はじめに(内藤庚・大方潤一郎・松村秀一) 3 |
世界のSSD100マップ 9 |
サステナブル・サイト・デザイン(SSD)事始め(大方潤一郎) 12 |
持続再生の思考(内藤唐) 15 |
共通言語としての「サイト・デザイン」へ(松村秀一) 18 |
第1章 場所の再編集 |
001 BIRMINGHAM 場所場所の再生を連鎖させる 中心市街デザイン戦略、ミバーミンガム、イギリス 022 |
002 COPENHAGN 歩行者空間のネットワーク ストロイエ+アーバンアクションブラン、コペンハーゲン、デンマーク 026 |
003 MELBOURN パブリックスペースの徹底的改善でパブリックライフを再生する ダウンタウン、メルボルン、オーストラリア 030 |
004 STUTGART 美術館がまちのジャンクションになる クンストムゼウム、シュトゥットガルト、ドイツ 034 |
005 DENHAAG 「健康的中心」の手引書をつくる デ・ケーン・ヘゾンドィ、デン・ハーグ、オランダ 038 |
006 GENOVA 海事の記憶で港に人の流れを取り戻す 歴史的港湾地区、ジエノヴァ、イタリア 042 |
007 BISTOL 情報デザインで都市空間を再編する 「分かりやすい都市」プロジエクト、ブリストル、イギリス 046 |
008 YOKOHAMA 1文化、芸術で都市戦略を浸透させる 横浜都心部再生、神奈川県横浜市、日本 050 |
009 BERLIN 時間を超える補助線を描く ポツダム広場、ベルリン、ドイツ 054 |
010 NEWCASTLE 双子都市をアートでつなぐ タイン川再開発計画、ニューキャッスル/ゲーツヘッド、イギリス 058 |
011 NIIGATA 掘割再生が都市の将来像を決める 中心市街地の新陳代謝と掘割再生、新潟県新潟市、日本 062 |
012 DAIKANYAM 物語を紡ぐように環境をデザインする 代官山ヒルサイドテラス、東京都渋谷区、日本 066 |
013 MARUNOUCHI 都心に時代精神を刻む 丸の内のまちづくり、東京都千代田区、日本 070 |
第2章 ブラウンフィールドの再生 |
014 STOCKHOLM ブラウンフィールドをプランニングで支える ハマルビー・ショースタッド、ストックホルム、スウエーデン 076 |
015 HAMBURG インフオメーションセンターを再生の核にする ノミーフェンシテイ、ハンブルク、ドイツ 080 |
016 EBISU オープンスペースで都市の風通しを生む 恵比寿ガーデンプレイス、東京都目黒区、日本 084 |
017 BILBAO 都市の裏を表に反転させる ネルビオン川周辺再生、ビルバオ、スペイン 088 |
018 ZURICH 協議型プランニングで工業地帯を塗り替える チューリッヒウエスト、チューリッヒ、スイス 092 |
019 LONDON 環境共生でブラウンフィールドに価値をつくる‐ グリニッジ・ミレニアム・ビレツジ計画、ロンドン、イギリス 096 |
020 R0TTERDAM 港湾機能と都市機能をダイナミックに再構成する ポート・ビジョン2020、ロッテルダム、オランダ 100 |
021 BARCELONA 過去=工業と未来=情報産業を重ね合わせる 22@BCNプロジェクト バルセロナ、スペイン 104 |
022 ESSEN 衰退した工業地域をランドスケープパークに変える IBAエムシャーパークプロジエクト、エッセンほか、ドイツ 108 |
023 KEIHIN 「生きている」工業地帯を再生する京浜臨海部、神奈川県横浜市/川崎市、日本 112 |
第3章 記憶の継承 |
024 MOSTAR 戦禍の記憶を明日につなぐ スターリ・モスト再生、モスタル、ボスニア・ヘルツェコビナ 118 |
025 CHESTER 伝統的立体街路の保全と活性化を図る 歴史的中心市街地の保全と活性化、チェスター、イギリス 122 |
