーターに引き止める抑制因子もある 502
   アラビノースによるaraBADオペロンの制御 503
   転写開始後の遺伝子調節の例 504
   アミノ酸生合成系のオペロンは転写を中途で終結して制御する 504
   リボソームタンパクは自分自身の合成の翻訳段階で抑制因子として働く 506
   コラム16.4 リボスイッチ 509
   λファージの場合 : 重層的調節機構 512
   遺伝子発現様式を切り替えて溶菌性増殖と溶原性増殖を制御する 513
   調節タンパクとその結合部位 514
   λリプレッサーは協同的にオペレーター部位に結合する 515
   コラム16.5 濃度と親和性と協同的結合の関係 516
   λリプレッサーとCroは結合部位の違いで溶菌性増殖と溶原性増殖を制御する 517
   溶菌性の誘発にはプロテアーゼがλリプレッサーを切断する必要がある 518
   リプレッサーが負の自己調節を行うには、遠隔相互作用と大きなDNAループが必要である 519
   新しい宿主に感染すると、もう1つの活性化因子、λCllが溶菌性増殖か溶原性増殖かを決める 520
   コラム16.6 溶菌か溶原化かの選択に関与する遺伝子の遺伝的同定法 521
   大腸菌の増殖条件がCllタンパクの安定性を制御し、溶菌か溶原化かを決める 522
   λファージにおける抗転写終結 523
   逆調節 : mRNA合成の制御と安定性の組み合わせでint遺伝子の発現が決まる 524
   まとめ 525
   文献 526
CHAPTER 17
   真核生物における遺伝子調節 529
   酵母から哺乳類まで保存された転写調節機構 531
   活性化因子のDNA結合機能と活性化機能は別になっている 531
   コラム17.1 2ハイブリッド法 533
   真核生物の調節タンパクはいろいろなDNA結合ドメインを用いるが、DNAの識別の原理は細菌と同じである 534
   活性化領域を明確に定義する構造はない 536
   真核生物の転写活性化因子 537
   活性化因子は転写装置を遺伝子に招集する 537
   コラム17.2 クロマチン免疫沈降法 539
   活性化因子はヌクレオソーム修飾酵素群も招集し、転写装置がプロモーターに結合するのを助ける 540
   遠隔作用 : ループとインスレーター 540
   適切な調節に遺伝子座制御領域を必要とする遺伝子群がある 543
   シグナル統合と組み合わせによる制御 544
   複数の活性化因子が一体となって相乗的に働きシグナルを統合する 544
   シグナルの統合 : HO遺伝子は2つの調節タンパクによって制御され、一方はヌクレオソーム修飾酵素群を、もう一方は介在複合体を招集する 546
   シグナルの統合 : ヒトβーインターフェロン遺伝子における活性化因子の協同的結合 546
   組み合わせによる制御は真核生物の複雑さと多様性の核心にある 547
   出芽酵母の接合型遺伝子の組み合わせによる制御 548
   転写抑制因子 549
   シグナル伝達と転写調節タンパクの制御 551
   シグナルはシグナル伝達経路を介して転写調節タンパクに伝えられることが多い 551
   シグナルはさまざまなしくみで真核生物の転写調節タンパクの活性を制御する 552
   活性化因子と抑制因子がばらばらになっていることがある 555
   ヒストンとDNAの修飾による遺伝子“サイレンシング” 556
   酵母のサイレンシングはヒストンの脱アセチル化とメチル化が媒介する 556
   ヒストン修飾とヒストン暗号仮設 558
   哺乳類細胞ではDNAのメチル化が遺伝子のサイレンシングに関連する 558
   遺伝子の発現状態には開始シグナルが存在しなくなっても細胞分裂を通して受け継がれるものがある 560
   コラム17.3 λファージの溶原状態と後成的切り替え 562
   真核生物の転写開始後の段階での遺伝子調節 562
   転写の開始ではなく伸長を制御する活性化因子がある 562
   mRNA前駆体の選択的スプライシングにより、細胞の種類ごとに異なるいろいろなタンパク質がつくられる 563
   酵母の転写活性化因子GCN4の発現は翻訳段階で制御される 565
   遺伝子調節におけるRNAの役割 567
   二本鎖RNAはそのRNAに相同な遺伝子の発現を阻害する 568
   短鎖干渉RNA(siRNA)はdsRNAからつくられ、遺伝子発現を抑制する装置にさまざまな手段で指示を出す 568
   発生過程でミクロRNAが遺伝子を制御することがある 570
   まとめ 571
   文献 572
CHAPTER 18
   発生過程での遺伝子調節 575
   発生過程で特定の遺伝子郡の発現を細胞に指示する3つの方法 576
   卵や胚の内部では、一部のmRNAは細胞骨格固有の極性により局在化する 576
   細胞接触と分泌型シグナル分子とが周囲の細胞の遺伝子発現を変化させる 576
   コラム18.1 マイクロアレイ分析 : 理論と実際 577
   分泌されたシグナル分子の濃度勾配のどこに位置するかによって、細胞は別々の発生経路をたどる 578
   遺伝子発現に差をもたらす3つの方法の例 580
   酵母の局在化したAsh1リプレッサーが、HO遺伝子を不活化して接合型を制御する 580
   コラム18.2 細胞骨格 : 非対称性と伸長 582
   ホヤ胚ではmRNAの局在化によって筋肉の分化が始まる 584
   胞子を形成する枯草菌B.subtilisでは、細胞間接触が遺伝子発現の違いを誘導する 584
   コラム18.3 ユウレイボヤCionaの発生 585
   昆虫の中枢神経系では皮膚と神経の切り替えスイッチは、Notchシグナル伝達によって制御される 587
   脊椎動物の神経管ではSonic hedgehogモルフォゲンの濃度勾配によってさまざまなニューロンの形成が制御される 588
   ショウジョウバエの胚形成の分子生物学 590
   ショウジョウバエの胚形成のあらまし 590
   ショウジョウバエ胚ではモルフォゲンの濃度勾配が背腹軸の極性を決める 590
   コラム18.4 ショウジョウバエの胚発生通覧 592
   コラム18.5 活性化因子の相乗作用の発生における役割 597
   分節形成は末受精卵の前極と後極に局在するRNAが開始する 599
   Bicoidの濃度勾配に従って分節遺伝子の発現が調節される 601
   Hunchbackの発現は翻訳段階でも調節される 602
   Hunchbackリプレッサーの濃度勾配によって、ギャップ遺伝子の発現範囲がそれぞれ別々に決められる 603
   Hunchbackとギャップタンパクによって遺伝子は体節を示す縞状に発現する 604
   コラム18.6 複雑なエンハンサー同定のための生物情報科学の方法 605
   ギャップリプレッサーの濃度勾配が遺伝子発現の縞を多数つくる 607
   射程の短い転写抑制因子のおかげで、複雑なeve調節領域のエンハンサーはたがいに独立して作用できる 608
   まとめ 609
   文献 610
CHAPTER 19
   比較ゲノム科学から見る動物の多様性の進化 613
   ほとんどの動物は基本的に同じ遺伝子をもつ 614
   遺伝子重複が生物学的多様性を生み出すしくみ 616
   コラム19.1 遺伝子重複が関与する調節タンパクの進化の重要性 616
   コラム19.2 グロビン遺伝子の重複は新しい発現パターンと多様なタンパク機能を生み出す 618
   コラム19.3 細菌は新規遺伝子を創出しながら進化していく 618
   進化の過程で遺伝子発現を変化させる3つの戦略 619
   動物の形態を変える実験操作 620
   Pax6発現の変化は場違いな眼をつくる 621
   Antp発現の変化は触角を脚に換える 622
   タンパク機能の重要性 : ftzとAntpの相互変換 622
   エンハンサーの塩基配列がわずかに変化するだけで新たな遺伝子発現パターンをつくり出せる 623
   Ubxの異所発現はショウジョウバエの形態を変えてしまう 624
   Ubxの機能を変えるとショウジョウバエの胚の形態が変わる 626
   Ubxの標的エンハンサーの変化により遺伝子発現パターンが変わることがある 627
   コラム19.4 ショウジョウバエのホメオティック遺伝子は染色体の特定領域に集まり遺伝子群を形成している 627
   甲殻類と昆虫類の形態学的変化 630
   節足動物は驚くほど多様である 630
   Ubxの発現パターンの変化で甲殻類の外肢の違いを説明できる 630
   昆虫類はなぜ腹肢をもたないか 631
   飛翔肢は調節 DNAが進化して生じたのかもしれない 632
   コラム19.5 進化的革新のための遺伝子ネットワークの徴用 633
   ゲノムの進化とヒトの起源 635
   ヒトの遺伝子は意外に少ない 635
   ヒトゲノムはマウスのゲノムによく似ており、チンパンジーとはほぼ同じといってもよい 636
   ヒトの言語能力の進化的起源 637
   FOXP2がヒトの言語能力を育てるしくみ 637
   比較ゲノム解析の将来 638
   まとめ 639
   文献 640
PART5 方法
CHAPTER 20
   分子生物学の研究技術 647
   始めに 647
   核酸 648
   DNA分子とRNA分子はゲル電気泳動で大きさに従って分離する 648
   制限酵素はDNA分子を特定の部位で切断する 649
   DNAハイブリッド形成を利用してDNA分子を同定する 651
   電気泳動で分離したDNAとRNAにブローブを結合させて同定する 652
   DNAの特定領域の単離 653
   DNAクローニング 654
   DNAをプラスミドベクターに組み込む 654
   ベクターDNAを形質転換によって宿主生物へ導入する 655
   クローニングによってDNA分子のライブラリーが炸裂できる 656
   DNAライブラリー中のクローンの同定にハイブリッド形成を利用する 657
   オリゴヌクレオチドの化学合成 657
   ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)は、in vitroでDNA複製を繰り返してDNAを増幅する 658
   DNAを段階的に長さの異なる断片にして塩基配列を読み取る 660
   コラム20.1 犯罪学とポリメラーゼ連鎖反応(PCR) 661
   細菌ゲノムのショットガン塩基配列決定法 663
   ショットガン法で大きなゲノム配列を部分的に構築できる 664
   コラム20.2 シークエネーターは高速で塩基配列を決定する 665
   両末端を利用して大きなゲノムの枠組みをつくる 666
   ゲノム全体にわたる解析 667
   ゲノムの比較解析 669
   タンパク質 672
   細胞抽出液からタンパク質を精製する 672
   タンパク質の精製にはそれぞれに合った分析が必要である 673
   活性のあるタンパク質を含む細胞抽出液の調製 673
   カラムクロマトグラフィーでタンパク質を分画する 673
   アフィニティークロマトグラフィーによって迅速にタンパク質が精製できる 674
   ポリアクリルアミドゲルを使ったタンパク質の分離 675
   電気泳動で分離したタンパク質を抗体で検出する 676
   タンパク分子のアミノ酸配列を直接決定できる 676
   プロテオミクス 677
   文献 679
CHAPTER 21
   モデル生物 681
   バクテリオファージ 682
   ファージの定量 684
   1段階増殖曲線 685
   ファージの交雑と相補性決定 685
   形質導入と組換えDNA 686
   細菌 687
   細菌の定量 687
   細菌は、接合、ファージを介した形質導入、形質転換によってDNAを交換する 688
   細菌のプラスミドはクローニングベクターとして使える 689
   トランスポゾンを用いて挿入変異の炸裂や、遺伝子あるいはオペロンの融合ができる 689
   細菌の分子生物学は、組換えDNA技術、全ゲノム塩基配列決定、転写パターンの解析によって研究が促進された 691
   単純な細胞に対しては古典遺伝学や分子遺伝学の巧妙な方法を利用した生化学分析がとくに有効である 691
   細菌は細胞学的分析もできる 691
   ファージと細菌が遺伝子についての基本の大部分を教えてくれた 692
   出芽酵母Saccharomyces cerevisiae 693
   酵母には一倍体細胞と二倍体細胞があり、遺伝分析に役立つ 693
   酵母遺伝子に計画どおりの変異をつくり出すのはやさしい 694
   出芽酵母のゲノムは小さく、よく調べられている 694
   酵母細胞は成長に従って形を変える 695
   線虫Caenorhabditis elegans 696
   線虫の生活環は周期が非常に短い 696
   線虫の細胞数は比較的少なく、細胞系譜はよく研究されている 697
   細胞死の経路が線虫で発見された 698
   RNAiが線虫で発見された 698
   キイロショウジョウバエDrosophila melanogaster 699
   ショウジョウバエの生活環の周期は短い 699
   最初のゲノム地図はショウジョウバエでつくられた 700
   遺伝子モザイクを利用してハエ成体での致死遺伝子が解析できる 702
   酵母のFLP組換え酵素は遺伝的モザイクを効率的につくり出す 703
   外来DNAをもつ遺伝子導入ショウジョウバエは簡単につくれる 703
   ハツカネズミ(マウス)Mus musculus 705
   マウスの胚発生は幹細胞に依存する 706
   マウス胚には簡単に外来DNAを導入できる 707
   相同組換えによって個々の遺伝子を選択的に切除できる 707
   マウスは後成的遺伝を示す 709
   文献 711
   ワトソン 遺伝子の分子生物学【第5版】
   序-ⅲ
   監訳にあたって ⅶ
18.

