はじめに [著]高木正道 |
本書の範囲 xⅰ |
第I部 バイオテクノロジーの基礎 |
第I章 核酸と細胞分裂 [著]平井輝生 |
1.1 生物の共通性 2 |
1.2 ヌクレオチドと核酸 2 |
1.3 DNAとRNA 4 |
1.4 制限酵素とベクター 5 |
1.5 宿主細胞 8 |
1.5.1 原核細胞 8 |
1.5.2 真核細胞 8 |
1.6 細胞分裂 9 |
1.6.1 原核細胞の細胞分裂 9 |
1.6.2 真核細胞の有糸分裂 10 |
1.6.3 生殖細胞の減数分裂 12 |
1.6.4 受精 14 |
1.7 細胞周期 15 |
第Ⅱ章 遺伝子組換え技術 [著]平井輝生 |
2.1 変異選択法 17 |
2.2 細胞融合 17 |
2.3 遺伝子組換え 18 |
2.3.1 コンピテントセルを使用する方法 21 |
2.3.2 ファージ感染を利用する方法 21 |
2.3.3 リン酸カルシウム法 21 |
2.3.4 DEAEデキストラン法 21 |
2.3.5 エレクトロポレーション 21 |
2.3.6 マイクロインジェクション法 22 |
2.3.7 パーテイクルガン法 22 |
2.3.8 アダロバクテリウム法 22 |
2.4 交配 22 |
第Ⅲ章 ゲノムと遺伝子の構造解析 [著]浅野行蔵・平井輝生 |
3.1 ゲノム 24 |
3.2 ゲノムの解読 26 |
3.3 染色体地図 27 |
3.4 ミトコンドリアゲノム 28 |
3.5 ゲノムの複製 29 |
3.6 タンパク質の合成 30 |
3.7 糖タンパク質 33 |
3.8 遺伝子の構造解析 34 |
3.9 遺伝子の増幅技術 36 |
3.9.1 PCR法 36 |
3.9.2 ICAN法 38 |
3.9.3 LAMP法 39 |
第Ⅳ章 ブロッティング技術とマイクロアレイ [著]浅野行蔵 |
4.1 生産物の同定技術 40 |
4.1.1 サザンブロッティング 40 |
4.1.2 ノーザンブロッティング 41 |
4.1.3 ウエスタンブロツティング 41 |
4.1.4 糖タンパクのブロッティング 42 |
4.2 マイクロアレイとDNAチップ 42 |
第V章 細胞及び組織の培養 [著]平井輝生 |
5.1 微生物細胞の培養 44 |
5.2 動物細胞及び組織の培養 44 |
5.3 植物細胞及び組織の培養 45 |
5.3.1 カルス 45 |
5.3.2 葯培養 46 |
5.3.3 プロトプラスト 46 |
第Ⅱ部 バイオテクノロジーの応用 |
第Ⅵ章 近代発酵工業 [著]平井輝生 |
6.1 抗生物質 50 |
6.1.1 抗生物質の歴史と定義 50 |
6.1.2 抗生物質の探索 51 |
6.1.3 抗生物質の製造 52 |
6.1.4 製造菌株の改良 53 |
6.1.5 医薬品としての抗生物質 54 |
6.1.6 抗生物質の発展 55 |
6.1.7 薬剤耐性とバイオテクノロジー 56 |
6.2 アミノ酸発酵 58 |
6.2.1 グルタミン酸発酵 58 |
6.2.2 グルタミン酸以外のアミノ酸発酵 60 |
6.2.3 酵素によるアミノ酸の製造 61 |
6.3 ステロイド発酵 62 |
6.3.1 ステロイド化合物 62 |
6.3.2 微生物変換 64 |
6.4 核酸及び関連物質 69 |
6.4.1 イノシン酸の製造 69 |
6.4.2 グアニル酸の製造 72 |
6.4.3 その他の核酸関連物質 72 |
6.5 ビタミン発酵 73 |
6.5.1 リボフラビン(ビタミンB2) 73 |
6.5.2 シアノコバラミン(ビタミンB12) 74 |
6.5.3 その他のビタミン 75 |
6.6 酵素の生産 76 |
6.6.1 酵素の一般的性状 76 |
6.6.2 微生物による酵素の生産 77 |
6.6.3 遺伝子工学利用酵素等 79 |
6.7 組換えタンパク質発酵 83 |
6.7.1 ヒトのインスリン 84 |
6.7.2 ヒト成長ホルモン(hGH)及びIGF-I 84 |
6.7.3 インターフェロンα(IFN-α) 84 |
