はしがき |
第1章 ものづくり論とアーキテクチャ論 -鉄鋼,半導体,自動車から考える- 鈴木良始 1 |
1 製品アーキテクチャ論とは 1 |
2 工程アーキテクチャ論とは 5 |
3 工程アーキテクチャと生産現場の組織能力 : 鉄鋼業を事例として 7 |
4 半導体の工程アーキテクチャ : 工程開発技術者に尋ねると 15 |
5 工程アーキテクチャ論の限界 18 |
6 製品アーキテクチャと自動車生産現場の組織能力 21 |
7 生産現場のものづくり論をアーキテクチャ論から解放する 24 |
第2章 多品種展開と自動車生産システムの新動向 -自動車企業のグローバル化を事例として- 今田治 27 |
1 グローバル化と生産システムの課題 27 |
2 研究・開発体制の強化とプラットフォームの共通化 33 |
3 生産ラインの新たなフレキシビリティの確保 38 |
4 多車種混流生産のための技術と管理 : 日産車体の事例 41 |
第3章 現代のものづくりと市場適応 -時間をめぐる競争- 富野貴弘 49 |
1 ものづくりにおける時間をめぐる競争 49 |
2 生産システムの市場適応 51 |
3 自動車企業のケース 60 |
4 市場への適応と安定生産とのバランス 66 |
5 長短の生産サイクルの共存 68 |
6 市場適応と競争力 69 |
第4章 品質管理の日本的特質 -その組織と担い手の分析を中心に- 片渕卓志 73 |
1 品質管理の日本的特質とは何か 73 |
2 敗戦から1950年代までの日本における品質管理の推移 74 |
3 トヨタの事例 83 |
4 品質管理の日本的特質 : 品質向上と原価低減を両立させるメカニズム 92 |
第5章 トヨタ生産方式における労働と管理 -労務管理をめぐる公正性と効率性- 小松史朗 95 |
I トヨタ生産方式と技術・技能・労働 95 |
2 トヨタ生産方式の生成過程 96 |
3 トヨタ生産方式と知識・技能 98 |
4 トヨタ自動車における技能系人材養成 102 |
5 トヨタ生産方式と非典型雇用化 110 |
6 トヨタ生産方式と雇用・労働のあり方 117 |
第6章 セル生産方式と市場,技術,生産組織 -組立方式100年の発達史の中で考える- 鈴木良始 121 |
1 移動式組立ラインの特質 125 |
2 現代的市場条件と移動式組立ラインの不適合 130 |
3 セル生産方式の特質と固有技術 137 |
4 現代的市場条件への適合 140 |
5 労働力面の制約とセル生産方式の新展開 147 |
第7章 セル生産方式と労働 那須野公人 -労働の人間化の視点より- 147 |
1 セル生産方式の出現とその変容 147 |
2 セル生産方式とトヨタ生産方式 151 |
3 セル生産方式の特質 : ボルボ生産方式との比較より 157 |
4 セル生産方式と「請負」労働者の活用 163 |
5 工場の国内回帰,「偽装請負」の摘発とセル生産方式の変容 166 |
6 「セル生産方式」の将来 171 |
第8章 EMSと社会的分業構造の新展開 -エレクトロニクス産業における多品種大量生産システム- 秋野晶二 175 |
1 製造とブランド 175 |
2 日本企業の優位性と分業構造 177 |
3 EMSの発展と現状 182 |
4 EMSと新しい社会的分業構造 190 |
5 現代の社会的分業の位置 197 |
終章 日本のものづくりとその将来 那須野公人 203 |
1 世界同時不況の到来 203 |
2 本書の概要 204 |
3 わが国企業のものづくりとその展望 212 |
索引 215 |
はしがき |
第1章 ものづくり論とアーキテクチャ論 -鉄鋼,半導体,自動車から考える- 鈴木良始 1 |
1 製品アーキテクチャ論とは 1 |