第I部 細胞 |
概説(石村 巽) 2 |
1.膜・オルガネラ(西村顕治) 4 |
1・1 生体膜という概念 4 |
1・2 個々のオルガネラの膜構造 6 |
参考文献 11 |
2.細胞骨格(石川春律) 12 |
2・1 細胞骨格とは 12 |
2・2 微小管 12 |
2・3 アクチンフィラメント 16 |
2・4 中間径フィラメント 19 |
参考文献 20 |
3.細胞内輸送と選別(中野明彦) 21 |
3・1 タンパク質の細胞内輸送 21 |
3・2 オルガネラヘのターゲッティング・膜透過 21 |
3・3 小胞輸送による細胞内メンブレントラフィック 25 |
参考文献 27 |
4.細胞外マトリックス(大和雅之,水野一乘,安達栄治郎,中里浩一,今村保忠,林 利彦) 28 |
4・1 細胞外マトリックスの構成成分 28 |
4・2 細胞外マトリックスの機能およびその制御 33 |
4・3 細胞外マトリックスの受容体 34 |
参考文献 36 |
5.食作用と分泌作用(大隅良典) 37 |
5・1 エンドサイト シスとエキソサイトーシス概論 37 |
5・2 エンドサイト シス 37 |
5・3 ファゴサイトーシス(食作用) 39 |
5・4 オートファジー 39 |
5・5 エキソサイト シス 40 |
参考文献 40 |
第II部 核機能と発生 |
概説(猪飼 篤) 42 |
6.遺伝子の複製(菊池韶彦) 44 |
6・1 遺伝子の本体はDNAである 44 |
6・2 Hershey-Chaseの実験 44 |
6・3 DNAの化学構造 44 |
6・4 DNAの高次構造の解析 45 |
6・5 Meselson-Stahlの実験 46 |
6・6 DNA合成酵素 46 |
6・7 岡崎フラグメント 47 |
6・8 プライマー合成 47 |
6・9 環状DNAの複製様式 47 |
6・10 RNA複製と逆転写酵素 48 |
6・11 レプリコン説 48 |
6・12 細胞周期と複製 49 |
6・13 ヌクレオソームの構築 49 |
6・14 複製タンパク質複合体 49 |
6・15 複製の進行とDNAトポロジー 50 |
6・16 DNAトポイソメラーゼ 51 |
6・17 複製の終結とDNA鎖の分離と分配 52 |
6・18 DNA複製と校正機構 52 |
6・19 修飾塩基と除去修復 52 |
6・20 組換え反応を利用した修復 53 |
6・21 DNAの相同的組換え 53 |
6・22 部位特異的組換え 54 |
6・23 トランスポゾンとレトロポゾン 55 |
参考文献 55 |
7.遺伝子活性の調節(半田 宏,高木敏行) 56 |
参考文献 61 |
8.RNA構造とスプライシング(半田 宏,澤 智華) 62 |
8・1 RNAの構造 62 |
8・2 スプライシング 63 |
8・3 スプライシング機構 63 |
8・4 リボザイム 64 |
参考文献 65 |
9.タンパク質合成(半田 宏) 66 |
参考文献 69 |
10.細胞周期(岸本健雄) 70 |
10・1 細胞周期とチェックポイント 70 |
10・2 細胞周期制御因子 70 |
10・3 G1期通過とG1/S期移行 73 |
10・4 G2/M期移行とM期通過 73 |
10・5 チェックポイントコントロール 74 |
参考文献 75 |
11.形態形成(佐々木洋) 76 |
11・1 前後軸の領域特異性の決定 76 |
11・2 オーガナイザーによるボディープランの制御 78 |
11・3 神経管・体節の背腹パターン形成 79 |
11・4 肢芽 80 |
11・5 細胞間シグナル 80 |
参考文献 82 |
第III部 細胞内シグナリング |
概説(西塚泰美,脊山洋右,内島泰信) 84 |
12.受容体(三品昌美) 86 |
12・1 情報伝達の様式と受容体の構造 86 |
12・2 イオンチャネル型受容体 86 |
12・3 Gタンパク質共役型受容体 87 |
12・4 酵素型受容体 90 |
12・5 細胞内受容体 91 |
参考文献 92 |