6.7.4 インターロイキン-2(IL-2)及び-6(IL-6) 86 |
6.7.5 ヒトカルシトニンおよびヒト利尿ペプチド 86 |
6.7.6 ヒト上皮増殖因子 86 |
6.7.7 ヒト血清アルブミン 86 |
6.7.8 HTLV-I gag-env融合抗原 86 |
6.7.9 B型肝炎ウイルス表面抗原 87 |
第Ⅶ章 微生物の代謝制御と培養工学 [著]佐々木健 |
7.1 微生物の代謝 89 |
7.1.1 物質代謝とエネルギー代謝 89 |
7.1.2 炭水化物の代謝 89 |
7.1.3 脂肪酸の代謝 92 |
7.1.4 アミノ酸の代謝 92 |
7.1.5 その他の物質の代謝 93 |
7.1.6 代謝調節 94 |
7.1.7 代謝制御と発酵 97 |
7.2 培養工学の基礎 98 |
7.2.1 培養と増殖速度式 98 |
7.2.2 増殖収率と代謝係数 108 |
7.2.3 物質収支と速度論 110 |
7.2.4 培養操作法 112 |
7.2.5 酸素供給 113 |
第Ⅷ章 農畜水産業 [著]萱野暁明 |
8.1 植物新品種の開発 118 |
8.1.1 花卉 118 |
8.1.2 農作物 119 |
8.2 優良苗の大量生産 121 |
8.3 有用物質の生産 121 |
8.4 這伝子組換え農作物 122 |
8.5 優良家畜の育種 131 |
8.5.1 精子の保存 132 |
8.5.2 胚移植(Embryo Transfer,ET) 132 |
8.5.3 体外受精(in vitro Fertilization,IVF) 133 |
8.5.4 胚操作 134 |
8.5.5 核移植(受精卵クローン) 135 |
8.5.6 体細胞クローン 135 |
8.6 クローン技術の応用と問題点 136 |
8.7 養殖魚介類への応用 138 |
8.7.1 魚介類の精子の凍結保存 138 |
8.7.2 雌性発生 139 |
8.7.3 雄性発生 140 |
8.7.4 クローン 140 |
8.7.5 3倍体 141 |
8.7.6 実験動物としての利用 141 |
8.8 動物工場 142 |
8.8.1 カイコの利用 142 |
8.8.2 マウスの利用 143 |
8.8.3 移植細胞の利用 144 |
8.8.4 家畜の利用 145 |
第Ⅸ章 医療及び医薬品工業 [著]池田友久 |
9.1 医用動物 148 |
9.1.1 ノックアウトマウス 148 |
9.1.2 ノックインマウス 149 |
9.1.3 トランスジェニックマウス 149 |
9.1.4 トランスジェニック動物 149 |
9.2 再生医療 149 |
9.3 人工臓器・組織 151 |
9.3.1 人工心臓 151 |
9.3.2 人工血管 152 |
9.3.3 人工肝臓 153 |
9.3.4 人工腎臓 154 |
9.3.5 人工肺 155 |
9.3.6 人工皮膚 155 |
9.3.7 人工血液 156 |
9.4 ゲノムの解読とその応用 158 |
9.4.1 ゲノムの解読 158 |
9.4.2 遺伝子診断 159 |
9.4.3 DNA鑑定 161 |
9.4.4 遺伝子治療(gene therapy) 162 |
9.4.5 テーラーメイド医療 167 |
9.5 医薬品開発 170 |
9.5.1 創薬研究とバイオテクノロジー 170 |
9.5.2 化学療法剤 172 |
9.5.3 バイオ医薬品 178 |
9.5.4 免疫関連創薬 178 |
9.5.5 まとめ 184 |
第X章 バイオリアクター・センサーと膜利用技術 [著]酒井重男 |
10.1 バイオリアクター 186 |
10.1.1 バイオリアクターとは 186 |
10.1.2 固定化法 187 |
10.1.3 酵素の利用プロセス 188 |
10.1.4 バイオリアクターの応用例 189 |
10.2 バイオセンサー 193 |
10.2.1 バイオセンサーの原理 193 |
10.2.2 酵素センサー 195 |
