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1.

図書

東工大
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東工大
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田村隆明[ほか]編集
出版情報: 東京 : 羊土社, 1999.2  241p ; 26cm
シリーズ名: 実験医学 ; 第17巻第3号(増刊)
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[1] 基本転写機構と転写メディエーターおよびクロマチン制御
概論 転写機構論 田村隆明 16(190)
   1. 基本転写因子
   2. 転写開始の基本メカニズム
   3. TBP/TAF非依存的転写制御
   4. グローバル転写制御
   5. メディエーター複合体とクロマチンの修飾
   6. 核ダイナミクスでみられる転写共役
1 転写制御におけるRNAポリメラーゼIIホロ酵素の機能 桜井 博 25(199)
   1. RNAPIIの転写装置
   2. Holo-RNAPIIとは?
   3. Holo-RNAPIIの構造タンパク質とその機能
   4. 転写制御におけるHolo-RNAPIIの役割
   5. CTDのリン酸化におけるGal11とTFIIの役割
   6. Holo-RNAPIIはすべての遺伝子の転写に必要か?
2 全転写系を活性化する新規転写活性化因子TIP120 牧野泰孝,与五沢真吾,粥川堅太郎,田村隆明 32(206)
   1. TIP120遺伝子のクローニングと構造解析
   2. TIP120の機能
   3. TIP120の細胞内での局在
3 新規転写因子DSIFによる転写伸長制御機構の解析―リン酸化による転写制御解明へのアプローチ 高木敏行,山口雄輝,和田忠士,半田 宏 39(213)
   1. DRBは転写伸長反応を阻害する
   2. DSIFの精製
   3. DSIFによる転写抑制
   4. DSIFは酵母の転写因子Spt5,Spt4のヒトホモログである
   5. DSIFはRNA PolIIと相互作用する
   6. DSIFはある条件下では転写伸長を促進する
4 転写の司令塔p300/CBPのコアクチベーター機能 川崎広明,横山和尚 45(219)
   1. 転写のコアクチベーターp300/CBPの構造と機能
   2. 転写コアクチベーターp300/CBPと相互作用する因子
   3. P300/CBPはクロマチンのリモデリングに関与する
   4. 転写コアクチベーターp300/CBPの生理的機能
   5. P300/CBPの疾患との関係
   6. P300とCBPは細胞内において異なる役割をもつ
5 核内ホルモンレセプターによるリガンド依存的な転写活性化の分子機構 西川淳一 55(229)
   1. リガンド結合によるレセプターの構造変化
   2. リガンド依存的にレセプターに結合するタンパク質
   3. コアクチベーター複合体
   4. 核内レセプターによる転写制御に関与する複合体
   5. コアクチベーターの機能分化
6 アセチル化と脱アセチル化による転写制御 大石貴之 中島利博 深水昭吉 61(235)
   1. ヒストンのアセチル化とヌクレオソーム
   2. HAT
   3. HDAC
   4. 非ヒストンのアセチル化と転写制御
   5. HAT,HDACとクロマチンリモデリング因子
   7 クロマチン再構築因子による転写制御 伊藤 敬,James T. Kadonaga, 村松正實 65(239)
   1. クロマチン形成因子NAP-1,ACFの精製
   2. 遺伝子転写に伴ったヌクレオソーム再構築
8 クロマチンリモデリングによるフシタラズ遺伝子の転写活性化 広瀬 進 72(246)