13.Gタンパク質(堅田利明) 93 |
13・1 細胞膜受容体の種類とシグナル伝達の様式 93 |
13・2 細胞膜受容体から効果器にシグナルを伝達するGタンパク質 94 |
13・3 Gタンパク質の種類とその標的効果器 94 |
13・4 Gタンパク質共役型受容体のサブタイプとそれらに共役するGタンパク質 96 |
13・5 X線結晶解析によるGタンパク質の構造 96 |
13・6 Gタンパク質サブユニットの翻訳後修飾 98 |
13・7 ヒトの内分泌腫瘍で見いだされたαサブユニットの変異 99 |
参考文献 99 |
14.低分子量Gタンパク質(木村一志,貝淵弘三) 100 |
14・1 低分子量Gタンパク質の活性制御機構 100 |
14・2 Ras 100 |
14・3 Rho 102 |
14・4 Rab 104 |
参考文献 105 |
15.トランスポーター(斎藤尚亮) 106 |
15・1 受動輸送 106 |
15・2 能動輸送 110 |
参考文献 111 |
16.イオンチャネル(飯野正光) 112 |
16・1 イオンチャネルの機能 112 |
16・2 イオンチャネルと細胞内シグナル 113 |
16・3 受容体共役型イオンチャネル 113 |
16・4 膜電位依存型イオンチャネル 114 |
16・5 細胞内メッセンジャー依存型イオンチャネル 116 |
16・6 イオンチャネルのリン酸化と機能 118 |
参考文献 118 |
17.シグナル伝達のカスケードとネットワーク(大野茂男,宮本英七) 119 |
17・1 サイクリックヌクレオチドとシグナル伝達カスケード 120 |
17・2 カルシウムとシグナル伝達カスケード 122 |
17・3 リン脂質代謝産物とシグナル伝達カスケード 124 |
17・4 チロシンキナーゼとシグナル伝達カスケード 130 |
17・5 MAPキナーゼカスケード 131 |
17・6 シグナル伝達ネットワーク 133 |
参考文献 136 |
18.脂質性シグナル分子(加納英雄) 137 |
18・1概説 137 |
18・2 ジアシルグリセロールとセラミド 138 |
18・3 リゾホスファチジン酸 140 |
18・4 ホスファチジン酸 140 |
18・5 スフィンゴシン1-リン酸 141 |
18・6 その他 141 |
18・7 まとめ 141 |
参考文献 142 |
第IV部 細胞間コミュニケーション |
概説(脊山洋右,内島泰信) 144 |
19.ホルモン(植野 望,南 康博,山村博平) 146 |
19・1 ホルモンの定義 146 |
19・2 ホルモンの分類 147 |
19・3 ホルモンの構造 147 |
19・4 ホルモンの作用機構 147 |
19・5 ホルモン受容体 148 |
19・6 ホルモン拮抗 148 |
19・7 フィードバック制御 148 |
19・8 ホルモンの合成と分泌 149 |
19・9 ホルモン受容体の構造と機能 149 |
参考文献 149 |
20.神経伝達(芳賀達也) 150 |
20・1 シナプス 150 |
20・2 神経伝達物質 151 |
20・3 シナプス小胞 152 |
20・4 受容体 154 |
20・5 神経伝達の調節 157 |
参考文献 158 |
21.サイトカイン(小安重夫) 159 |
21・1 免疫系とサイトカイン 159 |
21・2 造血系とサイトカイン 166 |
21・3 サイトカイン受容体とシグナル伝達 167 |
参考文献 169 |
22.一般化窒素(滝口正樹,森 正敬) 170 |
22・1 NOの生成 170 |
22・2 NOの派生生成物 171 |
22・3 NOの標的分子 171 |
22・4 NOの生物活性 171 |
参考文献 171 |
23.免疫(小安重夫) 172 |
23・1 自然免疫にかかわる細胞群 172 |
23・2 獲得免疫にかかわる細胞群 174 |
23・3 抗原認識 177 |
23・4 免疫細胞の活性化と機能発現 181 |