026 LYON ライトアツブで歴史を照らす 歴虫地区ライトアップ計画、リヨン、フランス 126 |
027 KURASHIKI 歴史を残し、つなぐ 倉敷美観地区、岡山県倉敷市、日本 130 |
028 KAWAGOE 重厚な歴史の蓄積を「都市構造」で紡ぐ 川越中心市街地埼玉県川越市、日本 134 |
029 OBUSE 歴史の空気を「新たに」積み重ねる 小布施のまちづくり、長野県小布施町、日本 138 |
030 KUROISHI 私有地を結んでパブリックスペースを生み出す こみせ通りの保全とかぐじ広場の整備、青森県黒石市、日本 142 |
031 IDANHA-A-NOVA 考古学調査からの廃墟の再生を進める イダーニャ・ア・ヴェーリャ、イダーニャ・ア・ボーヴォ、ポルトガル 146 |
032 PARIS 自由な再開発に「まちのリズム」を埋め込む ZACアマンディエ地区、パリ、フランス 150 |
033 BARCELONA 歴史的市街地を多孔質化し、場所の感覚を取り戻す 旧市街再生プロジェクト、バルセロナ、スペイン 154 |
034 BEIJING 市場経済原理の下で生活文化を穏やかに受け継ぐ 北京胡同の保存と再開発、北京、中国 158 |
035 SEOUL 民間協働による再生で町並みの文化を継承する 北村づくり事業、ソウル、韓国 162 |
036 BEIJING 工場再活用による文化の継承 大山子芸術区798芸術工廠、北京、中国 166 |
037 SHANGHAI コンバージョンの百花繚乱 歴史的建物のコンバージョン、上海、中国 170 |
038 KYOTO 市民や企業の寄付で京町家を守る 京町家まちづくりファンド、京都府京都市、日本 174 |
039 OSAKA 魅力的な路地を拡幅しないまま更新する 法善寺横丁、大阪府大阪市、日本 178 |
040 NAGANO 既存ストック活用の連鎖で賑わいの軸を取り戻す 善光寺参道沿い、長野県長野市、日本 182 |
041 NIHONBASHI 都市の隙間に新たな機能を充填する 東日本橋インフルプロジェクト、東京都中央区、日本 186 |
第4章 集住のボキャブラリー |
042 SHINONOME コーダンが高密度で都市回帰する 東雲キャナルコートCODAN、東京都江東区、日本 196 |
043 BEIJING SOHOが都市のアクティピティを促進する 建外SOHO、北京、中国 200 |
044 NEW YORK CITY 建物のコンバージョン支援でニューヨークテイストを守る ロワーマンハッタン、ニューヨークシティ、アメリカ 204 |
045 SEATTLE 新産業と路面電車で都市の中に村をつくる サウス・レイク・ユニオン、シアトル、アメリカ 208 |
046 NEW YORK CITY 路上の活性を維持するために伝統的町並みスタイルを継承する ニューヨークシティ、アメリカ 212 |
047 LONDON 倉庫をコンバージョンして集住する トラーズワーフのコンバージョン、ロンドン、イギリス 216 |
048 LONDON もう1つの方法―まちづくりNPOによる都市再生 コインストリート、ロンドン、イギリス 220 |
049 AMSTELDAM 横断的開発体制が持続可能な都市をつくる 東部港湾地区開発、アムステルダム、オランダ 224 |
050 TORONT 都市の中に小さなまちをたくさんつくる トロント・オフィシャル・プラン、トロント、カナダ 228 |
051 SHANGHAI 古い居住群を改造して生活レベルを底上げする 旧住宅総合改造計画、上海、中国 232 |
第5章 郊外の再定義 |
052 COPENHAGEN 都市農園にもう1つの生活の拠点を持つ コロニーガーデン、コペンハーゲン、デンマーク 242 |
053 COPENHAGEN 荒廃したコミュニティに再生のきっかけを仕掛ける まちのアップグレード、コペンハーゲン、デンマーク 246 |
