新版発刊に当たって iii |
まえがき v |
第1章 LSIの故障とその特徴 1 |
1.1 故障解析に関連するLSIのトレンド 2 |
1.1.1 1チップ当たりの最大トランジスタ数の推移 2 |
1.1.2 MPU/ASICでのM1ハーフピッチの推移 4 |
1.1.3 最大配線層数の推移 5 |
1.1.4 最大I(DDQ)値の推移 5 |
1.1.5 電源電圧の推移 7 |
1.1.6 最高周波数の推移 8 |
1.1.7 最大パッケージピン数の推移 8 |
1.2 LSIの故障の特徴 10 |
1.3 LSIの故障モードと故障メカニズム 12 |
1.3.1 主な故障モードと故障メカニズム 12 - |
1.3.2 代表的な故障原因・メカニズム 14 |
(1) 主な故障原因・メカニズム 14 |
(2) EM(エレクトロマイグレーション) 17 |
(3) SM(ストレスマイグレーション)またはSIV(エスアイヴィ) 22 |
第2章 LSI故障解析技術概論 27 |
2.1 基本の「き」 28 |
2.1.1 故障解析の定義・役割・必要性 28 |
(1) 故障解析の定義 28 |
(2) 故障解析の役割と目的 29 |
(3) 故障解析の必要性 : 統計的寿命データ解析との対比から 30 |
2.1.2 LSI故障解析概要 32 |
(1) LSI故障解析技術を物理的手段面から概観 32 |
(2) 故障解析を日常世界での犯人探しと比較 33 |
(3) 故障被疑箇所絞り込みにおける道標(みちしるべ) 34 |
(4) 走査像の仕組みと各種走査像 37 |
(5) チップ裏面からの観測の必要性と手段 39 |
2.2 故障解析の手順 42 |
2.3 故障解析技術の分類 47 |
2.3.1 電気的評価法 47 |
2.3.2 異常シグナル・異常応答利用法 49 |
2.3.3 組成分析法 52 |
2.3.4 形態・構造観察法 53 |
2.3.5 加工法 55 |
2.4 パッケージ部の故障解析 57 |
2.4.1 X線透視、X線CT(コンピュータ断層撮影) 57 |
2.4.2 超音波探傷法(走査超音波顕微鏡法) 58 |
2.4.3 ロックイン利用発熱解析法 58 |
2.4.4 走査SQUID顕微鏡 60 |
2.5 チップ部の故障解析 62 |
2.5.1 非破壊絞り込み手法 63 |
(1) IR-OBIRCH 64 |
(2) エミッショマ顕微鏡 88 |
(3) EBテスタ 95 |
(4) その他 100 |
2.5.2 半破壊絞り込み手法 104 |
(1) ナノプロービング法 104 |
(2) SEMベースの方法 107 |
2.5.3 物理化学的解析手法 111 |
(1) FIB(集束イオンビーム) 111 |
(2) SEM(走査電子顕微鏡) 115 |
(3) TEM(透過電子顕微鏡)/STEM(走査型透過電子顕微鏡) 117 |
(4) EDX(エネルギー分散型X線分光法) 119 |
(5) EELS(電子線エネルギー損失分光法) 121 |
(6) AES(オージェ電子分光法) 122 |
第3章 故障解析事例 125 |
3.1 DRAMのIR-OBIRCHなどによる解析事例 126 |
3.2 ロジックLSI(システムLSI)の解析事例 128 |
3.2.1 エミッション顕微鏡などでの解析事例1 : 熱放射以外の発光 128 |
3.2.2 エミッション顕微鏡などでの解析事例2 : 熱放射による発光 130 |
3.2.3 IR-OBIRCHでの解析事例1 : 白いコントラストで配線間ショート検出 131 |
3.2.4 IR-OBIRCHでの解析事例2 : 黒いコントラストで配線間ショート検出 135 |
3.2.5 IR-OBIRCHとエミッション顕微鏡での解析事例 : 配線間ショート 136 |
3.2.6 動的加熱法(SDL)も含む絞り込み手法を総動員した解析事例 : ビア接続不良 138 |
3.3 パワーMOS-FETの解析事例 143 |
3.4 TiSi配線の解析事例 143 |
3.5 銅配線の解析事例 148 |
3.6 パッケージ中ボイドの解析事例 152 |
3.7 BGA不具合の3次元斜めX線CTによる解析事例 153 |
3.8 ロックイン利用発熱解析とX線CTの組合せ解析によるリード間デンドライト検出事例 153 |
第4章 新しい故障解析関連手法の開発動向 157 |
4.1 光を利用した故障解析技術発展の流れと最近の動向 158 |
4.1.1 OBICとその系統 158 |
4.1.2 エミッション顕微鏡とその系統 164 |
4.1.3 0BIRCHとその系統 165 |
4.1.4 無系統 166 |
4.1.5 共通基盤技術 167 |
4.2 0BIRCH関連手法発展の流れと最近の動向 169 |
4.2.1 対象・応用面からみたOBIRCHの系統 171 |
4.2.2 技術的改良面からみたOBIRCHの系統 171 |
4.2.3 0BIRCHの派生法の系統 172 |
4.2.4 微細化対応 172 |
4.3 その他の故障解析技術関連の開発動向 174 |
4.3.1 TEM/STEM用球面収差補正 174 |
4.3.2 3次元アトムプローブ(3D-AP) 177 |
参考文献 181 |
付表 略語一覧 188 |
索引 191 |
著者紹介 196 |