第1章 データサンプリング |
1.1 データ取得 1 |
1.2 フィッシャーの3原則 2 |
1.2.1 局所管理と層別 3 |
1.2.2 無作為化,ランダム化と無作為抽出 4 |
1.2.3 反復 5 |
1.2.4 最適計画,最適サンプリングそして有效性 5 |
1.3 標本調査と実験計画の類似点と相違点 7 |
1.4 本書の内容 7 |
第2章 標識放流と海洋生物個体群の推測 |
2.1 死亡率を推定する 11 |
2.1.1 漁獲の理論の統計学的背景 12 |
2.1.2 マダイの標識放流と再捕報告 14 |
2.1.3 標識再捕の統計モデル 15 |
2.1.4 適合度検定への影響 19 |
2.1.5 推定されたガザミの自然死亡 21 |
2.2 個体数を推定する 23 |
2.2.1 シマアジの水槽実験とPeterscn法 24 |
2.2.2 仮定の検討 27 |
2.2.3 回帰推定と過分散 28 |
2.2.4 実際の適用について 31 |
2.3 目視による滞留率の推定 34 |
2.3.1 対数線形モデル 35 |
2.4 成長を推定する 39 |
2.4.1 ミナミマグロ資源の開発と漁獲規制 40 |
2.4.2 標識放流と再捕データ 40 |
2.4.3 成長の差のモデル 42 |
2.4.4 沿岸から沖合への移動に伴う成長率の変化 44 |
2.4.5 成長の長期変化が示唆する密度効果 46 |
2.5 付録 49 |
2.5.1 デルタ法 49 |
2.5.2 多項分布の正規近似 51 |
参考文献 52 |
第3章 南極海ミンククジラの資源調査 |
3.1 調査の目的と概要 57 |
3.1.1 ミンククジラの資源論争 57 |
3.1.2 特別許可による捕獲調査 58 |
3.1.3 自然死亡係数の推定 59 |
3.2 調査ラインの設定とサンプリング 61 |
3.2.1 調査の基本方針 61 |
3.2.2 海域の層別,調査期間 62 |
3.2.3 調査ラインの設定 63 |
3.2.4 標本の採集 64 |
3.2.5 標本サイズ 66 |
3.3 データの処理と計算 70 |
3.3.1 データ 70 |
3.3.2 資源量推定と精度計算 71 |
3.3.3 年齢組成の推定とその精度 73 |
3.3.4 VPAによる自然死亡係数Mの推定 75 |
3.4 サンプリングに関連したいくつかの問題 76 |
3.4.1 氷縁とミンククジラの分布 76 |
3.4.2 鯨の動き 78 |
3.4.3 天候等の影響 79 |
3.4.4 発見横距離分布 81 |
3.4.5 プロセスエラー 81 |
3.4.6 毎ロの進出予定距りと夜間の空走り 82 |
3.5 むすびにかえて 84 |
参考文献 85 |
第4章 水産資源の多段サンプリング調査 |
4.1 クラスターサンプリング 88 |
4.2 クラスターサンプリング:遊漁釣獲量の日誌調査 89 |
4.2.1 遊漁者の釣獲量の推定 91 |
4.2.2 那珂川でのアユ釣り調査 93 |
4.3 2段サンプリング:種苗放流効果の調査 95 |
4.3.1 放流効果の推定量 96 |
4.3.2 北海道のサクラマスの放流効果調査 100 |
4.3.3 得られた推定値とその信頼性 102 |
4.3.4 層別の効果 103 |
4.3.5 合意された調査計画 105 |
4.4 3段サンプリングの検討 108 |
4.4.1 総数の推定量と分散 109 |
4.4.2 3段サンプリングの効率 110 |
4.5 おわりに 113 |
4.6 付録 115 |
4.6.1 有限修正項の二つの表現 115 |
4.6.2 有限修正項はどこから出てくるか 117 |
4.6.3 信頼区間 120 |
4.6.4 2段サンプリングの母集団総計推定量の分散:不偏推定量の二つの表現 123 |
参考文献 125 |
第5章 農業研究における実験計画法 |
5.1 実験計画法の重要性 129 |
5.2 処理の決定 131 |
5.2.1 因子と水準 131 |
5.2.2 交互作用と主効果 132 |
5.2.3 因子の分類 133 |
5.2.4 1因子実験と多因子実験 136 |
5.2.5 水準の設定 140 |
5.2.6 処理の決定に基づく実験の分類 141 |
5.3 実験の配置 142 |
5.3.1 フィッシャーの3原則 142 |
5.3.2 反復 143 |
5.3.3 無作為化 145 |
5.3.4 局所管理(ブロック化) 147 |
5.3.5 実験配置に基づく実験の分類 149 |
5.4 基本的な実験計画と実験実施上の注意点 151 |
5.4.1 1因子実験 151 |
5.4.2 2因子実験 154 |
5.4.3 実験計画および実験実施上の注意点 160 |
5.4.4 計算例(2段分割法による3因子実験) 161 |
参考文献 164 |
第6章 ブロック実験における分散分析と最適計画 |
6.1 春小麦の収量データ 165 |
6.1.1 ポーランドにおける新品種の登録 166 |
6.1.2 春小麦の収量のデータ 167 |
6.2 無作為化を考慮した変量モデル 169 |
6.2.1 無作為化による共分散 170 |
6.2.2 計両行列 172 |
6.2.3 線形モデル 173 |
6.2.4 無作為化と共分散構造 174 |
6.3 層分解による分散分析 176 |
6.3.1 射影子による層分解 176 |
6.3.2 第3層における品種効果の推定と検定 178 |
6.4 最適ブロック計画 182 |
6.4.1 ブロック計画における最適性 182 |
6.4.2 BIBデザインの最適性 183 |
6.4.3 Universal optimality 186 |
6.4.4 目的に応じた最適実験 187 |
参考文献 189 |
第7章 品質設計における実験計画 |
7.1 品質設計における実験計画事例 191 |
7.1.1 問題の概要と基本的な考え方 191 |
7.1.2 実験の計画と結果 194 |
7.1.3 実験データの解析 197 |
7.2 品質設計における実験計画の役割 202 |
7.2.1 設計の3段階 202 |
7.2.2 統計的因果分析における実験の役割 205 |
7.2.3 品質設計における実験研究の特徴 209 |
7.3 品質設計における実験研究技法 211 |
7.3.1 非線形の応用 211 |
7.3.2 特性値の合理化 212 |
7.3.3 因子の選定と分類 215 |
7.3.4 混合系直交表と直積配置 216 |
7.3.5 パフォーマンス側度としてのSN比 218 |
参考文献 221 |
索引 223 |