1.
図書 |
山本周五郎著
概要:
世界的な財閥の御曹司として生れた御池康彦は、その出生の秘密ゆえに、閉ざされた失意の青春を過ごす。終戦後、財閥解体の荒波をなんとか逃れようとする人々は、康彦を別人に仕立てあげ、さらに罪に落とそうとしていた。しかし、康彦は深い因縁で結ばれた松原
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夏子と出会い、その献身的な愛によって、運命に立ち向かうことを決意する...。終戦前後の混乱期、時代に翻弄される青年の孤独な魂の彷徨と、その再生を描く本格小説。周五郎が社会の闇に挑む!
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2.
図書 |
山本周五郎著
概要:
うらぶれた漁師町に住みつき、ぎりぎりの毎日を暮す売れない小説家の「私」。ぶっくれ舟の「青べか」をていよく買わされ、計算高い少年たちにも翻弄される。「ごったくや」の女たちは、いけ好かない男から金を巻きあげ、五色揚屋の亭主は、夫婦喧嘩の果てに店
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をぶち壊す...。朴訥でお人好し、しかし油断ならない隣人たちとの愛おしい日々—。「私」は呟く、「苦しみつつ、なおはたらけ、安住を求めるな、この世は巡礼である」自らの若き日の体験をもとに、一筋縄ではいかない愛すべき人びととの出会いを描く、周五郎文学の絶頂の輝き!
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3.
図書 |
山本周五郎著
目次情報:
概要:
幕府の御目見医になるために長崎遊学から戻った保本登は、小石川養生所の医長“赤髯”こと新出去定に呼び出され、見習医としての勤務を命じられる。強引な赤髯に反発し、療養施設での医療に戸惑う登だったが、一見乱暴な言動の裏に秘められた赤髯の信念を知り
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、貧しい人々と触れ合ううちに、しだいに真実を見る眼を開かれていく...。黒澤明監督による映画化でも知られる、医療小説の最高峰。底抜けに明るく、どこまでも善良なおしずを描く『おたふく物語』を併録。“脚注”で、さらに深まる物語の味わい。付録・主要登場人物一覧、地図。
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4.
図書 |
山本周五郎著
概要:
江戸下町の若い表具職人、栄二は、器用で俊敏、将来を嘱望されていた。だが、ある日突然、無実の罪を着せられ、人足寄場へ送られる。陥れた者たちを呪い、自暴自棄になる栄二だったが、同じ職人仲間で何をやっても愚鈍なさぶの、ひたすらな友情に励まされ、少
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しずつ生きる勇気を取り戻していく。しかしそこにも、たちの悪い男が現れて...。厳しい試練に、必死で立ち向う若い男女の友情と愛を、切々と描いた逸品。
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5.
図書 |
山本周五郎著
目次情報:
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概要:
藩史の編纂を命じられ、「烈女節婦伝」に打ち込む最中、妻に先立たれた佐野藤右衛門が、その夜、召使いたちの予想外の悲嘆から妻の意外な一面を知る「松の花」。さらに、夫の遺志を継ぎ、苦労の末に家を守り抜く「箭竹」、恩義と愛の狭間で苦しむ「墨丸」、秘
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密の客が来るたびになぜか妻が笛を吹く「横笛」など、“日本女性の凛々しさ”を描ききった連作。
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6.
図書 |
山本周五郎著
概要:
城代家老が交代し、主水正が心血を注いだ堰堤工事の中止が決定される。藩主昌治をめぐる陰謀は、周到に計画されたものだった。刺客に襲われ、開墾地に身を隠した主水正は、困窮に耐えながら陰謀の真相を究明し、起死回生の策を練る。一方、昌治もまた、形勢逆
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転の機会を窺っていた...。さらに深まる醍醐味—“脚注”で読む、新しい山本周五郎。
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7.
図書 |
山本周五郎著
目次情報:
概要:
日本橋の薬種屋の一人娘、おしのは、最愛の父が死んだ夜、自分が不義の子であることを知った。絶望の淵に突き落とされたおしのは、淫蕩な母と男たちの「御定法では罰することのできない罪」を、自らの手で裁くことを決意する。やがて、男の刺殺体が次々に発見
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される。彼らの枕許には、赤い山椿の花びらが一枚落ちていた...。おしの曰く、「この償いは誰かがしなければならない、こんな、人間ぜんぶを辱しめるようなことを、放っておいていいわけはないわ」若い娘の一途な復讐を通して、人間の「罪と罰」の根源に迫る名作『五瓣の椿』。武田家の財宝と、再興をめぐる伝奇小説『山彦乙女』を併録。
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8.
図書 |
山本周五郎著
目次情報:
概要:
貧しい横丁に研屋の祖父と二人きりで暮すおせん(『柳橋物語』)、名の知れた指物師の一人娘として何不足なく育ったまき(『むかしも今も』)。幼い恋を信じ、男の帰りを待ちつづける二人に、天変地異と大火事が襲いかかる。世間の荒波に揉まれ、半死半生の目
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に遭いながらも必死に生きぬくうち、二人はいつしか本当の愛に気づいてゆく—。おせん曰く、「幸太さん、あなたの苦しいといった気持が、辛かったと云った気持がどんなものだったか、そのときはじめてあたしにわかったのよ」苛酷な運命に翻弄される女たちと、愚直なまでの愛を貫き通す男たち。思わず目がしらが熱くなる、下町人情の傑作二篇。
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9.
図書 |
山本周五郎著
概要:
江戸時代中期、老中田沼意次は金権政治家の汚名にまみれていた。田沼批判の戯文を書いて出頭を命じられた旗本の青山信二郎は、意次と対面し、その清廉な人柄に引きつけられる。しかし、失脚をもくろむ反田沼派の魔手はいたるところにのびていた。やがて、最愛
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の息子、意知が城中で斬りつけられ、意次は絶望の淵へと追いつめられてゆく—。田沼意次曰く、「たとえゆき着くところが身の破滅だとしても、そのときが来るまではこの仕事を続けてゆく、いかなるものも、おれをこの仕事から離すことはできない」田沼意次父子を進取の政治・経済改革者として大胆に捉え直し、従来の歴史観を覆した名作!経済小説の先駆でもある。
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10.
図書 |
山本周五郎著
概要:
「本当の強さとは、何なのか...」空前の洞察力で、「伊達騒動」と人間原田甲斐を描ききる感動巨篇!脚注で読む、新しい山本周五郎。<br />「侍の本分は、辛抱の中にある」名を捨て、一身を賭して仙台藩六十二万石を守った男の沈着壮絶な闘い!脚注で
…
読む、新しい山本周五郎。
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