054 AMSTERDAM モダニズムの巨大「団地」を多様性に富む「まち」に仕立て直す ベルマミーア団地、アムステルダム、オランダ 250 |
055 BERLIN マスハウジング期の社会資産の接続可能な経営に挑む マルツァーン・ヘラースドルフ団地、ベルリン、ドイツ 254 |
056 LINZ 太陽と暮らす都市 ソーラーシティ、リンツ、オーストリア 258 |
057 GREENBELT 「共/私」の役割分担をデザインする グリーンベルトホームズ、グリーンベルト、アメリカ 262 |
058 SEASIDE 郊外の「車依存」体質を空間の魅力で克服する ニューアーバニスム、シーサイドほか、アメリカ 266 |
059 URASOE ニュータウンを「故郷」として継承する Uニュータウン、沖縄県浦添市、日本 270 |
第6章 脆弱市街地の再解釈 |
060 JAKARTA 近隣の助け合いが世界的に評価される カンボジア改善プログラム、ジャカルタ、インドネシア 276 |
061 KARACHI 路地開発から都市全体へ展開する オーランギー・パイロット・プロジェクト、カラチ、パキスタン 280 |
062 BANGKOK コミュニティのエンパワーメントで「確かな住まい」を確保する コミュニティ組織開発機構、バンコク、タイ 284 |
063 AHMEDABAD スラム改善は都市全体を活性化する スラム・ネットワーク計画、アムダーヴァード、インド 288 |
064 RIO DE JANEIRO 7万人が住むラテンアメリカ最大級のスラムと戦う ロシーニャ地区のスラム改善、リオデジャネイロ、ブラジル 292 |
065 MEDELLIN ロープウェイを都市交通に―低所得地区対策の一環として メトロ・ケーブル、メディジン、コロンビア 296 |
066 ISTANBUL 大地震が起こりうることを認識する ゼイディンブルヌ地区パイロットプロジェクト、イスタンブール、トルコ 300 |
067 LUSAKA 住民のまちづくりを支えた日本の協力 ルサカ市未計画住居区住環境改善事業、ルサカ、ザンビア 304 |
068 SEOUL コミュニティが開発をマネジメントする 錦湖・杏堂・下往企画団のまちづくり、ソウル、韓国 308 |
069 TAISHIDO 住民参加で少しずつまちの環境を改善する 太子堂2・3丁目地区のまちづくり、東京都世田谷区、日本 312 |
070 KYOJIMA まちの環境を住み続けながら改善する 京島地区まちづくり、東京都墨田区、日本 316 |
071 ITANI 取り残されたまちへのまなざしを転換する 中村地区整備事業、兵庫県伊丹市、日本 320 |
第7章 川の潜在力 |
072 SEOUL 都市河川を短期間で復元する 清渓川復元事業、ソウル、韓国 330 |
073 BORDEAUX 2つの岸の交通ネットワークをつくる 「2つの岸」プロジェクト、ボルドー、フランス 334 |
074 YOKOHAMA 川づくりをまちづくりへと展開させる 和泉川の川づくり、神奈川県横浜市、日本 338 |
075 ZURICH 小川のネットワークに都市の原風景を残す バッハコンセプト、チューリッヒ、スイス 342 |
076 MISHIMA 生態系を復元し、生活の川辺をつくり出す 源兵衛川の再生、静岡県三島市、日本 346 |
077 O PORTO 水際の丘と賑わいをつなぐ ケーブルカーとバターリャ広場、オ・ポルト、ポルトガル 350 |
078 SHANGHAI 水の再生が土地の価値を上げる 蘇州河環境総合整備計画、上海、中国 354 |
079 AARHUS 暗渠の川を再び開く オーフス川リ・オープン・プロジェクト、オーフス、デンマーク 358 |
080 SAN ANTONIO 川が重層する都市機能を生み出す サンアントニオ・リバーウォーク、サンアントニオ、アメリカ 362 |
081 YANAGAWA 水路を再び生活の一部に取り戻す 柳川の掘割再生、福岡県柳川市、日本 366 |
第8章 新しいパブリックペース |