図書

東工大
目次DB

図書
東工大
目次DB
Bruce Alberts [ほか] 著 ; 中村桂子, 松原謙一監訳
出版情報: 東京 : ニュートンプレス, 2004.12  xl, 1681p ; 28cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
項目一覧 xi
本書への協力者 xxxv
読者への手引き xxxix
第Ⅰ部 細胞とは 1
   1 細胞とゲノム 3
   2 細胞の化学と生合成 47
   3 タンパク質 129
第Ⅱ部 遺伝の基本 189
   4 DNAと染色体 191
   5 DNAの複製,修復,組換え 235
   6 ゲノム情報の読み取り―DNAからタンパク質へ 299
   7 遺伝子発現の調節 375
第Ⅲ部 研究手法 467
   8 タンパク質,DNA,RNAの操作 469
   9 細胞の観察 547
第Ⅳ部 細胞の内部構造 581
   10 膜の構造 583
   11 小分子の膜輸送と,膜の電気的性質 615
   12 細胞内区画とタンパク質の選別 659
   13 細胞内における小胞の輸送 711
   14 エネルギー変換―ミトコンドリアと葉緑体 767
   15 細胞の情報伝達 831
   16 細胞骨格 907
   17 細胞周期とプログラム細胞死 983
   18 細胞分裂のしくみ 1027
第V部 細胞のつくる社会 1063
   19 細胞結合,細胞接着,細胞外マトリックス 1065
   20 生殖細胞と受精 1127
   21 多細胞生物における発生 1157
   22 組織の形成―組織を作る細胞の生と死 1259
   23 がん 1313
   24 適応免疫 1363
   25 病原体,感染,自然免疫 1423
用語集 1465
Index 1507
索引 1595
項目一覧 xi
本書への協力者 xxxv
読者への手引き xxxix
19.