   1. フシタラズ遺伝子の転写にはGAGA因子が必須である
   2. フシタラズ遺伝子の転写にはクロマチンのリモデリングが必要である
[2] 発生にかかわるシグナル伝達と転写因子
1 Ahレセプター 三村純正,藤井義明 78(252)
   1. Ahレセプター,Arntの構造
   2. Ahレセプターの発現組織
   3. TCDD毒性とAhレセプター
   4. Ahレセプターの多型
   5. 動物種によるAhレセプター
   6. Ahレセプターによる薬物代謝酵素の誘導メカニズム
2 赤血球分化の進行と転写因子の離合集散 小林麻己人,山本雅之 84(258)
   1. 赤血球分化とGATA因子
   2. GATA因子と相互作用する転写因子群
3 ポリコーム群による転写制御のメカニズム 古関明彦 89(263)
   1. ショウジョウバエ・ポリコーム群遺伝子産物と前後軸形成
   2. ショウジョウバエ・ポリコーム群遺伝子産物によるホメオボックス遺伝子群の転写制御の分子メカニズム
   3. PREによる転写状況の刷り込み
   4. PREによるトランスに離れた遺伝子座の発現コントロール
   5. PREは遺伝子座境界(insulator)か?
   6. 脊椎動物ポリコーム群遺伝子産物の前後軸形成過程における機能発現機序
   7. 脊椎動物ポリコーム群遺伝子産物の細胞増殖における機能
4 四肢形成とTbx遺伝子 竹内 純,松本 健,小椋利彦 98(272)
   1. T-box遺伝子について
   2. 手足の違いとTbx5/Tbx4
   3. 四肢形成とTbx15/2/3
   4. 形態形成とT-box遺伝子
5 硬組織形成を制御する因子Cbfa1 小守壽文 107(281)
   1.runtドメイン遺伝子ファミリー
   2. Cbfa1/Pebp2aAの発現
   3. 骨芽細胞分化とCbfa1/Pebp2aA
   4. 軟骨細胞分化とCbfa1/Pebp2aA
   5. Cbfa1/Pebp2aAと破骨細胞分化
   6. Cbfa1/Pebp2aAと歯の発生
   7. CBFA1/PABP2aAはヒトの鎖骨頭蓋異形成症の原因遺伝子である
6 水晶体誘導シグナルを伝える因子 綾 友子,安田國雄 113(287)
   1. 水晶体誘導分化の過程
   2. L-Mafは水晶体分化を誘導するマスター制御因子である
   3. L-MafはN-カドヘリンを発現している細胞を水晶体細胞へ分化誘導できる
   4. N-カドヘリンは水晶体誘導・分化に必須の因子である
7 形態形成における細胞間シグナリングの制御とADAMファミリー 瀬原(藤沢)淳子 118(292)
   1. 細胞分化にかかわる細胞間シグナリングの制御機構―プロテアーゼの関与を中心に
   2. ADAMファミリーの魅力と謎
8 オーガナイザーの形成機構 佐々木 洋 125(299)
   1. 発生とオーガナイザー
   2. オーガナイザーの形成に関与する転写因子
   3. マウスのAVEによる頭部誘導
   4. シグナルによるオーガナイザー特異的転写因子の発現誘導
9 ショウジョウバエ脚のパターン形成―近遠軸形成機構 後藤 聡,林 茂生 132(306)
   1. 脚原基の誘導形成
   2. 脚原基の近遠軸形成機構(Dpp, Wgモデル)
   3. 移植・再生実験(intercalation model)
   4. 細胞間相互作用によるパターン形成機構
   5. まとめ
10 性分化を特徴づける転写因子たち 広川佳史 139(313)
   1. ノックアウトマウスからの知見
   2. SRY
   3. MIS
   4. DAX-1
   5. SOX9
11 LIMホオドメインタンパク質 平良眞規 146(320)
   1. LIMドメインの構造と分類
   2. LIM-HDタンパク質の構造と分類