10.2.3 免疫センサー 196 |
10.2.4 微生物センサー 196 |
10.3 膜利用技術 197 |
10.3.1 膜利用技術の特徴と用途 197 |
10.3.2 膜利用技術の動向 198 |
第XI章 環境工学 [著]酒井重男・佐々木健 |
11.1 廃水処理 204 |
11.1.1 廃水の種類と予備調査 240 |
11.1.2 廃水処理法の分類 206 |
11.1.3 物理的処理 206 |
11.1.4 物理化学的処理 214 |
11.1.5 生物学的水処理 219 |
11.1.6 生物学的脱窒 227 |
11.1.7 生物学的脱リン 228 |
11.1.8 バイオリアクターによる廃水処理 229 |
11.1.9 汚泥の処理 230 |
11.2 内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)の分解 237 |
11.2.1 ポリ塩化ビフェニル(PCB)の分解 237 |
11.2.2 ビスフェノールAの分解 239 |
11.2.3 有機スズの分解 239 |
11.2.4 ノニルフェノールの分解 240 |
11.2.5 ダイオキシン類の分解 241 |
11.3 有害物質分解酵素遺伝子を組み込んだ植物による環境浄化 243 |
11.4 バイオレメディエーション 245 |
11.4.1 バイオレメディエーションの長所と短所 245 |
11.4.2 バイオレメディエーションの方法による分類 246 |
11.4.3 バイオレメディエーションの実際 248 |
第XⅡ章 グリーンバイオテクノロジー [著]酒井重男・佐々木健 |
12.1 はじめに 253 |
12.2 再生可能エネルギー・バイオマス 254 |
12.2.1 バイオマスとは 254 |
12.2.2 バイオマスの工業原材料への変換 255 |
12.2.3 白色腐朽性担子菌を用いた植物バイオマスからセルロースの生産 257 |
12.2.4 バイオマスエネルギー 258 |
12.2.5 堆肥化の意義 259 |
12.2.6 コンポストとは 259 |
12.2.7 コンボストの原理と発酵 260 |
12.2.8 高速堆肥化 261 |
12.2.9 コンボストの効果 261 |
12.2.10コンボストの製造装置 262 |
12.2.11コンポストの微生物群 264 |
12.2.12コンポスト最新の動向 265 |
12.3 製紙汚泥の利用 266 |
12.3.1 製紙汚泥から糖生成 267 |
12.3.2 製紙汚泥からアルコール生成 268 |
12.4 炭酸ガスを微生物に食べさせる 269 |
12.4.1 コリネ型細菌による炭酸ガス有効利用技術 269 |
12.4.2 バイオマス(CO2)資源からエタノール 271 |
12.4.3 微生物による工業的エタノール製造 272 |
12.5 生分解性プラスチック 273 |
12.5.1 生分解プラスチックとは 273 |
12.5.2 生分解プラスチックの種類 274 |
12.5.3 生分解性プラスチックの特徴 276 |
12.6 バイオコンバージョン 279 |
12.6.1 バイオコンバージョンの長所と短所 280 |
第XⅢ章 生物多様性条約及びバイオ安全議定書(カルタヘナ法) [著]池田友久 |
13.1 カルタヘナ法の概要 284 |
13.2 使用承認手続き 287 |
13.3 遺伝子組換え農作物・食品・飼料などの安全性の確保 288 |
13.4 医薬品などにおける遺伝子組換え生物等の安全性の確保 288 |
13.5 まとめ 289 |
第XⅣ章 技術士試験に見るバイオテクノロジー [著]矢田美恵子 |
14.1 はじめに 291 |
14.2 技術士(生物工学部門)試験 291 |
14.3 技術士第一次試験 292 |
14.4 技術士第二次試験 292 |
14.5 過去問題に見るバイオテクノロジーの最新動向 293 |
14.6 バイオテクノロジーと生命倫理 301 |
略語表 305 |
索引 307 |