図書

図書
中村桂子編
出版情報: [高槻] : JT生命誌研究館 , 東京 : 新曜社 (発売), 2010.7  297p ; 20cm
シリーズ名: 生命誌 : talk & research & scientist library ; 2009 vol.61-64
所蔵情報: loading…
20.

図書

図書
James D.Watson [ほか] 著 ; 滋賀陽子, 中塚公子, 宮下悦子訳
出版情報: 東京 : 東京電機大学出版局, 2010.10  xviii, 848p ; 28cm
所蔵情報: loading…
21.

図書

東工大
目次DB

図書
東工大
目次DB
中村桂子編著
出版情報: 京都 : 化学同人, 2007.12  vii, 184p ; 24cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
人を通して知る研究の面白さ 1
01 免疫とアレルギーのしくみを探る-常識に合わない現象には未知の真実がある 石坂公成 1
02 未知に挑戦する私の脳 伊藤正男 15
03 カルシウムと私 江橋節郎 27
04 無の発見 大澤省三 39
05 物理で探る生きものらしさの源 大沢文夫 49
06 ルイセンコの時代があった-生物学のイデオロギーの時代に 岡田節人 63
07 細胞の時代の幕開けと私 岡田善雄 77
08 サバイバル・オブ・ザ・ラッキエスト 木村資生 87
09 私のサイエンス・スタイル「直感的創造力」 志村令郎 95
10 チョウとがんと未知なるものと私 杉村 隆 105
11 ウイルス研究からがん遺伝子へ 豊島久真男 117
12 自分の頭で考える-ウイルス研究からがん遺伝子の発見へ 花房秀三郎 129
13 運・鈍・根-酸素添加酸素と睡眠 早石 修 143
14 卵成熟を促進する物質-科学は人間だと教えられて 増井禎夫 157
15 哺乳類の生殖のしくみを追う-独創的でなければ意味がない 柳町隆造 169
あとがき 183
人を通して知る研究の面白さ 1
01 免疫とアレルギーのしくみを探る-常識に合わない現象には未知の真実がある 石坂公成 1
02 未知に挑戦する私の脳 伊藤正男 15
22.

図書

図書
木村尚三郎編
出版情報: 東京 : 東京大学出版会, 1985.12  v, 271p ; 19cm
シリーズ名: 東京大学教養講座 ; 13
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
夢をめぐって : 序論 / 木村尚三郎 [執筆]
夢の生理学 / 伊藤正男 [執筆]
フロイトにおける夢判断とその理論 / 小此木啓吾 [執筆]
自然の嘆き : ベルナルドゥス・シルウェルトリスの哲学詩から / 柴田有 [執筆]
視霊者の夢 / 坂部恵 [執筆]
生命科学の夢と現実 / 中村桂子 [執筆]
時代と夢 : 中国古典に語られた夢 / 竹田晃 [執筆]
ジョージ・オーウェル / 小野寺健 [執筆]
中国のユートピア--「大同」 / 近藤邦康 [執筆]
古代ギリシア人と夢 / 吉田敦彦 [執筆]
西洋近代絵画における夢 / 高階秀爾 [執筆]
夢をめぐって : 序論 / 木村尚三郎 [執筆]
夢の生理学 / 伊藤正男 [執筆]
フロイトにおける夢判断とその理論 / 小此木啓吾 [執筆]
23.