   3. LIMドメインの機能
   4. LIM-HDタンパク質の発生における役割
12 MesP1, MesP2と体節形成 相賀裕美子 156(330)
   1. Mesp1,Mesp2遺伝子の単離
   2. 遺伝子ノックアウトおよびノックインによる機能解析
   3. Mesp関連遺伝子
   4. 体節の分節化と上皮化
   5. 分節化のタイミングを決める遺伝子
[3] 神経形成と神経機能にかかわる転写因子
1 Zicによる神経板の形成と部域化 有賀 純 164(338)
   1. Zicファミリーとは何か
   2. 神経板形成における役割
   3. 百家争鳴の時代へ
   4. 神経組織の部域化における役割―Gliとは関係があるのかないのか?
2 神経幹細胞の非対称分裂による細胞運命の決定 松崎文雄 170(344)
   1. 神経幹細胞の非対称分裂
   2. 不等分配される細胞運命の決定因子―NumbとProspero
   3. 分化因子を不等分配する因子―MirandaとPartner of Numb
   4. Prosperoの局在を決める因子Miranda
   5. 神経細胞の運命決定に必要なMiranda
   6. Prospero mRNAの不等分配
   7. 対称分配ではいけない理由
   8. 分裂軸の方向を決める因子Inscuteable
3 ヘリックス・ループ・ヘリックス型転写因子による神経分化制御 影山龍一郎 177(351)
   1. 神経分化を決定・促進するHLH型転写因子群
   2. 神経分化を抑制するHLH型転写因子群
   3. HLH型転写因子群は膜タンパクNotchによって制御されている
4 神経系の腹側化誘導因子Sonic hedgehogの生理作用にかかわる転写制御因子 中福雅人,加藤真樹 183(357)
   1.背腹軸に沿った神経管のパターン形成とShh
   2. Shhの濃度依存的な作用
   3. Shhの細胞内シグナル伝達機構
5 脊髄初期発生における運動ニューロンの発生 田辺康人 192(366)
   1. 運動ニューロンの発生の誘導
   2. Shhシグナルから運動ニューロン発生までにおける転写因子の発現
6 転写因子による生物時計の制御 内匠 透,岡村 均 198(372)
   1. 概日リズム(サーカディアンリズム)
   2. 時計遺伝子のフィードバック転写調節
[4] 医学研究と転写因子
1 骨軟部腫瘍・白血病にみられるETSファミリー遺伝子の異常 金子安比古 206(380)
   1. Ewing肉腫とEWS―ETS融合遺伝子
   2. 白血病とETS関連遺伝子
2 クロマチン制御因子と白血病 永田恭介,宮地まり,斎藤祥子 210(384)
   1. 白血病と染色体転座
   2. 白血病に関連した転写因子
   3. クロマチン構造の制御因子
   4. ヒストンシャペロンと白血病
3 免疫不全症の原因分子群―転写因子・キナーゼ・細胞骨格 土屋 滋 217(391)
   1. 転写因子の突然変異による免疫不全症
   2. 非レセプター型チロシンキナーゼと免疫不全症
   3. Wiskott-Aldrich症候群(WAS)と細胞骨格系
4 水頭症マウスchの原因遺伝子Mf1と緑内障との関連 久米 努 223(397)
   1. Ch(congenital hydrocephalus)マウス
   2. Mf1はchの原因遺伝子であった
   3. Mf1変異マウスにおける眼の形成異常
   4. Mf1とヒト眼疾患との関連
5 単純ヘルペスウイルス感染における転写制御因子 川口 寧 231(405)
   1. HSVのライフサイクル
   2. HSVの転写制御因子
索引 238(412)
[1] 基本転写機構と転写メディエーターおよびクロマチン制御
概論 転写機構論 田村隆明 16(190)
   1. 基本転写因子
2.

