序章 未知の脳ホルモンを探す |
一 LH-RHとの出会い 2 |
二 五十嵐先生と一緒に、脳ペプチド研究のスタート 2 |
三 独自のペプチド研究法 3 |
四 神経ペプチドの検索研究 4 |
五 脳から、心臓そして胃へ 5 |
六 二十一世紀に向かって 6 |
第一章 ストックホルムヘの道-内分泌学におけるギルマン(Guillemin)、シャリー(Schally)の先陣争い |
プロローグ 8 |
一 シャリーとの出会い 11 |
二 有村さんとラジオイムノアッセイ 13 |
三 LH-RHの精製 16 |
四 構造研究への準備 20 |
五 構造研究の道すじ 24 |
六 遂に構造が決まった 32 |
七 学会での発表 34 |
エピローグ 37 |
第二章 新しいペプチドホルモン探索法-ポスト・ゲノムシークエンス時代のホルモン探索 |
一 ノシセプチン(nociceptin) 47 |
ニ オレキシン(orexin) 49 |
三 プロラクチン放出ペプチド(PrRP) 50 |
四 アペリン(apelin) 51 |
五 メタスチン(metastin) 53 |
六 グレリン(ghrekin) 53 |
七 ニューロペプチドBとニューロペプチドW 53 |
八 まとめ 54 |
第三章 脳と下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP) |
一 PACAPの構造とは 58 |
A 進化的に良く保存されたPACAPの一次構造 58 |
B PACAP前駆体遺伝子構造とユニークな生合成機序 60 |
二 PACAPの組織分布とは 64 |
A PACAPの脳内分布 64 |
三 PACAPの機能とは 66 |
A PACAPの受容体 66 |
B 向下垂体性視床下部因子としての作用 69 |
C 多機能神経ペプチドとしてのその他の作用 80 |
四 まとめ 82 |
第四章 脳とグレリン |
一 歴史的背景 87 |
ニ グレリンとはどんなホルモンか?その構造について 89 |
三 グレリンの生体内分布 91 |
四 グレリンの成長ホルモン分泌促進作用 92 |
五 グレリンの胃での局所作用 94 |
六 グレリンによる摂食調節作用 94 |
七 グレリンの分泌調節 95 |
八 まとめ 96 |
第五章 脳とオレキシン |
一 オレキシンの発見 100 |
二 オレキシン遺伝子構造とオレキシン受容体 102 |
三 オレキシン神経系の特徴 103 |
四 エネルギー代謝調節におけるオレキシンの役割 106 |
五 オレキシンと睡眠・覚醒の制御 109 |
第六章 脳と性腺刺激ホルモン・インヒビン |
一 もうひとつの視床下部ゴナドトロピン放出因子、GnRHIIの発見 117 |
ニ インヒビンの発見 120 |
第七章 脳とナトリウム利尿ペプチド |
一 内分泌器官として機能する心臓 130 |
ニ ナトリウム利尿ペプチドファミリーの構造 135 |
三 ナトリウム利尿ペプチドの生体内分布と機能する分子 138 |
四 ナトリウム利尿ペプチドの作用と受容体 142 |
五 中枢神経系におけるナトリウム利尿ペプチドの分布と産生 144 |
六 中枢神経系におけるナトリウム利尿ペプチド受容体の分布 148 |
七 中枢神経系におけるナトリウム利尿ペプチドの機能 150 |
A 飲水行動やホルモン分泌に対する作用 150 |
B 循環調節作用 155 |
C 体液量や浸透圧などの変化に対する生体の反応機構 159 |
八 ナトリウム利尿ペプチドの他の中枢作用 161 |
九 まとめ 163 |
第八章 ホルモンの構造決定から医薬品の開発まで |
一 LH-RHから「リュープリン」へ 170 |
ニ ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチドから「ハンプ」へ 173 |
三 治療薬開発までの諸問題 175 |
座談会 脳のホルモンをめぐって 179 |
序章 未知の脳ホルモンを探す |
一 LH-RHとの出会い 2 |
二 五十嵐先生と一緒に、脳ペプチド研究のスタート 2 |