1. 社会技術システムとリスクアセスメントの役割 |
1.1 安全とリスク,リスク概念に基づく安全マネジメントの実践 2 |
1.2 企業活動を取り巻くリスクアセスメントとリスクマネジメント 6 |
引用・参考文献 9 |
2. PRA/QRAによるリスクアセスメント―その基本的知識 |
2.1 リスクの定義 10 |
2.2 リスク算出のシナリオ 13 |
2.3 リスク値の社会的意味 15 |
2.4 ハザードの定義とリスクとの関係 15 |
2.5 リスクアセスメントの意義と方法 16 |
2.5.1 リスクアセスメントの意義 16 |
2.5.2 リスクマネジメントの全体概要 18 |
2.5.3 リスクマネジメントにおける組織要因の重要性 19 |
2.6 リスクの要因分析―危険源(ハザード)の同定 21 |
2.6.1 FMEA 21 |
2.6.2 HAZOP 23 |
2.7 リスク曲線 25 |
引用・参考文献 27 |
3. 大規模・複雑システムとしての現代技術―その特徴と課題 |
3.1 大規模・複雑システムにおける人間と機械のかかわり 30 |
3.1.1 機械システムの大規模・複雑化の理由と問題点 30 |
3.1.2 自動化のアイロニー―その原因と解決法 31 |
3.1.3 人間-機械系,自動化とコンピュータ 32 |
3.1.4 人間と機械のタスク配分とコンピュータ技術 34 |
3.2 システムの自動化とリスク低減 36 |
3.2.1 システムの自動化レベル 36 |
3.2.2 状況に応じた異なった自動化レベルの設定 37 |
3.2.3 人間と機械のタスク配分をPRAでリスク評価する意味と評価の視点 38 |
3.2.4 機械重視から人的要因重視へのリスクアセスメントの転換 39 |
3.3 原子力発電所の安全思想とリスク低減系 41 |
3.3.1 深層防御による安全思想 41 |
3.3.2 リスク低減系としての原子炉保護系設計 43 |
3.4 他作業での安全設計と深層防御 45 |
引用・参考文献 46 |
4. 大規模・複雑システムのリスクアセスメント―基本構成 |
4.1 リスクアセスメントの全体構成の概要 48 |
4.2 重大災害発生に至るシナリオの設定 49 |
4.3 設備と人の信頼性を合わせて評価するPRA 50 |
4.4 リスクアセスメントの流れと定量化の概要 51 |
4.4.1 フォールトツリーとイベントツリー 51 |
4.4.2 定量化の方法 53 |
4.5 リスクの総合的定量化 55 |
4.6 システムの内的事象と外的事象 56 |
4.6.1 PRAのレベル分け 56 |
4.6.2 内的事象と外的事象 59 |
引用・参考文献 62 |
5. 設備のリスクアセスメント手法 |
5.1 機器信頼性アセスメントの方法 64 |
5.2 フォールトツリー解析 73 |
5.2.1 並列システム 73 |
5.2.2 直列システム 74 |
5.2.3 n-out-of-mシステム 74 |
5.2.4 フォールトツリー構築 74 |
5.2.5 トップ事象の統計的揺らぎ 78 |
5.2.6 フォールトツリーの単純化とミニマルカットセット―定量化 81 |
5.3 実践的FT構築 84 |
5.3.1 FT構築と定量化 84 |
5.3.2 共通原因故障モデル 91 |
5.3.3 フロントライン系とサポート系 96 |
5.4 イベントツリー解析 101 |
5.5 定量化の方法 109 |
5.5.1 定量化のためのET例 109 |
5.5.2 共有部分がある場合の定量化方法 110 |
5.5.3 2通りの統合化の方法 111 |
5.5.4 FTLとETLの適用 114 |
5.5.5 起因事象が観測されない場合の取扱い 115 |
引用・参考文献 117 |
6. 人の認知機能とヒューマンエラー |
6.1 人の認知機能 118 |
6.1.1 人の認知機能の基本図式 118 |
6.1.2 認知行動の制御モード 120 |
6.1.3 習熟と技能獲得 123 |
6.1.4 注意の働きと特性 124 |
6.2 人のパフォーマンスに影響を与える要因 126 |
6.3 ヒューマンエラー 131 |
6.3.1 ヒューマンエラーの三つの見方 132 |
6.3.2 システム安全からのヒューマンエラー分析の視点―過誤と違反 134 |
6.4 過誤分析 136 |
6.4.1 過誤分析のフレーム 136 |
6.4.2 監視・操作のヒューマンエラー特性 138 |
6.4.3 運転員の三つの行動モードの特性 141 |
引用・参考文献 143 |
7. 人間信頼性解析法 |
7.1 人間信頼性解析法の定義,歴史,基本的前提 145 |
7.2 第一世代HRA 147 |
7.2.1 HRAの前提に関する基礎知識 147 |
7.2.2 THERP―ヒューマンエラー率予測手法 153 |
7.2.3 専門家の判断による人的過誤確率推定 162 |
7.2.4 時間信頼性相関式 165 |
7.3 第二世代HRA 170 |
7.3.1 簡略評価方法 170 |
7.3.2 詳細評価方法 174 |
7.3.3 第二世代HRAの現状での位置づけ 176 |
引用・参考文献 177 |
8. リスクアセスメント方法のまとめ |
8.1 まとめの簡単な演習 179 |
8.2 身近な例で行えるアセスメントと安全への教訓 185 |
8.2.1 2006~2007年 安定がもたらした安藤の勝利 186 |
8.2.2 荒川の勝利への方程式と安全への教訓 189 |
8.2.3 2007~2008年 浅田のクライシスマネジメント 190 |
引用・参考文献 191 |
索引 192 |
1. 社会技術システムとリスクアセスメントの役割 |
1.1 安全とリスク,リスク概念に基づく安全マネジメントの実践 2 |
1.2 企業活動を取り巻くリスクアセスメントとリスクマネジメント 6 |