図書

東工大
目次DB

図書
東工大
目次DB
Bruce Alberts [ほか] 著
出版情報: 東京 : 南江堂, 2005.9  xxi, 870p ; 28cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
おもな内容
1細胞とは 1
   パネル1-1 光学顕微鏡と電子顕微鏡 8
   パネル1-2 細胞-動物細胞、植物細胞、細菌細胞のつくり 25
   解明への手がかり 生命に共通するしくみ 30
2細胞の化学成分 39
   解明への手がかり 巨大分子とは何か? 60
   パネル2-1 化学結合と基 66
   パネル2-2 水の化学的性質 68
   パネル2-3 いくつかの糖のあらまし 70
   パネル2-4 脂肪酸とその他の脂質 72
   パネル2-5 タンパク質を構成する20種類のアミノ酸 74
   パネル2-6 ヌクレオチドについて 76
   パネル2-7 非共有結合の基本型 78
3エネルギー、触媒作用、生合成 83
   パネル3-1 自由エネルギーと生物学的反応 96
   解明への手がかり 反応速度論により代謝経路のモデル化や操作ができる 103
4タンパク質の構造と機能 119
   パネル4-1 タンパク質の機能を示す例 120
   解明への手がかり タンパク質の構造を精査する 129
   パネル4-2 4通りの方法で描いた小型タンパク 132
   パネル4-3 細胞の破壊と細胞抽出液の最初の分画 160
   パネル4-4 クロマトグラフィーによるタンパク質の分離 162
   パネル4-5 電気泳動によるタンパク質の分離 163
   パネル4-6 抗体の作製と利用 164
5DNAと染色体 169
   解明への手がかり 遺伝子はDNAでできている 172
6DNAの複製、修復、組換え 195
   解明への手がかり 複製起点を探す 198
7DNAからタンパク質へ-細胞がゲノムを読み取るしくみ 229
   解明への手がかり 遺伝暗号の解読 246
8遺伝子発現の調節 267
   解明への手がかり 遺伝子調節-eveの話 282
9遺伝子とゲノムの進化 293
   解明への手がかり 遺伝子の数 314
10遺伝子と細胞の操作 323
   解明への手がかり ヒトゲノム塩基配列の決定 334
11膜の構造 365
   解明への手がかり 膜の流れを測定する 384
12膜輸送 389
   解明への手がかり ヤリイカを用いて膜の興奮の秘密を探る 414
13細胞が食物からエネルギーを得るしくみ 427
   パネル13-1 解糖の10の反応の詳細 432
   解明への手がかり クエン酸回路の発見 442
   パネル13-2 クエン酸回路の全容 450
14ミトコンドリアと葉緑体におけるエネルギー生産 453
   解明への手がかり 化学浸透共役がATP合成を駆動するしくみ 460
   パネル14-1 酸化還元電位 471
15細胞内区画と細胞内輸送 497
   解明への手がかり タンパク質と小胞の輸送を追う 520
16細胞の情報伝達 533
   解明への手がかり 細胞のシグナル伝達経路を解き明かす 561
17細胞骨格 573
   解明への手がかり モータータンパクの探究 586
18細胞周期と細胞死 611
   解明への手がかり サイタリンとCdkの発見 618
19細胞分裂 637
   パネル19-1 動物細胞のM期のおもな段階 642
   解明への手がかり 有糸分裂紡錘体の形成 646
20遺伝学、減数分裂と遺伝の分子機構 659
   解明への手がかり 遺伝子連鎖地図を読む 682
   パネル20-1 古典遺伝学の概要 685
21組織の成り立ちとがん 697
   パネル21-1 高等植物を構成する細胞と組織 700
   解明への手がかりがんにとって重要な遺伝子を理解する 723
問題の答え 741
用語集 805
Index 833
索引 845
項目一覧
   細胞の統一性と多様性 1
   細胞は見かけも機能も驚くほど多彩である 2
   細胞はみな化学的によく似ている 3
   現存する細胞は同じ祖先から進化したと思われる 4
   遺伝子は細胞の形、働き、複雑な行動を指令する 5
   顕微鏡で見た細胞 5
   光学顕微鏡の発明は細胞の発見につながった 6
   細胞や細胞小器官、さらには分子までが顕微鏡で見える 7
   原核細胞 11
   原核生物は細胞のなかで最も多様である 14
   原核生物は真正細菌と古細菌の2群(ドメイン)に分けられる 15
   真核細胞 16
   核は細胞の情報貯蔵庫である 16
   ミトコンドリアは食物からエネルギーをつくり出し細胞の活動を支える 17
   葉緑体は日光のエネルギーを捕らえる 18
   細胞内膜により異なる機能をもつ細胞内区画がつくり出されている 19
   細胞質ゾルは大小さまざまな分子を含む濃い水性ゲルである 22
   細胞骨格は細胞の動きを方向づけている 22
   細胞質は静止していない 23
   真核細胞は捕食者が起源になったらしい 24
   モデル生物 27
   分子生物学は大腸菌を集中的に研究してきた 28
   酵母は簡単な真核細胞である 28
   シロイヌナズナは30万種の植物のなかからモデルとして選ばれた 28
   動物界はハエと線虫とマウスとヒトが代表している 29
   ゲノムの塩基配列を比べると生命に共通の遺産が明らかになる 33
   化学結合 39
   細胞は比較的少ない種類の原子からできている 40
   最外殻電子が原子問の相互作用を決める 41
   イオン結合は電子のやりとりでつくられる 43
   共有結合は電子を共有してつくられる 45
   共有結合にはいろいろな強さのものがある 46
   共有結合にはいくつかの種類がある 47
   水は水素結合で集合している 48
   極性分子には水中で酸や塩基となるものがある 49
   細胞内の分子 50
   細胞は炭素化合物からできている 50
   細胞内の小分子のおもなものは4種類である 51
   糖は細胞のエネルギー源であり、多糖の構成単位でもある 52
   脂肪酸は細胞膜の成分である 53
   アミノ酸はタンパク質の構成単位である 55
   ヌクレオチドはDNAとRNAの構成単位である 56
   細胞内の巨大分子 58
   巨大分子の構成単位は特異的な配列をしている 59
   非共有結合によって巨大分子の正確な形が決まる 62
   非共有結合によって巨大分子は特定の分子と結合する 63
   触媒作用と細胞のエネルギー利用 84
   生物に見られる秩序の形成には、細胞からの熱エネルギーの放出が必要である 85
   光合成生物は日光を利用して有機分子を合成する 88
   細胞は有機分子を酸化してエネルギーを得る 89
   酸化と還元に際しては電子が移動する 90
   酵素は化学反応の障壁を低くする 91
   反応が起こるかどうかは自由エネルギーの変化で決まる 93
   △Gと反応の方向は反応物の濃度によって変わる 94
   平衡定数は分子間相互作用の強さを示す 95
   連続して起こる反応では、自由エネルギーの変化を加算できる 98
   速い拡散のおかげで酵素と基質がめぐり会える 100
   VmaxとKMで酵素の性能を表す 101
   活性型運搬体分子と生合成 106
   活性型運搬体をつくる際にはエネルギー的に起こりやすい反応と組み合わせる 106
   ATPは最もよく使われる活性型運搬体分子である 107
   ATPに蓄えられたエネルギーは2個の分子の結合によく使われる 108
   NADHとNADPHは重要な電子運搬体である 109
   細胞内にはほかにも多くの活性型運搬体分子がある 111
   生体高分子の合成にはエネルギーの投入が必要である 112
   タンバク質の形と構造 119
   タンパク質の形はアミノ酸配列によって決まる 121
   タンパク質はエネルギー最小のコンホメーションに折りたたまれる 124
   タンパク質はさまざまな複雑な形をとる 125
   αヘリックスとβシートはタンパク質に普遍的に見られる折りたたみパターンである 126
   生物体ではらせん構造が形成されやすい 134
   βシートは多くのタンパク質の中心で強固な構造をつくる 135
   タンパク質の構造はいくつかの階層に分けられる 136
   理論的に可能なポリペプチド鎖のうち有用なものは限られる 137
   タンパク質はファミリー(族)に分類できる 138
   大型タンパク分子の多くは複数のポリペプチド鎖からなる 139
   タンパク質が集まって線維やシートや球になる 140
   長い線維状のタンパク質 141
   細胞外のタンパク質は共有結合による架橋で安定化している 142
   タンパク質の働くしくみ 143
   タンパク質はほかの分子と結合する 143
   抗体の結合部位はとりわけ融通1生に富む 144
   酵素は強力でかつきわめて特異性の高い触媒である 145
   リゾチームを例に見る酵素の働き方 146
   タンパク質に強く結合している小分子が特別な機能を付加する 149