082 HYUGA 地産地削の輪をつくる 日向市の連続立体交差事業、宮崎県日向市、日本 376 |
083 BOGOTA 戦略に基づいて公共空間を配置する ボゴタ公共空間マスタープラン、ボゴタ、コロンビア 380 |
084 LILLE まちに新たな交通拠点をつくる ユーラリール、リール、フランス 384 |
085 NAGASAKI 海辺にパブリックスペースを創出する 長崎水辺の森公園、長崎県長崎市、日本 388 |
086 PARIS 都市周縁に文化公園をつくる アンドレ・シトロエン公園とラ・ヴェレット公園、パリ、フランス 392 |
087 TOKYO まちの玄関口を整備する 東京駅、東京都千代田区、日本 388 |
088 LUSERN 1万2000㎡の庇が都市空間をつくる ルツェルン文化および会議センター、ルツェン、スイス 400 |
089 BOGOTA 都市に自然環境と社会的施設を編み込む 自転車道ネットワーク、ボゴタ、コロンビア 404 |
090 TOYOTA 住民の、住民による、住民のための自然を獲得する 児ノ口公園、愛知県豊田市、日本 408 |
091 ROTTERDAM ヨーロッパの文脈の中に新しいタイプの広場をつくる スカウバーグプレイン、ロッテルダム、オランダ 412 |
092 YOKOHAMA 海を開放する 横浜港大さん橋国際客船ターミナル、神奈川県横浜市、日本 416 |
093 STOCKHOLM 都市に「最後の場所」をつくる 森の墓地、ストックホルム、スウェーデン 420 |
094 SAPPORO 失われた土地を再生する モエレ沼公園、北海道札幌市、日本 424 |
095 KAKAMIGAHARA 「水と緑の回廊」で、21世紀環境共生都市の基盤をつくりだす 水と緑の回廊計画、岐阜県各務原市、日本 428 |
096 MEDELLIN 3つの広場をつくる ベレン公園図書館、メディジン、コロンビア 432 |
第9章 無名の知恵の集積 |
097 AKIHABARA 秋葉原の魅力―部品とサブカルチャ 秋葉原、東京都千代田区、日本 438 |
098 SHIMOKITAZAWA 「シモキタブランド」としての下北沢の街の魅力と問題 下北沢、東京都世田谷区、日本 442 |
099 KAGURAZAKA 計画技術と生活文化で、構想を承認する 神楽坂、東京都新宿区、日本 446 |
100 YANESEN 地域文化の掘り起こしがまちを生かし続ける 谷中・根津・千駄木のまちづくり、東京都台東区、日本 450 |
第10章 SSDとは何か? |
都市再生と建築(大田浩史) 460 |
「有限」時代の都市空間―「持続」と「再生」の境界線(野原卓) 465 |
SSD100の作業を終えて(早川紀明) 469 |
ストック時代のハウジングデザイン論覚え書き(森田芳郎) 473 |
脆弱都市地改善の世界的動きへ向けて(志摩憲寿) 476 |
英雄なき時代の都市再生へ(川添善行) 478 |
終章 |
都市再生歴史、そしていま(大方潤一郎) 482 |
colum#1 景観保全と高さ(西村幸夫) 190 |
colum#2 米国におけるサステナブル・サイト・デザインの支える都市づくりの戦略(村山顕人) 236 |
colum#3 途上国におけるスラムの生成メカニズムと居住環境改善手法の展開(志摩憲寿、前田翔三、ピーター・マトゥス、城所哲夫) 324 |
colum#4 都市交通からの3題 マクロな空間理念・風土性、トップランナー(家田仁) 370 |
colum#5 商店街の持続再生(野原卓) 454 |
編著者略歴/執筆者略歴 500 |
はじめに(内藤庚・大方潤一郎・松村秀一) 3 |
世界のSSD100マップ 9 |
サステナブル・サイト・デザイン(SSD)事始め(大方潤一郎) 12 |
持続再生の思考(内藤唐) 15 |
共通言語としての「サイト・デザイン」へ(松村秀一) 18 |
第1章 場所の再編集 |