1 錯形成反応の熱力学 |
1・1 イオンの水和 1 |
1・1・1 水 1 |
1・1・2 イオンの水和 2 |
1・1・3 水和の自由エネルギー 4 |
1・1・4 水和数の決定 11 |
1・2 錯体と生成定数 18 |
1・2・1 化学平衡 19 |
1・2・2 錯体の生成定数 21 |
1・2・3 イオンの活量係数 24 |
1・2・4 生成関数 29 |
1・3 錯体の生成定数と配位子 31 |
1・3・1 生成定数の自由エネルギー直線関係 31 |
1・3・2 キレート形成と生成定数 42 |
1・3・3 配位子の構造と生成定数 59 |
1・4 錯体の生成定数と中心金属 64 |
1・4・1 結晶場の理論と生成定数の変化 64 |
1・4・2 錯形成の静電モデル 74 |
1・4・3 金属イオンの半径およびイオン化ボテンシャルと生成定数 81 |
1・5 酸・塩基の硬さと軟らかさ 85 |
1・5・1 酸・塩基の概念とHSAB 85 |
1・5・2 HSABの理論的背景 92 |
1・5・3 硬さと軟らかさの定量的取扱い 94 |
1・5・4 LFERとHSAB 100 |
1・5・5 熱力学的諸量とHSAB 107 |
1・6 錯体の酸化還元電位 110 |
1・6・1 電池と電池の標準電位 110 |
1・6・2 酸化還元系の種類 112 |
1・6・3 金属/金属イオン系の電位 112 |
1・6・4 気体/イオン系の電位 115 |
1・6・5 イオン/イオン系の電位 116 |
1・6・6 沈殿あるいは錯体を含む電池の起電力 117 |
2 錯体の生成定数の決定法 |
2・1 起電力測定による方法 121 |
2・1・1 セリンと銅イオンとの錯体の生成定数 121 |
2・1・2 EGTAとニッケル(II)イオンとの錯体の生成定数 132 |
2・1・3 0.2モル分率(55.51wt%)ジオキサンー水混合溶液中のベリリウムイオンの加水分解反応 143 |
2・2 吸光度測定による方法 152 |
2・2・1 スルホサリチル酸鉄(III)錯体の生成定数とモル吸光係数 153 |
2・2・2 亜鉛-PAR-プロトン錯体のモル吸光係数 156 |
2・2・3 硫酸ウラニル錯体の生成定数 160 |
2・2・4 酢酸溶液中における酢酸銅錯体の組成と生成定数 164 |
2・2・5 錯体の生成定数とモル吸光係数を決定するための電子計算機プログラム 170 |
2・3 ポーラログラフ法 175 |
2・3・1 はじめに 175 |
2・3・2 可逆ポーラログラフ系の生成定数を求める方法 178 |
2・3・3 非可逆系の生成定数を求める方法 190 |
2・3・4 拡散電流値から生成定数を求める方法 193 |
2・3・5 非水溶媒中でのポーラログラフィー 198 |
2・3・6 おわりに 199 |
2・4 電導度測定による方法 199 |
2・4・1 はじめに 199 |
2・4・2 電解質溶液の電導性 201 |
2・4・3 イオン会合(または解離)定数の決定 206 |
2・4・4 考察 222 |
2・5 液-液分配を用いる方法 223 |
2・5・1 液-液分配法の概観 223 |
2・5・2 分子性物質の会合と解離 229 |
2・5・3 キレート抽出剤を用いる金属イオンの錯形成の測定 236 |
2・5・4 中性抽出剤を用いる金属イオンの錯形成の測定 245 |
2・5・5 有機溶媒中での会合平衡の測定 256 |
2・5・6 液-液分配法で錯形成を測定する方法に関する二,三の考察 262 |
2・6 溶解度測定による方法 269 |
2・6・1 強電解質の解離度 270 |
2・6・2 活量係数の測定 271 |
2・6・3 溶液内の錯形成またはイオン会合定数の測定 273 |
2・6・4 固相の状態 281 |
2・6・5 溶解平衡に達した溶液を得る方法 283 |
2・6・6 液相-固相の分離 286 |
2・6・7 分析法 286 |
2・7 反応速度を利用する方法 288 |
2・7・1 反応速度を利用して生成定数を決定する一般的方法の一例 288 |
2・7・2 ニッケル(II)イオンの加水分解定数の決定 291 |
2・7・3 ニッケル(II)イオンの弱い錯体(二,三のモノアシドペンタアコニッケル(II)イオン)の生成定数の決定 293 |
2・7・4 金属錯体の反応中間体の生成定数の決定 294 |
2・7・5 プロトン錯体の生成定数の決定 297 |
2・7・6 ナトリウム-EGTAおよびリチウム-EGTA錯体の生成定数の決定 298 |
2・7・7 緩和法による生成定数の決定 300 |
3 錯体の関与する反応の機構 |
3・1 金属イオンの錯形成反応の機構 307 |
3・1・1 拡散律速 307 |
3・1・2 プロトン移動反応 309 |
3・1・3 錯形成反応機構(Eigen機構)と配位溶媒分子の交換速度 313 |
3・1・4 錯形成反応速度に及ぼす二,三の因子 317 |
3・2 配位子置換反応の機構 327 |
3・2・1 配位子置換反応の分類と機構 327 |
3・2・2 D機構の反応 328 |
3・2・3 A機構の反応 331 |
3・2・4 多座配位子を含む金属錯体の配位子置換反応 333 |
3・2・5 配位子置換反応におけるプロトンの役割 344 |
3・2・6 速度論的キレート効果 349 |
3・3 金属置換反応の機構 353 |
3・3・1 多座配位子を含む金属錯体の金属置換反応 354 |
3・3・2 2核反応中間体 355 |
3・3・3 CyDTA錯体の金属置換反応 357 |
3・4 電子移動反応の機構 360 |
3・4・1 はじめに 360 |
3・4・2 電子交換反応速度の測定法 363 |
3・4・3 電子移動反応の機構 365 |
3・4・4 電子移動反応の理論 400 |
4 錯形成反応の応用 |
4・1 キレート滴定 407 |
4・1・1 キレート滴定の基礎 408 |
4・1・2 キレート滴定の方法と滴定曲線 413 |
4・1・3 電位差滴定による終点の決定 423 |
4・1・4 金属指示薬による終点の決定 430 |
4・1・5 選択滴定 445 |
4・2 キレートの溶媒抽出 451 |
4・2・1 正則溶液論の溶媒抽出への応用 451 |
4・2・2 代表的キレート試薬によるキレート抽出の分析への応用 470 |
4・3 電気分析における錯形成反応 473 |
4・3・1 ポーラグラフ分析における錯形成反応 473 |
4・3・2 応用例 475 |
4・4 反応速度を利用する分析法 489 |
4・4・1 反応速度を利用する定量分析の原理と方法 490 |
4・4・2 反応速度を利用する定量分析の実例 505 |
付表 1 単原子イオンの性質と水和の熱力学的諸量 519 |
付表 2 多原子イオンの水和に関する熱力学的諸量 521 |
索引 523 |