学位論文

学位
山口雄輝
出版情報: 東京 : 東京工業大学, 1998
所蔵情報: loading…
3.

図書

図書
山口雄輝著
出版情報: 東京 : 羊土社, 2005.3  171p ; 26cm
所蔵情報: loading…
4.

図書

東工大
目次DB

図書
東工大
目次DB
加藤茂明編
出版情報: 東京 : 南山堂, 2008.12  xvi, 237p ; 26cm
シリーズ名: The frontiers in medical sciences
所蔵情報: loading…
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   注 : p16[INK4a]とp14[ARF]の[INK4a]、[ARF]は上つき文字
   
第Ⅰ部 総論
第1章 インビトロ転写からクロマチン転写へ 加藤茂明・藤山沙理 3
   1-1 はじめに-転写因子研究から染色体構造調節因子研究へ 3
   1-2 染色体の構造調節と転写制御 4
   1-3 ヒストンコード仮説 5
   1-4 ヒストンタンパク質修飾 6
   1-5 染色体構造調節複合体因子群は複合体を形成する 9
   1-6 おわりに 9
第Ⅱ部 染色体構造調節・修飾による転写制御のダイナミクス
第2章 クロマチン構造と遺伝子転写制御 伊藤敬 13
   2-1 ヌクレオソーム構造とヒストン修飾 13
   2-2 ヌクレオソーム形成 14
   2-3 細胞周期の間期クロマチン 15
   2-4 遺伝子の転写開始とヌクレオソームの再構築 15
   2-5 遺伝子転写と肝臓の再生におけるヒストンH2Aの脱ユビキチン化 16
第3章 ヒストンとヒストンシャペロン 加藤広介・永田恭介 18
   3-1 はじめに 18
   3-2 ヒストン 19
    1 ヒストンの構造 19
    2 ヒストンの生理的な意義 20
    3 ヒストンバリアント 21
    4 ほかの塩基性クロマチン関連タンパク質 23
   3-3 ヒストンシャペロン 23
    1 H3/H4ヒストンシャペロン 23
    2 H2A/H2Bヒストンシャペロン 25
    3 リンカーヒストン(H1)シャペロン 26
   3-4 おわりに 27
第4章 染色体境界領域の構造と機能 井倉敬・五十嵐和彦 29
   4-1 染色ドメイン 29
    1 染色体転座とヘテロクロマチン 29
    2 LCR(Iocus control region) 29
   4-2 染色体ドメインの形成機構 30
    1 インシュレーターによる染色体境界制御 30
    2 ヒストン置換によるクロマチンポーダー形成 31
    3 Negotiable border 32
    4 核内配置とクロマチンポーダー制御 33
   4-3 おわりに 33
第5章 転写干渉-非コードRNAがかかわる新たな転写制御機構 稲垣幸・塩見春彦 35
   5-1 転写干渉とは 35
   5-2 出芽酵母におけるCUT(cryptic unstable transcripts)による転写干渉 35
    1 SRG1(SER3 regulatory gene 1) 35
    2 IME4アンチセンス転写産物 36
    3 PHO84アンチセンス転写産物 37
   5-3 哺乳類における転写干渉 38
    1 マウスTsixによるXistの転写干渉 38
    2 ヒトジヒドロ葉酸レダクターゼ遺伝子DHFRの転写干渉 38
   5-4 ショウジョウバエbithoraxoid(bxd)による転写干渉 39
   5-5 出芽酵母Isw2によるクロマチンリモデリングを介した転写制御 40
   5-6 おわりに 41
第6章 RNAiを介したヘテロクロマチン形成の分子機構 村上洋太 43
   6-1 ヘテロクロマチンの構造と機能 43
   6-2 分裂酵母ヘテロクロマチン形成機構 44
   6-3 RNAiに依存したヘテロクロマチン形成 44
    1 全体像 44
    2 ヘテロクロマチンでのncRNAの転写 46
    3 RITS複合体のncRNAへの結合と二本鎖RNA合成 46
    4 転写とsiRNA合成の共役 47
    5 siRNA合成とRIRSへの取り込み,そしてヘテロクロマチンへのターゲティング 47
    6 細胞質でのsiRNA合成 49
    7 ヘテロクロマチン化 49
    8 ヘテロクロマチンによるサイレシング 49
   6-4 ほかの生物種でのRNAiによるヘテロクロマチン形成 50
第Ⅲ部 エプジュネティクスによる転写制御
第7章 ヒストンコードと転写制御 石井俊輔 55
   7-1 はじめに-転写制御因子研究の流れ 55
   7-2 ヒストン修飾の部位と酵素 56
   7-3 修飾部位の結合する特異的制御因子 58
   7-4 転写制御の一過性と持続性 59
   7-5 ヒストン修飾のタイナミクス 61
   7-6 おわりに-残された課題 61