23・5 自己寛容と自己免疫疾患,抗腫瘍免疫 183 |
参考文献 185 |
24.増殖因子(高橋伸一郎,伯野史彦) 186 |
24・1 増殖因子の種類 186 |
24・2 インスリン様増殖因子ファミリー 187 |
24・3 上皮増殖因子ファミリー 190 |
24・4 トランスフォーミング増殖因子βファミリー 191 |
24・5 血小板由来増殖因子ファミリー 194 |
24・6 繊維芽細胞増殖因子ファミリー 195 |
24・7 神経成長因子ファミリー 198 |
24・8 肝細胞増殖因子ファミリー 199 |
参考文献 199 |
25.細胞表層マーカーとしての糖鎖(入村達郎,東 伸昭) 200 |
25・1 糖タンパク質とその糖鎖 200 |
25・2 プロテオグリカン 202 |
25・3 糖脂質の糖鎖 205 |
参考文献 205 |
26.細胞間結合(月田 承一郎) 206 |
26・1 細胞間接着の役割と分子基盤 206 |
26・2 カドヘリン 207 |
26・3 オクルディン 209 |
26・4 コネキシン 210 |
26・5 免疫グロブリン様接着分子 211 |
26・6 セレクチン 212 |
26・7 CD44 213 |
参考文献 213 |
27.細胞-マトリックス相互作用(久保田 俊一郎) 214 |
27・1 細胞外マトリックス構成成分 214 |
27・2 細胞外マトリックスの受容体 214 |
参考文献 216 |
第V部 植物・微生物の固有機能 |
概説(川口昭彦) 218 |
28.光合成(池内昌彦) 220 |
28・1 光合成反応の様式 220 |
28・2 地球の歴史における光合成と生物の進化 220 |
28・3 光捕集とエネルギー転移のメカニズム 221 |
28・4 光化学反応と電子の流れ 221 |
28・5 光合成機能の調節 222 |
28・6 葉の構造と植物の光合成 222 |
28・7 地球上の炭素循環 223 |
参考文献 223 |
29.細胞壁(宝月岱造) 224 |
29・1 細胞壁の構造 224 |
29・2 植物細胞の成長と細胞壁 225 |
29・3 細胞壁の個体維持機能 227 |
参考文献 229 |
30.植物ホルモン(新免輝男) 230 |
30・1 植物ホルモンとは 230 |
30・2 オーキシンの作用機構 230 |
30・3 重力屈性(屈地性) 232 |
参考文献 233 |
31.原形質流動と細胞極性(新免輝男) 234 |
31・1 原形質流動(細胞質流動) 234 |
31・2 細胞の極性 235 |
参考文献 237 |
32.フィトクロムと走性(山本 興太朗,渡辺正勝) 238 |
32・1 フィトクロム 238 |
32・2 走性と屈性 240 |
参考文献 244 |
第VI部 細胞工学 |
概説(猪飼 篤) 246 |
33.ハイブリダイぜーション(半田 宏,和田忠士) 248 |
33・1 サザンハイブリダイぜーション法 248 |
33・2 Cot解析 249 |
33・3 ノーザンブロット法 249 |
33・4 FISH法 249 |
33・5 S1ヌクレアーゼ法 250 |
参考文献 251 |
34.遺伝子操作(半田 宏,矢島宏昭,和田忠士) 252 |
34・1 遺伝子クローニング 252 |
34・2 PCR 253 |
参考文献 254 |
35.遺伝子ターゲッティング(勝木元也) 255 |
35・1 遺伝子ターゲッティングのための遺伝子の構築 256 |
35・2 ES細胞へのDNA導入による相同組換え体の単離 257 |
35・3 遺伝子ターゲッティングマウスの作製 258 |
35・4 おわりに 259 |
参考文献 259 |
36.画像解析(小島清嗣,沼原利彦) 260 |
36・1 画像解析の方法 260 |
36・2 NIH Imageを用いた電気泳動パターンの解析 262 |
36・3 顕微鏡画像の画像解析 264 |
参考文献 267 |
付録 CD抗原(小安重夫) 269 |
索引 285 |
略号索引 291 |