   タンパク質を調節するしくみ 150
   酵素の触媒活性はほかの分子の調節を受けている 151
   アロステリック酵素には相互に影響し合う2つの結合部位がある 151
   リン酸化はタンパク質のコンホメーション変化を引き起こしその活性を調節する 153
   GTP結合タンパクもまたリン酸基の付加と除去のサイクルにより調節されている 154
   ヌクレオチドの加水分解がモータータンパクに大きな動きを生み出す 155
   タンパク質はタンパク装置として機能する大型複合体をつくる 156
   タンパク質の構造と機能の大規模な研究が行われ、発見が加速されている 157
   DNAの構造と機能 170
   DNA分子は2本の相補的なヌクレオチド鎖でできている 171
   DNAの構造目体に遺伝のしくみの鍵がある 176
   真核生物の染色体構造 177
   真核生物DNAは染色体に詰め込まれている 178
   染色体には遺伝子が一列に長く並んでいる 179
   染色体は細胞周期に応じて異なった状態で存在する 181
   間期の染色体は核内に整然と配置されている 183
   染色体のDNAは高度に凝縮されている 183
   ヌクレオソームがクロマチン構造の墓本単位である 184
   染色体のDNAは何段階にも折りたたまれている 186
   問期の染色体には凝縮したクロマチンと凝縮度の低いクロマチンが共存する 187
   ヌクレオソーム構造が変化するとDNAに近づきやすくなる 189
   DNA複製 196
   DNA複製ができるのは塩基対形成のおかげ 196
   DNA合成は複製起点から始まる 197
   新しいDNAの合成は複製フォークで起こる 201
   複製フォークは非対称である 202
   DNAポリメラーゼは誤りを自分で校正する 203
   短いRNAがDNA合成のプライマーとなる 204
   複製フォークでは、複数のタンパク質が協調して複製装置を形成する 206
   真核生物染色体の末端はテロメラーゼが複製する 207
   DNA複製は比較的よく解明されている 208
   DNA修復 209
   変異は生物に深刻な影響をおよぼすことがある 209
   DNAの誤対合修復系が、複製装置で校正され損なった複製の誤りを取り除く 210
   DNAは細胞内でたえず損傷を受けている 212
   遺伝子が安定なのはDNA修復のおかげである 213
   DNAは忠実に維持されるので、類縁種のタンパク質は配列がよく似ている 214
   DNA組換え 215
   相同組換えによって、遺伝情報が厳密に交換される 215
   相同ではないDNA配列の問でも、組換えが起こる 216
   動く遺伝因子には、移動に必要な成分の情報が書き込まれている 217
   ヒトのゲノムの大部分は2群の転移因子からなる 218
   ウイルスは細胞から離脱できる完全な動く遺伝因子である 219
   レトロウイルスは遺伝情報を逆流させる 221
   DNAからRNAへ 230
   DNA塩基配列の一部がRNAに転写される 230
   転写では、DNAの一方の鎖に相補的なRNAをつくる 231
   細胞では数種類のRNAがつくられる 233
   DNA内に、RNAポリメラーゼの転写開始と終結の場所を指示するシグナルがある 234
   真核生物のRNAは、核で転写されると同時に加工される 236
   真核生物の遺伝子は非コード配列で分断されている 237
   イントロンはRNAスプライシングで除去される 238
   真核生物では成熟mRNAを選んで核から運び出す 241
   働き終わったmRNA分子は細胞内で分解される 242
   最初期の細胞にはイントロンがあったらしい 242
   RNAからタンパク質へ 243
   mRNAの塩基配列はヌクレオチド3個ずつの組み合わせとして読み取られる 244
   tRNA分子がmRNAのコドンとアミノ酸を結びつける 245
   特異的な酵素がtRNAに正しいアミノ酸を結びつける 248
   RNAの指令はリボソームで解読される 248
   リボソームはリボザイムの一種である 251
   mRNAのコドンがタンパク合成の開始点と終止点を指示する 253
   タンパク質はボリリボソームで合成される 254
   原核生物のタンパク合成阻害剤は抗生物質として利用される 255
   細胞内のタンパク量の調整には、タンパク分解の制御が役立っている 256
   DNAからタンパク質ができるまでにはいくつもの段階がある 257
   RNAと生命の起源 258
   生命には自己触媒が必要である 259
   ポリヌクレオチドは情報を保存できるうえに化学反応を触媒できる 259
   進化の過程ではDNAより先にRNAが活躍しただろう 261
   遺伝子発現のあらまし 268
   多細胞生物の細胞は種類が違っても存在するDNAはまったく等しい 268
   細胞の種類が違うと、つくるタンパク質の組み合わせが違う 268
   細胞は外部からのシグナルに応じて遺伝子の発現を変化させる 270
   遺伝子の発現調節は、DNAからRNAを経てタンパク質に至る経路のいろいろな段階で行われる 270
   転写のスイッチの働くしくみ 271
   転写の調節は、DNAの調節配列に結合するタンパク質が行う 271
   リプレッサーは遺伝子をオフに、アクチベーターは遺伝子をオンにする 273
   アクチベーターとリプレッサーがlacオペロンを制御する 275
   真核生物遺伝子の転写開始は複雑である 275
   真核生物のRNAボリメラーゼは転写基本因子を必要とする 276
   真核生物の遺伝子調節タンパクは遠くからでも遺伝子を調節する 278
   プロモーターDNAがヌクレオソームに凝縮すると、転写の開始に影響が現れる 279
   特定の細胞型をつくり出す分子機構 280
   真核生物の遺伝子は複数のタンパク質の組み合わせによって調節されている 281
   1個のタンパク質で、異なる遺伝子の発現を協調させることができる 281
   組み合わせ調節によって多様な細胞がつくられる 285
   遺伝子発現の安定したパターンは娘細胞へと受け継がれる 286
   1個の遺伝子調節タンパクが器官全体を形成する引き金となり得る 288
   遺伝的変動の生成 293
   おもに5種類の遺伝的変化が進化に寄与する 295
   DNAの複製と維持の機構がうまく働かなし、とゲノムの変化が引き起こされる 296
   DNA重複によって1つの細胞内に類縁遺伝子のファミリーが生まれる 297
   グロビン遺伝子ファミリーの進化からDNA重複が生物の進化に寄与するようすがわかる 298
   遺伝子の重複と分岐によって遺伝的斬新さが生まれ、生物が進化する 299
   同一エキソンの繰り返しで新しい遺伝子ができることがある 300
   エキソンの混ぜ合わせが新たな遺伝子を生じることもある 300
   ゲノムの進化は転移因子の移動によって加速されてきた 301
   遺伝子は水平伝播によって生物間で交換されることがある 302
   生命の系統樹の再構築 304
   生物を選択上有利にする遺伝的変化は保存されやすい 304
   2種の生物種のゲノム塩基配列の違いは、両者が別々に進化してきた期間の長さに比例する 305
   ヒトとチンパンジーのゲノムでは塩基配列だけでなく編成もよく似ている 306
   重要機能をもつ塩基配列はDNA内でまとまって保存される 306
   ゲノムの比較から"ジャンク(がらくた)DNA"はなくてもよいことが示唆される 308
   進化上極端に離れた類縁関係さえも、塩基配列の保存によって追跡できる 309
   ヒトゲノムの解読 311
   ヒトゲノムの塩墓配列が示すヒト遺伝子の編成 311
   ヒトゲノム内の遺伝的変動が個性を生み出す 313
   ヒトのDNAと関連生物のDNAとの比較がヒトゲノムの解明に役立つ 316
   ヒトゲノムには未解読情報が多量に含まれている 317
   細胞の単離と培養 324
   組織から均一な細胞集団が得られる 325
   細胞は培養器の中で増殖できる 325
   真核生物の細胞を培養維持するには特別な問題がある 326
   DNA分子の分析法 327
   制限酵素はDNA分子を特異的な部位で切断する 328
   大きさの異なるDNA断片をゲル電気泳動で分ける 329
   DNA断片の塩基配列を決定する 331
   ゲノム塩墓配列を検索して遺伝子を同定する 333
   核酸の八イブリッド形成 336
   DNAパイブリッド形成を用いて遺伝病の診断ができる 336
   DNAマイクロアレイ上での八イブリッド形成で数千種もの遺伝子の発現を一度に調べる 338
   in situ八イブリッド形成法で細胞内あるいは染色体上にある特定の核酸塩墓配列の所在を突き止める 340
   DNAクローニング 341
   DNAリガーゼはDNA断片をつなぎ合わせ、組換えDNA分子をつくる 341
   組換えDNAを細菌細胞の内部で増やす 341
   DNAをクローニングする際に特殊なプラスミドベクターを利用する 342
