第1章 情報化のすう勢と記録技術(爆発的に増える情報とそれをどう蓄えるか) |
1-1 ストレージ(記憶)とはなんだろう 8 |
1-2 音声を蓄えるオーディオ技術の進歩 10 |
1-3 ストレージ技術の進歩はコンピュータを 飛躍的に発展させた 12 |
1-4 ストレージ技術は情報化社会の基礎 14 |
1-5 情報はどんな形で記憶されるか (機能的分類と記録媒体の種類) 16 |
1-6 世界の情報量 18 |
(コラム)漫画家の感性 20 |
第2章 高密度に記録するもと(“0”と“1”によるデジタル記録方式とその素子を作る薄膜) |
2-1 情報の単位ビットとバイト 22 |
(1) 情報を“0”と“1”で表現するデジタル 22 |
(2) アナログ・デジタル(A・D)の変換 24 |
2-2 “0”と“1”を表現する方法 26 |
(1) 垂直磁気記録の場合 26 |
(2) フラッシュメモリの場合 28 |
(3) 光ディスクの場合 28 |
2-3 メモリセルをいかに小さくするか 32 |
2-4 メモリセルを微細化する薄膜技術 34 |
(1) なぜ薄膜か 34 |
(2) 薄膜の微細構造モデル 36 |
(3) 高密度高稠密カラム(ZONE-T)を作る 38 |
(4) RFスパッタによる垂直磁化膜 40 |
(コラム)世紀の発見-CoCr垂直磁化膜 42 |
第3章 垂直磁気記録(垂直に並べた微小磁石の方向で高密度デジタル記録) |
3-1 磁気記録とは何か 44 |
(1) 回転する電子が磁気を生む 44 |
(2) 磁石を作る法とその特性 46 |
(3) 磁気記録の原理と種類 48 |
3-2 面内磁気記録の限界 50 |
(1) 回転磁石の発生 50 |
(2) “熱ゆらぎ”で記録データが消える 52 |
3-3 垂直磁気ハードディスク装置 54 |
(1) 垂直磁気ハードディスクの原理と構成 54 |
(2) 垂直磁気HDDの製品例と面内HDDとの 記録密度推移比較 56 |
3-4 磁気記録の発明と製品の歴史 58 |
(コラム)世界標準になった垂直磁気ハードディスク 60 |
第4章 半導体メモリ (・揮発性…電荷を蓄えるDRAM,フリップフロップ回路によるSRAM・不揮発性…トンネル効果によるフラッシュメモリ) |
4-1 ダイナミック・ラムDRAM(トランジスタのスイッチで コンデンサに電荷を蓄積,開放) 62 |
(1) ダイナミック・ラム(DRAM)の原理と構成 62 |
(2) メモリセル微細化の推移と物理的限界 64 |
4-2 フリップフロップ回路を利用する スタティック・ラム「SRAM」 66 |
4-3 トンネル効果を利用する「フラッシュメモリ」 68 |
(1) フラッシュメモリの原理と構成 68 |
(2) メモリセル面積の推移と提案された 次世代フラッシュメモリSGT 70 |
(コラム)世界に発信したフラッシュメモリ 72 |
第5章 光ディスク (絞ったレーザビームでディスク上の記録ピットを読み出す)および各ストレージ比較(メモリセル面積の比較) |
5-1 光ディスクの原理 74 |
(1) レーザ光の性質 74 |
(2) 光ディスクメモリの種類と原理 76 |
(3) 光ディスクのメモリセルはどれだけ小さくなるか 78 |
5-2 光ディスクと他のストレージとの比較 80 |
(1) メモリセル面積の比較 80 |
(2) 各製品の記憶容量と信頼性 82 |
(コラム)技術変化は速い 84 |
第6章 期待される不揮発性メモリ(電子のスピン(磁気)と電荷の両作用によるMRAM,強誘電体の分極ヒステリシスを用いるFeRAM,レーザのスポット径に束縛されないデジタル・ホログラム) |
6-1 電子のスピンとMRAM 86 |
(1) 電子の3つの顔 86 |
(2) 磁気抵抗効果MRの感度を上げた「GMR」 88 |
(3) トンネル効果を利用し,MR感度を上げる「TMR」 90 |
(4) TMRの特性を利用した「MRAM」 92 |
6-2 誘電体とFeRAM(Ferro-electric RAM) 94 |
(1) 誘電体 94 |
(2) FeRAM 96 |
6-3 デジタル・ホログラム(レーザによる立体画像法にデジタル技術を加えた記録) 98 |
(コラム)メモリセルにデータを配達する問題 102 |
参考文献 105 |
索引 107 |
第1章 情報化のすう勢と記録技術(爆発的に増える情報とそれをどう蓄えるか) |
1-1 ストレージ(記憶)とはなんだろう 8 |
1-2 音声を蓄えるオーディオ技術の進歩 10 |