第8章 生殖細胞分化とエピジェネティクス 平澤竜太郎・佐々木裕之 63
   8-1 はじめに 63
   8-2 生殖細胞への分化決定と生殖細胞の発生 64
    1 生殖細胞への分化決定とその維持 64
    2 初期のPGC分化におけるゲノムワイドなエピジェネティック変化 65
    3 生殖隆起へ移動後のPGC特異的な遺伝子のエピジェネティック制御 66
   8-3 ゲノムインプリンティングの消去と確立 66
   8-4 生殖細胞におけるレトロトランスポゾンの抑制 67
   8-5 減数分裂のエピジェネティック制御 68
    1 減数分裂前期におけるヒストンメチル化酵素の役割 68
    2 卵細胞の成熟と減数分裂期の染色体の分離におけるヒストン脱アセチル化 70
   8-6 生殖細胞における性染色体のエピジェネティクス 70
    1 雌の生殖細胞におけるX染色体の再活性化 70
    2 減数分裂期の性染色体不活性化のメカニズム 70
   8-7 配偶子形成におけるエピジェネティックな変化 70
   8-8 おわりに 71
第9章 ポリコーム群によるエピジェネティック転写制御 古関明彦 73
   9-1 細胞記憶とは? 73
   9-2 ポリコーム群とは? 73
   9-3 ポリコーム群の作用発現メカニズム 74
    1 PRC2の構造と生化学的特性 74
    2 PRC1の構造と生化学的特性 76
    3 ポリコーム群応答領域(PRE) 76
   9-4 哺乳類の発生渦程におけるポリコーム群の役割 77
    1 形態形成と細胞分化 77
    2 モノアレリックな遺伝子発現 78
    3 幹細胞機能の維持 78
第10章 ヒストン修飾酵素群の転写制御機構 駒井妙・眞貝洋一 81
   10-1 はじめに 81
   10-2 リシン残基のメチル化 81
    1 H3K4メチル化 82
    2 H3K36メチル化 83
    3 H3K79メチル化 86
    4 H3K9メチル化 86
    5 H3K27メチル化 86
    6 H4K20メチル化 87
   10-3 リシン残基の脱メチル化 87
    1 LSD1ファミリー 87
    2 Jmjcファミリー 87
   10-4 アルギニンのメチル化修飾 88
    1 アルギニンのメチル化 88
    2 アルギンの脱メチル化 88
   10-5 おわりに 89
第11章 DNAメチル化と転写制御機構 日野信次朗・中尾光善 91
   11-1 DNAメチル化の意義 91
    1 哺乳動物ゲノムにおけるDNAメチル化 91
    2 DNAメチル化とクロマチン構造 92
   11-2 DNAメチル化を導入する機構 92
    1 Dnmt 92
    2 Dnmtを誘導する分子 93
   11-3 DNAメチル化と遺伝子発現制御 94
    1 MBDファミリー 95
    2 Kaisoファミリー 96
    3 SRAドメインタンパク質 97
   11-4 おわりに 97
第Ⅳ部 転写制御にかかわる分子群
第12章 基本転写因子による転写開始の分子機構 大熊芳明 101
   12-1 RNAポリメラーゼⅡ 101
   12-2 コアプロモーター 102
   12-3 基本転写因子 103
    1 ヌクレオソームによる遺伝子発現制御 103
    2 TFⅡDはプロモーターを認識する巨大複合体である 103
    3 TFⅡBはPolⅡの正確な転写開始点を既定する 104
    4 TFⅡFはPolⅡを転写開始複合体へとエスコートする 104
    5 TFⅡEは転写開始と伸長への移行段階で機能する 105
    6 TFⅡHは自身の酵素活性でPOlⅡを制御する 105
   12-4 おわりに 106
第13章 転写伸長制御の分子機構 山口雄輝・半田宏 108
   13-1 はじめに 108
   13-2 生化学的解析から明らかとなった転写伸長制御機構 108
   13-3 伸長制御の生物学的役割 111
    1 前初期遺伝子の伸長制御段階における発現制御 111
    2 ウイルス増殖における転写伸長因子の役割 112
    3 発生・分化過程における伸長制御の役割 112
   13-4 転写伸長とmRNAプロセシングの共役 112
    1 mRNAプロセシングにおけるリン酸化CTDの役割 113
    2 ヒストン遺伝子の特殊な3'プロセシンクにおけるNELFの役割 113
   13-5 展望114
第14章 転写制御因子の分子構造と作用機構 緒方一博・浜田恵輔 116
   14-1 はじめに 116
   14-2 転写制御因子の分子構造 116
    1 HTHモチーフを有するDBD 117
    2 C2H2型Znフィンガー 120
    3 C4型GATA Znフィンガー 121
    4 C4型Znをもつ核内受容体 122
    5 C6型Znクラスター 123