   ヒトの遺伝子をDNAクローニングで単離する 343
   cDNAライプラリーは個々の組織がつくるmRNAに対応する 346
   ポリメラーゼ連鎖反応で特定のDNA塩基配列を選択的に増幅できる 347
   DNA操作 352
   まったく新しいDNA分子をつくり出す 352
   クローニングしたDNAを使って細胞内の微量タンパクを大量に生産する 352
   操作した遺伝子から遺伝子の発現時期と部位がわかる 353
   変異生物は遺伝子の機能を最もよく表現する 355
   遺伝子改変動物をつくる 356
   遺伝子導入植物は、細胞生物学にとっても農業にとっても重要である 359
   脂質二重層 366
   膜の脂質は水中で二重層を形成する 367
   脂質二重層は二次元の流動体である 370
   脂質二重層の流動性はその構成成分によって決まる 371
   脂質二重層は非対称である 373
   脂質分布の非対称性は細胞内で生み出される 373
   膜タンパク 374
   膜タンパクの脂質二重層への結合はさまざま 375
   二重層を横断しているポリペプチド鎖はαヘリックスであることが多い 376
   膜タンパクは界面活性剤によって可溶化し、精製できる 377
   全構造が解明された膜タンパクは数少ない 378
   細胞膜は細胞皮層により強化されている 380
   細胞表面は炭水化物で覆われている 381
   細胞は膜タンパクの移動を限定できる 383
   膜輸送の原理 389
   イオン濃度は細胞内と細胞外で大きく異なる 390
   脂質二重層は溶質やイオンを通さない 391
   膜輸送タンパクは運搬体とチャネルの2種類に分けられる 391
   溶質の膜透過に受動輸送と能動輸送がある 392
   運搬体タンパクとその機能 393
   濃度勾配と電気的な力により受動輸送が起きる 393
   能動輸送では溶質は電気化学的勾配に逆らって輸送される 395
   動物細胞はATP加水分解のエネルギーを使ってNa+を細胞外に運び出す 396
   Na+-K+ポンプはリン酸基の一時的な付加により駆動される 397
   動物細胞はNa+勾配を使って栄養物を能動的に取り込んでいる 397
   Na+-K+ポンプは動物細胞の浸透圧調節にかかわっている 399
   細胞内のCa2+濃度はCa2+ポンプにより低く維持されている 401
   植物や菌類、細菌ではH+勾配が膜輸送の駆動力として使われている 402
   イオンチャネルと膜電位 403
   イオンチャネルはイオン選択性をもち、しかもゲートを備えている 403
   イオンチャネルは開と閉の状態をランダムに切り替えている 405
   各種の刺激がイオンチャネルの開閉に影響を与える 407
   電位依存のイオンチャネルは膜電位に反応する 407
   膜電位は特定のイオンに対する膜の透過性によって調節される 408
   神経細胞のイオンチャネルとシグナル伝達 411
   活動電位により長距離にわたり迅速に情報が伝えられる 411
   活動電位は電位依存Na+チャネルにより伝搬される 412
   電位依存Ca2+チャネルは神経末端で電気シグナルを化学シグナルに変換する 417
   標的細胞の神経伝達物質依存チャネルが化学シグナルを電気シグナルに再変換する 417
   ニューロンが受け取る入力には興奮性と抑制性がある 419
   伝達物質依存チャネルは向精神薬のおもな標的である 419
   シナプス接続により思考や行動や記億が可能になる 420
   糖と脂肪の分解 428
   食物分子は3段階で分解される 428
   解糖はATP生成の中心的経路である 430
   発酵では酸素なしでATPが生産できる 431
   解糖を見ると、酸化とエネルギー貯蔵を酵素が共役させるしくみがわかる 434
   糖と脂肪はミトコンドリアで分解されてアセチルCoAになる 435
   クエン酸回路では、アセチル基をCO2に酸化してNADHをつくる 439
   ATPのほとんどが電子伝達によって合成される 441
   食物の備蓄と利用 444
   生物は食物分子を特別なかたちで蓄える 444
   植物細胞では葉緑体とミトコンドリアが協力している 446
   多くの生合成経路は解糖系かクエン酸回路を出発点とする 447
   代謝は整然と制御されている 448
   細胞はそのエネルギーの大半を膜に配置された系を使って得ている 453
   ミトコンドリアと酸化的リン酸化 455
   ミトコンドリアには外膜、内膜および2つの内部区画がある 455
   高工ネルギー電子はクエン酸回路でつくり出される 457
   化学浸透過程で酸化エネルギーがATPに変換される 458
   電子はミトコンドリア内膜にある一連のタンパク質を経て運ばれる 459
   電子伝達により膜をはさんだプロトン勾配が生じる 462
   プロトン勾配はATP合成を駆動する 464
   ミトコンドリア内膜を通す共役輸送は電気化学的プロトン勾配によって駆動される 466
   細胞のATPの大半はプロトン勾配によってつくられる 466
   細胞内のATP:ADP比はミトコンドリアでの素早いADPからATPへの変換によって高い値を維持している 468
   電子伝達系とプロトンのくみ出し 468
   プロトンは電子伝達により容易に移動する 468
   酸化還元電位は電子に対する親和性を示している 469
   電子伝達により大量のエネルギーが放出される 470
   タンパク質に強く結合している金属が多様な電子運搬体として働く 472
   シトクロム酸化酵素は酸素の還元反応を触媒する 474
   H+ポンプの作用機構はまもなく原子レベルでわかるようになるだろう 475
   呼吸は驚くほど効率が高い 476
   葉緑体と光合成 478
   葉緑体はミトコンドリアに似ているが、区画が1つ余分にある 478
   葉緑体は太陽光のエネルギーを捕捉して炭素固定に使う 480
   励起状態のクロロフィル分子はエネルギーを反応中心に集める 481
   光エネルギーがATPとNADPHの合成を駆動する 482
   炭素固定はリプロースビスリン酸カルボキシラーゼが触媒する 485
   葉緑体での炭素固定からスクロースやデンプンがつくられる 486
   ミトコンドリアと葉緑体の起源 487
   酸化的リン酸化は、古代の細菌の進化にとって有利に働いた 488
   光合成細菌は周囲の環境に頼る部分がさらに少なかった 489
   メタン細菌の生活形態を見ると化学浸透共役の起源が古いことがわかる 480
   膜で囲まれた細胞小器官 498
   真核細胞には膜で囲まれた細胞小器官の基本セットがある 498
   細胞小器官にはそれぞれ異なる進化の道すじがある 500
   タンパク質の選別 502
   タンパク質を細胞小器官に運び込む方法は3つある 502
   シグナル配列がタンパク質を適切な区画へ誘導する 503
   タンパク質は核膜孔を通って核内に運び込まれる 504
   ミトコンドリアや葉緑体に輸送されるタンパク質は構造をほどく 506
   タンパク質は合成されながら小胞体に取り込まれる 507
   水溶性タンパクは小胞体内腔に放出される 509
   輸送開始と輸送停止のシグナルが脂質二重層内での膜貫通タンパクの配置を決める 510
   小胞による輸送 512
   輸送小胞は区画問での水溶性タンパクと膜の輸送にかかわる 512
   小胞の出芽はタンパク質の被覆分子の集合によっている 513
   小胞の特異的融合はSNAREの働きによる 515
   分泌経路 516
   ほとんどのタンパク質は小胞体で共有結合による修飾を受ける 516
   小胞体からの搬出の調節がタンパク質の品質を保証する 517
   ゴルジ体ではタンパク質の修飾と選別がさらに進められる 518
   分泌タンパクはエキソサイトーシスにより細胞から放出される 519
   エンドサイトーシス経路 523
   食細胞はもっぱら大型粒子を摂取する 523
   液体と巨大分子は飲作用により取り込まれる 525
   動物細胞では受容体を介したエンドサイトーシスが特定経路として働いている 525
   エンドサイトーシスによって取り込まれた巨大分子はエンドソームで選別される 526
   細胞内消化はおもにリソソームで行われる 527
   細胞間シグナル伝達の一般原理 533
   シグナルは長距離でも短距離でも活躍する 534
   細胞は特定の組み合わせのシグナルに応答する 536
   受容体は細胞内シグナル伝達経路を介してシグナルを伝達する 538
   一酸化窒素は細胞膜を透過し酵素を直接活性化する 540
   細胞膜を透過し細胞内受容体と結合するホルモンもある 541
   細胞表面にある受容体は3種類に大別される 542
   イオンチャネル連結型受容体は化学シグナルを電気シグナルに変換する 544
   多くの細胞内シグナルタンパクは分子スイッチとして働く 545
   Gタンパク連結型受容体 546
   Gタンパク連結型受容体が刺激されるとGタンパクのサブロユニットが活性化する 546
   Gタンパクにはイオンチャネルの調節を行うものがある 548
