第1章 炭素材料の基礎 |
1.1 炭素原子の結合と炭素の同素体 3 |
1. 炭素原子の結合様式 |
2. 炭素の結合様式と同素体 |
3. 高圧,高温下での炭素の構造 |
1.2 炭素の構造 8 |
1. はじめに |
2. 炭素材料の多様性をもたらす因子 |
3. 炭素材料の構造パラメータと評価法 |
4. 炭素材料の構造 |
5. おわりに |
1.3 炭素の生成 14 |
1. 炭素材料調製の標的と段階 |
2. 炭素質液晶“メソフェーズ”の物性と構造 |
3. 液相炭素化機構 |
4. 炭素化反応の制御と設計 |
5. メソフェーズ制御による炭素体調製 |
1.4 炭素材料の黒鉛化 24 |
2. 黒鉛化に伴う構造変化 |
3. 黒鉛化を促進する因子 |
4. 黒鉛化に対する組織の影響 |
1.5 炭素材料の電子的性質 32 |
2. 黒鉛の電子構造 |
3. 電気伝導 |
4. 電流磁気効果 |
5. 黒鉛および炭素材料の電子的性質 |
6. おわりに |
1.6 炭素の熱的性質 43 |
2. 熱容量 |
3. 熱力学的な性質 |
4. 炭素の熱伝導 |
5. 熱膨張係数 |
6. 耐熱衝撃性 |
7. まとめ |
1.7 炭素の機械的性質 53 |
2. 応力とひずみ |
3. 弾性変形の原子論 |
4. 変形 |
5. 強度と破壊靭性 |
1.8 炭素の化学的性質 62 |
2. ガスによるガス化反応 |
3. 炭素の液相および固相での反応 |
4. おわりに |
1.9 炭素の表面特性 69 |
2. 表面化学構造 |
3. 濡れ性 |
4. 吸着 |
5. トライボロジー |
6. 触媒特性 |
第2章 いろいろな炭素材料 |
2.1 炭素の原料 81 |
2. 炭素材料の賦形の概念 |
3. コークス |
4. ピッチ |
5. ピッチのキャラクタリゼーション |
6. メソフェーズピッチ |
7. その他 |
8. おわりに |
2.2 炭素繊維 91 |
2. 製造法 |
3. 構造 |
4. 特性 |
2.3 炭素繊維複合材料 99 |
2. 炭素繊維強化プラスチック |
3. 炭素繊維強化炭素 |
2.4 人造黒鉛材料 105 |
2. 種類と特徴 |
3. 製造方法 |
4. 構造と特性 |
5. 用途 |
2.5 硬質炭素材 111 |
2. 高密度等方性炭素材 |
3. ガラス状炭素 |
2.6 高配向性黒鉛材料 117 |
2. 高配向性黒鉛の構造とその評価 |
3. 高配向性黒鉛材料の製造とその応用 |
2.7 多孔質炭素材 123 |
2. 多孔質炭素構造 |
3. 細孔構造 |
4. 細孔構造評価法 |
2.8 カーボンブラック 129 |
2. 製造方法 |
3. 生成機構 |
4. 品種と分類 |
5. 基本的特性 |
6. 用途 |
7. おわりに |
2.9 フラーレンズ 136 |
1. フラーレンおよびその関連物質の発見と合成法 |
2. 固相フラーレンの結晶構造と物性 |
3. アルカリおよびアルカリ土類C化合物 |
4. ナノチューブとナノポリヘドロン |
5. 金属原子内包フラーレン |
6. 金属・炭化物入りナノカプセル |
7. 炭層ナノチューブ |
2.10 ダイヤモンドとダイヤモンド状炭素 143 |
2. ダイヤモンド |
3. ダイヤモンド状炭素膜 |
4. 用途 |
2.11 炭素-無機複合材料 150 |
2. 炭素-無機複合材料における複合効果 |
3. 炭素繊維強化複合材料 |
4. 炭素-セラミックス複合材料 |
2.12 黒鉛層間化合物 157 |
2. 黒鉛層間化合物の分類 |
3. 黒鉛層間化合物の構造 |
4. 黒鉛層間化合物の合成 |
5. 黒鉛層間化合物の性質 |
第3章 炭素材料の応用 |
3.1 炭素工業の現状 165 |
1. 概要 |
2. 生産量の推移 |
3. 品種構成など |
4. 企業の経営環境変化 |
3.2 製鉄分野への応用 171 |
2. コークスの生産概況 |
3. 製鉄用原料炭の品質 |
4. コークスの品質 |
5. コークス製造技術 |
3.3 製鋼分野への応用 177 |
2. 使われ方と必要とされる性質 |
3. 製鋼用黒鉛電極の特性 |
4. 今後の展望 |
3.4 原子力分野への応用 182 |
2. 原子炉への応用 |
3. 核融合炉への応用 |
3.5 航空宇宙分野への応用 189 |
1. まえがき |
2. 宇宙往還機用C/C材に対する要求条件 |
3. 耐酸化C/C材の製法と特性 |
4. 耐酸化C/C材の評価 |
3.6 電気機械分野への応用 195 |
2. ブラシ |
3. 炭素質パンターグラフ用すり板 |
4. 電気接点 |
3.7 電子機器分野への応用 202 |
2. 電子部品におけるカーボン材料 |
3. カーボン分散系導電性プラスチック |
4. カーボン分散系導電性プラスチックの今後の展開 |
3.8 電池分野への応用 206 |
2. 一次電池への利用 |
3. 二次電池への利用 |
4. 電力貯蔵用電池用炭素材料 |
5. 燃料電池 |
6. スーパーキャパシタ |
3.9 生物・生体分野への応用 214 |
2. 炭素と細胞とのかかわり |
3. 炭素人工臓器の現状 |
4. 炭素人工歯根材 |
5. 人工肝臓と人工腎臓 |
6. 炭素と細菌とのかかわり |
7. 医療技術支援用炭素材 |
8. これからのカーボンバイオマテリアル |
3.10 土木・建築分野への応用 224 |
2. 短繊維CFRC |
3. 連続繊維CFRC |
3.11 環境工学分野への応用 230 |
2. 大気環境分野 |
3. 水質環境分野 |