    6 塩星性領域を有するDBD 124
    7 MADSボックスを有するDBD 125
    8 免疫グロブリン(Ig)様フォールドを有するDBD 126
    9 HMGボックス 126
   14-3 エンハンサー上での特異的な転写制御因子会合体形成機構とその役割 128
   14-4 おわりに 129
第15章 核内受容体によるクロマチン転写の分子機構 加藤茂明・藤木亮次・大竹史明 132
   15-1 はじめに 132
   15-2 核内受容体の構造と機能 132
    1 脂溶性リガントと核内受容体 132
    2 核内受容体領域構造と機能 132
    3 リガント誘導性転写制御因子としての核内受容体 134
   15-3 絶食に応答するヒストンH3K9脱メチル化酵素によるFXR転写共役活性化 135
    1 FXRの生理機能 135
    2 新規FXR転写共役因子の同定 136
    3 PHF2は,H3K9脱メチル化を介し,リガント未結合FXRを活性化する 136
    4 グルカゴンによるリン酸化のPHF2酵素活性制御 136
   15-4 糖付加により活性化されるヒストンメチル化酵素とレチノイン酸による血球分化 137
    1 レチノイン酸による血球分化 137
    2 新たなヒストンメチル化酵素の生化学的同定 137
    3 MLL5のH3K4のメチル化には,核内糖修飾が必須である 138
    4 MLL5の核内糖修飾によるRA細胞分化誘導増強 138
   15-5 おわりに 139
第Ⅴ部 発生と転写制御
第16章 環境応答と転写因子 鈴木隆史・山本雅之 143
   16-1 環境応答と転写因子 143
    1 低酸素ストレスに対するH1F-1α-HRE系 143
    2 多環芳香族化合物に対するH1F-1α-XRE系 143
    3 酸化ストレス・新電子性物質に対するNrf2-ARE系 143
   16-2 Nrf2の標的遺伝子 144
   16-3 Nrf2の分子構造 145
   16-4 Nrf2活性化ストレス 146
   16-5 Keap1によるNrf2抑制機構 146
   16-6 ストレスセンサーとしてのKeap1 147
   16-7 Nrf2活性化メカニズム 147
    1 2つの部位による基質認識モデル 147
    2 蝶番とかんぬき(閂)モデル 147
    3 Keap1による応答メカニズムの多様性 147
   16-8 疾患予防とNrf2-Keap1システム 147
   16-9 Nrf2-Keap1と疾患のかかわり 148
    1 Nrf2の遺伝子多型解析 148
    2 肺がん細胞におけるKeap1体細胞変異 148
第17章 性決定・性分化による転写カスケード 諸橋憲一郎 150
   17-1 生殖腺の発生 150
   17-2 生殖腺の雄化に必要な遺伝子 151
    1 セルトリ細胞 151
    2 ライディッヒ細胞 152
   17-3 生殖腺の雌化に必要な遺伝子 153
   17-4 生殖腺の形成に必要な遺伝子 154
第18章 エネルギー代謝と転写制御-糖新生制御の分子メカニズム 廣田恵子・深水昭吉 155
   18-1 はじめに 155
   18-2 絶食・摂食における代謝制御 155
   18-3 糖新生律速酵素群の転写制御機構 157
    1 CRTC2のリン酸化・ユビキチン化制御 157
    2 PGC-1αのアセチル化制御 158
    3 Fox01を介したHNF-4のインスリン依存的転写制御機構 158
   18-4 おわりに 159
第19章 骨軟骨形成と転写カスケード 小守壽文 161
   19-1 骨・軟骨の形成 161
    1 骨のでき方と軟骨の種類 161
    2 骨格系形成細胞への分化 163
   19-2 軟骨細胞分化と転写制御 163
    1 軟骨細胞の初期分化制御機構 163
    2 軟骨細胞の後期分化制御機構 164
    3 ネガティブフィードバック機構による軟骨細胞の成熟調節 164
   19-3 骨芽細胞分化と転写制御 165
    1 Runx2による間葉系幹細胞から骨芽細胞への分化 165
    2 Sp7とWntシグナルによる骨芽細胞形質の獲得 166
    3 後期骨芽細胞分化と骨の成熟 166
   19-4 Runx2の制御 166
    1 Runx2の発現制御 166
    2 Runx2の転写活性化能の制御 167
   19-5 骨形成にかかわるほかの転写因子の役割 167
    1 Msx1とMsx2 167
    2 Dlx5とDlx6 167
    3 TWist 167
    4 AP-1 168
    5 ATF4 167
    6 Krox-20とSp3 169
    7 Sox4 169
第20章 多能性を規定する転写因子群-人工多能性幹細胞の樹立 中川誠人・山中伸弥 171