   膜に結合している酵素を活性化するGタンパクもある 549
   環状AMPのかかわる経路は酵素を活性化し.遺伝子を発現させる 550
   イノシトールリン脂質経路は細胞内Ca2+濃度を上昇させる 552
   Ca2+シグナルは生物のさまざまな反応過程の引き金となる 554
   細胞内シグナル伝達系の速度、感度、適応性は非常に高い:目の光受容器での例 555
   酵素連結型受容体 557
   活性化された受容体チロシンキナーゼは細胞内シグナルタンパクの複合体を形成する 557
   受容体チロシンキナーゼはGTP結合タンパク、Rasを活性化する 559
   酵素連結型受容体には核への直通経路を活性化するものがある 560
   タンパクキナーゼのつくる連絡網は情報を総括して細胞の複雑な挙動を調節している 565
   多細胞化と細胞間相互連絡は、植物と動物では独自の進化を遂げてきた 566
   中間径フィラメント 574
   中間径フィラメントは強くてロープ状 575
   申問径フィラメントは、細胞に機械的な力に耐えられる強度をもたせる 576
   核膜は中間径フィラメント網で支えられている 578
   微小管 579
   微小管は両端の構造が異なる中空の管である 579
   動物細胞では中心体が微小管形成の中心となる 580
   伸長する微小管は動的不安定を示す 581
   微小管は会合と解離の均衡の上に維持されている 582
   微小管は細胞内部構造の秩序を保つ 583
   モータータンパクが細胞内輸送を行う 584
   細胞小器官は微小管に沿って動く 585
   繊毛と鞭毛はダイニンで動く安定な微小管を含む 590
   アクチンフィラメント 592
   アクチンフィラメントは細くて柔軟である 593
   アクチンとチューブリンは似たしくみで重合する 593
   いろいろなタンパク質がアクチンに結合しその特性を変える 594
   ほとんどの真核細胞の細胞膜の直下にはアクチンに富んだ皮層がある 594
   細胞はアクチンを使ってはい回る 595
   アクチンはミオシンとともに収縮装置をつくる 598
   細胞外シグナルがアクチンフィラメントの並び方を制御している 599
   筋収縮 600
   筋収縮はアクチンとミオシンの束によって起こる 600
   筋収縮のときにはアクチンフィラメントがミオシンフィラメントに対して滑る 601
   筋収縮はCa2+の急激な増加によって始まる 603
   筋細胞は生体で高度に専門化した機能を果たしている 605
   細胞周期の概要 612
   真核細胞の細胞周期は4つの時期に分けられる 613
   細胞周期のおもな過程を進行させる制御系 614
   細胞周期制御系 615
   細胞周期制御系は周期的に活性化するタンパクキナーゼに依存している 616
   サイクリン依存タンパクキナーゼはサイクリンの蓄積と分解によって制御されている 617
   Cdkの活性はリン酸化と脱リン酸化によってさらに調節されている 617
   細胞周期の異なる段階の引き金を引くのは異なるサイクリンCdk複合体である 620
   S-CdkはDNA複製を開始させ、再複製を阻止する 621
   CdkはG1期の間ほとんど不活性である 622
   細胞周期制御系は周期を特定のチェックポイントで停止させる 622
   細胞は、細胞周期制御系を分解して細胞周期から離脱できる 624
   プログラム細胞死(アポトーシス) 625
   アポトーシスは細胞内のタンパク分解反応系を介して起こる 626
   死のプログラムは細胞内タンパクのBcl-2ファミリーにより調節されている 627
   細胞外から細胞数と細胞の大きさを制御する 628
   動物細胞は、分裂、成長、生存に細胞外シグナルを必要とする 629
   分裂促進因子が細胞分裂を促進する 629
   細胞外増殖因子は細胞の成長を促進する 631
   動物細胞はアポトーシスを防ぐために生存因子を必要とする 631
   細胞外シグナルタンパクには、細胞の成長、分裂、生存を阻害するものがある 632
   M期の概観 638
   M期に入る前にDNA結合タンパクが複製後の染色体の形を整えて分離に備える 638
   有糸分裂も細胞質分裂も細胞骨格の働きで起こる 639
   中心体が複製して有糸分裂紡錘体の2つの極を形成する 640
   M期は習慣上6段階に分けている 640
   有糸分裂 641
   微小管の不安定な性質が紡錘体形成に役立つ 641
   紡錘体の集合は前期に始まる 644
   前中期には染色体が紡錘体に付着する 645
   中期には染色体が紡錘体の赤道面に並ぶ 648
   娘染色体は後期に分離する 649
   終期に核膜が再形成される 651
   いくつかの細胞小器官は有糸分裂期に分散する 651
   細胞質分裂 652
   紡錘体が細胞質分裂の起こる分割面を決める 652
   動物細胞の収縮環はアクチンとミオシンでできている 653
   植物細胞の細胞質分裂では新たな細胞壁が形成される 654
   配偶子は特別な細胞分裂によってつくられる 655
   性の恩恵 660
   有性生殖には二倍体細胞と一倍体細胞が関与する 661
   有性生殖のおかげで生物は競争で有利になる 662
   減数分裂 663
   一倍体生殖細胞は減数分裂によって二倍体細胞からつくられる 664
   減数分裂には染色体の対合という特殊な過程がある 664
   母方染色体と父方染色体の間には多数の組換えが起こる 665
   染色体の対合と組換えを経て相同染色体は適正に分離する 667
   減数分裂の第2分裂で一倍体の娘細胞ができる 667
   減数分裂の際に遺伝情報が大きく再編されて一倍体細胞に入る 668
   減数分裂には弱点もある 670
   受精で完全なゲノムが再構築される 671
   メンデルと遺伝の法則 672
   メンデルは研究にあたって独立して伝わる形質を選んだ 673
   メンデルはほかの遺伝理論を論破できた 674
   メンデルの実験は遺伝がもつ分離という特性を初めて明らかにした 674
   配偶子は各形質について1個の対立遺伝子をもっている 675
   メンデルの分離の法則は有性生殖をする生物すべてに応用できる 676
   異なる形質の対立遺伝子は独立して分離する 677
   メンデルの遺伝法則の背景には減数分裂での染色体の振る舞いがある 678
   組換えの頻度を使って染色体上の遺伝子の並び順を知ることができる 680
   ヘテロ接合体の表現型から対立遺伝子の優性・劣性が明らかになる 681
   変異した対立遺伝子が選択で有利に働くことがある 684
   実験手段としての遺伝学 686
   古典的手法はランダムな変異誘発から始める 686
   遺伝子スクリーニングによって細胞内の過程に欠損のある変異体を見つける 687
   相補性試験で2つの変異が同一遺伝子にあるかどうかを知る 688
   ヒトの遺伝子はパプロタイプとよばれるブロックとして伝わるので、これを利用して変異を探すことができる 689
   複合形質は複数の遺伝子に影響を受ける 691
   運命はDNAに書かれているのだろうか? 692
   細胞外マトリックスと結合組織 698
   植物細胞には強靱な外壁がある 698
   植物の細胞壁はセルロース繊維のおかげで引っ張り強度が大きい 702
   動物の結合組織の大部分は細胞外マトリックスである 703
   動物の結合組織の引っ張り強度を高めているコラーゲン 704
   分泌コラーゲンを細胞が組織化する 705
   インテグリンが細胞外マトリックスと細胞内の細胞骨格を結合させている 706
   多糖類とタンパク質のゲルが空問を埋め、圧縮に対抗する 706
   上皮層と細胞間結合 709
   上皮層には極性があり、基底膜にのっている 710
   密着結合が上皮の漏れを防ぎ、頂端面と基底面を隔てている 711
   細胞骨格とつながった結合が上皮の細胞間の強い結合と基底膜との強固な結びつぎを形成する 712
   ギャップ結合を通してイオンや小分子が細胞から細胞へと移動する 715
   組織の維持と更新 717
   組織はいろいろな種類の細胞が混じった構造をしている 718
   異なる組織は異なる速さでつくり替えられる 720
   幹細胞は最終分化した細胞をつくり続ける 721
   幹細胞は損傷組織の修復に利用できる 722
   核移植によって個人に合わせたES細胞をつくり出す方法がある:治療目的のクローニング戦略 725
   がん 726
   がん細胞は増殖し、浸潤し、転移する 726
   疫学によって発がんの原因を同定し回避を考える 727
   がんは変異の集積で生じる 728
   がんは競争に有利さをもたらす性質を発達させる 729
   がんに深くかかわるさまざまな遺伝子 731
   遺伝子1個の欠失で腫瘍の増殖がもたらされるしくみを示す大腸がん 732
   がん細胞の理解が新しい治療法を生む 736
おもな内容
1細胞とは 1
   パネル1-1 光学顕微鏡と電子顕微鏡 8
24.

