第1章 リニアモーターカー 17 |
1-1 東京~大阪が1時間の時代に 18 |
2025年開業が目標 |
正式名称ではない |
愛知万博に登場した2つのリニアモーターカー |
1-2 なぜリニアモーターカーが開発されたのか 21 |
推進方法が大きな特徴 |
従来の鉄道の限界と問題点 |
ロケットエンジンまで検討された |
なぜ浮上する必要があるのか |
空気浮上式と磁気浮上式 |
1-3 超電導リニアモーターカーの世界(JRマグレブ方式) 39 |
超高速運転を目指して日本が開発 |
着手45年めにようやくメド |
超電導磁石を使った理由 |
車両の構造 |
推進・浮上・案内の原理 |
車両とトンネルの断面 |
超電導リニアモーターカーの将来 |
1-4 実現した常電導リニアモーターカー(HSST方式) 54 |
日本初の営業用磁気浮上式鉄道 |
航空会社が開発した鉄道 |
走行原理 |
「リニモ」の車両構造 |
都市交通機関としての特徴 |
1-5 時速430km運転の上海トランスラピッド(トランスラピッド方式) 61 |
ドイツが生んだリニアモーターカー |
車両とガイドウェイ |
超高速走行と安全性 |
1-6 リニアメトロは、日本の5都市で活躍中(鉄輪式リニアモーターカー) 65 |
浮上しないリニアモーターカー |
地下に導入された理由 |
従来の地下鉄建設の問題点 |
リニアメトロの走行原理 |
コンパクトな車両 |
第2章 新世代の新幹線技術 75 |
2-1 新幹線の新しい方向性 76 |
2-2「まる顔」から「カモノハシ顔」へ(先頭形状の変化)77 |
変化を遂げた先頭形状 |
航空機をモデルにするのは正しいか |
先頭形状はどうやって決めるか? |
理想型はくさび形 |
最後尾になったときも考える |
ノーズの長さを最小限に抑える工夫 |
2-3 どんどん軽くなる車両 87 |
車体の軽量化 |
台車の軽量化 |
2-4 乗り心地を向上させる技術(サスペンションとダンパー) 90 |
サスペンションの構造 |
E2系1000番台に導入されたアクティブサスベンション |
安価で丈夫なセミアクティブサスベンション |
500系から導入された車体間ヨーダンパー |
2-5 騒音を減らしたパンタグラフ 97 |
8個から2個に |
風切り音を減らす工夫 |
2-6 信号システムも乗り心地に影響する 103 |
なめらかに減速させるデジタルATC |
2-7 建設費を節約するための技術 107 |
新幹線の高架橋を減らす工夫 |
急勾配もぐんぐん登る |
高速で通過できるポイント |
周波数の違いへの対応 |
2-8 在来線に直通する技術(ミニ新幹線) 112 |
アプローチ部にはデッドセクションが |
自動化された連結・切り離し作業 |
在来線区間の改良 |
車両に隠されたステップ |
2-9 夢の新在直通列車・フリーゲージトレインの開発 119 |
車輪の幅が変わる電車 |
スペインではすでに実現 |
第3章 在来線スピードアップの技術 |
3-1 高速道路整備に対抗する 126 |
国鉄民営化後に大きく進歩 |
3-2 加速速・減速特能を高める技術 127 |
加速・減速性能を高める必要性 |
651系ではじまった時速130km運転 |
高性能ディーゼルカー・キハ85系の登場 |
3-3 車体を傾斜させる技術 134 |
カーブを速く走るために |
新しい振子車両の技術 |
車体が傾くとパンタグラフも傾く |
難しかった振子式ディーゼルカーの実用化 |
シンプルな空気バネ式 |
3-4 カーブをなめらかに曲がる台車 143 |
札幌~釧路間のスピードアップに貢献 |
3-5 高速化のための地上診備改良 147 |
費用に応じた改良 |
線路を強化する |
分岐器を改良する |
駅を高速で通過させる |
第4章 鉄道の新エネルギー技術 |
4-1 通勤電車に登場した省エネルギー車両 154 |
省エネルギー性をアピールした電車 |
4-2 鉄道車両もハイブリッドの時代へ 157 |
ディーゼルとモーターを併用する |
エネルギーの再利用 |
電力回生ブレーキを使えるメリット |
世界初の営業用ディーゼルハイブリッド車・キハE200形 |
新技術満載のJR北海道「ITT」 |
海外で研究されているフライホイール式 |
4-3 燃料電池で動く車両 170 |
水素で列車は動くか |
鉄道総研の燃料電池車両・クヤR291-1 |
山手線が燃料電池ハイブリッドになる日 |
4-4 架線がない路面電車へ 175 |
蓄電池だけでも走る路面電車 |
架線がなくなれば、施設も簡単に |
40秒で充電できる「Hi-tram」 |
川崎重工業「SWIMO(スイモ)」 |
冬の札幌で新世代路面電車の競演 |
4-5 電気を効率よく使うための技術 180 |
回生失効を避けるために |
第5章 新しい鉄道輸送システム |
5-1 LRTと超低床LRV 184 |
欧米で急速に普及しているLR |
乗り降りしやすい超低床LRV |
日本で導入しにくい理由 |
5-2 新交通システムの課題 193 |
ポートライナーから日暮里・舎人ライナーまで |
ゴムタイヤ車輪を使う理由 |
標準化された仕様 |
車両を誘導するユニークな分岐装置 |
乗務員が乗っているケースも |
予想以上の維持費が |
5-3 バスが鉄道として扱われる「ガイドウェイバス」 201 |
「ゆとりーとライン」で日本初登場 |
ガイドウェイバスの利点と工夫点 |
5-4 デュアル・モード・ビークルは道路へ乗り入れ自由 206 |
道路も線路も走れる車両 |
十数秒でバスから列車に早変わり |
乗車定員の少なさがネック |
JR釧網本線での営業運転 |
5-5 次々と完成する新規格鉄道 213 |
北越急行ほくほく線は6灯の信号機で高速運転 |
つくばエクスプレスは鉄道技術の完成形 |
新型スカイライナーは、首都圏初の時速160km運転 |
5-6 エアロトレインは超電導リニアを超えるか? 221 |
地表に降り立った航空機 |
向かい風を味方につけた乗り物 |
プロペラ推進を採用 |
まもなく有人走行に着手 |
第6章 身近な新世代鉄道の技術 |
6-1 急速に変化した鉄道の風景 228 |
6-2 ICカード式乗車券の仕組み 229 |
紙に代わる新しい乗車券 |
自動改札機と磁気カード式乗車券 |
ICチップの情報処理 |
財布代わりになった乗車券 |
異なる種類の相互利用サービス |
普通列車グリーン車への対応 |
駅を変えたICカード式乗車券 |
6-3 新しい指定席券予約システム 241 |
駅に並ぶ必要もなくなった |
モバイルSuicaが実現したチケットレス化 |
6-4 ITで進化した旅客案内システム 247 |
駅でも車内でも利用者に届く情報 |
情報を共有して伝えるシステム |
6-5 新段階に入ったホームドア 252 |
乗客の安全を守るために |
ホームドアの種類と構造 |
新幹線のホームドア |
正確な位置に列車を停める技術 |
6-6 駅で発電する時代 257 |
人に踏まれて発電する |
6-7 車内で電話やネット接続をする技術 259 |
新幹線はどうやって電波を受信しているのか |
利用者が減る車内公衆電話サービス |
最新車両で導入された無線LANサービス |
参考文献および図版の出典 267 |
さくいん 274 |