   20-1 はじめに 171
    1 ES細胞の再生医療への応用 171
    2 リプログラミング 171
   20-2 ES細胞の多能性を規定する転写因子群 172
    1 Oct3/4 173
    2 Sox2 173
    3 Nanog 173
    4 LIF/STAT3 173
    5 Klf4 174
    6 C-Myc 174
   20-3 人工多能性幹細胞(iPS細胞)の樹立 174
    1 iPS細胞樹立に向けた転写因子群の候補の選定 174
    2 体細胞からの多能性幹細胞の樹立 175
   20-4 まとめ 177
第21章 心臓形成と転写因子ネットワーク 塩島一朗・小室一成 179
   21-1 はじめに 179
   21-2 ショウジョウバエと脊椎動物の心臓発生過程 179
   21-3 心臓発生に関与する主要な転写因子 180
    1 Csx/Nkx2-5とTinman 180
    2 GATA-4,GATA-5,GATA-6とPannier 182
    3 Mef2cとD-Mef2 182
    4 Tbx5とDorsocross 182
    5 Hand1/eHandとHand2/dHand 183
    6 Islet-1 183
   21-4 予定心臓領域を誘導する因子 183
    1 BMP 183
    2 WgとWnt 183
   21-5 心臓発生における転写因子ネットワーク 184
   21-6 ヒトの先天性心疾患と"core regulatory network" 185
第Ⅵ部 転写制御がかかわる疾患
第22章 糖尿病関連転写因子 山縣和也 189
   22-1 はじめに 189
   22-2 HNF-1α 189
   22-3 HNF-4α 191
   22-4 PDX-1 191
   22-5 HNF-Iβ 192
   22-6 TCF7L2 192
   22-7 PPARγ 193
   22-8 おわりに 193
第23章 内分泌疾患としての転写共役因子病 柳瀬敏彦 196
   23-1 はじめに 196
   23-2 ステロイドホルモン受容体作用機構 196
   23-3 内分泌領域における転写共役因子関連病態 197
    1 ルビンシュタイン・テイビ症候群(RTS) 197
    2 アントロゲン不応症(AIS) 197
    3 複合ステロイドホルモン不応症 198
    4 レフェトフ症候群 198
    5 TRAP複合体関連病態 198
    6 ホルモン依存性がん 199
    7 肥満,メタボリツクシンドローム 200
   23-4 おわりに 201
第24章 ホルモン受容体変異と内分泌疾患 佐藤哲郎・森昌朋 202
   24.1 ホルモン受容体の構造分類 202
    1 7回膜貫通型受容体Gタンパク質共役型受容体(GPCR) 202
    2 1回膜貫通型受容体 203
    3 核内ホルモン受容体(NR) 204
   24-2 ホルモン受容体異常症の分子発症機序 205
    1 細胞膜型ホルモン受容体異常症 205
    2 核内受容体異常症 205
   24-3 細胞膜型ホルモン受容体異常症を来す還伝子変異 205
    1 7回膜貫通型受容体異常症 205
    2 1回膜貫通型受容体異常症 207
   24-4 核内ホルモン受容体異常症 208
    1 サブファミリー3核内受容体異常症 208
    2 サブファミリー1核内受容体異常症 210
    3 その他の核内受容体異常症 212
第25章 ホルモン依存性がんと転写カスケード 池田和博・井上聡 214
   25-1 はじめに 214
   25-2 性ステロイドホルモン受容体の作用機構 214
   25-3 ホルモン依存性がんと内分泌療法 216
   25-4 ステロイドホルモン標的遺伝子と転写カスケード 218
   25-5 おわりに 220
第26章 腫瘍化と転写シグナル 井上靖道・今村健志 222
   26-1 はじめに 222
   26-2 p53経路と発がん 222
    1 ゲノムの守護神 222
    2 p53タンパク質の構造と活性制御 222
    3 転写因子としての機能 223
   26-3 RB経路による細胞周期制御 224
    1 RB遺伝子 224
    2 p16[INK4a]とp14[ARF] 224
    3 がんにおけるRB経路の異常 225
   26-4 増殖シグナルの恒常的活性化による腫瘍化 225
    1 Rasの活性化 225
    2 PI3K/Aktの恒常的活性化 226
    3 STATの恒常的活性化 226
   26-5 増殖抑制シグナルの破たんによる腫瘍化 227
   26-6 おわりに 228
和文索引 229
欧文索引 233
   注 : p16[INK4a]とp14[ARF]の[INK4a]、[ARF]は上つき文字
   
