I.生物と情報 |
1.インテリジェンスの自己組織化原理:粘菌に学ぶ[上田哲男] |
1.1 はじめに 2 |
1.2 化学振動 8 |
1.3 パターン形成 10 |
1.4 連結した自励振動子の体系としての細胞 14 |
1.5 結語 18 |
2.ヤリイカ巨大軸索に見られるカオスと神経興奮のダイナミクス[羽生義郎・松本 元] |
2.1 はじめに 非線形非平衡系の立場からの神経興奮現象とヤリイカ巨大軸索 20 |
2.2 神経興奮現象のダイナミクス 21 |
2.3 神経興奮現象の定量的記述 31 |
2.4 巨大軸索膜の微細構造 35 |
2.5 おわりに 37 |
II.生物の運動 |
3.DNA分子のダイナミクスと「生命現象」[吉川研一] |
3.1 生命とDNA 40 |
3.2 タンパク質発現のシステムダイナミクス 42 |
3.3 DNA分子のダイナミクス 48 |
3.4 コイル-グロビュール転移の理論 51 |
3.5 DNAの折りたたみのダイナミクス 59 |
4.モデル生体膜における階層的多状態遷移過程[八田一郎] |
4.1 はじめに 64 |
4.2 サブ転移で現れる多状態遷移 67 |
4.3 メイン転移で出現する共存状態 70 |
4.4 酸性リン脂質と塩基性ポリペプチドの相互作用 72 |
4.5 リップル構造および逆ヘキサゴナル構造の出現機構 78 |
III ゲルの物性と機能 |
5.ゲルの相転移と生命機能の基本原理[田中豊一] |
5.1 はじめに 86 |
5.2 ゲルとは 88 |
5.3 ゲルの相転移現象 88 |
5.4 臨界現象 92 |
5.5 生命活動の基本相互作用とゲルの相転移 93 |
5.6 ゲルの新しい相 97 |
5.7 ランダム高分子ゲルの多重相と生命活動 100 |
5.8 これからの研究の進展方向 108 |
6.価値・時空・ナマコの皮[本川達雄] |
6.1 価値の問題 110 |
6.2 生きものに特有な「時間・空間・エネルギー」 111 |
6.3 生きものと物との間 階層性から考える 116 |
6.4 生きものの特徴 水っぽいということ 118 |
6.5 ナマコの皮 120 |
6.6 シンポジウム印象記 125 |
IV.生命現象と物理学 |
7.生命現象と物理学[川久保達之] |
7.1 物理学は生命現象をどこまで理解できるか ゾウリムシの走熱性を例として 134 |
7.2 人工膜に見られる興奮現象 139 |
7.3 ランダムな振動からの方向性あるマクロな運動の発現 152 |
索引 159 |
I.生物と情報 |
1.インテリジェンスの自己組織化原理:粘菌に学ぶ[上田哲男] |
1.1 はじめに 2 |
1.2 化学振動 8 |
1.3 パターン形成 10 |
1.4 連結した自励振動子の体系としての細胞 14 |