図書

図書
Bruce Alberts [ほか] 著 ; 青山聖子 [ほか] 訳
出版情報: 東京 : 南江堂, 2011.3  xxiii, 863p ; 28cm
所蔵情報: loading…
25.

図書

東工大
目次DB

図書
東工大
目次DB
Bruce Alberts [ほか] 著 ; 青山聖子 [ほか] 翻訳
出版情報: 東京 : ニュートンプレス, 2010.2  xxxix, 1268, 50, 174p ; 28cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
まえがき v
翻訳にあたって vii
おもなパネルと表 x
項目一覧 xi
本書への協力者 xxxi
読者への手引き xxxvii
PART1 細胞とは
   1 細胞とゲノム 1
   2 細胞の化学と生合成 45
   3 タンパク質 125
PART2 遺伝の基本
   4 DNA,染色体,ゲノム 195
   5 DNAの複製,修復,組換え 263
   6 ゲノム情報の読み取り-DNAからタンパク質へ 329
   7 遺伝子発見の調節 411
PART3 研究手法
   8 タンパク質,DNA,RNAの操作 501
   9 細胞の観察 579
PART4 細胞の内部構造
   10 膜の構造 617
   11 小分子の膜輸送と,膜の電気的性質 651
   12 細胞内区画とタンパク質の選別 695
   13 細胞内における小胞の移動 749
   14 エネルギー変換-ミトコンドリアと葉緑体 813
   15 細胞の情報伝達 879
   16 細胞骨格 965
   17 細胞周期 1053
   18 アポトーシス 1115
PART5 細胞のつくる社会
   19 細胞結合,細胞接着,細胞外マトリックス 1131
   20 がん 1205
第21章~25章は,付録DVDに収録
   21 有性生殖 : 減数分裂,生殖細胞,受精 1269
   22 多細胞生物における発生 1305
   23 専門化した組織,幹細胞と組織の再生 1417
   24 病原体,感染,自然免疫 1485
   25 適応免疫 1539
用語集 G-1
Index I-1
索引 I-88
まえがき v
翻訳にあたって vii
おもなパネルと表 x
26.

図書

図書
Bruce Alberts [ほか] 著 ; 青山聖子 [ほか] 翻訳
出版情報: 東京 : ニュートンプレス, 2017.10  xli, 1342, 44, 152p ; 28cm
所蔵情報: loading…
27.

図書

図書
Bruce Alberts [ほか] 著 ; 青山聖子 [ほか] 訳
出版情報: 東京 : 南江堂, 2021.7  xxxii, 844p ; 28cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
細胞:生命の基本単位
細胞の化学成分
エネルギー、触媒作用、生合成
タンパク質の構造と機能
DNAと染色体
DNAの複製と修復
DNAからタンパク質へ—細胞がゲノムを読み取るしくみ
遺伝子発現の調節
遺伝子とゲノムの進化
遺伝子の構造と機能の解説
膜の構造
膜を横切る輸送
細胞が食物からエネルギーを得るしくみ
ミトコンドリアと葉緑体でのエネルギー生産
細胞内区画とタンパク質の輸送
細胞のシグナル伝達
細胞骨格
細胞周期
有性生殖と遺伝学
細胞のつくる社会:組織、幹細胞、がん
細胞:生命の基本単位
細胞の化学成分
エネルギー、触媒作用、生合成
28.

図書

図書
Bruce Alberts [ほか] 著 ; 青山聖子 [ほか] 訳
出版情報: 東京 : 南江堂, 2016.3  xxii, 864p ; 28cm
所蔵情報: loading…
29.

図書

図書
James D. Watson [ほか] 著 ; 滋賀陽子 [ほか] 訳
出版情報: 東京 : 東京電機大学出版局, 2017.1  xviii, 875p ; 28cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
1 : 歴史
2 : 巨大分子の構造と研究
3 : ゲノムの維持
4 : ゲノムの発現
5 : 調節
6 : 付録
1 : 歴史
2 : 巨大分子の構造と研究
3 : ゲノムの維持
概要: DNA構造の解明から60年、基礎を踏まえながら、生命の起源と進化の過程の考察へと進む新たな教科書。RNAの構造を大幅に加筆。タンパク質の構造について新章を追加。生命の起源と初期の進化について新章を追加。遺伝子の調節について新たなトピックスを 紹介。研究の視野を広げる新たな実験的アプローチを提示。章末問題を新設。 続きを見る
30.

図書

図書
中村桂子著
出版情報: 東京 : 岩波書店, 2013.8  iv, 243p ; 18cm
シリーズ名: 岩波新書 ; 新赤版 1440
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
1 「生きものである」ことを忘れた人間 : 「生きものである」とはどういうことか
「ヒト」の特徴を考える
近代文明とは何だったか—「生命」の視点から
2 「専門家」を問う—社会とどう関わるか : 大森荘蔵が描く「近代」
専門家のありようを見直す
社会に対する「表現」
生活者として、思想家としての科学者
3 「機械論」から「生命論」へ—「重ね描き」の提案 : 近代科学がはらむ問題
「密画化」による「死物化」
「重ね描き」という方法
自然は生きている
「知る」ことと「わかる」こと
4 「重ね描き」の実践にむけて—日本人の自然観から : 日本人の自然観
「重ね描き」の先達、宮沢賢治
「南方曼陀羅」と複雑系の科学
重ね描きの普遍性
5 新しい知への道—人間である科学者がつくる : 生命科学の誕生
アメリカ型ライフサイエンスの問題点
何を変えていくか
生命誌研究館の二〇年とこれから
1 「生きものである」ことを忘れた人間 : 「生きものである」とはどういうことか
「ヒト」の特徴を考える
近代文明とは何だったか—「生命」の視点から
概要: 大震災を経てなお変われぬ日本へ—大森荘蔵、宮沢賢治、南方熊楠らに学びつつ“自然”“生命”から近代科学文明を問い直す。
31.

図書

図書
ジェームス・D・ワトソン著 ; 江上不二夫, 中村桂子訳
出版情報: 東京 : 講談社, 2012.11  245p ; 18cm
シリーズ名: ブルーバックス ; B-1792
所蔵情報: loading…
概要: 共同発見者のフランシス・クリック、モーリス・ウィルキンスらとの出会いから、「多才な巨人」ライナス・ポーリングの猛追をかわして、二重らせん構造の発見にいたるまでの、その舞台裏をワトソン博士が赤裸々に綴った感動のドキュメント。
文献の複写および貸借の依頼を行う
 文献複写・貸借依頼