第Ⅰ部 総論
5.

図書

図書
田村隆明, 浦聖惠編著
出版情報: 東京 : 東京化学同人, 2017.3  xii, 250p ; 21cm
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
基礎生物学における遺伝子発現制御研究の状況とその展望
第1部 クロマチンの構造とその変換 : クロマチンの構造と染色体
ヒストンバリアント ほか
第2部 転写制御の素過程 : RNAポリメラーゼ2
転写の開始 ほか
第3部 生命現象と転写制御 : 発生と分化
細胞増殖とがん化 ほか
第4部 エピジェネティックな転写制御 : 位置効果バリエゲーション
ゲノムインプリンティング ほか
基礎生物学における遺伝子発現制御研究の状況とその展望
第1部 クロマチンの構造とその変換 : クロマチンの構造と染色体
ヒストンバリアント ほか
6.

図書

図書
Kyota Ko, Simon Gillett著
出版情報: 東京 : 羊土社, 2014.12  198, 1p ; 21cm
シリーズ名: 理系英会話アクティブラーニング ; 1
所蔵情報: loading…
7.

図書

東工大
目次DB

図書
東工大
目次DB
半田宏 [ほか] 共編
出版情報: 東京 : シュプリンガー ・フェアラーク東京, 2000.10  viii, 238p ; 26cm
シリーズ名: Springer reviews
所蔵情報: loading…
目次情報: 続きを見る
Ⅰ. 転写反応
   1. RNAポリメラーゼIIによる転写開始反応の基本機構 山口雄輝・半田 宏 3
   2. アクチベーターと転写開始複合体の相互作用 広瀬 進 19
   3. メディエーターの役割 石井俊輔 28
   4. RNAポリメラーゼIIの転写伸長反応制御 和田忠士・山口雄輝・嶋 大輔・半田 宏 40
   5. クロマチンと転写調節 安藤秀信・糸数 裕・水口 学 52
   6. ポリコウム遺伝子群 石原浩人・菅野雅元 63
   7. 転写におけるDNA認識とタンパク質間相互作用 箱嶋敏雄 73
II. シグナル伝達による転写因子の活性制御
   1. 核内ステロイド受容体スーパーファミリーの転写制御機能 加藤茂明 89
   2. Ah受容体を介したダイオキシンシグナル伝達系 三村純正・藤井義明 99
   3. 免疫系におけるシグナル伝達と転写因子 審良静男 108
   4. 熱ショック転写因子 中井 彰 118
   5. cAMPシグナル伝達とCREB 萩原正敏 126
III. 発生・形態形成を調節する転写因子
   1. 血球分化 本橋ほづみ・山本雅之 137
   2. 骨格筋分化を制御する転写因子群 吉田松生・鍋島陽一 146
   3. パターン形成 多羽田哲也 158
   4. 左右非対称な遺伝子発現の制御機構 西條幸男・浜田博司 168
IV. 臓器・組織特異的な発現を調節する転写因子
   1. 神経分化を制御する転写因子 影山龍一郎 177
   2. 水晶体特異的な発現制御機構 安田國雄・吉田知則・越智陽城 189
V. 医学領域における転写制御
   1. 転写因子を標的としたオリゴヌクレオチド 小池弘美・森下竜一 199
   2. リボザイムの設計と転写因子の機能解析への応用 川崎広明・多比良和誠 207
   3. 転写因子を標的とした創薬 片岡浩介・西 剛志・清水宣明・半田 宏 220
索引 231
Ⅰ. 転写反応
   1. RNAポリメラーゼIIによる転写開始反応の基本機構 山口雄輝・半田 宏 3
   2. アクチベーターと転写開始複合体の相互作用 広瀬 進 19
8.

図書

図書
半田宏編著
出版情報: 東京 : 昭晃堂, 2006.7  4, 192p ; 21cm
所蔵情報: loading…
9.

図書

図書
東京工業大学著
出版情報: 東京 : 研究社, 2021.7  x, 290p ; 21cm
所蔵情報: loading…
10.

図書

図書
Kyota Ko, Simon Gillett著
出版情報: 東京 : 羊土社, 2014.12  205, 1p ; 21cm
シリーズ名: 理系英会話アクティブラーニング ; 2
所蔵情報: loading…
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